06/08/24 02:36:05
日本選抜選手プロフィール
山森 その1
若林、大空、岬、その他にも修哲の面々などが抜けた南葛SC
その南葛SCを全国制覇に導いたのは、城山監督が述べたCFの新田と中盤を完全に支配した
MF山森であった
城山監督が敢えて山森に言及しなかったのは、山森が南葛中に進学し、翼がそのことを十分に
知っているからである
むしろ、新田よりも山森の力が南葛のV2(修哲時代を入れるとV3)に大きく貢献した
(中学時代の新田を見ればわかるが(予選決勝の南葛戦と新人戦の南葛戦)、中盤を支配できるタイプの
プレイヤーではなく、沢田の明和FCとの勝負で南葛が勝つには山森のようなプレイヤーが必要不可欠)
当然、山森はその実力から、修哲中、大友中等さまざまな中学から声をかけられた
新田の「俺達のコンビで大友中を全国に導こう」という言葉に心動かされた時もあった
しかし、全国中学サッカー選手権決勝の大空翼の途中からトップ下を務めた、その芸術的なプレーと
試合展開に衝撃を受け、感動し、南葛中への進学を決意
新田をはじめ「翼先輩がCFからトップ下になった以上、お前のポジションはない。ポジションチェンジ
する気か。正気なのか」と引き止められるが、山森の熱意は冷めなかった
そんな皆が無謀な山森にあきれる中、城山監督だけは
「山森、南葛に行くのか。お前らしい決断だな。頑張ってこいよ」と温かくエールを送りつつ、
送り出したのであった
南葛中の練習初日。新入部員の自己紹介で希望のポジションが聞かれていく
MFという者はちらほらいるが、トップ下と言い切る者はいない
「山森です。希望のポジションは、トップ下です」
力強い声が南葛中のグラウンドに響き渡った