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「憂鬱バタフライ」1/3
とりあえず女の言う事を聞いておけば平和に暮らしていける、という父親の持論を守って生きてきたのに、何故…
と、恭一は今ヶ瀬とのベッドの上で思う。
今ヶ瀬とこういう関係になってから“女側の立場”での快感を知った恭一。
こうなって半年間、全く女っ気のない恭一を
今ヶ瀬は「他のホモに流れるのでは？」と心配しているらしい？ｗ
いずれ自分は女の元に戻るのだろうか…と会社でぼんやり女子社員・たまき の身体を見つめていると
気付けば彼女が自分の目の前に！見た目清純なのに色っぽいハンカチを持つたまき。
自分を見ていた事をたまきは気付いていたらしい。焦って（今ヶ瀬の誕生日に贈るつもりの）ワインネタを振ると
たまき にはワインに詳しい友人がいるという。リストアップを頼むことに。
予算の奮発ぶりから彼女へのプレゼントだと思ったたまきに、恭一は「“彼女”はいない」とキッパリ。
嬉しそうなたまき。