14/07/22 20:41:59.27 0
統合失調症の治療に道開く 108の遺伝子領域確認
URLリンク(www.asahi.com)
朝日新聞 鈴木彩子 2014年7月22日13時08分
精神疾患である統合失調症の発症に関わる遺伝子を含む領域を、米ハーバー
ド大と英ケンブリッジ大、藤田保健衛生大(愛知県豊明市)などの国際研究チ
ームが新たに83カ所特定した。原因の解明と治療薬の開発に道を開く成果だ
としている。22日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
チームでは、アジアや欧米などの統合失調症の患者約3万7千人と、患者で
はない約11万3千人の遺伝子情報を比べて解析。精神疾患の研究では過去最
大規模の人数を対象とした。発症に関わる遺伝子領域の特定数を増やし、すで
に特定済みのものも合わせ、今回108カ所を確認した。
統合失調症への対処には現在、脳内の神経伝達物質の働きを抑える抗精神病
薬などが使われている。だが、原因が未解明のため根本的な治療法はまだない。
発症には複数の遺伝子が関わると考えられ、特定の研究が世界で続いている。
原論文:
Biological insights from 108 schizophrenia-associated genetic loci : Nature : Nature Publishing Group
URLリンク(www.nature.com)