06/08/03 16:00:35 O
悩殺バレ
ていうかこいつは敵なのか味方なのか
ナカの家を訪れた堤。
ウミとナカの口元の傷をネタに2人をいじりつつ、ナカに「例の仕事はうまくいった?」と聞く堤。
はいと答えるナカ。ナカを安心したように見る堤の目に気付くウミ。
ウミはそこで初めて、ナカがカタログが失敗したらモデルをやめるつもりだったことを知り、
ナカの手を握り締める。
帰ろうと席を立つ堤は、ウミに何か言いかけてやめる。
ウミは堤のことが気になって「オレも帰る」とついていく。
ナカも2人が気になってケンケンしながらついていく。
堤の後ろを歩きながらナカと初めて会ったときのことを思い出すウミ。
ナカと挨拶して握手したとき、その細い指に驚くウミ。
何度落ちてもオーディションに挑み続けるナカが気になって仕方ない。
(オレなら負けるとわかってる勝負はしない)
(そもそもオレにできない仕事なんかない)
だがその思い上がりを指摘したのは堤だった。
自分を本当のスタート地点に立たせたのは堤だったと気付くウミ。
そこでナカの声で我にかえる。
堤が本屋を見つけ、今日は写真集の発売日だねと言う。
ナカは感激しながら一冊買いに行く。
堤はその姿を見ながら
「きっと本当に撮りたいものはもう撮れないし、もう手に入らない。それならこれが最後でも悪くないね」
とウミに言い、持っていた鞄をウミにあげると押しつけて帰って行く。
そこに興奮したナカがウミを本屋にひきずりこむ。
本屋の奥に写真集の小さなギャラリーが作ってあり、ナカの写真が大きく飾られていた。
目を奪われるふたり。
「堤さんひょっとして…今日私の誕生日だって知ってて発売日にしてくれたのかな…
なんか私…今日また生まれたみたいな気分だよ……」
とつぶやくナカ。
ウミは、オレ達をスタート地点に立たせたのはいつもあいつだ、と思う。