06/03/02 02:12:33 T8agEGb9
>>107
95です。
まず柿の木の話は単行本4巻に収録されてます。舞台は敗戦の色濃い
昭和十九年、とある満州引き上げ団一行が中国軍の空襲で殺され、
生き残ったのは大人の軍人三人と子供三人の計六人。一行は壕に
隠れながらギリギリの状態で敵軍をやり過ごし、内地に帰れる日が
来るのを待ち続ける。そんな中、若き兵士・大山が故郷の思い出を
子供達に語りながら壕の外に柿の種を植える。それが育つのを
極限状態の中の唯一の希望として過ごしながら・・・こんなお話です。
もはやトイレット博士でなくてもいいんじゃねえか(笑)と思える
舞台設定ですが、とりあえず名編ですので是非一読を!
ワイワイ校長の話は単行本28巻収録です。ビヤホールで一杯引っ掛
けてたメタクソ団(未成年四人いるのに:笑)と校長。スナミ先生
が隣のテーブルに座っていた外人にささいな事で喧嘩を売り、
胸ぐらつかんで脅していたのを見た校長の様子が激変。その外人は
校長が南方戦線に出兵していた時、ふとしたキッカケでジャングル
で出会い、敵味方を超えて友情を育んだ米兵サンダースと瓜二つ
だった。そして校長の回想へ・・・てなお話です。とりい先生って
締めるとこでしっかり締めるドラマやるから油断なりませんね。
>>108
それ、山奥の秘境にあるスナミ先生の実家に、スナミ家とメタクソ団
全員で遊びに行った時、スナミ先生みずからの口から語られた少年
時代の話ですね。両親は隠れキリシタンの咎で捕らえられて処刑され、
兄弟は病気で次々と死んでいった者もいれば、畑に盗みに入って殺さ
れたりした者もいて、当のスナミ先生は人買いに奴隷として買われた
経験もあったりとかなり悲惨な身の上で、それを聞かされたメタクソ団
は全員号泣。で、「まぁそれはウソなんだけどね」とひどいオチを
かますスナミ先生(泣)。しかし漫画の上とはいえ(時間軸も何もかも
が矛盾しまくってるし)、それがしっかり絵として描かれた2ページに
渡る描写はかなり怖くてトラウマになりましたよ。