04/10/10 03:07:17
確かに、このようなことは琉拳の達人の中でも魔界に入り、魔闘気を
まとったカイオウでなければできなかったことので、カイオウを
倒すにはそれらを封じる術を身につけなければならず、
その「琉拳」を破る秘術こそ「秘拳」なのだとジュウケイ、カイオウが
考えていたとしても不思議ではない。
だがそのようなものは、ケンシロウは魔闘気をまとったヒョウとの
対決で「秘拳」を知らないうちに破ることに成功している。
ということは、北斗宗家に伝わる「秘拳」を知らなくても
「琉拳」を極めた者にも勝てるということになる。
よってこの時点までの戦いには、琉拳と戦って空間歪めと魔闘気吸収への
対策をすればおそらくラオウでも勝てるとみていいだろう。
カイオウは後にケンシロウに「宗家の拳」が効かなかったときに
驚いているが、当初いっていたように「封印を解かれた」という状態が
どういうことかを実はカイオウは知らなかったことになる。
カイオウの無敵に強さを支えているものは、実は「琉拳」ではなく
「宗家の拳」なんだろう。
カイオウは宗家の血筋を恨むが、カイオウ自身も宗家の血を引いている
ことに気づいていなかった。
この「宗家の拳」を生まれついてより身につけたカイオウがこの拳を
使うとき常勝無敗で、これを破る術は北斗宗家に伝わる秘拳そのものだったが
これまで琉拳を極めて魔闘気をまとった状態で繰り出される技を
破った者はいなかったので、そのような北斗琉拳を極めた者を
破る秘術のことを、「北斗宗家にのみ伝わる秘拳」と勘違いしていた
ということだろうか。