04/10/10 03:37:40
よって極まった北斗琉拳自体は、「北斗宗家に伝わる秘拳」を
知らない、知りえないラオウでも破れると思う。
問題なのはラオウも「宗家の拳」を使えるカイオウを破れるのかどうか、だ。
ラオウが宗家の拳を使っていたという描写はラオウ編までにも
回想の中にも出てこないので使えなかったのだと見るのも一つの
見方ではある。
しかし「なぜカイオウにだけはそのような拳が生まれつき使え、
他の者には使えなかったのか」、その根拠が不明となる。
この点、「カイオウが宗家の拳を使えるのは北斗宗家の血を引く者だから」
と考えると分かりやすい。
しかし、すると作中で宗家の拳をラオウが使っていなくても
同じ血を引くラオウも宗家の拳を使えるはずなので、
カイオウとその点で差は生じないことになる。
お互いが防御不能の攻撃技を持っているというだけだ。
作中にそのような描写がなかったのは、修羅の国編になってから
宗家の拳という概念は付け足されたもので、ラオウ編のときには
まだ想定されていなかったから描きようがなかったとでも考えることになる。
「宗家の血を引く者にも宗家の拳が使える者と使えない者とが
いる」という考え方は、宗家の拳をなぜカイオウは使えるのか
という問いに答える必要があるだろう。
それらの結果、「ラオウでは宗家の拳を使えない」としたら、
ラオウは、封印解かれたケンシロウ以外には防御不能の「宗家の拳」が
使えるカイオウには勝てないのだろう。
これに対して、「ラオウでも宗家の拳は使える」とすると、
ラオウかカイオウか宗家の拳では差がつかないので、
カイオウの宗家の拳が破れなくてもラオウにも勝機はあることになる。