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【冥曲の調】または【ほほほほほほ】
少年ジャンプ2003年49号掲載「C級ソングでドレミファソ!の巻」のこと。
旧作の劣化コピーの集大成で、ほとんどが筋肉アシ任せの絵。
冒頭から麗子が両津のくだらない歌に「ほほほほほほ」と下品な爆笑を繰り広げる。
前半は懐古的歌ネタなのか(その歌も「ひねったうんこ」並みの低レベルギャグで
見るに耐えない)と思いきや、突如何の脈絡もなく選手権ものに。当初の設定が
『放送禁止ソング』のはずなのに、番組がなぜか『ゴールデンに進出』したり、
「うお」「おお」などの糞擬音を連発。しかもコマの欄外が全て意味もなくトーン貼りに
なっている点など、まさに伝説に残る糞話。この糞話が載ったジャンプの発売日に
『ゴルゴ13』の作者、さいとう・たかを氏が秋の叙勲で紫綬褒章を授章したニュースが
飛びこみ、秋本の現在の終わりっぷりを明確に示す一作となった。さいとう氏が
受賞時に、最近の若手の作品について「私生活を扱ったものが多く娯楽性が
失われている。今回の受賞が、綿密な調査をした上での娯楽性という“劇画の原点”を
見直す契機になってくれればうれしい」とコメントしたが、それがベテラン作家で
あるはずの秋本の現在の姿にそのまま当てはまるのは皮肉としか言いようがない。