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絶滅危惧種に指定され、欧州からの輸出が禁じられているのに、中国経由での
日本への輸入が明らかになったヨーロッパウナギ(欧州ウナギ)。
ニホンウナギの稚魚は記録的な不漁が続いており、今年も29日の「土用の
丑(うし)」を前に、ウナギの取引価格は上昇傾向にある。欧州ウナギの輸入業者は
「安いから輸入する。許可証もある正規の取引で、経済産業省からも了解を
もらっている」と説明している。
「ニホンウナギが高くなっているから、多少安いアンギラ・アンギラを輸入し
ている」 欧州ウナギを取り扱う業者は、業界の専門用語を織り交ぜながら理由
を説明した。アンギラとはウナギ属を意味し、アンギラ・アンギラは欧州
ウナギを指す。
生きたまま日本に輸入されるウナギは年間約5000トンに上り、そのほとんどが
ニホンウナギで、欧州ウナギは数%程度。国産のニホンウナギが高いもので
1キロ当たり約5100円、輸入ものは約4200円とすると、欧州ウナギは
3500円程度とされる。ニホンウナギに比べ、欧州ウナギは少し体長が短い
程度で、調理されれば味はほとんど変わらないという。
欧州ウナギは2009年にワシントン条約の付属書2に記載され、欧州連合は
資源を確保するため、10年12月から輸出を禁じる措置を取った。この規制の前に、
中国は大量の稚魚(シラスウナギ)をフランスから輸入しており、中国政府は
「10年当時のものを日本に輸出している」と説明してきた。
同じシラスであれば3年7か月以上、養殖していることになるが、欧州ウナギの
輸入業者は「規制後に闇で欧州から中国へシラスが入っているのだろう」と
推測する。YOL
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