04/10/11 00:30:28 YuR2Z5si
完全にたまたまです、残り一秒。間に合ってよかった、ブラボーです
さて、最近ちょっと多いという話ですがヘビイチゴを投下します。苦手な方は大人の余裕でスルーよろです。
ホントは剛太にもっと見せ場を作ってあげたかったんですが、どうしてもいじめてしまいます。
再殺部隊が向かっている最中ですが、ストロベリってる場合です
ヘビイチゴ ~たった5秒遅かっただけなのに編~
「雨、止まないな…カズキ、もう少し寄ってくれ。濡れてしまう」
「あ、じゃあオレ斗貴子さんの荷物持つよ」
「すまないな」
「ううん、こちらこそ傘持ってもらってゴメン」
この所、この二人の会話もツー、カーの呼吸が出来上がりつつあった。
「一心同体」発言があってからというもの、斗貴子さんは斗貴子さんでカズキから目を離さない。
少しでも気になる事があると声をかけてくれる。そのかいがいしさはまるで新妻のようだ。
カズキはカズキで斗貴子さんの言葉を素直に受け止めつつも「一方通行はゴメン」とばかりに自分に出来る事を返そうとする。
一心同体の精神が双方向からガッチリ絡み合ったヘビイチゴ。
いかなる障害であろうと、覚悟を決めた二人を引き裂く事はできないのだ。
…雨は、未だ収まる気配を見せない。
「一人欠いてしまったな…」
「うん」
「もう多分これから先三人で戦うコトは…」
「そうだ。これからはキミと私…二人きりだ。二人っきりで生きていくんだ」
何故か「二人っきり」の部分を2回言う斗貴子さん。天然だろうか。
「そういえばさ、斗貴子さん」
(ぶ はぁッ!!)ザヴァ
「なんだ、カズキ」
残念。タッチの差でカズキが斗貴子さんに話題を振ってしまった。
斗貴子さん、浜から上陸した何かを鮮やかにスルー。
(あ、あれ?あれは先輩…?先輩!せんぱーい!)
「その、なんていうか…こうして歩いてるとさ。オレ達、恋人同士みたいだな、って」
「!…フフ、カズキは周りからそう見られたいのか?(///)」
「え、えーと…ほ、ホラ!今ちょっと相合傘って言うか、そんな感じに見えちゃうのかなーって!(///)」