【和月】武装錬金【////】萌えスレ25【ブラボーだ】at WCOMIC
【和月】武装錬金【////】萌えスレ25【ブラボーだ】 - 暇つぶし2ch361: ◆LXE01FmZ/6
04/07/17 20:08 mxQs0Xsr
笑えないし、たぶん萌えない……ゴメン。


 日が没し、海が紫紺に染まる頃。
 人気の途絶えた浜辺で、二人きりで佇む斗貴子とサーファー(仮)。
 何を話せばいいのか分からず声を出しあぐねる斗貴子を、サーファー(仮)はいかにも楽しげに見遣り、
「元気そうじゃないか、斗貴子」
「あ、ああ。…あなたも」
 唐突な切り出しに狼狽しながら、低い声で返事をする斗貴子。
「…その…驚いた。あなたが急に、わたしの前に現れるなんて…」
「ん。俺は、戦士長のお供さ」
 日に灼けた髪をかき上げ、アルカイックスマイルを浮かべるサーファー(仮)。

「…あなたは、変わっていないな」
「そうか?」
「ああ。……」
 あの頃のままだ、と続く言葉を、斗貴子は呑み込んだ。
「そういう斗貴子は、変わったよ」
「そ、そうか?」
「ああ」
「… 自分では、よく分からないが」
 斗貴子の脳裏に、カズキとその仲間達の笑顔と、暖かな雰囲気が思い浮かぶ。

「…魅力的になったよ。前より、ずっと」
「なっ…」
 突然の言葉に頬を赤らめた斗貴子に近寄ったサーファー(仮)は、ごく自然な仕草で肩を抱き寄せる。
「なにをするっ」
 サーファー(仮)に抱き寄せられ、身動ぎをする斗貴子。
「は、離せっ…わたしはもう、あなたとは何の関係もない」
 斗貴子を抱きすくめたサーファー(仮)は、その瞳を覗き込み、
「…あのとき俺が姿を消したのは、キミを傷付けたくなかったからだ」
「……」
「もうキミを悲しませたりはしない。…斗貴子」
「…あ…」

 そのとき、砂浜を駆ける足音が。
「斗貴子さーん」
「!」
 カズキの声だ、と認識するのと同時に、斗貴子の体が理由の知れない緊張で強張った。
「……」
 身を竦めた斗貴子からは見えない角度で、サーファー(仮)が唇を歪める。
「斗貴子さん、居ないの? まひろさんが一緒にお風呂に入ろうって…っ」
 砂浜で抱き合う斗貴子とサーファーを目にし、カズキの言葉が途切れる。

「と、斗貴子さん…それに、昼間の…こんなところで、何を」
「カズキ、違うんだ。これは…」
 なぜ動揺しているのかお互い分からないまま、見つめ合うカズキと斗貴子。
「…フッ」
 嘲笑を浮かべたサーファー(仮)は、抱きすくめた斗貴子の下肢に手を添えた。
「っあ!」
 全身を引きつらせ、掠れた声をあげる斗貴子。


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