04/07/24 19:38 RoFntIEr
【タイトル】 わかりませんが、「恐怖」という文字が入っていたような気がします。
【作者名】 わかりません。
【掲載年】 12~3年前に単行本で読みました。
【掲載雑誌】 わかりません。
【その他覚えている事】
ホラーです。
舞台になってるアパートの住人たちは、近所の中華料理店からいつも出前をとっている。
その店の主人は妙にいじけた感じの男で、アパート住人たちは理由なくイライラしており、
特に非があるわけでもないのに強引なクレームをつけたりしていじめる。
ついにはその店主の娘が小学校から帰ってくるところを捕まえて、
「あたしたちがラーメンとってやらなきゃあなたの家は生活していけないのよ」
「その服もそのカバンも全部あたしたちが買ってやったのと同じ」と、さんざんなぶる。
娘が泣きながら「いつもありがとうございます」「申し訳ありません」と頭を下げ続けるのを見て、
住人は余計に逆上し、乱暴に及ぶ。
その日から店主は、住人が何も頼まないのに連日大量の料理をアパートに持ってきて、
代金も取らずに無言で帰っていくようになった。
ドンブリや皿の山に囲まれて、住人たちがガクガクブルブルしながら店主の足音を聞くところで終わり。
なんかおかしな話ですが、本当にそういう話だったのか、記憶違いで筋が通らなくなってしまったのか
ちょっとはっきりしません。(もう一度読んで、そのへんを確かめてみたい)
短編集のなかの1つでしたが、他にどんな話があったかなどは忘れました。
わかりにくいとは思いますが、お心当たりのかた宜しくお願いします。