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『人を殺した』言う閨人は、もなにいきさつを語りはじめた。
SMICの広告塔である閨人は「怪我させないように」と
密かに特別待遇をなされていた。それが隊員達にも伝わり
やがて閨人にイヤミや中傷をするようになる。子役時代から
慣れてると無視を続けていたが、ある日とうとう堪忍袋の緒が
切れた。両親がデーモンと接触して死んだこと、両親は閨人が
売れ出してやっと金ヅルが育った時に自分達が死ぬなんてと
両親の中傷までされたからだ。そこから先は断片的にしか
記憶はないが、隊長がケンカに割入って、気がつくと自分は
隊長が倒れてて、自分は血まみれのナイフを持って立っていた。
隊長はまもなく死亡したが、局長(エットーレ)は『ナイフは閨人のもの
で無かった』『これは事故だ』『彼に償いをしたいというなら、Aユニット
の一員として働き、霊的存在を根絶させる事だ』と言い渡す。その後
別の訓練所へ配置され、香山さんに会った。しかしこの事件のことを
知ってるようだが、誰も触れようとはしない。さらに死んだ隊長は
天涯孤独で、謝るべき遺族もいない。また墓の場所も教えて貰えない。
自分でもどうかしていたと語る閨人。Aユニットの一員として、SMICの
広告塔として、これで本当に隊長への償いになるのか、閨人はずっと
誰かに答えを探し求め、苦しんでいた。
告白を聞いたもなは、言うべき言葉が見つからない、簡単に励ませる
ものでないと思いつつも『何も知らなくてゴメン』と謝るのだった。
そして閨人が救われる方法を乞うのであった。