【リレー小説】えなりの奇妙な冒険~冨樫の遺産編第27部at YMAG
【リレー小説】えなりの奇妙な冒険~冨樫の遺産編第27部 - 暇つぶし2ch439:431‐438
06/07/17 05:18:11 liFlJOMl0
しまった…痛恨のミス…。
>>434の一行目、脳内削除をお願いします。本当にすいません。


440:作者の都合により名無しです
06/07/17 10:02:39 +rGMGHNs0
おお~続きキタ!
相変わらず脳が痒くなってくるような電波っぷりが凄いw

441:作者の都合により名無しです
06/07/17 14:10:03 Ei8QPz2w0
やたー岩代キター。
これであとは大亜門と天野(リボーン)と西(ムヒョ)がくればほぼ全員そろうな!!

442:作者の都合により名無しです
06/07/17 14:39:18 WtPTrb210
いや「全員」の意味が分からんw

443:作者の都合により名無しです
06/07/17 18:19:15 rjCwSsP80
URLリンク(www.akitashoten.co.jp)
下の方で、とんでもない事になってるな。

444:作者の都合により名無しです
06/07/17 20:04:01 r0HDfA6v0
みえないひとキター
REDは核実験しすぎ

445:作者の都合により名無しです
06/07/17 22:00:50 fkZMZF930
>原作/横山光輝 脚本/今川泰宏 漫画/戸田泰成
>奇跡のトライアングルが生み出す、真ロボット伝説始動!

あまりにも厄過ぎw
なんだこの尋常でない化学反応起こしそうなメンツは

446:作者の都合により名無しです
06/07/18 20:44:54 bp6kXlC00
>>442
多分、週刊少年ジャンプ新人・中堅組の事だと思う。

447:作者の都合により名無しです
06/07/20 01:09:14 0oxF2ebb0
戸田が書いてる時点でもうwktk

448:作者の都合により名無しです
06/07/20 08:48:24 ZmA1xBXqO
戸田が書く横山キャラってその時点でネタなのに十傑集とか書いた日には一体どうなっちまうんだ

449:作者の都合により名無しです
06/07/20 09:21:44 qOHf8eEc0
つ[二代目軍師]

450:作者の都合により名無しです
06/07/20 15:17:17 Luml2mYx0
横山先生がお亡くなりなって版権がバラけたので、
十傑集含むGRは永久に日の目を見る事は無いのが残念だな。

451:作者の都合により名無しです
06/07/20 22:06:28 OMQ2iCe60
今のREDは厄いにも程がある
どう見ても週刊と戦力差逆転してるよ
案外こっちの世界でもREDは滅びたように見せかけて実は秋田上層部を密かに牛耳ってるのかもしれん

452:作者の都合により名無しです
06/07/20 22:28:46 NXSu2MiY0
いかんサイカチ外伝のために買ってこなくちゃ

453:作者の都合により名無しです
06/07/21 00:03:24 wqXKeWFm0
>>451
戦力といえばウルトラジャンプもダークホースだったり。

454:作者の都合により名無しです
06/07/21 00:17:08 c8Az5ACD0
UJの漫画家で実力者は既に色んな勢力にバラけてるしなあ。
生え抜きが少ないから当然っちゃ当然なんだが。

455:作者の都合により名無しです
06/07/21 01:17:53 wqXKeWFm0
主力全員が結集して戦ったらかなりのもになりそうだが>UJ
大半がそれぞれの勢力の主力だからな。

456:作者の都合により名無しです
06/07/21 04:41:33 c8Az5ACD0
だからその結集する現実味が薄いっつーことなんすけどw
うん、しかしこんな心底どうでも良い事で熱くなれる人間がまだ居る事は素晴らしい。

457:作者の都合により名無しです
06/07/21 15:38:14 BtRVtuTc0
UJ作家で現在登場済みとなると…

荒木飛呂彦
大暮維人
弐瓶勉
桐山光侍
萩原一志

ぐらいか?
あと確か以前に平野耕太も描いてたか…(このスレ的に)とんでもない面子だ…。

458:作者の都合により名無しです
06/07/21 15:42:07 /ewrYFoN0
木城と安永と鈴木央(死亡)も入れてやっておくれ
細かいの入れればカムイとか色々いる

459:作者の都合により名無しです
06/07/21 15:52:53 wqXKeWFm0
中平正彦に江川達也、熊谷カズヒロも元主力

伊東岳彦と六道神士、小林源文もちょこっと描いてたな。

460:作者の都合により名無しです
06/07/21 15:57:05 /ewrYFoN0
伊東老師まだ出てないべ

461:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:05:09 PGR9F13H0
>>431 >>432 >>433 >>434 >>435 >>436 >>437 >>438より

前回までのあらすじ

えなり「こ…ここが矢吹艦…!!」
久米田「私が矢吹軍の科学者…!! 謎のサンデー漫画家『K』よー!!」
荒木・鳥山(さてはマガジン漫画家――!?)
河下「みんながんばってね! あたしはモノ陰で応援してっかんね!!」
ハム「くらえ!!! ピーブー☆ザ☆アンブレラ!!」
岩代「バカッ!! 早く鳥山さんの身体に入るんだっ!!」   ロスト
えなり「ンナロ―――― こ…こんなところで… 消失してたまるかよォォ―――!!」
畑「こっち壁じゃないか―!!」

よくわかったところで本編をお楽しみください↓

西公平…いやハム対岩代俊明。因縁めいたものも有ったり無かったりする二人の死闘が幕を開けた。
一方えなりは今度こそ鳥山明の身体に憑依すべく悪戦苦闘中。
…と言うか隣で戦われると気が散る。身勝手なようだが人間臭い…かもしれない。
隣で行われている(であろう)激闘に比べれば低レベルではあるが、本人たちにとっては命がけの戦い。
先手を取ったのは…ハム。
羽ペンを取り出し、空間に曲線を描く(ただし羽側で)。その曲線になんだかよくわからないがエネルギーっぽいものを乗せて…

ハム「ピ~~~ヒョロ!!大伴黒羽斬(おおとものくろはねざん)!!」

鋭い、黒い斬撃が岩代を襲う。しかし岩代の表情は動かず…
   ケイ フウ
岩代「剄 楓 」

剄…魂の力をこめた手刀で斬撃を叩き落とす。手刀なのに叩くという表現はおかしいかもしれないがとにかく防御した。
そしてその手で野球ボールを生成し、掴み、投げる。高速で。武器と為り得る速度で。


462:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:05:52 PGR9F13H0
岩代「ゴーストバスター・ストライク!!」
ハム「うおっ、結構早いな。」

ハムもまた、先の岩代のように防御した。傘でボールを叩き落したのだ。
しかし、先程とは状況が違った。弾、つまりボールは一つではなかった。

岩代「ゴーストバスター・ストライク…マシンガンッ!!」

かわされても、防御されても、ボールを投げ続ける。まさに機関銃のように。
何を考えているのか。何を待っているのか。それとも何も考えていないのか。外から見ている者には判らない。
…そうして十秒も経ったころ、遂に痺れを切らしたハムが防御から攻撃的防御へと打って出た。
懐からか、或いは自らの体からか、大量の赤ペンを取り出し、投げる。

ハム「レッドマーカー!」

ペンは不気味な光を帯び、弾丸のように飛ぶ。
インクの代わりに血を求めるように。標的の存在自体を添削し、没にしようとするように。

岩代「くっ…」

ペンとボールの、武器としての威力自体にさほどの差は無い。いやむしろ、岩代のボールの方が攻撃力は上である。
ぶつかり合った球と棒は、互いに分解されあって消滅する。そのボール―剄の残骸が、ハムの髪をそよがせる程度の力の差は有る。
しかし、ハムの方が押していた。程無くして岩代は、回避行動を取らざるを得なくなった。
なぜか?連射力の違いである。岩代は技の性質上、一球ずつ投げなくてはならなかったが、
ハムは同じく技の性質上、一度に3~5本程度は撃てる。この差が互いの有利、不利として如実に現れ始めた。

えなり「まずい…実にまずい!西の連打に岩代さんが対応しきれなくなっている!」
岩代「……」

だが、岩代の顔に焦りの色は見えない。むしろ笑みを浮かべているようにさえ見える。
その顔は少しゆがんだ…そして、少し悲しそうな、覚悟を決めたものの貌だった。


463:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:06:29 PGR9F13H0
そして腕を動かし始める。たちまちのうちに、岩代の前、ハムと岩代の間に六角形を組み合わせた形の盾が作り出された。
   スイ ジン コウ ダン コウ
岩代「水 陣 "硬 断 甲 "」

ハムの放ったペンの悉くを受け止め、尚傷一つ付かないそれは亀の甲羅にも似て―

えなり「い…岩代さん!!」

えなりが叫ぶ。何かに怯える様に。何かを止めようとする様に。

岩代「心配するな。あの程度の攻撃ではこの盾は破れん。ボウズ、お前はお前のやるべきことをやれ。」

岩代が答える。不安を取り除くために。行動を促して。
しかしえなりは叫ぶ。忠告する。糾弾する。
                              ア ニ マ
えなり「僕がいってるのはそんなことじゃありません!今の技は、人間願望のキヌマ……『敵』の技じゃないですか!」
岩代「よく知ってるなボウズ。…だが気をつけな。行過ぎた知識は身を滅ぼすぞ。」

※身を滅ぼした具体例…雷電・本部以蔵など。

えなり「僕は読者です!一度読んだ作品のことぐらい覚えてますよ!それより岩代さん!
    そのまま敵の技を使い続けたら、どんどん暗黒面に堕ちて…最後にはみえるひと風に言えば陰魄になってしまうんですよ!!
    荒木さんみたいなのは本当に例外中の例外なんです!」
岩代「それでもかまわない。」

岩代は、言った。あっさりと、何事も無いかのように。しかし固い決意と、強い意志を込めて。


464:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:07:03 PGR9F13H0
えなり「な…」
岩代「確かに俺はあいつに、直接人生を狂わされたわけじゃない…。
   あいつは俺の家族の仇でもないし、漫画の連載を邪魔された訳でもない。
   だが、俺はあいつを、一人の人間として、漫画家として、許せない。
  子供たちの夢、『週刊少年ジャンプ』を汚したあいつを、許すわけにはいかない…。
   わかるかお前に…自分の愛した雑誌が腐っていくのを見る悲しみが……!!
   アパートの住人に『最近のジャンプはつまらなくなった』と言われたときの苦しみが………!!」
えなり「………」

岩代の全身から爆発しそうな感情が発散されているのが、肉眼でも見えそうだった。
いや、気の流れを見ることの出来る者であれば、はっきりと『みえた』だろう。
初めて彼がえなりの前に姿を現したときと同じ…激しい怒りが。そして…深い悲しみが。

岩代「だから俺は誓った。一生を…人生をかけてでもあいつを倒すと。
   …それが、それが西を、矢吹を止められなかった、ジャンプの読者たちを救えなかった俺の、せめてもの償いだ。
   そのためなら、例えこの身を魔道に堕とそうとも、煉獄の裁きを受けようとも構わない……ッ!!
  このまま今のジャンプで、生きながら死んでいくぐらいなら…本懐を遂げてから地獄に堕ちた方がましだ!!!」

…えなりにも、岩代の覚悟は伝わった。と同時に、彼が自らの命を削って戦うのを止めることは出来ないことも、同じく伝わった。
ならば、えなりのとるべき道は…!!

えなり「ならば、僕のとるべき道は…!!この鳥山さんの身体への憑依を完了させて、岩代さんと共に戦う!これしかない!!
    岩代さん…!!もう止めません。その代わり…僕が戦えるようになるまで、負けないでくださいよ!

    ……ちょうど僕が加わるあたりで大ピンチだと最高です。」
岩代「ハッ!言うじゃねーか、ボウズ!任せときな、お前の出番の分まで俺がやってやるから!」

えなりの科白はかなり切実な願いも入っていたが、残念ながら岩代には完全な冗談だと思われてしまったようだ。
そして、言うが早いか岩代は動き出した。
尚、少年漫画的なルールのようなものに基づき、このやり取りの間ハムはその辺にボーっと突っ立っていた。

465:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:07:33 PGR9F13H0
        アク セル   
岩代「行くぜ、西!疾 風 !!」
ハム「こ、このスピードは…!!」
えなり「消えた!?」

瞬間的な加速と希薄な存在感(戦闘中のため不完全だが)により、一瞬知覚不能になった岩代がハムに向かって突進する。
その手にはどこから持ち出したのか玩具のピコピコハンマー(砂入り)を持って…!!

岩代「…秘奥義!!!」

岩代の持つハンマーが、大きさを増す。その主の意思に呼応するように。

岩代「マジカル・オーロラプリティ……!」

さらにハンマーが大きく、重くなる。

岩代「グレーター・スイスマウンテンドッグ……!!」

いや、もはやそれをハンマーと言ってはならないのかもしれない。
それは、ハンマーと言うにはあまりにも大きすぎた。
大きく
太く
重く
そして
長すぎた。
それは正に
鉄塊だった。

岩代「……公平殺しッ!!!」

466:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:22:24 PGR9F13H0
そのハンマー…いや、鉄塊を、振った。
全力で。無造作に。しかし適当ではなく。
ド適当かつハム限定の必殺技ではあるが、その威力は本物だった。
ハムは、その薄い気配とすさまじいスピードに対応できず、真正面からハンマー…鉄塊と『熱烈なキス』をする破目になった。
衝撃と共に吹き飛ばされ、机や実験器具に衝突し、最後にすさまじい轟音とお約束のエフェクト『砂埃』を立てて壁に叩きつけられた。

えなり「ほ…本当にやっちゃったよ…。僕の見せ場が………。」
岩代「それは生存フラグだろうが!まあ、俺もやつがあの程度でくたばったとは思えねえが…。」

果たして、二人の予想(えなりは願望も入っていたかもしれないが)は当たっていた。
これもまたお約束の演出『段々と薄くなる砂埃の中から現れる』をしながら、シルエットでハムは現れた…四人で。
………四人!?

えなり「

      !?

           」
岩代「こ…これは!?どういうことだ!?」

砂埃が収まるにつれ、その顔が、正体が明らかになる。ハムは…確かにいた。しかし、残りの三人は……。

えなり「そ…そんな馬鹿な!あの顔は…!!」

桜野みねね。…琵琶を持っている。
平松伸二。…羽ペンを持っている。
八神健。…骨を持っている。
いずれも、とうの昔に退場したはずの漫画家ばかり。

467:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:23:01 PGR9F13H0
岩代「まさか…これも西の力か…!!」
えなり「え…!?どういうことです?」
岩代「あいつは…今は霊体で行動しているようだが、普段は漫画家の死体をツギハギして身体を作る。
   しかしだ…。あいつの本性は、剽窃家。パクリ漫画家だ。」
えなり「でも…パクリ漫画家なんて、あいつに限らず沢山いますよ。あいつの漫画にもあんな能力は出ていませんし…。」
岩代「まあ聞け。おそらくあいつのパクリ方はな…作品を読んで真似るなんて生易しいものじゃ無えんだ。
   漫画家の魂を捕食し、取り込むことでその力を自分のものとする…つまり、
  あいつは…あいつは…肉体だけではなく、魂もツギハギして作られている、いわば上級のツギハギなんだよ!!」
えなり「な、なんだって――!!」

最後は何故かMMRになっていたが、岩代の考えは正しかった。
ハムは漫画家の魂を自らの中に取り込むことで(表面上は)完璧な剽窃を可能とした、『進化した』ツギハギ。
逆に一部を分離させることで、今回のような分身、或いは使い魔の使役も可能になると言うわけだ。

えなり「で、でも…それならどうして、武器があんなのなんですか?あれは『ツギハギ漂流作家』に出たものですよ!?
    漫画家の力を100%引き出そうと思ったら、自分の作品の登場人物の能力を使う必要があるはずです!!」
岩代「大方、それがパクリ野郎の限界なんだろ。パクリ元…元ネタへの尊敬が足りない証拠だ。」
えなり「なるほど…。まあそれなら大丈夫ですね。僕もあと2、3分で動けるようになりますんで、それまでよろしくお願いします。」
岩代「早くしな。今度は本当に出番を貰っちまうぜ!」

そしてハムも、動き出した。

ハム「ピ~~~~~ヒョロ!ピ~~~~~~~ヒョロ!!!お前ら~~~!!あの生意気なガキと空気をやっちまいな~~~!!!ピーブー」
桜野「Sir!Yes,Sir!」
平松「Sir!Yes,Sir!」
八神「Sir!Yes,Sir!」

ガストの群れ(といっても三体だが)が、進攻を開始する。

468:案内屋岩代・極楽大作戦!!.
06/07/22 02:23:38 PGR9F13H0
……厳密には彼らは自分の意思で行動しているわけではないのでガストには含まれないが、
『理不尽な理由で殺されたもの』に当てはまると思うので許してほしい。

岩代「来いッ!!」
えなり「い…急がないと…このままじゃ本当に出番が無くなってしまう……!!」

                    To Be Continued...

469:作者の都合により名無しです
06/07/22 13:21:38 yBmuRrT10
うおおおおおw
このいかがわしいノリで熱いッ!滾るように熱い!!
ハム様の凶悪度は矢吹様を越えるな!

470:作者の都合により名無しです
06/07/22 23:32:38 61E23VVt0
強引に読ませるパワーに満ちているな
ハムは、あの木多も喧嘩商売の後書きでネタにしてるぐらいの奴だからw

471:作者の都合により名無しです
06/07/23 01:07:25 E0NqILyfO
KWSK

472:作者の都合により名無しです
06/07/23 14:09:28 oH9cpwWe0
>>471
俺も最近の流行を取り入れた作品を考えてみた
これでジャンプに返り咲けばバカ売れ必至!

とか言いながら、実際に描かれたものがどう見てもツギハギ
しかもツギハギが打ち切られた後に出た最新刊での後書き

473:案内屋岩代・極楽大作戦!! 作者
06/07/23 16:43:16 1DKbXlRn0
コメントくれた方と読んでくれた方に感謝。

…なんですけれども、いろいろ間違っているところがあったので改訂版をアップしました。

URLリンク(2-10.jp)
DLパスワードはenariです。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

474:二代目
06/07/23 19:43:24 zydz6Rs10
オッケー刻んだ

475:471
06/07/24 03:17:35 0GI6NKku0
>>472
アリガト。
喧嘩商売は立ち読みONLYで単行本買ってないので助かったよ。


476:作者の都合により名無しです
06/07/28 11:09:57 yjxv63oE0
ちょっと気が早いけど、すぎたんが出るとしたらやはりょぅι゙ょキャラですか?

477:作者の都合により名無しです
06/07/28 11:16:16 f87szRHR0
ハムに能力食われて死ぬサムライ役です

478:作者の都合により名無しです
06/07/29 12:06:50 3ii4EYWY0
いや無駄に長ゼリフの解説役だ

479:作者の都合により名無しです
06/07/30 17:10:56 nONmHOOKO
>>472
そりゃ、木多じゃなくて木多のアシの穴埋めページ

どうでもいいけど

480:作者の都合により名無しです
06/08/04 21:56:08 hDk7Si5/0
そういえば、板垣と森川って今一緒に行動してるはずだが、あの二人は亀田についてどう思ってるんだろうか・・・


481:作者の都合により名無しです
06/08/04 22:29:49 rnZKIyUq0
焼肉屋で肉を奪い合いながら愚痴りあってケンカしてるよ

482:作者の都合により名無しです
06/08/05 01:44:21 8/MtbF010
ジョージはヴォルグ対千堂で地元ジャッジの悪辣さを描いてるからあの程度では動じんだろうな
板垣はUWFとか見せ掛けの真剣勝負は嫌いだし、ああいうのには腹立ててそうだけど
昨今亀田を顰蹙してただけに

483:作者の都合により名無しです
06/08/10 08:23:45 MZNiD+Dt0
保守~

484:作者の都合により名無しです
06/08/10 08:29:38 eSwVSRIP0
ふと思ったが喧嘩商売は剣客商売と掛けてるのかねえ。

485:作者の都合により名無しです
06/08/13 17:11:12 Bk0x5txo0
ちょっと聞きたいんだが、万乗スレで使われている「BP」ってどういう意味?

486:作者の都合により名無しです
06/08/13 17:26:06 2w6fmo020
>>485
確か『万乗パンツ』の略。
詳しいことは

①自分で検索する
②詳しい人が教えてくれるのを待つ
③『勝手に改蔵』を読む

のどれかをすればわかる筈だ。

487:485
06/08/13 22:52:08 bPFv5+gk0
確認したよ、サンクスw

488:作者の都合により名無しです
06/08/19 21:48:09 Uu0zWrVf0
戸田のGR凄すぎなんだが……しかも登場人物がみんな変なポーズとってるし

489:作者の都合により名無しです
06/08/21 15:44:58 YZHr4NXY0
予告の時点で素晴らしい反逆っぷりだったなw

490:作者の都合により名無しです
06/08/21 16:38:43 seb3gdDe0
戸田は元気か。羨ましいねえ・・・・
最近病気がちで本屋に行くのもままならないyo

491:作者の都合により名無しです
06/08/22 06:36:52 xJoOd9r+0
戸田も最近まで闘病生活してたらしいぞ
それが連載できるまで回復したんだ、おまいさんも頑張れ

492:作者の都合により名無しです
06/08/22 09:24:00 y46qpf+V0
マジかよ・・・
うわすげー頑張る

493:魔術師
06/08/27 00:35:49 LIS713jK0
>>134
唯一の障害であった真船を突破し、余湖軍団の残存兵たちは医務室の扉をこじ開けた。
そこには、傷つき動けない、無防備なガンガン・サンデーの漫画家たちが狩り放題

……なはずであった。

「「「!!??」」」

余湖たちは自分たちの目の前の光景に一様に驚愕した。
確かに医務室の扉をブチ破ったはずなのに、この通路には医務室以外の部屋は無いはずなのに、間違えようがないはずなのに。
余湖軍団が見ていたのは、何も存在しない、ただコンクリート打ちっぱなしの壁だけが見える殺風景な部屋であった。

「お前ら……誰が重傷者襲うなんて小さい事をしろといった?」

背後からの声に、余湖たちは一斉に振り向いた。
そこに立っていたのは、長身痩躯の男だった。
真っ白な長髪、白で統一された防弾コート、アクセントのように走る顔の傷。
余湖たちは、その男を知っていた。恐怖と共に。
空間をも飛び越え、時にはねじ曲げるほどの力を持つ、秋田書店随一の“殺し屋”。
米原秀幸が、そこにいた。

「やり過ぎたなお前らは……秋田の看板に泥を塗った」

カマイタチで何度も体を斬りつけられるような、凄絶な殺気の風が米原から吹いていた。
その威圧感に、たじろぎ、どよめく余湖たち。
彼らの動揺を尻目に、米原は言った。

494:魔術師
06/08/27 00:37:12 LIS713jK0
「だが、腐っても同じ看板で仕事をした間柄だ。このまま大人しく立ち去るなら、今回だけは見逃してやる。どこへでも行け」
実につまらなさそうに、吐き捨てるように米原は言う。
侮蔑も露な態度に、余湖たちは萎えかけていた怒りに火を点され、一斉に銃口を米原に向けた。
「丸腰でナニをかっこつけてんのよ、米原センセーよお?」
「とっとと命ごいでもするべきじゃん」
いかにコートが防弾とはいえ、居並ぶ圧倒的な銃器の前には紙の楯に等しい。
熟練者の殺気に気圧されはしたが、冷静に考えれば自分たちの優位は圧倒的であることに気付く余湖たちは俄然強気になった。
「素手で来るなら遊びのうちだ。
 刃物なら、それなりに対応してやる。
 銃 を 弾 く な ら 覚 悟 し ろ 」
だが、米原は変わらず冷徹な態度のまま、冷えた鉄のような殺気を振りまいている。
「ラァ! ラァ! ラァ!」
「キャオッ!」

   ガガガガガガガガガガガガガガガガドドドドドドドドドドドドドドドタタタタタタタタタタタタタタタ!!!

蟻の這い出る隙間もない、猛烈な銃火が米原ひとりに殺到した。
米原は持っていた大きな黒のアタッシュケースを前方に構え、さらにその上に両肘をたてた状態で、迫る弾雨をあろうことか両腕で受け止めた!
米原の両腕は凄まじい銃弾を受け、人工皮膚が見る間に削り取られ、余湖たちの目にその正体をさらした。

「て……鉄の腕…!?」

余湖たちの目に映ったもの……それは黒光りする異形の鋼鉄の両腕であった。


495:魔術師
06/08/27 00:38:55 LIS713jK0
「ビビるこたぁねェ! 電気仕掛けのおもちゃだろが! 鉄クズにしてやらあ!」

米原の異形の両腕に度肝を抜かれた余湖たちだが、すぐに立ち直ると、一斉に銃撃を再開する。
さらに苛烈になった銃火の嵐は、米原の鉄の腕をさんざんに打ちのめし、抉り、削り、破壊していく。
やがて、弾倉を交換する頃には、米原の両腕は見るも無惨にズタズタにされていた。

「へっ見ろよ、ボロボロじゃん」

そう嘲る余湖たちだが……

「でも……笑ってやがる…?」

米原は動揺するどころか、その顔に悪鬼の笑みを張り付かせていた。
その形相に、寒気を感じる余湖たち。

「へっ…へへっ…そんな鉄クズで…何ができるってゆうじゃん!!」

そう言った瞬間……その一瞬で、勝負は決まっていた。

誰の目から見ても最早、義手の用を為さない鉄クズ同然に成り果てた両腕……その右拳に当たる部分を、米原はさりげない動作で左肩に添えたのだ。

                  ュ      ン   !

不可視の銀光が真一文字に走ったのは、次の刹那だった。

「……え……」

自分達の体にごく細い線が引かれ、そこを境に思い出したように体がずれていき……
そして、傾いていく視界の中で、米原の右手に握られた物体を発見した段になって、ようやく余湖たちは己の身に何が起こったのかを理解した。


496:魔術師
06/08/27 00:40:11 LIS713jK0

「……嘘じゃん……そんなモノ……どこから……」

かすれた声を血と一緒に吐き出しながら、まっ二つになって崩れ落ちていく余湖たち。
その様を冷たく睥睨する米原の右手には……いつの間に何処から取り出したのであろうか……刃渡り4メートルはあろうかという並外れた長剣が忽然と出現していた。

「……これが……“魔術師(マジシャン)”米原秀幸の……」


「…………“ 遠 殺 剣 ”…………」


その呟きが最後だった。
残されたのは、無数に折り重なる余湖たちの死体だけであり。血なまぐさい風が静寂に溶け込んでいくのみだった。
それすらも、余湖たちの爆発による閃光で散り散りにかき消され、吹き飛んだ。


その数秒後、米原は一人で、医務室の扉の前に立っていた。
余湖たちが放った銃弾の跡も、薬莢の一つさえも、その場には転がっておらず。
どこもかしこも修羅場の矢吹艦にあって、そこだけは場違いのように静寂だけがあった。
米原は用済みになった義手を外し捨てると、足でアタッシュケースを開く。そこには大量のスペアの義手が収納されている。
米原は両腕が無い状態で、器用に新しい腕を付け替えると、アタッシュケースを閉じた。
そして、医務室の扉を一瞥すらせずに、無言で立ち去っていく。
その表情から何かしらの感情を把握することは、誰にも不可能であった。


497:作者の都合により名無しです
06/08/27 11:28:05 yqqoxsmb0
おお新作だヨネコだ最新版米原だ
タイの国境のテロリスト並に落ちぶれた余湖が哀れよのキャオラ

498:作者の都合により名無しです
06/08/27 20:25:12 HH3NQTrq0
米原…所属KIYUだったっけ? 久しぶり過ぎ
色々と使える能力多いし、スレ最盛期にもうちょっと活躍して欲しかったなあ

しかし前回投下から一ヶ月以上経ってるのか
ぶっちゃけ半ば全ジャンルOKの漫画雑談スレとして運用されつつあるよなあこのスレ



499:作者の都合により名無しです
06/08/27 20:29:54 ojdoIF4y0
それもまた良し。
歩みを止めさえしなければ、いつかは終着点にたどり着く…と思う。


…今回の投下でずいぶん書きやすくなったのはジョジョにも言えぬわしだけの秘密よ。

500:作者の都合により名無しです
06/08/28 17:15:41 LiXP+VSk0
そうだな我々は「結果」だけを求めてはいない。
「結果」だけを求めていると、人は近道を(ry

501:作者の都合により名無しです
06/08/28 17:38:46 kW9VsylU0
『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を(ry

502:作者の都合により名無しです
06/08/28 19:54:21 sy8xfUk90
そんな風にJOJOっていた時期が俺にもありました。

503:作者の都合により名無しです
06/09/04 21:31:24 v99F869t0
ジョジョ保守

504:作者の都合により名無しです
06/09/08 09:45:25 zkIgUcsr0
小畑がタイーホされたそうだが、ここで島ブーの時事ネタやってた時のこと思い出した

505:作者の都合により名無しです
06/09/08 13:41:10 fdjpvYtm0
銃刀法違反ネタをここでやったら何割の漫画家が捕まるやら

506:作者の都合により名無しです
06/09/15 19:30:19 F7OORKZ80
保守

507:結界師vsエクソシスト
06/09/16 14:45:50 Jjd8wyYd0
前スレ540から
剣のごとく尖った爪で切り裂かれ、深手を負った西森が膝をつく。
大量の出血で全身は濡れそぼり、顔色は真っ青になった西森に、怪物と化した梅澤が地響きを伴いながら歩き寄っていく。

「……西森さん!!」
西森の惨状を遠目で見た田辺イエロウが、叫ぶ。
自分達3人の中では最強の実力を持つ西森が敗れれば、こちらの敗北は確定する。
その事実に、彼女は焦った。頬を冷や汗が伝う。
─救援に入れるか?
……と、そんな事を考えた瞬間。
雨のようなビーム状の砲撃が、田辺に降り注いだ。
「……結!!」
咄嗟に結界を張り、全ての砲撃を弾き消す。相当な衝撃があったが、なんとか無傷でしのぎきった。
「『タイマン』の最中に余所見するなんて余裕じゃない?」
そう言ったのは、左腕を巨大な砲に変形させた女─星野桂だ。
「……気に障った?あまりそういうことにこだわり持つようなタイプには見えないけど」
先ほどの焦りを微塵も見せない冷たい表情で、そう言い返す田辺に、
「いいえ。ただ、その防御力はちょっと嫌になっちゃうわね。本当、自分の攻撃力に自信がなくなるわ。自己嫌悪でしばらく眠れなくなりそう。うふふふふふふふふふふ」
星野はそう言ってニッコリと笑うが、目の下に大きなクマの浮いた彼女の笑顔は病的でかなり怖い。
田辺の冷たい美貌にも、心なしか先ほどとは別種の冷や汗が浮いていた。
「そう。いっそのこと、このまま永眠させてあげるわ」
気をとりなおして物騒な台詞を吐く田辺。
「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」「結!」
剣指を作り、無数の結界を生み出す。
「確かに、貴女の結界の防御力は凄いけど……」
だが、田辺が怒涛のごとく繰り出す結界の乱れ撃ちに対して、星野はまるで意に介した風もなく空中を踊るような速度と身のこなしで、縫うようにかわしていく。
「でも、貴女の攻撃もあまり意味がないのよね。どれだけこっちの動きを読もうと、貴女の結界の成形スピードじゃあ─私の足には追いつけないから」
自信ありげに言う星野の足は、オーラを纏った黒いブーツで覆われている。
これが彼女の能力─「イノセンス」のひとつ、『黒い靴(ダーク・ブーツ)』。
その動きはさながら、胡蝶のように天空を舞い、そしてその威力は─
「ぐうっ!!」
瞬く間に田辺の背後をとると、結界ごと彼女を蹴り飛ばした。さながら、鋼鉄が地に落ちるがごとく。

508:結界師vsエクソシスト
06/09/16 14:49:03 Jjd8wyYd0
「転換(コンバート)!」
さらに、左腕の砲を鬼の爪のような形状へ変化させ、体勢を崩したところに切り付けた。
田辺の周囲に張った結界が、浅く切り裂かれていた。今までの攻撃のなかで、その威力は最も高いことは間違いない。
星野は深追いはせず、高速で後方に離脱、距離をあけた。
「もうひとつ言っておくわね。その術、接近戦には向いてない。近すぎれば術を繰り出せず、攻められれば防戦で手一杯、ついでに身動きもとれない。せいぜい懐に入られないようにした方がいいわ」
星野の指摘に、田辺は臍を噛んだ。
再び高速で接近してくる星野。迎撃するべく、田辺も多数の結界を出して応戦するが、
「十字架ノ墓(クロノス・グレイヴ)!!」
今まであれほどの強固さを誇っていたはずの結界が全て、紙のように容易く十字に切り裂かれていく。
星野の突進は、完全に加速がついていて止まらない。
(妙ね。手ごたえが無さすぎる)
ふとそのような疑問が浮かぶ星野だったが、その勢いはもう自分でも止めることができなかった。
遂に、田辺が自身の周囲に張ってある最後の結界までもが呆気なく切り裂かれ、そして必殺の爪撃が、田辺の全身を無残に切り裂き砕く─!!
 ─ガキン  !!
だが、星野の左手に伝わったのは、肉を切り裂く柔らかな手ごたえではなく、まるでとてつもなく強固な鉱物を叩いたような硬質な感触。
(これは─!?)
星野は驚愕した。彼女の攻撃を受け止めたのは、田辺の剥き身の右腕だった。
「懐が何?」
いや、違う─いつものように剣指をつくった右手だけでなく、その全身から黒い炎のようなオーラが噴出し、コーティングしているのだ。
「あたし、説教って大嫌いなのよね」
黒い炎のような形状の結界に包まれた田辺の剣指は、星野の左腕を受け止めただけでなく、
パキィ─!!
と、巨大な爪を軽々と突き破っていた。


509:結界師vsエクソシスト
06/09/16 14:50:20 Jjd8wyYd0
パラパラと破片が剥がれ落ちる左腕を見て、星野は感嘆の声をもらした。
「全身を覆い鎧のように防御もすれば、触れるものは弾き飛ばす攻撃にもなる結界……こんな切り札があったなんて」
むしろ嬉しげに呟くと、星野は即座に飛びのき、大きく間合いをとった。
左腕はボロボロと崩れ、こめられた霊力がバチバチと電気がショートしたように紫電となって漏れている。
「案外脆いのね、あんたの腕」
冷ややかな嘲りに、星野は苦笑した。
「そうね。これって威力は高いんだけど脆いのが弱点なのよね。この前、潜水艦の中で『鬼の手』とぶつかった時も結構深い傷つけられちゃったし……」
自嘲するように陰鬱な空気をたたえて呟く星野だが、すぐにこう切り返す。
「でも、そっちもまだ完成の域には達してないのね、その術。本当だったら、その領域に踏み込んだ者は跡形も残らず消してしまうぐらいの威力があるはずじゃないかしら?」
「…………」
鋭い洞察による指摘に、田辺は押し黙った。その沈黙が、星野の言葉を肯定している。
「……ま、どっちにしろ腕をこんなにされたんじゃ、今回は私の負けね。お互い、次があるかどうかは分からないけれど」
あっさりと敗北を宣言すると、星野は腕の武装を解いた。穴の開いた左腕が酷く痛ましく見える。
「できるだけ長生きしてね?私はもっともっと、今回の戦争を観察したいから。それが『ブックマン』としてKIYUに参加している私の目的であり、存在理由。それじゃあね」
そう言い残して、星野は一瞬にして、この場から消え去った。
ひとまず、当面の相手を退けたことに一息つく田辺。
さすがにKIYUの一員だけあって曲者だった。この先、油断のできない相手であることは確かだが、とりあえずは危機のひとつは去ったと見ていいだろう。
─と思った、そのときだった。
一際大きな打撃音と、それに続いて重いものが地面を転がる音。
田辺が振り向くと、そこには。
血塗れになって膝をつく松江名と、それを冷酷な目で見下ろす三好雄己の姿があった。


510:作者の都合により名無しです
06/09/16 15:19:57 2YLyu/aq0
おおっ西森ルートが1年ぶりに動いたぞ
結界のバリエーションが増えてるー

511:作者の都合により名無しです
06/09/16 19:51:58 nm92ipgA0
いや、素晴らしい。
このところ投下が相次ぎ(と言っても以前に比べれば、だが)
嬉しい限り。

ただ、一つだけ訂正させてもらうと、
「十字架ノ墓」の読みは「クロス・グレイヴ」が正しかったはず。

512:作者の都合により名無しです
06/09/16 22:12:29 Dchwr3on0
松江名がんばれ超がんばれ

リアル三好って最近見ないな。漫画家辞めて武者修行にでも出たのかね・・・

513:作者の都合により名無しです
06/09/17 00:33:55 s8OZ0Zkz0
アリの巣コロリってあるじゃん。
蟻の行列にポンと置くと、一瞬ビックリして列が乱れる。
邪魔だなと言わんばかりに迂回する列が出来る。
そのうち好奇心旺盛な一匹がアリの巣コロリに入る。
そいつをマネして何匹も入る。
毒とも知らずにツブツブを運び出す。
一匹が一粒づつ。
いつのまにか行列はアリの巣コロリが折り返し地点になる。
黄色い粒と黒い蟻が作り出す模様は綺麗で見てて楽しい。
一匹が一粒づつ、丁寧にせっせと毒の粒を運ぶ。
せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。
蟻さんって働き者だなと思う。
俺も頑張らなきゃなと思う。
次の日、あれほど沢山いて俺を困らせた蟻が一匹もいない。
ほんとにいない。
探してもいない。
泣きたくなった。





このレスを見た人は4日後にあなたの大切な人がいなくなるでしょう・・・・
それが嫌ならこのレスを5つの板にコピペしてください。
信じるか信じないかはあなた次第です。


514:作者の都合により名無しです
06/09/17 07:49:49 zeU0KDeZ0
うおっ 久しっ

515:作者の都合により名無しです
06/09/17 12:25:41 B+3nrXox0
超こち亀読んだらなぜかこのスレが頭をよぎって久々に来てみた
まだ続いてたんだ

516:作者の都合により名無しです
06/09/18 16:47:47 ov3jV6wY0
【童貞】えなりかずきについて語ろうぜ part32【ちゃうわ】
スレリンク(slotk板)

517:作者の都合により名無しです
06/09/19 19:25:49 Y5nup0fW0
戸田のGR、あらゆる意味で厄過ぎるな

518:作者の都合により名無しです
06/09/19 20:53:30 N0LmKJja0
またどうでも良い雑談するの?

519:作者の都合により名無しです
06/09/25 22:04:16 VK5/0IRY0
村雨くん突き抜け確認ついでに保守

520:作者の都合により名無しです
06/09/26 06:41:56 qG5L87sC0
>>518
確かにこの現状は良いとは言えないが、そんな乱暴な物言いは感心しない。
今のこのスレに満足がいかないなら、まずは自分がスレを活性化させようと努力するべきではないだろうか。

521:作者の都合により名無しです
06/09/26 16:45:54 bXUGkLl20
まあマッタリ行こうぜ
西森ルートの続きは2、3日以内には投下するからさ

522:作者の都合により名無しです
06/09/28 11:53:25 b3B8i/3G0
待ってる。全裸で。

523:コンテンポラリーネイション2  サヨナラ*ヘヴン
06/09/29 06:26:35 Ckfl2ZNn0
前回までのあらすじ
「こんなところ見てる暇が合ったらさっさと本文を読め!」
「教えてやれよ!」
---------------------------------------------------------------------------
さて、ここで話を医務室に戻そう。
時系列としては安西信行の死亡直後、雷句誠の覚醒前に相当する。
今回の主役は…。

椎名『安西が死んだ…。だがこれもおそらくは発端に過ぎない。
   これはいうなれば前哨戦…!!これから起こる、秋田書店対小学館の……!!
   「そのとき」はもう遠くない…下手をすると、明日にも戦争が始まるかもしれない。
   早すぎるというかもしれないが、ここ数日の異常な展開を鑑みれば、そう突飛な考えでもない…!
   避けられない戦いなら、勝たねばならない…だが、どうやって?
   安西は死に、雷句君、村枝さんも劣勢…藤田さんは行方不明…僕の遠隔透視でも見つからない…
   留美子さんは暗黒面に堕ちていた影響か不安定だし、当の本人、椎名高志は…』

あのサッカーで負った重傷のため、動くこともままならない。
文珠も軌道型超能力(念動、瞬間移動等)も使えず、なのに遠隔透視は見え、予知に至っては半ば無意識に発動してしまう。
見ているだけで何も出来ない、考えようによっては…いや考えるまでもなく、最悪の状態である。
そんなことを考えて憂鬱な気分になったりこの状況を好転させる策を考えたりしているうち、椎名高志はあることに気がついた。

椎名「……誰だ!?」

誰かが、いる。医務室で休んでいる他の漫画家ではない。知っている人間の気配ではない。
今攻撃でもされたら対抗手段はない。またも思考の迷路に入り込んだ椎名に対し、その人物は…語りかけた。

??「椎名高志君だね…?恐れなくともいい。私は君の…そう、味方だ。」
椎名『何だ味方か…味方なら心配しなくてもいいな…。』

524:コンテンポラリーネイション2  サヨナラ*ヘヴン
06/09/29 06:32:39 Ckfl2ZNn0
普通ならここで、いくらか警戒するだろう。相手が誰か、何者なのかもわからないのだ。
だが椎名は納得してしまった。これは別に、椎名の判断力が鈍っていたわけではない。
ただ、その男…声でどうやら男らしいとわかった…の声が、ある種の魔力のようなものを帯びていて、
聞くものを無条件に信頼させてしまうだけのことである。

椎名『それで…僕に何の用です?見てのとおり今の僕はサッカーで負った怪我のせいで動くことも、能力を使うことも出来ない状態です。
   何かしてくれと言われても無理な相談ですよ。』
??「いや、今の君がどのような状態だろうと関係ない。君でなくては駄目なのだ。」
椎名『ほう…一体どんな用です?僕でなくては出来ないことなんて、そうあるとは思えませんが。
   自慢じゃないですが僕は読者から「教科書的」だとか「堅実すぎて意外性がない」とかよく言われるタイプの漫画家ですよ?』

椎名の語りがやや自虐的なものになった。羨ましいのだろう。独自の、真似出来ない色を持つ漫画家が。読者の予想を裏切ることの出来る漫画家が。
……時には本筋に手を加えてでも、時代の望むものを描ける漫画家が。

??「そんなことは関係ない。むしろ君のような古風で堅実な漫画家にこそふさわしいことだ。」
椎名『それはどうも。で…具体的にどうすればいいんです?』
??「もうすぐ戦争が始まるのは、君も知っているな?」
椎名「え、ええ…」

椎名に動揺走る。なぜこの男は、戦争の起こるであろうことを知っているのか。予知の力を持つ自分以外に知る者がいるとは思えなかった。
この男も予知能力を持つのか。あるいは、戦争の首謀者クラスの大物なのか。彼には判断つきかねた。
またそうであったとしても、なぜ椎名が戦争が起こると知っていることを知っていたのか。
これは精神感応能力者であれば不可能なことではないが、戦争に関する記憶と思考にはプロテクトをかけておいたはずだ。そう簡単にはずせるものではない。
またも答えの出ない思考の袋小路に陥った。

??「しかし今の君たちの状況はあまり良いとは言えない。」
椎名『そのとおりです。何かそれを打開する策でも?』
??「あるとも。強力な味方を増やせばいい。
   そう簡単ではないと言うだろうが、とりあえず一人居場所を知っている。その上その男に会えるよう、君に私の力の一部も与えよう。」
椎名『ありがたい話ですね。しかしひとつわからない。なぜあなたは僕…というより僕たちにそう力を貸してくれるんです?
   いやその前に、あなたは誰なんですか!?』

525:コンテンポラリーネイション2  サヨナラ*ヘヴン
06/09/29 06:33:37 Ckfl2ZNn0
そういって椎名が振り向いた先には、四つの影があった。ひとつは人型、あとの三つは…よくわからないが、動物のようだ。
今椎名と話しているのは、どうやら人型の影…多分人間…らしい。
顔は逆光というわけでもないのに全く見えない。だが何故か、懐かしい感じがした。

椎名(僕はこの人を…知っている。とても偉大な人だ。…僕にとっても、漫画界にとっても。)
??「私は、もう死んだ…死んではいないが、もうすぐ死ぬのだろう。そんな人間のことを知っても仕方あるまい。
   それに君はいずれ、私の遺産を受け継ぐことになるはずだ。どうしても私のことを知りたければ、そのあとで十分だ。
   それで、私が君たちに味方する理由だったな…。実は、君たちと敵対する秋田書店が『神』を復活させようとしているらしいのだ。
   それだけは避けなければならない。しかし私一人の手には余る。そこで君たちと協力したいわけだ。」
椎名『僕が…あなたの…?「神」とはまさか、あの手塚…!?いやそれよりも、あなたが死ぬというのですか!?
   いけません!あなたは死んではならない!あなたのような偉大なる人物を失うことはあってはならないことです!』
??「ありがとう。だがこれは、ある意味でもう終わったことなのだ。今ここにあるのはいわば影…とうにこの世界を去ったものの残滓…
   正確な表現ではないかも知れんが、そういうことだ。さて、そろそろ君も目覚めなければ…。」

そういうと、男に付き従っていた三つの影が椎名の方へ歩み寄っていった。
それに伴って、その姿も動物から人間へと変わる。そして、隠れるように消えた。
男も、この場から…いやこの空間からか…立ち去ろうとしているようだ。徐々に遠くへ行くように、その姿は希薄なものになる。

椎名『待ってください!行かないでください!…なぜ、なぜあなたが…あなたが死ななくてはならないのですか!?
   ………横山光輝さん!!!』
横山「悲しむことはない…全て運命とは言わないが、これは起こるべくして起こったことだ…。
   それにまあ、これが最後の別れというわけでもないからな…。では、また…。」
椎名『横山さあああああん!!!うわぁぁぁぁああああ!!!!!」

そこで、目が覚めた。
ベッドを降りてみたが、あたりに人の気配はなく、人がいた痕跡もない。椎名の接触感応でも、何も発見できない。
全ては、熱に浮かされた椎名の白昼夢だったのか?
否。
現実というにはあまりに曖昧だが、夢というにはあまりにもしっかりとしすぎている。
そして何よりも、今まで満足に動くことも出来なかった椎名が、歩き回って超能力を使えるまでに回復している。
これこそが、あの白昼夢が現実であったことの何よりの証拠ではないだろうか?

526:コンテンポラリーネイション2  サヨナラ*ヘヴン
06/09/29 06:34:40 Ckfl2ZNn0
椎名「横山さん…なぜあなたが死ぬのか、僕にはまるでわからない。
   でも、これだけはわかる。僕は、あなたを死なせたくない…!!」

そして椎名は動き出す。横山の言う『味方』に会うために。
その男なら、横山のことを多少なりとも知っているだろうという希望もこめて。
病人服を脱ぎ捨てると、ロッカーを空ける。……学生服が何十着と掛かっている。
しばし考えた後、その中から一着選ぶと、傍らの机においてあった眼鏡を掛け、椎名高志は歩き出した。


                    To Be Continued...

527:作者の都合により名無しです
06/09/29 12:47:21 TB7aC1qS0
おう、また難しいところを狙ってきたな
椎名は偽留美子に骨抜きにされて以来だったっけ
軍師はやはりちょっぴり寿命が延びただけなんだな・・・・

528:作者の都合により名無しです
06/09/30 06:12:23 +303VZun0
活性化に期待

529:作者の都合により名無しです
06/09/30 10:54:46 WcFBleStO
数ヶ月ぶりに見たけど、俺の書いてた旅景色系が続いてて嬉しい。別の作品(オリジナル)にかかりきりでもうこのスレには参加できそうもないけど、応援してます。

530:作者の都合により名無しです
06/09/30 22:58:47 ZKXlnyJ50
誰か全体状況まとめてください

531:作者の都合により名無しです
06/10/03 09:32:45 TC7I4h/20
お、新作来てた!
キャラの口調が違うのが玉に疵だがGJ!!
それにしても軍師って相変わらず何を考えてんのか良く分からんね
まあ、何が起こったとしても、「しまった、これは横山の罠だ!」の一言でOKな便利キャラだけどw

532:コンポラ2作者
06/10/03 11:13:20 jBog4RMN0
>>531
>キャラの口調
横山の口調はどんなのがいいかよくわからなかったので。
椎名のほうは格上が相手+今回のキャラが皆本だったため、今までと違うかもしれない。

<ネタばらし>
椎名の絶対可憐チルドレンがバビル二世のオマージュらしいので、
椎名が二代目横山光輝を襲名するとかそんな感じを妄想していたり。
</ネタばらし>

533:作者の都合により名無しです
06/10/03 13:30:37 8foVkI+g0
椎名のくせになまいきだぞ!

534:作者の都合により名無しです
06/10/10 21:12:04 7Z7LXyMh0
ほす

535:作者の都合により名無しです
06/10/15 22:06:33 QvLs+mGc0
保守

536:作者の都合により名無しです
06/10/21 19:52:31 y0R7/ago0
hoshu

537:作者の都合により名無しです
06/10/25 00:34:12 RFyfk7Nb0
このパートスレまだ続いてたのか・・・
当時初代スレにエロを期待して見ていた俺が保守しますよ

538:作者の都合により名無しです
06/10/25 21:56:19 Js0yw7lI0
もしかして初代の>>1!?

539:作者の都合により名無しです
06/10/26 18:18:01 r/RLBOMp0
まじすか

540:作者の都合により名無しです
06/10/28 00:03:58 RwqwBidY0
何もかもを巻き込んだ想像で

541:作者の都合により名無しです
06/10/30 11:27:17 fwu2EoHD0
あっそっぼうってか

542:作者の都合により名無しです
06/11/07 09:39:10 XJa/kvLU0
保守

543:覇王決定!!
06/11/16 07:04:08 2Ugd/IWT0
25部スレ、561の続き

空は厚い雲のベールで覆われていた。一筋の光も差し込まない不吉な空。
「ハァハァハァハァハァハァハァハァ・・・」
闇の中で奇妙な息遣いが響く。明らかに尋常でない荒げ方。
「ガハッ ハグハグ ガツガツ バクバク ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ」
何かを咀嚼する音が続いて、延々と続く。その様子は、人というより獣のそれに近い。いや、獣そのものだ。
「プハアッ う・・・うめええ~~!!」
一つの皿をたいらげた男が、至福の声をあげた。

「そーだろ、うまいだろ~~!」

突然、頭上から声がかけられた。
次の皿に手をかけた男が、ぎくりとした表情で、そちらを見た。
凶相の男がリンゴを齧りながら、男の恥も外聞もない喰いっぷりを心底愉快そうに覗き込んでいた。
「あ・・・」
それまで目の前の料理を我を忘れて貪り喰っていた男は、ハッと正気に返ったように
「い・・・いや、うまくねえ。こんなの全然ダメ」
慌てて取り繕うが、直前までの言動を考えれば説得力などあろうはずもない。
すると、リンゴの男は、相手のちっぽけな矜持を見透かすように悪魔じみた笑いを浮かべて言った。

「 ウ ソ つ け !

強がっても、お前はその手を放す事さえできねーじゃん」

「う・・・」
自分の手にいまだ未練がましく握られた完食済みの皿を見て男はグウの音もでなくなる。
「オレの勝ちだ!」
勝ち誇りながら、リンゴの男は自分の後方を指差す。
その瞬間、稲光に照らされて現れた光景は―――



544:覇王決定!!
06/11/16 07:06:47 2Ugd/IWT0
「う・・・うまい!うまいよォォ」
「こ・・・これはオレのだ」
「いやオレのだああ」
「もっとないのかヤツの料理は ハグハググフゥ~~」
さながら屍肉を食らう餓鬼のように、狂喜して並べられた料理に群がる夥しい数の男女。
彼らが、今大会に出場した料理漫画家たちであると、この姿から誰が信じられようか。


「 料 理 は 勝 負 だ !! 

お ま え た ち は 全 員 負 け た ん だ よ 、オ レ の 料 理 にな」


そう、これだけの規模の大会でありながら、誰ひとりとしてリンゴの男以上の料理を作れなかったのだ。
今はもはや、審査員と料理漫画家たちが、我先に料理をめぐって浅ましい争いを続けている。
「お・・・おまえいったい何者なんだ!?」
問いに男は犬歯をむき出して笑いながら、背後から何かをとりだす。

「 『 料 理 漫 画 の 覇 王 』 さ」

臆面もなく宣言すると、男の口に取り出した何かを突っ込んだ。
「ご・・・ごぼざでるヴヴヴ(殺されるううう)」
グリグリと押し込まれた何かを、男は呼吸を確保したい一心で噛み千切った。
その瞬間、口中に広がった、今まで経験もしたことがないような食感と深い味わいに、男は驚愕した。

「こ・・・これは 丸ごとのソフトシェルクラブの唐揚げじゃん。
     ロ ワ ヌ パ ン シ エ パ オ ズ
すげえ  軟 膀 蟹 包 子 (丸ごとソフトシェルクラブ入り饅頭)だあっ」


545:覇王決定!!
06/11/16 07:13:15 2Ugd/IWT0

「おまんじゅうのフワフワ感にソフトシェルクラブのカリカリ感。こんなのはじめての食感だよ。
五香粉でカニの生臭みを見事に消し、さらに極微量の加哩粉か?
胃が開く~~~~!食欲が止まらない~~~~~~~~!!
た・・・確かにオレたちの負けだああ――っっ」
至福の表情で、己の敗北を高らかに宣言する元・料理漫画家たち。
その極上の包子の香りは、またもや亡者と化した者たちを呼び寄せる。
「あいつが作った包子だな、それ」
「よ・・・よこせぇぇ~~~~~」
「ギャアアアアアアア―――ッ」
本来は生命を繋ぐための食をめぐって、人々が奪い合い殺し合い貪り合う光景。それは、まさしく地獄絵図と言えた。
しかし、己が現出せしめた図に、もはや西条は見向きもしない。


オレは今まで勝ち続けてきた。これからも勝ってやる

料理は勝負だ

勝てばいいんだ

「カカカカカカカカカカカ――ッッ!!!!」

大会関係者全てを天国という名の奈落に突き落とし、リンゴの男―― 覇王・西条真二は独特の高笑いを曇天に響かせながら、かの地・九州を後にした。

こうして、『料理人ナンバーワン決定戦』は波乱のうちに、その幕を閉じた。

←TO BE CONTINUED


546:作者の都合により名無しです
06/11/16 09:39:59 LK5RhslvO
乙です。

547:作者の都合により名無しです
06/11/16 09:51:55 LH85GJah0
久しぶりの投稿だなー。西条凶悪wいい感じだwww

548:作者の都合により名無しです
06/11/16 11:37:59 ifoUtU150
ジャンRキタコレ
ああやっぱえなり好きだ
しかしケンイシカワ先生がご逝去なされたらしいと噂が
嗚呼

549:眠りと目覚め
06/11/16 11:46:16 YiP7ar8u0
…シンクロニシティ!
まあそれはともかく料理漫画はさっぱりだが、少し読んでみたくなった。

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前回までのあらすじ
もうみえるひともツギハギ漂流作家も終わってしまい、寂しい限りです。
これ以上このルートを書く意味はあるのかとも思いますが、一旦登場した人物にはどんな形であれ決着をつけるべきであると思い、
こうして筆をとりました。

思い出ぽろりと謳います。この子の五つのお祝いに……

--------------------------------------------------------------------------------------------------------
このとき岩代が見せた獅子奮迅の戦いぶりは、まさに幾度もの危機を乗り越えた「みえるひと」を象徴するかの如きものであった。
三の武器、六の腕、六の足、十二の攻撃を相手に、互角以上の戦いを既に20分近くも続けているのである。

ハム「ば…バカな…なぜ、あいつは倒れないんだ!?俺は成功を約束されたエリート中のエリートなんだぞ!?」
岩代「西…俺もお前も、もう『終わった』んだ。もう終わった人間が何を言おうが、誰の耳にも届かない。
   だがな…俺が俺であるために!あいつらとの約束は!果たさなくちゃならないんだ!西公平…お前を殺す!!」

岩代の闘志はさながら猛獣の視線の如くハムを貫き、吼えた。
自らの自らであるために、また『ジャンプ混沌期』最後の負の遺産を葬り去るために、彼はそこにいた。

ハム「どうする?どうする?どうする?」

ハムの眼は最早何者をも写さず。その目は開きながらに閉じ、脳裏に浮かぶは自らの糧とした漫画の亡霊。
そして、長い長い沈黙の末、彼のとった手は…!

ハム「桜野!平松!!八神!!!あの餓鬼をやれ~~ピ~ブー~!!!!」
岩代「な‥ッ!?!?ちいっ!ボウズ!!疾アク 風セル!!」

550:眠りと目覚め
06/11/16 11:47:24 YiP7ar8u0
どがつっ がっ がきぃん
岩代がわずかに地力で上回ったと見るべきか。間一髪でえなりと怨霊共の間に割り込み、全ての攻撃を受け止めた。
…しかし、腕も、ハンマーも、足も、およそ武具と成り得るもの全てが使えない状態では、不意の攻撃に対応出来よう筈も無い。

           どすり

部位は腹。凶器は手刀。しかし、ハムがツギハギである以上、これはこれから致命傷となる。

岩代「…ぐ……お前…が…!!」
えなり「うわぁぁぁぁ!!!岩代さあああああん!!!!!」
ハム「ピ~~ヒョロ!ピ~~~~~~~~~~ヒョロ!ピーブー はははハハ!!!!これが超エリィィィィィトである俺様と
   (差別用語)(自主規制)である貴様の差だ~~~~!!!!!」

恐らくは嘘であろう。岩代がえなりを守り得る事、またその防御方法が隙を作るタイプのものである事、ハムがその隙をつける事、
全ては予測出来よう筈が無い。大方えなりを先に倒してパワーアップを目論んででもいたのだろう。
しかし…しかし、結果としてこの攻撃は大きな成果を挙げた。

岩代「ぐっ…てめえ…」
ハム「ククク…感謝しろよぉ?お前みてぇな(NGワードあぼーん)でも、この俺の役に立てるんだからよぉォ!?!?」
岩代「ぐがあああああぁぁぁ!!!!!」
えなり「い、岩代さん!!!」

吸収である。捕食である。略奪である。岩代の魂魄を、ハムが引きずり出しているのだ。
ツギハギにとって魂とは行動のエネルギーであり、漫画のネタである。
そして魂魄なき肉体は、もはや生きることを望まない。いや、例え肉体のみが生き残ったとしても、魂なき肉体は単なる抜け殻に過ぎない。

551:眠りと目覚め
06/11/16 11:48:32 YiP7ar8u0
岩代「ちっ…俺はここまでか…。まあ、子供をかばって死ぬなんて、かっこいい死に様だけどよ…。」
えなり「岩代さん!そんな事言わないでください!!あいつを…西を倒すんでしょう!!??それに…それに、あなたには、帰りを待つ人たちがいるじゃないですか!!」
岩代「なあに、遺言はもう渡してあるさ…。なあボウズ、お前……名前は、なんてえんだ?」
えなり「え?…えなり…えなり二世…です。くそっ!!この体さえ動けば…!!!!」
岩代「そうか…じゃあえなりよ…俺の最後の頼みだ。あいつを…西公平を…!!倒してくれ……!!!」
えなり「そんな!最後なんていわないでください!!ぐっ…くそっ!!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動いてよぉっ!!」
岩代「虫の…いいことだ…とは思うが、確かに‥頼んだ‥‥ぜ……!!」
えなり「岩代さああああああぁぁぁぁん!!!!」

岩城俊明 ― 死亡。―

ハム「ククク…なんだ、打ち切り漫画家のくせに結構いいネタがあるじゃん。これで俺もまた……うっ!?」

『強い意志が動きを見せるとき、姿や力はそれに従う』とは、誰の言葉であっただろうか。
えなりと鳥山ボディとの融合は、まだ数分は掛かりそうであったが、今は既に完了していた。
そしてその眼差しも、もはや先程までの戦友の死を悼む少年のものではなく、また昔日の、出番を渇望する主人公のものでもない。
怒りである。その眼に映るものは唯一つ、烈火の如く激しい怒りである。戦友の命を奪った西公平が、そして岩代を救えなかった己自身が憎いのだ。

えなり「打ち切り漫画家だと……!?岩代さんのことか………岩代さんのことかーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
    僕は…僕は怒ったぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」



To Be Continued...

552:作者の都合により名無しです
06/11/16 12:36:56 ifoUtU150
おお恐ろしいシンクロ木曜日
そして肝心の覚醒シーンでも自主性のないえなりカワイソス

553:作者の都合により名無しです
06/11/16 12:41:04 N2mMuDM90
「石川賢先生のご冥福をお祈りします」
URLリンク(black.ap.teacup.com)

一応報告。
・・・orz

554:作者の都合により名無しです
06/11/16 15:18:39 ifoUtU150
(´;ω;)

555:作者の都合により名無しです
06/11/18 00:57:06 92ISwnDi0
ご冥福をお祈りします


合掌orz

556:作者の都合により名無しです
06/11/18 01:08:02 4SAAsF0o0
確かこっちの先生はまだ黒軍基地跡地でドンパチやってたよな
きっとあの世でもそんな感じなんだろう

557:作者の都合により名無しです
06/11/24 12:59:06 l39Z+PPS0
保守

558:作者の都合により名無しです
06/12/04 07:03:03 IQ9ybHsx0
ほす

559:作者の都合により名無しです
06/12/04 20:10:29 ZR2Do5Hh0
このスレもうすぐ一周年か

560:作者の都合により名無しです
06/12/04 20:19:28 8hDKTQrV0
>>559
もう五年経っとりますが。

561:作者の都合により名無しです
06/12/04 20:59:22 hmbV994Z0
つ[スレ]
次のスレで完結として年内にはもう一つ動きが欲しいな

562:作者の都合により名無しです
06/12/04 22:57:51 5YLKMvAO0
そりゃまた無茶を仰る

563:作者の都合により名無しです
06/12/04 23:33:13 cfkSgrJC0
とりあえずエリア88編を一気に終わらせるネタを考えているんだが、某ロボの全貌がまだ完全に明らかになってないのがネックだ

564:作者の都合により名無しです
06/12/05 00:50:31 FCm0T6fB0
YOU!好きにやっちゃいなYO!

565:作者の都合により名無しです
06/12/10 20:31:09 JmnvG6Nk0

               ,. -一……ー- 、
                /::::{:/::::‐-:、:::丶:\
                 /:::::/´ ̄ ̄__\、::::l,. -―、
              /::::// /:: ̄、:\::::ヽヽ≦、ス=、、
           /::::/::|,.イ:l::丶::::::::\:X:::',:::ヽ、 ヽハ ',ヽ
           f´ ̄!:::::l:_|_|\::\--/,r=ミ|::::::lヾく:l::', | |
          ヒア_|:l::::|::N,≧ミ、トゝ ハ心}!::::::K:ヾニ二ヽ ただの人間には興味ありません。
         ,r=ヽレ|:|::::l::|{ ト心     `'" !::::::|::!',::|ハ::! ` この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者、波紋使い、スタンド使いがいたら
        // |:|:::::ハ!、::ヾゝゞ'′ _'_,.ヘ  /::::/:::|_!:l リ   あたしのところに来なさい。以上
          //  !ハ//|:|::ヽ::::丶、__丶 _ノ/|:::/イ::ハヘ!ヽ_
       L!   /ヘ |:|ミニ='⌒ (⌒ヽ´ _ !イノl/ |:! ! !L_
           〈_{  ヾ.,!/  , ´ \ ∨,.‐、|  l:| |ノ   !
                __!\ /   __ム  V⌒!   !:! !   ハ
             /__レ-〈  / f´ ヽ. '. __! //./-‐ '´ /
                 ヽ! |r'   \l__ V/ /-‐   /
                 「 ! {  `\_f_ノ∠ミヽ! /
               / ヽ`ヽ.二ニァ'V∠二ハ }},!-'
               /   ヽ---/´/レ!ト--'/‐'
             /      / ̄ヽ二ノ´l:ヽノ_
           r‐!       /     l:/   `ヾ==、ー-- 、
          / ̄|     ヽ./     〃  /人   `ト、::::\
          ', /     ,!\   |l       \ /  \:〈
           | ′   / |   `  |:!       /    `
           L.__   /  !    !:ヽ     / !
             ` iー---一'Tー-∨-r‐''´  |

566:作者の都合により名無しです
06/12/12 15:48:41 KCohna0I0
やかましい

567:作者の都合により名無しです
06/12/18 08:32:08 UkfTa8e70
ほしゅ

568:作者の都合により名無しです
06/12/26 08:44:52 P4vLAGEc0
ほす


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