06/06/29 15:25:45 TOB8iLWH0
さて、この三人の壮絶な死闘の顛末には心惹かれますが、それが語られるのはもう少し後のこと。
いましばらくは、漫画家でも編集者でもない不思議な少年の物語を見てみましょう。
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さて、不思議というよりはっきり言って影が薄いえなりであるが、荒木の『アトム・ハート・ファーザー』によって赤塚(と荒木と鳥山)が
写真の中に取り込まれたことで赤塚の殺気が消え、憑依も順調に…
進まないんだなぁーこれが!
???「ピー……-ブ………」
えなり「
!?
!?
!?
」
今にも憑依を完成させようとするえなりの耳に、不気味な音が飛び込んできた。
ただ聞いているだけで不快になるような、例えるなら死者の呻き、地獄の風。
えなり「何者だ!どこにいる?言っておくが、こちらには武器は無いが戦うことは出来るぞ!!」
???「ピ~ヒョロ!ピーヒョ~ロぉぉ~ ……ピーブー」
理解不能な事態に困惑するえなりの前に、『それ』は現れた。
ツギハギの服を着て傘を背負った男(幽霊…と言うか霊体ではあるが)…外見だけで判断するなら、そう形容するのが正しいだろう。
そしてその顔は……