06/04/11 20:11:51 0
見合いや政略結婚で憧れの男性と結婚したヒロイン。
しかし、夫の方は今は亡き最愛の恋人や先妻のことが忘れられず、ヒロインは寂しさと悲しさを感じている。
それでも明るく気さくに振る舞うヒロインに他の家族や使用人の人気が高まり、夫も知らず知らず彼女に心惹かれていく。
そして、ある日火事が起こり、夫の最愛の女性の肖像画や形見の品を取りにヒロインは炎上する邸内に駆け込む。
夫も彼女を助けに後を追って飛び込む。
「なんて馬鹿なことをするんだ!」
「だってあなたの何より大切な物だもの」
「違う、今、初めて気が付いた。私が一番大切なのはお前だと言うことを」
ガッシと炎の中で抱きしめ合う二人。