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自分好みに育てたかった、と供述 倉敷・女児監禁容疑で逮捕の男
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倉敷市の小学校5年女児(11)が下校途中に連れ去られ、5日後に無事保護された事件で、
監禁容疑で現行犯逮捕された岡山市北区楢津、自称イラストレーター藤原武容疑者(49)が、
倉敷署捜査本部(本部長・野上幹夫刑事部長)の調べに、
「少女に興味があった。自分の好きな女の子のイメージ通りに育て、将来は結婚したかった」
と動機を語っていることが20日、捜査関係者への取材で分かった。
藤原容疑者は昨年12月、自宅の一室を防音機能を持つ部屋に改造。
外出する際などはここに女児を入れ、鍵を閉めて逃げられないようにしていたという。
その一方で、「女児の関心を引くため、たくさんお菓子を与え、テレビアニメも見せていた」
とも供述。女児に優しく接することで、騒がれないようになだめていたとみられる。
さらに、14日午後4時半ごろ、女児の自宅近くの路上で連れ去る際、
刃物のようなものを突き付け、「殺すぞ」と脅していたことも判明。捜査本部は未成年者誘拐もしくは未成年者略取の疑いでも調べる方針。
女児の自宅周辺では、藤原容疑者のと同じ車種で銀色の小型車がたびたび目撃されている。
4月には、ナンバープレートの上に別のプレートを重ねる偽装工作をしている、
藤原容疑者とみられる男を地元の女性が目撃。女児が不明になった後、
女性は覚えていた本来のプレートナンバー4桁を県警に情報提供した。捜査本部は計画的に女児を狙った可能性もあるとみている。
女児の母親(39)も、女児が銀色の小型車に付きまとわれていると県警に相談し、
4桁のナンバーを伝えていた。母親と女性が目撃した車の特徴やナンバーが藤原容疑者の車と一致した。
捜査本部によると、15人態勢で20日行った藤原容疑者方の家宅捜索では、
行方不明になった時に女児が着ていた制服とピンク色のランドセル、靴、水筒などを発見。
女児に食べさせたとみられるお菓子の空き袋も大量に見つかった。
(2014年07月21日 07時15分 更新)