05/05/06 16:09:44 0
高3の夏、朱美は受験勉強に励み、幸は髪を切った。合コンに誘われても断るふたり。
幸はユキのことを、「あたし自慢できるよ!あたしの好きな人は情けなくて子供みたいで優しい人だって!
ばーちゃんになっても自慢できるよ!」と笑顔で話す。「そんなこと言ってたら一生彼氏できない!」と言われても
「まあいっか」と答え、そんな幸を朱美が「高村さん」の頃の幸だ、と評す。
『ユキちゃん、元気してる?こっちはみんな元気だよ』
一方ユキ宅では、引越し準備の手伝いに来た?雄平と赤星が飯をゴチになり中。
美味そうに食べるふたりを前に、「メシ作る人になりたい。おれでもちょっとでも誰かを幸せにしたりできっかな」とユキ。
雄平と赤星が帰った後、ひとりでアパートを出るユキは、幸のことばかりを思い出す。
最後に思い浮かべたのは、あれ以来会っていない、幸とのキスだった。
合コンに参加しない幸と朱美は一緒に下校。朱美は予備校へ通っている。
受験がどうこうというより、気持ちがついていかないから合コンには行けない、という朱美に賛同する幸。
そして朱美は幸に、修学旅行で幸とユキが自分を探してくれた時に実は雄平を探していたと打ち明ける。
「あの時、雄平をひと目見て何もかもが飛んだ。体が勝手に動いた。一番間違った行動だった」と言う朱美に、
「それは”すき”じゃん!」と言い切る幸。
「雄平に許されるわけはないけど、いつ雄平に会っても恥ずかしくない人になりたい」と笑顔で言う朱美。
しかし朱美は本屋でばったり雄平と会ってしまう。開口一番、「(ショートヘアも)に、にあう…!」と雄平。
それに笑った後、朱美は「雄平のそんなとこにどれだけ救われたかわかんない。ありがとう雄平。ごめんね」と。
雄平は「俺達は性格も育った環境も違うけど、だから好きになったんだ。…朱美が笑ったら俺は笑うよ。
色んなこと全部ふっとんでいとしいなと思うよ」と言い、再度告白しようとする。
しかし朱美はそれを遮り、「強くなれたら、その時はあたしから告白する!」と言う。