05/06/10 23:14:17 0
砂時計
仕事で疲れていた杏は、終電で寝てしまい降りそびれてしまう。
おまけにバックまで取れれて踏んだり蹴ったり。
そんな時口は悪いけど、助けてくれたのが隣に座っていた。
32歳の商社マン佐倉だった。何度かあううちに、佐倉から
いきなりプロポーズされる。キスもしてない関係だったが、
杏は結婚することを決意する。佐倉の家で掃除してる時に
前の彼女の指輪が見つかる。とっくに別れた相手だ。
お前は泣いたり喚いたりしなくて面倒くさくなくていい。
と言う佐倉。
ーここで1巻の最初のシーンが入る
元彼女に別れてといわれた杏。それを佐倉に報告し、
「冷たいところあるよね」と杏。佐倉は「弱い人間は
嫌いなんだ」と杏との婚姻届を破り捨てた。
婚約解消が会社に知れ渡り、陰口を叩かれる杏。
体調不良をおこして病院に行ったら、心療内科に行って
下さい。といわれる。母親のことを走馬灯のように思いだし、
つい医者に怒鳴って飛び出してしまった。
杏は島根いきの夜行列車に乗っていた。人のよさそうにおばちゃんと
世間話をする杏。しかし気分はどんどん沈んでいった。
おばあちゃんの家に楓から、杏がいなくなったと電話が入る。
虫の知らせのように、おばあちゃんは「美和子が杏を連れていく…」
と膝をついた。