05/12/19 00:10:32 bBV5joKa
>>115
最初の5行に全ての問題が詰まってるので、そこだけ取り上げます。
1.登場人物の区別がつかない
読者にとって全ての登場人物は初対面です。髪とか瞳のアップだけ見せられても
そのキャラの全体像は掴めないし、印象に残りません。
本文では「倒れ伏した」と「膝をつく」で、かろうじて二人いるのが判るけど
「幼さを残す体躯」と「少年」のイメージが被るので混乱します。
「黒髪」と「金の瞳」しか区別するポイントが無いので余計に。
冒頭が分かりづらい文章はかなりの確率で読み飛ばされます。
2.描写を怠けている
「異形の少年」とは具体的にどんな姿をしてるのか。
金の瞳が「人にはありえぬ」って、ありえないのは分かってるんだから
わざわざ書くほどの事でも無いでしょう。
それより彼はどんな服を着て、どんな顔立ちで、どんな表情でいつどこにいるのか。
それらは瞳の色よりずっと基本的な情報です。それが見えないと読者は読めません。
「鮮やかな朱のイメージ」「それを染める朱」も
【どのくらいの量の】【何が】【どのように】広がっているのか。もっと具体的に。
3.実力以上の言葉を使っている
おそらく神秘的で美しい世界観を描きたいのでしょうが残念ながら実力不足です。
格好良さげな言い回しをごみ箱に叩き込んで、自分の言葉で書いてください。
心の中の風景をじっと見詰めて、それを【普段使ってる言葉】で実況してください。
他にも視点とか体言止めとか色々書きたいことはありますが、
一言でまとめると【背伸び禁止】。