06/04/26 22:04:00 0
あれから数日経ち、山小屋でやっと目覚めた悟空。
何があったのかわからず戸惑うが、八戒達の様子がおかしいことに気づく。
三蔵の姿がないことを不審に思い、彼に何かあったのか問う悟空に、
何もない--何もしなかったんだよ、と答える悟浄。
三蔵を責めるような言葉を吐く悟浄と、悟空のことで動揺していたからだ庇う八戒。
二人の会話を聞くうちに記憶を取り戻していく悟空。
さらに「俺達にゃ目もくれず消え失せやがって」と言う悟浄の言葉に、
三蔵を置いてきたのか!俺を狙った奴が誰かもわからないのに、三蔵だって危ない!と
ショックを受けて叫ぶ悟空。
思わず飛び出そうとする悟空を止めようとした八戒だが、まだ怪我がひどい状態の彼は倒れてしまう。
これも自分がやったことかと、俺のせいだ、俺が弱いからとさらに自分を責める悟空を、
八戒がたしなめる。そして三蔵のことも、何か考えがあってのことかもしれないと話すのだった。
その頃、三蔵はヘイゼル達を何処かへ連れて行こうとしていた。
ヘイゼルが斉天大聖のことを口にしたとき、三蔵が彼に問いかける。
「その斉天大聖の話、誰に聞いた?」と。
つづく