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谷垣法相「ヘイトスピーチは許されることではない」「京都判決を考慮して対策考える」
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谷垣禎一法務大臣は7月17日、東京・有楽町の外国特派員協会で海外メディア向けの記者会見を開き、
外国人の「出入国管理」について、政府の取り組みを話した。
2020年の東京オリンピックへ向けて、観光客を呼び込むための「ビザ発給要件緩和」や、
外国人旅行客がスムーズに入国するための「待ち時間短縮」などに取り組んでいることを強調した。
また、多様な知識・経験持つ外国人を「高度人材」として受け入れるための法整備を説明。
さらに、「外国人技能実習制度」が本来の目的から離れた形で利用され、
人権侵害も起きているという指摘をふまえて、制度見直しに取り組んでいることにも言及した。
●「ヘイトスピーチは許されることではない」
質疑応答で、外国人記者から「(外国人を呼びこむということだが)ヘイトスピーチ問題について、
法的な取り締まりはどうするのか?」という質問が出ると、谷垣大臣は次のように答えた。
「ヘイトスピーチに関しては、たいへん恥ずかしいことだと思っております。
日本人はもっとおおらかな自信を持たなければいけない。自身に対するおおらかな自信をもつことができなくなっている。私はたいへん残念なことだと思っています。
これに関してはもちろん、いろいろな啓発活動をすることが大事です。
こういうことは許されることではない。政府として、閣僚として、政治家としても、あらゆる機会をとらえて発言していく必要があると思います」
●「京都」で起きた事件の判決に言及
「法的措置につきましては、私は京都出身ですが、京都におけるヘイトスピーチ活動について、
裁判所は第1審・第2審ともに、その違法性を認めた判決を出しました。
しかし、取締法規ということになりますと、場合によると、言論の自由や表現の自由との関係が
ないわけではありません。それをどういう立法にしていくかは、相当注意を払わなければいけないと思います。
裁判所があのような判断を示しています。法務大臣は判決が適切かどうかについて
論評をしないことになっていますが、ああいう判決が出されていることについては、十分に考慮して、いろんな対策を考える必要があると思います」
★1の日時:2014/07/19(土) 12:35:20.29
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