05/08/19 18:02:14 Ahs+ZSe1
結局、>>630の言ってることが正解に近いんじゃないかな。
ループしている面白い話、っていうだけなら小説にもゲームにも結構あると思う。
人間の感情を揺さぶりやすいテーマ(回避不可能な悲劇から大団円へ転じる流れとか)を
取り込みやすい題材だし、ゲームに向いているようにも感じる。
だからまあ、ひぐらしも「最初から」そういう路線であれば、ここまで批判されることは
なかったんだろうね。
鬼隠しと綿流しをプレイした人なら分かるように、ひぐらしはそういう路線でユーザーへ
アピールしているのではなかったよな?
それが祟り殺し、暇つぶしを経て「回答編」へと移り変わっていく段階で、徐々におかしな
雰囲気が漂い始めたわけだ。で、それが今回悪い形で結実してしまった、と。
上記したループを題材にした面白い話ってのは、始まりから終わりまでキチンと一つの作品
として完結させたうえで世の中に出してる。
でも、例えば七回死んだ男のオチだけを「回答編」として別売りしたらどう感じる?
YU-NOやEver17の結末や謎の説明を「回答編」なんて銘打って別売りしたらどうだろう?
それを世の読者やユーザーは「推理する余地を残してくれた」なんてもてはやすだろうか。
個人的には、それは単なる中途半端な未完成品を世に送り出したとしか考えられない。
ひぐらしは、推理・ミステリ色が強かったからこそ「出題編」と「回答編」なんて分類が許されてた
部分が大きいんじゃなかろうか。
だからオカルトやメタ要素を含むなら、そういう作品に相応しいやり方があったような気がする。
ここでも何度も言われてることだけど、回答編はバラ売りすべきじゃなかったよ。
ああいう方向に進むなら尚更ね。
ループのあるなしとか、トリックがチープだとか、そういうのはあまりにも関係がない。
ユーザーを舐めきった手法を「斬新」だともてはやされ、いつまでもそこにあぐらをかいていた
んだから、腹を立てたユーザーがアンチに転向するのは仕方がないことだろうよ。