06/09/19 23:10:19 0
自分がデーモンではないことを忍に納得させようとするヘルムート。
デーモンと接触しても消えなかった自分をりな達が見たこと、ミカにも「鎖」と言われたこと、
忍は今までの疑問をぶつけるが、それを真実と信用できるのか?と否定していくヘル。
忍はヘルに対し、自分の味方だというなら、SMICを解体して下さいと言う。
あなたに言葉が届くのか半信半疑ですと口にしながらも、
「だけど、あえて『今の』あなたには言ってみたかった」と話す忍。
ヘルをデーモンじゃないかと疑っていた、疑わざるを得ないほど、今と記憶の中の彼は違うのだと。
記憶の中の幼いヘルは何かが欠落した人間にしか思えない。
なのに今の彼にはそれがあるような…。だからどうしても違和感が…。
その時電話が鳴り、ディーヴァが鎖を襲っているという連絡が入る。
萩のことを聞き、りな達の気持ちを思う忍。
一度、家に帰るという彼に、ヘルは君が動くことはない、彼女達をここに呼ぼうと言う。
それより、もう少し話し合って溝を埋めようと言う彼の言葉にうなずく忍。
その彼の様子にヘルは言葉を続ける。
ヘル「君は私を愛してくれると言ったね」 忍「努力しますと…」
ヘル「では、今言ってくれないか。『愛している』--と」
口先だけの言葉なら言えるだろう、これもリハビリだよというヘルだが、
忍はとまどっていた。そんな簡単なものじゃないことはわかっているだろうと。
本当に、あなたは人間なのか?デーモンじゃないのか!?と思いながらも、
彼の望む言葉を口にする忍。
表面だけでも「あなたを愛しています」と言われ、満足そうなヘル。
彼は忍にここで休むように言って、部屋を出て行く。
一人になった忍は、りなに連絡を取ろうとするが繋がらない。
パニックを抑えるために一時的に通信規制がかけられていたのだ。
一方、支部へ向かったヘルは林(リン)という部下(?)を呼ぶよう命令していた。