06/05/16 10:20:42 110/JC/n
20歳ぐらいのとき、創作系サークルに問い合わせの手紙を出した。
めずらしい単語のサークル名だったので、「なんて意味なんですか?」と添えて。
返ってきたのは、10枚の便箋に手書きイラスト満載(色えんぴつ彩色つき)の前世語りだった。
曰く、自分と姉は古代民族の王族の生まれ変わりで、姉は光の皇女様。(身長145cmの超小柄で透き通るような美人で
闇の王様に見初められさらわれて砂漠の海を渡る船で泣きながら云々と詳しい語りつき)
現在の血筋も、世が世ならお姫様の武将の家系。姉のお力は大変強いので、出会った人々がかなり多く覚醒して
みんなお付の侍女だったり貴族の姫だったり友達だったりしてるらしい。(身分は下なのね。不満出ないのか)
サークル名は前世で飼っていた馬の名前で、その馬がどんなに綺麗で賢かったかとまたイラストと語りつき。
ラストに、そんなことを尋ねてくるとはあなたも仲間かも、と結ばれていた。
返信はしていない。
23歳ぐらいのとき入った創作系サークルで、投稿で賞をもらって雑誌に掲載された人がいた。
サークル誌上ではみんな「読んだよー」「よかったねー」と普通に盛り上がったのだが、後日やっぱり分厚い手紙が届いた。
内容は、他メンバーの妹と名乗る人からの訴えで、その掲載作が姉が以前サークル誌に発表した物のパクリだと言うもの。
姉は心臓病で自宅療養をしているが、我が事のように喜んで雑誌を買いに行ったのに内容を見てショックで倒れてしまった。
どんなに姉が控えめで他人のことを第一に思うすばらしい人格者か、その姉をここまで踏みにじるとは鬼かと涙涙の
長文語りつきで、両作品をコピー検討つきで晒していた。
しかしその内容は、おちこぼれ天使が地上に降りてきて人間の願いをひとつかなえて幸せにする、というありがちなもの。
あとは、仲良くなる女の子キャラがいるとか台詞に似てるとこがあるとか、かなりこじつけぎみだった。
その後は知らない。