06/08/23 01:49:26 0
先生の正体はシャクヤの父、ハクライだった。
額の烙印が水で消えてしまったのを見たクワンは、
よほどの好条件が揃っていなければ治らないはずだと疑問を持つ。
そして血まみれだったルシンも体には傷がなかったことを思い出し、
二つのことが符合しているのではと考え始める。
幌をかけた車が2台用意され、片方にはシャクヤたちが、
もう片方には長や覆面たちが乗ることに。車の中で、シャクヤは
ハクライに男装していた理由を聞く。離婚に関する一連の出来事は、
ハクライがオアシスを離れて自由に動けるよう、母親と一芝居
打ったと聞かされ、ホッとするシャクヤ。しかし「深い訳」は
もう少し別の、シャクヤが見ている小さな半径の中には
ないと言われてしまう。
シャクヤが5年前と変わらないことに、ハクライは愚直過ぎる
自覚を持つよう忠告、それをとがめようとするルシンだったが、
逆にいつになったら心優しいだけの男から脱却するのかと返される。
その様子を見ていたクワンは、その優しいだけの男をわざわざ
自ら指導してオアシスに帰したのだから、それだけシャクヤの
伴侶として期待しているのだろうと話す。しかしハクライは
それは誤解で、たまたま拾った子供が見知った顔だったと返し、
クワンはハクライがこの場で「深い訳」について話すことは
なさそうだと諦める。