【物書き】自分の文章晒しまshow!【限定】at DOUJIN
【物書き】自分の文章晒しまshow!【限定】 - 暇つぶし2ch173:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 00:24 /hIaxQGG
「人殺し!」
 耳元で叫ばれた。うるさかったし、助けた人間にけなされたくない。だからオレは銃を片手に言い返した。
「こっちがやられるところだった」
「殺さなくたっていいじゃないか!」
「証人はもういらないんだ」
 答えると怯えたように目を見開かれた。
 やれやれ、特別捜査部の悪評が広まることだろう。
 相棒の北原が小柄な体をあらわした。うさんくさそうに、俺が保護した男を見る。
「なんだ、そいつは」
「一般人らしい」
「助けたのか。足手まといだ、放っておけ」
 言葉を飾らない男だ。
「そういうわけにもいかない」
「……お優しいことで」
 北原は挑戦的に言った。慣れているので腹は立たない。
「証人は必要だ。おまえのことだ、手加減しなかったんだろう?」
「つかまえたって、すぐに釈放されるだけじゃないか。再犯防止だ」
 まあ、過激な言い方だが内容は正しい。少なくとも、高原市第十三区の特別捜査刑事にとっては。
 都市国家高原は宗教都市と犯罪都市の両面を持つ。広域宗教の発生地であり、本拠地なのだ。そのため、他市からの巡礼も多い。よそ者が増えれば犯罪も増加する。と、表向きはそうなっているが、特別捜査部では違う見解がある。
 広域宗教の関係者が犯罪に関わり、それを組織しているのだ。何が聖職者だ、とは思うが、大声では言えない。
 ちなみに、特別捜査部の特別は、聖職についている犯罪者の捜査を専門に行うという意味だ。高原市には敬虔な信徒が多数いる。彼らには聖職者を迫害しているように見えるらしい。おかげで、特別捜査部刑事は地獄の悪鬼あつかいだ。頭にくる。

174:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 00:27 /hIaxQGG
 不意に頭上から天井の破片が降ってきた。北原がただでさえ小さい体をちぢめる。
「何をしているんだろう?」
「知るか」
「建設的な意見だな。感銘を受けたよ」
 わざと皮肉を言うと、北原は鼻で笑った。
「馬鹿な問いには、それ相応の答えしかないんだよ」
 本当にいい性格である。俺は帰ったら部長に頼んで相棒をかえようと決心した。
 民間人の男がわめいた。
「何をしているんだ?! 早く逃げるぞ!」
 北原が目つきを険しくする。
「誰がてめえに助言を求めたんだ?お荷物はお荷物らしく、おとなしくしていろ。せめて口を開くな」
「わ、私は証人なんだろう? いなければ困るのはおまえたちだ」
 震え声での強がりを北原が嗤った。
「いなくたって、かまわん」
「そのとおり」
 俺は北原に賛同した。助けたのは、俺が心優しい男だからだ。証人なんていなくてもいいのだ。救助の言い訳のようなものだ。一般人が一人いるだけで、こちらの行動は大きく制限されるのだから。
「静かにしてほしい。あなたの身の安全は二の次だ。こっちは仕事なんだ。もう少し様子をみる」
「市民の生命が優先だ!」
 情理を尽くした言葉を無視して叫ばれ、俺はうんざりした。北原が怒鳴り返す。
「何をぬかしやがる。てめえのからっぽ頭をぶち抜けばいいだけなんだぜ。逃げたきゃ一人で逃げやがれ。殺されたってオレたちの責任じゃない」
 俺は物音に気づいて片手を上げた。
「弁論大会は中止だ。静かに」
 北原と俺は銃を構えて身動ぎしなかった。そこに聞き覚えのある声がかかった。
「そこに誰かいるのか?」
 俺は思わず微笑んでしまった。北原が血を逆流させているのが目の端にうつる。こんなところで長年の標的に会えるとは、とんでもない幸運である。
 しかし、典型的な無心論者にありがちだが、俺は幸運をあまり信じなかった。はたして、というべきか、その幸運は壊された。
「ここにいるぞ!特捜部刑事も一緒だ。助けてくれ!」
 幸運のは会社は、俺が助けた民間人だった。近づきかけていた足音は素早く遠ざかった。追っても無駄なことはわかった。恩を仇で返されるとはこのことである。
 俺は北原が怒りをこめてその男のえりくびをつかむのを見たが、あえて止めなかった。
 北原の気持ちはわかる。俺も参加したいくらいだった。

175:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 00:30 /hIaxQGG
以上で場面転換になるので、切ります。
長文失礼しました。
よろしくお願いします。

176:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 00:53 yyUyZItT
なんかここの所、晒している人のレベルが下がってきている気がする
最初の頃は、割と上手い人が多かったのに

>>173-174

稚拙。読むのも辛い

177:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 02:02 IPfElF0H
>170
いくらなんでも本人じゃないだろ。
いっぺん晒して更に晒されたもんを、また更にコピペで晒し直しなんて
フツーしないだろう。しかも>105のようなファソの方がいるのに。
でも、万が一本人だったらいけないので、
批評を……した方がいいのか?
元々批評スレに晒してたヤツだから、本人も喜ぶかもしれない。
わきゃないか。
それにしても、ヘタレ字書きスレと住人被ってんのな。
俺もそうだけど、なんで知ってんだよw

>176
どの辺りまで上手かったと思う?
個人的には、最初の頃からあんまり変わってないと思うんだけど。
でも、あんまりそんな事言うと、晒す奴いなくなるぞ。

178:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 02:02 +AhNGXP7
そうかな、最初から上手い人もそうでもない人も
いると思うけど。

>165-169はスルーでいいの?
自作じゃないとかマルチ確定ならスルーします。

>173-174
うーん、残念だけど176の言うとおり。
小説を書こう、という気負いが強すぎるのかなあ。
文章のリズム、言葉のセンス、
もっと勉強したほうがいいよ。

179:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 08:57 J6jB0YXC
>173-174
いわゆる「台本みたいな文章」というのか、ぶちぶちに切れていて読みづらい。
セリフと地の文が繋がっていない、地の文で主語を省略しすぎ&短く区切りすぎ
それ、その、等の指示語あたりがほとんどない、あたりが主な原因だと思う。
「その時」「そう言うと」とか、行動やセリフ同士を繋げる言葉を少し使えば
もっと流れが生まれるのでは。

>176
自分も最近特にレベルが下がったとは思わない。

180:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 17:10 e3YgRIV5
俺も、最近晒してくれる文章がどんどんヘタレになってきている気がする。
なんていうか、>135以降は、読む気もしなくなってきた。(例外あり

本気でつまらない文章ってのが、こんなに苦痛とは思わなかった

ってのもあったと思う。

HPまで晒せる勇者の文章は面白いのだが、ここに直で書き込む奴はガクガクブルブル(AA ry

181:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 17:27 yxtioSWt
そりゃ筋の見えない文章なんて面白いわけないじゃない。
文句をつけてる香具師はいったい何がしたいんだ?

>173-175
いきなりの場面展開に何が起こってるのか良くわかりませんでした。
導入部ということなので、しっかりと場所や状況、人物の説明描写を入れてほしいと思います。
>179さんに同意。
一度頭に浮かんだ情景から文章を切り離して、客観的に読み返して、
わからない部分を書き足すなどしてみると良いと思います。


182:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 17:28 yxtioSWt
話の筋自体はこれからに期待がかかりました。

183:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 18:04 mITIOxQW
>>181
多分、筋も糞も無いぞ
筋が見えないのは、書き手が文句を言う香具師以下だからでは

184:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 18:50 +AhNGXP7
じゃあ、176や180は、これまで晒された中で
どれが比較的良い文章で、
どのあたりがとくに良くない文章だと思う?

とりあえず自分は、
>117>131>160あたりが良かったと思うな。
117は読む人を選ぶかもしれないけど。
ここではウケてたちんぽ>88は、文章はいいけど
なんとなく同人板向きじゃないと思った。

185:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 21:50 Zd+RXO+V
流れ切ってすみませんが173-175です。
ありがとうございました。
率直な言葉から、自分のヘボン度がよくわかりました。
友人たちからは優しい感想しか貰えなかったので、
思い切って晒して良かったです。

>178>179>181さん方の批評を参考に、もう一度、最初から書き直してみます。


もっと勉強するぞ!(`・ω・´)シャキーソ

186:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/06 23:46 SVjOIxgv
>>184
説明もなにもないまま、会話ばっかりの文章は、
誰が何を言っているのか分からなくなる。
まるで、予備知識なしで源氏物語を読むくらいつらい。

だから、HP晒せる程度の奴が書いているのは比較的面白いわけだ。
でもここにそのまま書いたのでも面白いのはあったけど、
やはり前置きもなしに書き始めるのはヘボンばっかりだったと思う。

これでいいですか?

187:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 00:07 97ISQLs4
>186
ダメです。

188:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 00:53 5LbuSDsG
>186
つまり、URL晒したのは良くて、
コピペはダメが多いってこと?
でもそれ、最近のがだめで、前のはよかったって
意見の根拠にならないつうか、矛盾してるんだけど。

189:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 00:55 5LbuSDsG
つけたし
前にもあったけど、ヘボンのニュアンス間違ってるよ。

190:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 00:56 NaCAac+r
あぁ、そういうことか。

すまん、前のが偶々晒していただけであって、
晒していたのはコピペより良いのが多かったってだけ。
それだけですよ。

だいたい、本当のヘタレはHP晒せませんって。
>188が必死なヘボンに思えてきたよ

191:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 01:50 5LbuSDsG
>190
前のが云々は文章として意味不明
ヘタレはHP晒せないって決めつけの理由もわからない。
必死なヘボンてやっぱ使い方間違ってるし。
それで他人の文章に文句つけても説得力ないよ。

つうか、なんにせよ、
下手ばっかりだって文句たれるのがそもそも筋違いでしょ。
ここは上手な人の文だけを楽しむスレじゃないし。

コピペ晒しじゃ全体がつかめないから批評しにくいって
意見なら、以後、そういう人もいると晒す側が認識した上で、
晒し方を考えればいいと思う。

192:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 01:56 lTOYO90+
>186
でも>130はや>157は、晒し用のサイト作ってるから、
HP晒しではないよね?
これはどうなるの?

あと、へぼんはヘタレとは違うよー。
へぼんが更に上に行くとボボンになるらしい。
>165-169みたいなのがそうみたいだけど、
でも、自分には普通に見えるんだけどな…。名前変だけど。

193:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/07 16:12 EUFQyf2I
   ,r''" ̄`>'''""''''''''''―、
  /   r''" ./ // !iヽ`、 、ヽ、
 /  /ミ-、/i/ | | | '! `、`、ヽ
| |`、 || | | | | `_L`、ヽ
|  |\ ヽ| |レ--t-―',-rL`"
|  \,r-.,/ イ"`!`   |_| |    たった一つの命を捨てて
. |    (, |\ ``-'     、/|   生まれ変わった不死身の体
 |     ト\  ̄ ̄ ̄ ̄ノ ノ    鉄の悪魔を叩いて砕く
 .`,.     ! `i\     //     マコーンがやらねば誰がやる
  |    .レ|   ̄ ̄T'"
   |   / 二ニ- 、 E\
   |   /三---二\_>Lヽ
  .|   レ" ̄"ミ''T-.,ミ-., \ト、
  / ,ノ      `-.,\ `ヽ.、`,ヽ
  / ,ノ| r'"'''―-.,_  ``ー.,_`>L
. /-" |        `i       ̄ _ヽ


194:160
04/05/07 20:44 E0R3WHzr
ご批評いただいた皆様、ありがとうございました。
同人仲間に自分と同じ字書きがいないもので、非常に
参考になりました。今後はもっと色んな本読んで、
そして原稿書いてもっと魅力的な文章が書けるように
がんがります。まずは夏コミの原稿からー!

195:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 00:07 0220coOR
>160
あんたには文才が在る。
頑張ってください。

>191の弁解って、イタいよな。
>190は、彼を追い詰めすぎだと思う。
虐めてあげないで。(頭の)弱い人は守らなきゃ。

196:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 00:12 0SkvV6Em
アゲつつ言われてもねえ…w

197:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 20:46 nVnrzZw7
二次創作でもよろしいのでしょうか?もしよろしければ、逝かせていただきたいのですが。

ジャンル:二次創作、ゴクシ
設定:(メンタル部分での)ヤヲイ女性向け(非エロ)

あまりお好きでない方もいらっしゃるかもしれませんが、よろしくお願いします。
URLリンク(www.galstown.com)

198:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 21:44 aTUTK21O
>>197
初めに思ったのは、少し短すぎるかなぁということ。読んでいて
やや味気ない、という印象を受けました。丞相が友からの
手紙がいつまでも来ないことに対していらつく場面でも、
描写が簡潔すぎて感情移入しにくかったです。地の文は
読みやすかったので、もっと文章の肉付けができれば
より良いものが書けるのではないか、と思います。

最後の鳥を使った演出は良かったと思うし、個人的にも
好みでした。

後これは個人的なものですが、歴史物はある程度年代を
想定して書かれた方がより感情移入度は増すのではないか、
と思いました。当時の周囲の状況を描写に加えることが
できれば、帰ってこれない理由付けとかにも出来るでしょうし。
赤壁以前とか以降とか。

199:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 21:45 8QL8yUdB
評価お願いします。
・オリジナル
・題;ねぇ海に行こうよ
・エロ無し
・ホムペないのでコピペします。

200:199
04/05/08 21:47 8QL8yUdB
  《ねぇ海に行こうよ》

 「ん、あ・・・・・・またやっちまった・・・・・・」
 天気上々燦燦と快晴。広がる青空は何処までも遠い。車窓から伺えるは海。多分しっかり寝ていた故に、電車を乗り過ごしたんだろうな。
 「おにいちゃん、どこまで行くの?」
 どうもまだ目覚めが悪く寝ぼけてるらしい。大学受験で失敗して、只今浪人生。最初のうちは勉強をガンバル心算だったのだが、半ば程度
で少々挫折。高校のときの友人は約一名を除いて皆進学。こんな処で蹈鞴を踏んでいる暇はないのだろうけど―ちょっと、遠出がしてみ
たくなった―何時もの悪い放浪癖か、自分が持てるだけのカネを財布に詰めて、気ままにローカル電車何てモノに乗ってみた。適当な処
で息抜きして帰る心算だったが、ココは何処だろう。
 「もしもーし。起きてますかー?」
 一人だけ取り残された孤独感。友人が俺に大学の話をすればするほど、寂しさと嫉妬心が限りなく溢れて来る。どうも、人間嫌いになりつ
つあるようだ。予備校にも一応行くのだが、あまり充実感はない。朝早くから起き、適当に顔を洗ってから犬の散歩。帰宅してから朝飯を掻
っ込んで身支度し、予備校のある都心部まで電車でGO。高校の復習から模擬試験を延々とやらされ、疲れたまま帰宅。夕飯を食べた後
TVを見ていると、家族の視線が痛いのでさっさと風呂に入り勉強開始。
 限りなく続きそうな、無限リンクに飽き飽きし、自分が勉強をする意味が、自己の中で薄れていく。目指すは国公立薬学。別に俺の夢では
ない。家族の望むソレがそこにあるから目指すだけである。始めのうちは、どうせ浪人するなら良い大学に入りたいとか思ってたけど、最近
はどうでも良いかも知れない。借り物の夢を自分に縛り続ける事の苦しさに、無意識の自分が拒絶反応を起こしている様だ。

201:199
04/05/08 21:48 8QL8yUdB
 「ムシされるって、めっちゃムカツクんやけどー!」
 何か五月蠅い。終点にでも着いたのかっ・・・・・・
 
 パカァァンと、筒状の何かで頭を叩かれたようだ。脳が揺れる。
 「ねぇ、聞いてるの?この車両、私とあんたしか居ないんだから、私が話しかけたら、当然
相手はあんたしか居ないじゃないのよ!」
 「痛ぇなこのアマ!何しやがる!」
 「フン、ムシされたこっちの心も痛いんだから。」
 「もぉいいよ。何だよあんた。見た目中学生か高校生くらいだけど、今日は平日じゃないのか?」

 意識朦朧の俺に一撃食らわしてくれた、白地に紺のラインの入ったセーラーを着る少女に
軽くカウンター。
 大体、今日は平日。普通なら学校では?

 「私はアヤカ。綾取りの綾に、良い香りの香。お兄ちゃんの名前は?」
 「いや、そうじゃなくて、学校はと・・・・・・」
 「私が名乗ったんだから、あんたも名乗るべきでしょ。」
 「え、あ、うん。俺は、クラタ・ジュンイチ。純粋の純に、漢数字の一。」
 変なテンションに負けて、名乗ってしまった。
 「ふぅん?純一君ねぇ・・・・・・見て感じ、純粋には見えないわよ?」
 「どういう意味さ。」
 何か核心を突かれそうな感覚に陥る。触れられたくないあまり、閉ざしたと函を、難なく抉
じ開けられる感覚だ。
 「別にぃ~。」
 ニヤリと笑った後、少女・・・・・・もとい、綾香は席に逆を向いて座り、窓を開け風を取り入れ
る。ほんのり潮の匂いがする風に綾香の髪がなびき、女の子独特の甘い匂いが鼻をくすぐ
る。その姿は、純粋に綺麗だと思った。

202:199
04/05/08 21:49 8QL8yUdB
 「ねぇ。」
 「ん?」
 「お金貸してくれない?」
 「は?」
 見ず知らず、いや、知ってるけど。そんな奴にいきなり金を貸してくれってどういう神経し
てんだろう。
 そんな事を考えると、ついつい顔はしかめっ面になってしまう。
 「もお、変な顔しないで。別にいっぱい貸してっていう訳じゃないんだ。私も寝過ごしちゃっ
てさ。この電車、このあと終点にしか止らないんだ。だからね、帰りの二駅分のお金を分け
て欲しいの。でも、タダっていう訳にはいかないしさ・・・・・・あの海でデートしてあげるから。
ね?」
 どうせ、二駅分っていっても、¥160しない。別にそれくらいならあげても懐は痛まないだ
ろう。丁度海にも行ってみたかったし。一人より二人の方が俺の気が晴れるかもしれない。
なんていうか、この娘のあっけらかんとしたサバサバさが非常に軽快で、一緒に居て気持
ちが良いのだ。
 「ん、その案乗った。一緒に行こうか、海浜に。」
 「え、良いの?忙しいんじゃ・・・・・・」
 「言いだしっぺが何言ってんのさ。多分、もう終点着くぞ。さぁ。」
 「あ、ちょっと・・・・・・」
 そのまま、彼女の手を取って駅に降りた。俗にいう無人駅って奴か?俺の住んでるところ
の駅も小さいが、ココまでお粗末なものとは・・・・・・
 掘っ建て小屋みたいな中に自動改札口が一台。キセルをしようと思えば簡単に出来るタ
イプだ。そして切符の販売機が一台。動いてるのかどうかすら定かでないな。

203:199
04/05/08 21:50 8QL8yUdB
 しかし、そんな心配も一抹の不安。駅を出れば、そこに広がる風景は絶景を超えた景観
だった。日本にもこんな綺麗な海浜があったとはな。まだ海開きではない時期だが、泳ご
うと思えば十分な暑さだ。遠くに映える青い海に白い砂浜が美しいコントラストを醸している
。所々に生える草群は良いアクセントになっている。ジリジリと照らす太陽は、二人に海の
中へと誘う。多分、泳いだら気持ち良いだろうな。

 そんな事を思っていると・・・・・・
 「じゅーんーいーちー!きもちいーよー!」
 綾香もう既に裸足になって遊んでいた。誰だよ、デートって言ったのは。でも、なんだか童
心に返った気分だ。こう、ついつい・・・・・・
「今行くー!」
とか叫んでしまう。

204:199
04/05/08 21:53 8QL8yUdB
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以上です。会話ばっかりの、読みづらい文体ですが、どうぞよろしくお願いします。
そして、読んで下さった方、ありがとうございます。

昨日、突然書いてみたくなったので書いてみた短編です。
皆さんのお口に合いますかどうか・・・

205:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 23:09 cTq8pTw2
体言止めが多すぎて、読みにくく装飾過多
文体が小説というよりは、日記系サイトのテキスト
会話云々よりも、小説の文体を学ぶべきだと思う
雰囲気が二次創作っぽいんだけど、やってなかった?

あと、個人的には一人称の主人公がむかつくw

206:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 23:26 6gC6poap
わざわざ使うまでもない漢字は使わない方がいいと思う。
文学作品じゃあるまいし、読みにくい。
格好良いという人もいるが、それは思い違いかと個人的に思っているので。

燦燦→さんさん→漢字の難しさに頼った文章であり、別の表現を使った方がいい。
故に→ゆえに
様に→ように
こんな処で→こんなところで
溢れて来る→あふれてくる
只今→ただいま/ただ今
ココは何処だろう→ここはどこだろう

あと、地の文にカタカナを使うのはどうかと思う。
固有名詞は除く(この場合、「ローカル電車」が該当)




207:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/08 23:27 /VCO/PCz
そうですか?
私はこういうの好きですよ。
たまに息抜きに読むものとしては良いと思います。

ただ主人公の浪人生っぷりがやけにリアルなのが怖いです。

208:197
04/05/08 23:56 nVnrzZw7
ありがとうございました。
元々は、私のサイトにきてくださった方にお持ち帰りいただけたらと思いUPしていたものなのですが、
容量を考えていらない部分を端折ったのです。改めて見てみると言葉足らずの感がありますね。

でも、個人的に好みといっていただけたのがとてもうれしく思いました。
これからも精進したいと思います。

209:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/09 00:45 9xcuuKb2
勇者はまだー?

210:157
04/05/09 01:02 OjfMXnBS
遅くなりましたが、批評有難う御座いました。
自分でいうのもなんですが、NHKドラマとはまさに言い得て妙だと思いました。
書く時には自分の中にある映像を文字化しているのですが、
短く纏められない上に淡々とした文章になってしまっていたのですね。
これからはテンポを考え、抑揚のある文章を書くよう心がけます。
また、萌えの足りなさや原作との差を埋めるようにも頑張ろうと思います。
晒してよかった。
ありがとうございました。

211:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/09 01:03 Nmk+rOXx
>>197
ジャンル者です。萌えました。
批評じゃなくて申し訳ない。


212:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/09 13:43 MnwpoNRR
>>199
ちょっと萌えました。

でも、やはり漢字の過多変換が気になります。
きっといつも漢字を多用しだ文章を書いているかたで、
その癖でも出ているんだと思います

213:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 01:47 lzwfm2n+
評価お願いします。
◆オリジナル
◆ほのぼのBL
書き出しのみです。
誰にも自分の文章を見てもらったことがなく、思い切ってこちらに晒すことにしました。
読んで批評していただけるとありがたいです。

214:213
04/05/10 01:48 lzwfm2n+
 教室のドアをガラガラと開けた瞬間、ガラス窓から差し込む光で目が眩んだ。
 今日の空には一点の曇りもない。まごうかたなき快晴だ。
滲む視界に、ひらひら揺れるカーテンをバックにして誰かが立っているのが映った。伊藤だ、と反射的に思う。すんなりした長身、さらさら光る髪。見間違えるわけがない。
明るい朝の光で影になっているその顔には、見慣れた笑顔が浮かんでいるはずだった。
「おはよう、山崎」
「……おはよっ」
 聞き慣れた声にやっぱり、と安堵して笑みを返す。鞄を持ったまま近づくと、案の定穏やかな笑顔が俺に向けられた。それが嬉しくてもう一度へへ、と笑う。
「今日ちょっと寒くね?」
「そうだね。一気に秋になったみたいだ」
 全開の窓から流れ込んでくるひんやりとした朝の空気を感じながら、俺は確かに、と頷く。それはどこかしら陽射しの暖かさを含んでいた夏の朝の空気とは違って、ひやりとするくらい冷たかった。ぎりぎり夏服の薄いシャツの下には、ひそかに鳥肌が立っている。
 腕をさすりながら黒板の上にある時計を見上げると、まだ八時にもなっていなかった。ちなみに始業のベルが鳴るのは八時半、大抵みんなぎりぎりに登校してくるから、こんな時間には誰もいない。俺と、伊藤の他には。
「山崎、ちゃんと数学の宿題やった?」
 鞄を自分の席に置いて伊藤のすぐ近くの机にひょいと座った瞬間、内心気にかけていたことをズバリと突かれてうっと詰まる。
「え、と、やってはみた……」

215:213
04/05/10 01:50 lzwfm2n+
一応嘘ではない。机の上に広げて、参考書も出して、シャーペンも握った。……が。
「みたんだけど」
「……出来なかったと」
「うう」
 察しのいい伊藤をそっと上目遣いに見やる。眼鏡のよく似合う上品かつ賢そうな顔には呆れたような、ちょっとおかしそうな表情が浮かんでいた。
「なんで数学だけこんなに出来ないんだろうなあ……他は結構いいのに」
「それは俺が知りたいよ」
 俺の苦心の跡が見える数学のノートを見ながら、伊藤が心底不思議そうにため息をつく。ってことは、なんとか書いてみたその途中式も的外れなんだな……?
 がっくり項垂れた俺に、伊藤は励ますように優しく声をかけた。
「俺でよければいつでも教えるから。ほら、やろう?」
 あ、伊藤のこの声音、好きだ。
 伊藤はいつも柔らかく丁寧に喋るけど、時々それが物凄く甘くなることがある。今みたいに、誰かを慰めるときとか。滑らかによく響く声は、聞いているだけで心地いい。
 うっとりと目を細めていると、丸めたノートでぺしんと頭を叩かれた。
「数学は一限だよ」
「うあっ、ハイ」
 目の前に現実を突きつけられて、慌ててシャーペンを握り締める。伊藤は優しいけれど、厳しくもある。さすが、我が2-Cの学級委員、みんなの世話係だ。頼りがいがある。
 こと数学に関しては天才的に飲み込みの悪い俺にわかりやすく説明してくれる伊藤に感謝しながら、宿題の答えをノートに書きとめていく。
 伊藤の穏やかな声と、紙の上をシャーペンがさらさら滑る音だけが教室に響く。窓から吹き込んでくる新鮮な朝の風が髪の毛を揺らして、俺は思わず笑みをこぼした。
 いつもの朝。伊藤がいて、俺がいて、静かな教室中を新しい太陽の光が満たしている。
ただそれだけのことがやけに嬉しい。生きてるっていいなぁ、なんて思ったりして。単純にしてお手軽な俺。だけど幸せだからいいんだ。
 窓の外は変わらずに晴れている。今日もいい一日になるような気がして、シャーペンを握ったまま俺は大きく伸びをした。

216:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 02:57 747Ewrx7
>213
文章は読みやすく、決して下手じゃないと思います。
でも「ドアをガラガラと開けた」「すんなりした長身、さらさら光る髪」など
あまりにも平凡というか、自動化されたような表現が多すぎます。
シンプルで飾らない文章と、工夫のない文章は違います。
内容も、ここから物語の最後の場面が簡単に想像できてしまい、
先を期待させる要素がほとんどありません。
失礼ですが、213は、本当に、ボーイズというか、この主人公、
この物語を書きたい、という気持ちがあってこれを書いたのですか?
ボーイズにまったく興味も思い入れもない書き手が、
「こんな感じ?」となんとなくパロディで書いたものみたいです。

217:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 12:52 GZs9/WdV
>213
天気快晴つってんのにカーテンをバックに立ってるって、
つまりはカーテンは半開きって事?
でも窓は全開なのか。奇妙だ・・
あと、教室のドアから廊下に出てるのか教室に入ってるのかが、
最初の二行じゃ分からんyo。
あとは概ね214に同意。月並みな描写が多いので印象に残らないし、
先を読みたいという気持ちが湧きにくい。

書きたいものを強く意識して、独自性を出すようにすれば
ぐんと良くなると思われ。まあがんがれや。

218:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 16:48 JJkRrxpQ
>213
推敲前のおおまかな文章の流れを読んでる感じ。

鞄を自分の席に置いて伊藤のすぐ近くの机にひょいと座った瞬間、内心気にかけていたことを
ズバリと突かれてうっと詰まる。

とか説明くさいのが先に来て情景が想像し辛い。
キャラ視点なのに情景描写にキャラらしさが感じられないので
破綻した文章じゃないのに不自然な印象を受けます。


219:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 17:11 Po4BEVR4
説明したいことがあって、それを描写するのが普通なのに、
描写したいことがあって、それを説明してる感じ。

220:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 17:57 RHXQmNJK
晒しますので批評をよろしくお願いします。

二次創作(産獄死)
書き出しのみです。

221:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 17:58 RHXQmNJK
 彼のことは何も知らなかった。いや、正確には知りたいと思わなかった。
彼が蜀へ降ってから日が浅く、顔を合わせたのさえ数えるぐらいしかなかったこともあるが、
それ以前に良い噂を聞かない人物だったからだ。
それどころか、その反対なら絶えず耳に入ってくる。
真偽の程が定かではない醜聞で人を判断するのは軽率だが、
あまりの数の多さに正直言って辟易していた。
 だから、その日軍師殿直々に頼まれなければ、
私が彼の屋敷へ赴くことなど恐らくただの一度もなかったに違いない。

        ××××

 趙雲は馬から下りて辺りの家並みを一件一件確かめ始めた。
目的地は確かにこの辺りなのだが、諸葛亮が手渡した地図は簡略すぎて肝心な所で要領を得ない。
加えて、元々乗り気ではなかったせいで、大して探し歩かないうちに
趙雲はもう帰りたい気持ちで一杯になってしまった。
そもそも、必ずしも趙雲自身が手渡さなければならない程重要な書簡という訳ではない。
ただ、出仕嫌いな馬超の様子を探ってこい、その上圧力をかけられれば尚良し、
との意味が込められているだけなのだ。全く諸葛亮の考えそうなことだった。
一度自宅へ帰って地図を調べ直し、それから改めて家の者にでも届けさせよう。
薄情かもしれないが、見つからない物は仕方がない。

「文句があるなら自分で行ってくださいよ、丞相。私だって忙しいんですから」

 趙雲が決して本人には言えない悪態をつきながら馬を繋いだ場所まで戻ってくると、
耳を塞ぎたくなるような凄まじい金切り声が飛んできた。

222:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 17:59 RHXQmNJK
「なんでわかってくんないのよ!あたしは金が欲しくて言ってるんじゃない、
 ただ認めてくれって言ってるだけなのに!」
「だからそれは出来ぬと申しておろう」
「誰も一緒に住んでって頼んでるんじゃないでしょ、どうして追い出すのよ!あんたの子なのよ!」
「まだ生まれてもおらんのに、もう俺の子か」

 どうやらそこの木の陰で、男女が派手な言い争いをしているようだ。
興奮して声を荒げる女とは対照的に男の声は至って平然としているのがまた、
女の怒りを誘うのだろう。女の声はどんどん感情的になり、声というよりは叫びになってきた。
声の荒さだけでなく、そのうんざりしたくなる内容までしっかり聞こえてしまった趙雲は、
人通りが少ないとはいえ往来で痴話げんかなど恥ずかしくないのかとつい眉をひそめてしまう。
 きっとここいらは鬼門なのだ。悪いことが起こる前に早く帰った方がいい。
そう思い、趙雲が馬の手綱を解いた時、女がはちきれんばかりの腹を庇わず男に抱きついた。

「馬超様!」


 馬超?まさか。
硬直から解放された趙雲は嫌々ながらも目を凝らし、
問答無用で女を引きはがす男の顔を確かめる。
出来ればこんな場面に出くわしたくはないとの願いもむなしく、
男の髪はきらきらと日光を照り返していた。
面識が薄いとはいえ、あれほど目立つ風貌を忘れるはずもない。

「馬超殿……」

 思わずため息を漏らした趙雲だったが、心中を表したせいかそれは思いの外大きくなってしまい、
馬超は子供が悪戯を咎められたような顔でこちらを振り返った。
視線が合い、趙雲の顔が引きつる。どうにか愛想笑いを浮かべてから、
なんで愛想笑いなんか、とちょっと後悔する。
 気づかれた。これでは今更素知らぬ振りで帰ることも出来ない。

223:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 17:59 RHXQmNJK
「とにかく、入り用なら幾らでも渡す。だから明日にでもここを離れよ」

 女は涙を浮かべて馬超を睨みつけたが、馬超は全く動じる様子もない。
そのうち趙雲に気づいた女は下唇を噛み締めて馬超と趙雲を交互に見やっていたが、
やがて落胆した様子できびすを返した。

「車を呼んでいるからもうしばし待て」
「結構よ!そんな所だけ優しくしないで!」

 女は気丈に言い放つと、腕を組んだまま一歩も動かない馬超と居たたまれず視線を泳がす趙雲へ
大きな腹を見せつけるように背中を反らせた姿で去っていった。


「面目ない所を見られたな」

 言葉とは裏腹に大して堪えていない様子で馬超が趙雲の元へ近づいてきた。

「可哀相に。不躾と存じますが……あれはあまりに酷いのではないですか」
「金なら与えているが」
「そうではなくて、最低限の責任を取るべきでしょう」
「妾にしろとでも?あれは娼妓だぞ。俺の子と言い張って譲らんが、さて」

 馬超が肩をすくめる。

「……最低ですね」

 この期に及んでも未だ悪びれたところのない男へ趙雲は吐き捨てた。
 火のない所に煙は立たないということか。全く、噂通りの人物と見える。

224:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 18:00 RHXQmNJK
以上です。
よろしくお願いします。

225:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 22:03 t4cn+9Uk
>>213

感想は既に上の方で書かれているのとほぼ同意。
読みやすいけど平凡すぎ。

やり方の一つとして、地の文に絶対に擬音を使わないという文章を書いてみるというのはどうかな。


226:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 22:31 jqVi8cBE
二次はもう読みたくない

227:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 22:52 dhOwLrfG
>>220です。
ありがとうございました。
擬音なしにチャレンジしてみます。

228:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 23:17 FGOwvMyz
>>226
漏れも読みたくない
元ネタ知らないと、面白さがわからないし、
書き手にも慢心がでてるのがわかる

>>220
オレも>>225と同じ感想。上手いんだけど、スゴミを感じる文章がない
書き出しなんだし、もっと表現に凝ってみてはどうだろう

229:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 23:35 R846ezsW
漏れはもとネタ分からないから逆に書き手の本来の
文章力とかが判断できるかなとも思ってるのだが。


230:220-224、227です
04/05/10 23:37 dhOwLrfG
すみません、>>225さんのレスを自分宛(>>220-224)と勘違いしてしまいました。

>>228さんのレスは私宛でよいのでしょうか?
なんかテンパっててすみません。

231:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 23:40 O7B8uWNh
ネタがわからないという意味では
元ネタ知らない二次はオリジナルと一緒だよね。
つまり生のままで判断されるということ。
「元ネタわからないからつまらない」のではなく
「小説としてつまらない」のだ。
圧倒的に説明不足。
原作(元ネタ)の上にあぐらをかいて
キャラの魅力を伝えることにも
状況(設定)を説明することにも努力していないってことでしょ。

232:225
04/05/10 23:43 t4cn+9Uk
ゴメンその通り<<レス先
ただ、擬音無しってのは一度やってみても面白いと思う。

233:225
04/05/10 23:44 t4cn+9Uk
>>228
ただ、凝るのとやたら書き込むってのは全然違うことだからなあ…

234:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/10 23:52 FGOwvMyz
>>230
わるい、>>220の人のほうだった
オレの方の間違いだからきにしないでね

いや、感想があまりにも似通ってたから、レスバン確認せずに書き込んでしまった

235:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 01:03 0zEfJ0F6
>220

>それ以前に良い噂を聞かない人物だったからだ。
>それどころか、その反対なら絶えず耳に入ってくる。

っていうのが結局どっちなんだと思ってしまった。(その後の文読めばわかるけど)
あと自分もジャンル知らんのでキャラ名だけ出されて唐突にセリフが始まっても
キャラの姿形が想像できなくて絵が浮かんでこない。
庭球とかなら学生服姿の男女とかでなんとか補完がきくんだけど
歴史モノだと辛いなと思った。

自分も二次このままありで、二次書くヒトは
全くジャンル知らん人に読ませること前提で書いて欲しい。

236:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 01:59 O9qSgwYF
>220
自分は原作を横山絵でしか知りませんがw、
おもしろかったです。
女性キャラのしゃべり方が歴史ものにしては浮いてるとか、
台詞前後一行明けは安易に使わないほうがいいとか
この書き出しでは原作知らないと人物も雰囲気も
まったく把握できないとか、欠点も目につくのですが、
220がへんに構えず、素直にジャンルが好きだから
小説を書こうとしているように読めたので、好感を持ちました。

自分も二次もありでいいと思う
原作知らない人への配慮も晒すほうの好きでいい。
わからなくて興味もてなかったらスルーするから。
つか、これまで原作知らない二次もいくつか読んだけど、
説明不足で内容がまったく把握できないものって
ほとんどなかったけどな。

237:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 02:00 +qqzwWqy
あと、なに?
BL?ホモ?
よく分からんけど、キモいのは勘弁してくれ。
せめて、男と女程度でとどまってくれ。

BLってのは、見ただけで虫唾が走ったよ。
金輪際マジで勘弁してくれ。

238:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 02:02 RGVA7uC9
逆に説明あったらもっと良かったのに、とか
このジャンル知ってたらもっと楽しめたのに、とか
そう思うものもいくつかあったし、
私も二次あってもいいと思う。
別に読むのも評価(感想?)書くのも義務じゃないんだしね。

239:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 02:09 arycuR0O
>>237
ケツの穴、もとい心が狭いなあ。
やおいやホモも同人なんだから
評価の範疇に入れてあげなよ。

つうか君が求めるようなものが読みたいのなら
それこそ創作文芸あたりに行ったほうがいいんじゃない?

240:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 02:11 +qqzwWqy
>239
なるほど

241:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 03:06 Zs9h6L76
>239
創作文芸へ~は同意だが同人でも色んな人がいるんだから
「ホモ注意」等の一言があったほうが親切だと思う。

242:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 03:15 TJLjP6O3
創作文芸って、なぜか空気が重苦しい気がするな。

243:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 09:36 H9XIpkI7
昔同人コミケ板で発表したものなんですが、リライトするにあたり、自分
の文章を一度他の人の主観により見てもらう機会を作ろうかと思いまし
て、晒してみます。

テーマ:コミケットが終焉すると言う話。

244:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 09:36 H9XIpkI7
シュンシュンシュン…。
ストーブに掛けられたやかんの沸騰する音がいつまでも響いている。
そんな木枯らし吹き荒れる厳寒の夜。

コミケット準備会の中堅スタッフ2人がアパートで向き合って話をしていた。
手にはなにやら指揮系統をあらわす線と責任者の名前が満載された紙。
コタツの上にはカセットコンロと缶ビールがふたつ。

「しかし、安い野菜でもこうして食べると結構食えるもんだねぇ」
「でしょ? ダシきちんととって、薄い醤油味つけて、あとは適当に野菜でも肉で
も魚でも。今の季節、あたしゃ、こんなもんばっか食べてる」
「健康で文化的な生活ってわけだ」
「まぁね。これで、コミケの打ち合わせしてなければもっと良かっただろうなって」
お互い良い歳した自分の身の上を思って溜息ひとつ。

245:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 09:37 H9XIpkI7
やがて、土鍋は空になり、二人は話し込み始めた。
「受付販売のお姉さまがたは、相変わらずの顔ぶれ。館内も入れ替えなし。公共地
区も入口も別に代わり映えしないわね」
「今更、何を変えようがないだろうが」
「んなこともないでしょ。システムを変えるのは無理でも、首すげかえるのは簡単
だもの。それが稼動するかどうかはまた別問題だけどさ」
「しかし、ひびきちゃんってかわいいなぁ」
「じゃじゃ馬読みたいなら貸したげるから、今だけは話に付き合いなさい」
「すんません」

「ところでさ、何? この総本部接遇担当って」
「ああ、ううんと、つまり、その、あんた、聞いてないの?」
「誰から? 何を?」
「じゃあ、知る資格はないってことだわ。気にしなくていいよ」
「あ、お前、そんな言い方ってないだろ。何年の付き合いだと思ってるんだ」
「えっと、あたしが第41期生だから…」
「マジメに答えられてもやっぱり困るんだけど」
「ニード・トゥ・ノウの原則って、あんたが教えてくれた言葉だったと思うけど?」
「今更、俺とお前の仲じゃん。それとも、地区長補佐殿にこのようなことをお聞き
するのは、ホール長補佐としては、分を弁えない振る舞いでしょうか」
「多分、知らないほうが幸せに生活できると思うんだけどな。あたし、この件でい
ろんなことやっていて、2週間前から胃が痛いの」
「俺は結構ためらいなく、禁断の実をかじって、あとで後悔するのが好きなんだよ」
「………………。秘密は守ってもらうわよ」
台所にたって、カルーアを作り、飲みながら話す。
「つまり、私達の楽しいカーニヴァルに、さーや様が来ちゃうのよ」
男のほうが飲みかけたビールを吹き出す。
「まじで?!」
「だから、聞かないほうが幸せだっていったのに」

246:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 09:39 H9XIpkI7
「………。で、冬だ1番エロ本祭りに来ちゃう訳? 我らが内親王殿下は」
「別にエロ本ばかりじゃないわ。サークルの全体比率からすれば」
「ふん、そんな一般参加者むけのおためごかしで誤魔化すなよ。市場占有率から考
えれば圧倒的な勢力さ」
「そりゃ、歴史出身のあたしに対する挑戦と解釈していいわけ?」
「俺だって、創作文芸出身だよ。客観的な分析ととらえてくれぃ」
「じゃあ、それはいいとして、非公式だけど、オファーが来たのよ。「行って
いいか?」って。別に普通の格好していれば、馴染みまくっちゃって分からないと
は思うんだけど、ああいうやんごとなき方には、一応きちんと人をつけるのが礼儀
らしくてさ」
「華やかに狂える話だな、ええ、おい。まさに最後の祭りに相応しい」
「最近は、星界なんだ」
「それはどーでもいいとして、だからかぁ、やっと話がつながったよ。今回やけに
どこも姿勢が強硬なんだよ。徹夜組対策はかなり思い切った作戦に出るって言って
いるし、大手サークルの扱いについても販売停止辞さずとか言っているし」
「うん、最後ってこともあるしね。こうなっちゃえば、警察だって、消防だって、
都だって、協会だって、止めようがないわよ。明日を考えないなら、過激にもなる
わよ、みんなストレスたまり放題なんだからさ。
で、接遇担当だけど、一応統括は、変な酋長さんが兼務。で、下に仕切り担当の統
括補佐1名と、配置担当者。ご進講しなくちゃいけないらしくてね」
「はぁ、ぶったまげた。すげえことも起きるもんだ。しかし大変だね、そりゃ。ど
ーせ、その絡みなんでしょ、君も。ご同情申し上げるよ」
「は? 同情の必要なんかないわよ。一蓮托生になってもらうから」
「…ちょっと待て、ごめん、猛烈に後悔してる。聞かなかったことにさせてくれ」
「もう遅い。警告はしたはずだし。好奇心は猫を殺すのよ」

その場で携帯取り出し、電話を始める女と、頭を抱えてうずくまる男。
明大前の夜は静かに更けていった。

247:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 09:41 H9XIpkI7
以上です。数年ぶりに「終わるコミケット」と「有明の休日」、きちんと書く
かもしれないもんですから。

「緊急アピール」がインターネット怪文書博物館に収録されているのを
確認して激鬱になりましたw

248:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 12:38 B7cO2DcX
うーん、なんだか作品を読むのが苦痛になってきた。

文章力を知りたい人が集まるスレなら
何か題材を決めて、みんながそれを書いたほうが実力が分かりやすいんでは。
801でも二次でも題材に沿ってればOKで。(同人板だし)
一貫性の無い、色んなジャンルの話を読むのは疲れるけど
テーマが同じなら入り込みやすいと思う。

雑誌みたいかなw

249:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 14:02 l2mlZ24v
無理に評価しなくても、つらい時はスルーでいいんじゃないかな。
お題に沿って書くというのは、萌えに従う同人精神と少し外れてくる気がする。
書くために書くって感じになっちゃいそう。

250:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 14:16 B7cO2DcX
>萌えに従う同人精神

目から鱗でした。
そうだよね。野暮な事提案してすまんかった。

251:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 14:34 +FvO4Lvt
しかし>>248のいうことにも一理あるわけだ

どうよ、この際、どっかで投稿型でテーマ決めてやってみてもいいのでは?

252:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 15:34 O9qSgwYF
>244-246
細かいことだけど、最初、カセットコンロだけじゃなく、
土鍋もあるように書いたほうがいいような。
あと、ごめんなさい会話の雰囲気がいかにも古い時代の
オタクでちょっと気恥ずかしい……
新井素子か栗本温帯の「ぼくらの気持」みたいです。
それとは別に女性?のキャラが、
エロゲに出てくる女医さんみたいで嘘っぽいです。
どっちも狙いなのかもしれませんが、
だとしたら読んで楽しむ人を選ぶものかもしれません。

内容は焦点がぼやけ気味。終わるコミケットと有明の休日、
どっちか一つに絞ったほうが読みやすいと思いますが。

>251
テーマ決めて書き下ろすと、一人一人の実力というより
参加した人の優劣を競う流れになりそうで、自分は乗れない。
他の場所でやるならやりたい人はどうぞって感じだけど。

253:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 15:37 O9qSgwYF
252に補足
>244-246で会話してる二人が古参のスタッフで、
だから会話も古いオタクになりがちなのが狙いなら、
そのように読者に伝えることで、かなりフォローになると思う。

254:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:05 d7VFiJn/
>251
それって、巷で流行ってる(のか?)
「○○に×のお題」みたいなもんでしょ?
お題系のSSは読む気がしないので、
今以上に興味なくなりそう。

255:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:39 Nb528OXg
晒します。
二次、具のシカマル×テマリです。

256:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:40 Nb528OXg
波の音


「お、おんなだらけのかいすいよく~?」
砂の里で、間の抜けた声をあげた少女がいた。
彼女の名前はテマリ。風影の娘であり、優秀なくノ一である。
「そーよ!ワタシの企画で~、明日、現地集合!」
指を振って笑顔で言ったのは、山中いの。彼女もまた、木の葉の里の優秀なくノ一である。
「な、なぜそんなことを…」
「普段、任務だのなんだので忙しいでしょ?で、たまには思いっきり羽を伸ばすのもいいかな~って思って。
ホラ、ワタシ達忍だけど、青春まっただなかの女の子じゃない!みんなで悩み相談とか、恋の話したりするのよ~!超ワクワクしない?」
「そんなことして、木の葉の里の上忍達は何も言わないのか?」
「ん~?言わないし、言わせないわよ。だって、この頃どの班もすっごく忙しくて、下忍のワタシ達の班にまでBランク任務が回ってきたりしたのよ?
そりゃあ中忍になったシカマルが手伝ってくれたりしたけどさ、それでもすっごく大変だったんだから!明日はひっさびさの休暇なの!」
「し、しかし…」
「じゃあ、明日の朝10時に海水浴場で待ってるから!」
「お、おい、ちょっと待て!」
テマリが止めるのも聞かず、いのはスキップをしながら木の葉の里へと帰っていった。
「まったく…」
ため息まじりに、テマリは呟いた。
中忍選抜試験を終えたテマリは、本選で戦ったシカマルに恋慕の情を抱いていた。適当に口実を作って木の葉の里に彼を見に行くと、彼と同じ班の彼女、いのに会うことが多かった。
勘のいい彼女は、テマリの恋心を見抜き、よくシカマルと話すきっかけを作ってやっていた。そんなことがあるうちに、いつしか2人は仲良くなっていったのだ。
(…海水浴、か…)
明日、テマリにもこれといった予定はない。断わる理由はないのだ。…が。
「水着が…」
テマリは、ブツブツそう言いながら、家路を歩いていった。

257:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:44 Nb528OXg
「なんっでスクール水着かなあ!?」
「仕方がないだろう、これしかなかったのだから!」
次の日、海水浴場で口ゲンカをしているくノ一が2人。テマリといのである。
「い、いのちゃん、そんなに怒らなくても…て、テマリさんも…」
肌を覆う部分が多いタンキニを身に着けた日向家の少女、ヒナタが遠慮がちに止めるが、2人はそんなことでケンカをやめようとはしない。
「だいたいねえ、あんたそんなだからシカマルに振り向いてもらえないのよ!」
「~~っ、お前には関係ないだろう!」
テマリが現在身につけているのは―俗に言う、スクール水着、である。アカデミー時代の授業に使用した、紺の生地の胸あたりに名札の貼られたあれである。
「まあまあ、いのちゃん。そんな怒らないの。ほら、みんな来たわよ」
そう言っていのをいさめたのは、髪型に合うチャイナ風のビキニを身に纏ったテンテンだった。中忍試験ではテマリに敗れたものの、体術に長けた少女である。
―みんな?
その言葉に疑問を覚えたテマリが、テンテンの視線の方に目を向けると…。
「サックラちゃーん!俺と一緒に泳ごーってばよ!」
「ナルトくん、何を言っているんですか!サクラさんは、ボクと一緒に泳ぐんですよ!」
「水泳か…身体を鍛えるのによさそうだな。…柔術の威力が増すだろう」
「くだらねえ…。俺は海になど入らないぞ」
「あー、メンドくせー…」
「ここの焼きとうもろこしめちゃウマ!」
「赤丸、今日は泳ぎまくるぜー!」
「…………」(虫を見つめる)
なんと、そこには木の葉の男忍者達が大集合していた。


258:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:44 Nb528OXg
「なーに?」
「男が来るなんて聞いてないぞ」
「女だけじゃつまらないじゃなーい」
「昨日と言ってることが逆ではないか!それに答えになってない!」
「まあまあ、いいじゃないの。ホラ、早くシカマル誘ってきなさいよ!」
いのはそう言うと、「サスケくーん!」と手を振りながら、想い人の元へ走っていった。
「……誘うって…」
テマリは、黒いビキニを身に着け、サクラ(こちらは淡い桃色のワンピース水着を着ている)とサスケをとりあっているいのを見つめ、ひとつため息をつく。
(…こんな水着で…相手になんてされないだろう…)
砂浜にしゃがみこんで、テマリは貝殻を集めはじめた。
(…海に来たことなど…1度もなかったな…)
風影の家の長女として生まれたテマリは、幼少期より厳しい修行を積んできた。遊びにくる暇などなかったのだ。
そして何よりも、弟の我愛羅が生まれてからは、四六時中彼を見張っていなければならなかった。テマリには、任務以外で外出することなどほとんどなかったのだ。
(…そういえば…貝殻は、波の音がすると聞いたことがあるが…)
テマリは、大きめの巻貝をそっと右耳に当てた。

ザー…サー…

「…綺麗な音だな…」
そう呟き、目を閉じるテマリ。噂は本当だったのだな、などと思っていたその時。
「…あー…なんかお前の傍が1番静かっぽいなー…」
やる気のなさそうな声にはっとし、テマリは目を見開いた。
「シカマル…!」
「よー…。ちょっと隣にいてもいいか?」
「な、なぜ…」
「だってよー、他の女は好きなヤツと一緒でキャーキャーうるせーし、キバは赤丸と泳ぎまくっててのんびりできねーし、チョウジは食いまくってるし、シノは虫取り始めるし…。お前が1番静かなんだよ」
「べ、別に構わない…」
「そか」
シカマルは、テマリの隣に寝転んだ。

259:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:45 Nb528OXg
………

しばらく沈黙が流れた。テマリは何を話していいのか分からず、シカマルは半分眠っていたからだ。
「…なあ…」
その沈黙を破ったのは、意外にもシカマルだった。
「な、なんだ!?」
「…貝って、綺麗な音するだろ?」
シカマルは起きあがり、テマリが集めて足元に置いていた貝殻の中から形のよい巻貝をふたつ手に取り、彼女の両耳に当てた。

「………」

脳内、いや、身体全体が、波に支配されるような感覚におちいる。テマリは目を見開いたまま、その音を聴いていた。

「…なっ?」
貝殻を耳から離したシカマルが、テマリに尋ねる。音を聴いていたのはほんの数秒の間だけだったが、テマリにはその時間がとても永く思われた。
「あ、ああ…」
「…なんか、波に支配されるって感じだろ?…俺…昔からよく家族で海に来てたんだけどよ、母さんも父さんも子どもなんだから元気に遊べってうるさくて、そういう声を聞きたくねーとき、よく、こうやって貝殻を両耳に当ててたんだ」
「……私の声も…聴きたくないか?」
シカマルの言葉を聞き、テマリが少し不安げに尋ねた。


260:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:46 Nb528OXg
―…私の声も…うるさいと感じているのか…?

「…らしくねえツラするなよ」
シカマルは、また砂浜に寝転びながら、半分は寝言のように呟いた。
「……俺は…正直女って分かんねー、って思ってる。……けどな…俺…貝殻の音だとか、そういう静かなものが好きな女は…」
シカマルが、少しだけ微笑んだ。
「…キライじゃねーぜ」
シカマルは、赤い顔をしているテマリを見て―自分も少し恥ずかしくなったのか、目を閉じた。
「お前の傍は、静かだし、落ち着ける…。…お前となら…静かなものとか…見にいってもいいかもな…」
シカマルは、落ち着ける場所で、優しい顔で眠りについた。



…シカマルは…私の傍で安心してくれているのか…?私のことを、うるさいとは思っていないのか…?
―だとしたら…とてもうれしい。私はシカマルにとって、どんな存在なのだろう?

…私は、シカマルが静かで落ち着けるような…シカマルにとっての、波の音でありたい…。

261:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 16:47 Nb528OXg
以上です。批評お願いします。

262:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 18:34 od/X6b04
前半はマンケン小説家か、二次創作ノリ
後半は小説調のポエム。でなければ、ポエム調の小説

少なくともまっとうな小説ではないと思う
個人的には読むのが辛かった

263:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 19:35 VjHbHWkn
>>255-261
結構、好きな感じだけどな。
まっとうな小説じゃない、とは思わないし。
ただ、……が多いのが気になったのと、オチが決まりすぎたのが惜しいと思った。
ラスト、もっと捻っても良かったんじゃないかなあって思う。
あと、台詞が少し説明っぽいような感じがするかな。
状況説明は地の文でしたほうがいいかも。
個人的にはテマリのスクール水着にGJ!と言いたい。
ジャンル者じゃないけど、萌えたよ。


お題についてだけど、一回くらい、やってみてもいいんじゃないの?
試してみて、まずかったら、やめればいいし。
十行ポエムを乱発されんのはやだけどさ。

264:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 19:40 j/q5VwFD
台詞の部分が多い

台詞に頼らず状況説明を入れてほしい

265:225
04/05/11 21:07 zvVemCYj
>>244
率直に一言。
これは小説ではなく台本としか見えない。

266:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/11 21:18 ubSNZgDX
>244
264-265に烈しく同意。

>263
今ちょうど「お題」ssが別板で批評キボンされてる。
あーいうのにならないなら、お題も良いと思うけど。



267:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/12 02:03 1KaUO/ce
二時晒し、別にかまいませんが、元ネタ表記は正確に書いてくれ。
隠語らしきものはさっぱり分からん。
余計に読む気が失せる。→そして益々スルー

268:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/12 02:21 jF1y0v0n
>255
原作知らないので、あるいはこの文章のトーンが
正解なのかもしれないが、
メインのネタがスク水じゃなく、テマリのほのかな恋心なら、
もう少しテンション抑えめの書き方のほうが伝わるかも。

マンケン小説って言えてるなー
文章(小説)を書き慣れてない感じで読みにくい。
でも、単純だけど、短い中にちゃんとストーリーが入ってる。
文章良くても話が作れない同人字書きは結構いるから、
あとの小技は本やら映画から意識して勉強すればいいよ。

お題はなー
わざわざ書き下ろしとかされると気軽にコメントしにくいなあ。
つか実際、これまで晒した人やこれから晒したい人で、
お題で書いてみたい人いるの?
そういう人が結構いるなら、絶対やめろとは言わないが、
スレをお題で縛らないで、これまで通り晒したいものを晒すのと
同時進行でやってほしいよ。

269:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/12 02:48 8a8/Szx3
自分は嫌だ。
わざわざ書き下ろしするなら自サイト更新したい。
「ママチャリ(仮)」でなんか書けと言われてもなーと思うし。
だいたい、「ママチャリ(仮)」のお約束さえ守ってれば、二次でもいい訳?

自分はこのスレの度量の広さと何でもオゲーだぜーな所が気に入ってるので
あまり制限つけないでホスィな。
せめて、「お題」はあるけど、それ以外の晒しもOKにしてくれればいいと思う。
お題書きたい人もいるかもしんないし。

>267
この板は基本的に隠語なので諦めれ。

270:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/12 03:44 GNlGSdPJ
つうか、ここで評価して貰った奴が、今度はこのスレに常駐して、
評価する側に回っていくんで、だんだん厨化&ぬるま湯化の
両極端な方向にしか行かないのがこの手のスレの悪いところだな。

271:255
04/05/12 06:01 90eNFmLs
255です。いろいろなご意見ありがとうございました。
こんなたくさんの人からの批評をいただいたのは初めて
だったので、とても参考になりました。
読みやすい小説を目指して、がんばりたいと思います。
では、名無しに戻ります。

272:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/12 16:42 1LV/syVB
>>220です

>>236さん、今更の遅レスですが、どうもありがとうございました。
>女性キャラのしゃべり方が歴史ものにしては浮いてる
これは意図的にやってみました。

他のご指摘やご意見をふまえて、これからも励みたいと思います。
ちなみに私はいつでも横山ですw

273:220です
04/05/12 16:48 1LV/syVB
>>235さん、ご指摘どうもありがとうございました!
仰る通りで本当に恥ずかしい限りです。早速直しました。
でも晒してよかった!

皆さんありがとうございました。


274:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 01:59 xVmS8kVd
どうでしょか?

URLリンク(www.geocities.co.jp)

275:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 03:31 1Qlk8wnx
>274
作品数が多い。
これが自信作っていうのがあったら、そのタイトルキボン。
さらっと見た感じでは嫌いじゃないんで、ちゃんと一作、読み込みたい。




今まで通りの晒しと、お題は書きたいヤシが書けでイクナイ?
>300
とりあえず、藻舞さんがお題決めてクレ

皆、それでイイ?

276:時期ネタで「梅雨」
04/05/14 03:48 nzRajAso
他の書き込み(評価とか雑談とか晒しとか)のついでに、
お題候補をタイトルに書くというのはどうだろう。
その中から五つぐらい300が選ぶ、と。
どう? とりあえず今回は書いとくわ。

書きたい香具師が書け、は同意

277:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 10:55 keKaR2hK
>274
本人確認出来るサインが見つからないんですが
探し方が悪いのかな?

お題はあんまり興味がないので思いつかないごめん。
300は踏まないようにするので。

278:ゆっきー(゚∀゚)
04/05/14 12:12 GyepG1PG
かきたぁい!!801じゃなくてもホモでもいいならかきたぁい!!しかもマイナーカプでかきたぁい!!死ネタでいいならかきたぁい!! かいていいかぁい??

279:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 13:45 eWQ4jvaz
ゆっきーヘタそうだからやだぁ!!

280:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 16:33 p15IIXjp
ゆっきーの文章見てみたぁーい!!お約束網羅し杉だよぉ!!!書いて書いてー!!!!

281:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 16:42 pMsBduBJ
>>278

IDがぎぇっぷグレーテスト1 パーフェクトグレード。


つまりもうおなかいっぱいなのでこなくていいよ君。


282:ゆっきーグレップ??(゚∀゚)
04/05/14 17:34 GyepG1PG
じゃあカコウ!!ユッキーさん自己中だからカクヨ!!笑

283:ゆっきーぎぇっぷいち??
04/05/14 17:49 GyepG1PG
かいちゃえ?!
梅雨のおはなし??


【紫陽花。】NA**TOのシカマル×ナルト
梅雨は嫌いだ。
湿った空気が嫌いで仕方無い。
紫陽花の花はキレイだと思ったが、
好き好んで眺める程、興味は湧かなかった。
「めんどくせぇ…」

窓の外に言葉を吐いても、
憂鬱な雨音にかき消される。
視界に霞む紫が、ひどく繊細で、
フィルターをかけた様に、
揺らぐ風景。

雨と紫陽花の匂いが
混ざり鼻を掠めていた。



284:文才ナシゆっきー
04/05/14 17:54 GyepG1PG
俺の隣にいる
壊れたお前は笑ってさ、
テルテル坊主さんの首切ってた。

「何で晴れにしないんだってばよ」
「んなもん…坊主さんが叶えてくれるわけねーだろ。迷信だっての。」
「前は晴れたもんよォ!!」
「いや、それ偶然だって」

ヂョキン。

5人目の坊主さん永眠。
「悔しかったら晴れにしろってばよ」
「お前そんなに晴れがいいのか?」
「うん、晴れ好き。」

俺にはお前が晴れに拘る理由も関係無かったが、興味は惹かれた。

「何でだよ」


285:飽きてきた♪ゆっきー
04/05/14 18:02 GyepG1PG
「秘密。」
「教えろよ」

ナルトが丁度10人目の坊主さんを葬ったとき、口を開いた。


「雨降ってると、シカマル元気ないからさ」


───…


『降水確率は5%やっと梅雨明けでしょうか…夏になります』

テレビから流れる天気予報。
満面の笑みのお前。

外は快晴、鼻を掠める夏の匂い。


もうすぐ、夏がくるらしい。


おわり♪♪♪
アキタから強制終了!!笑

286:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 18:09 NZxgPd5Z
文章中に(ぉとか(マテとか期待してたのに

287:ゆっきー(゚∀゚)
04/05/14 18:24 GyepG1PG
>>286
それもできるょー!!

288:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 18:31 a6M4Lw2m
>ゆっきー(゚∀゚)
折角タイトルに「紫陽花」って持ってきてるならオチの方にも
絡めて持ってきてほしかった。

必死にキャラ作ってます臭が残念。

289:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 18:48 AApYVGTy
>>275
>>274はあれで話が繋がってるんじゃないの?
「~編」ってあるし。下のHなんたらってのが別作品でしょ



290:ゆっきー
04/05/14 18:49 GyepG1PG
>>208
そっかー!!アドバイスありがとう!!
ってか別に同人やってるわけじゃねーですから(笑)

291:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 18:50 2aaajdyH
ゆっきー(゚∀゚)って何者なん?
なんか面白い人だねえ。

292:ゆっきー(゚∀~)
04/05/14 19:08 GyepG1PG
>>291ゆっきーは都内の高校に通う17歳だけど住んでるのは茨城県ですが何か??笑
ただの変人だから気にしないで★

293:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/14 20:21 2aaajdyH
>壊れたお前は笑ってさ、
壊れたって、どういうことだ?
>俺にはお前が晴れに拘る理由も関係無かったが、興味は惹かれた。
もうちょい推敲しる。

それと主人公たちがどういった場所にいるのか書いた方がいい。
部屋にいるとは分かるが、すこし戸惑った。
まあでも、ただの変人にしちゃ上手いなw

294:ゆっきー!!(ただの変人)
04/05/14 21:04 GyepG1PG
>>293
アドバイスと貶してるのか誉めてるのかわからないお言葉ありがとうござまぁー!!
壊れた…何ででしょうね?笑
そこらは思いつきですからー!!爆笑

295:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 00:01 CUh6Lz/C
もしかして、ゆっきーってネタじゃなくてマジ!?
だったら森へぉ帰り・・・

296:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 01:52 /CATNV7p
これがネタじゃなかったら天才だなぁ。

297:ゆっきー!!モリビト
04/05/15 06:29 Ra6+Yf5l
いやぃや、オイラ森在住じゃありませんし?笑
マジも何もオイラは素ですが?
一応人間ですが?笑
そっかー!!ゆっきー天才かぁ!!爆笑

298:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 16:41 ZEISTCPN
森に帰れ=消えろって意味だよ。

299:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 17:01 Z9DGsv70
ネタで載せたバカにネタで批評返すのは出来る限り避けた方がいい。
バカが調子乗ってレスし続けて糞スレ化するよ。

つーか、このバカコテに他の作品を批評されるようになったら終わるぞこのスレ。
すでに糞スレになりつつあるけど。

300:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 17:31 hdMPjp4G
じゃあ何ごともなかったかのように話題をお題に変える。

・梅雨
・紫陽花
・折り畳み傘
・片思い
・バス停
・友だち

↑というように、この中の2~3つを使って短かめの文章を書いてみる
のはどうだろう(ベタでスマソ
あまり長くては書く方も読む方も大変だと思うので。
その場合は、1500~3000字ぐらい?どのぐらいがいいんだろう。

301:300
04/05/15 17:33 hdMPjp4G
つかお題はツマンネ派が多いみたいだね。ゴメーヌ。
自分のことも華麗にスルーして下さい。

302:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:34 QzryE9NS
晒してみます。
二次、デーモン聖典、ミカ×礼奈

303:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:35 QzryE9NS
森の深奥、さらに深く分け入ったその向こうには、世界から切り取られた夢の世界がある。

暖かい陽だまりのような室内に、細く消えそうな旋律が流れる。それは時折途切れそうになりながら、細く弱く流れていた。
ソファへもたれ掛かるように体を預けている女の口から紡がれる旋律は、優しく空気を震わせている。
窓の外をぼんやりと眺めながら、礼奈の唇は繰り返し同じ歌を口ずさんでいた。
「礼奈。その歌、よく歌っているね。君が歌うから私もほとんど覚えてしまったよ」
気配を感じさせずに、男は礼奈の側へ立っていた。手にはティーセットを持っている。男は礼奈に微笑んで口を開いた。
「お茶の時間だよ、礼奈」

304:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:36 QzryE9NS
その圧倒的な美貌。出会ったら、誰もが目を奪われるに違いない。一分の狂い無く整った造形と白い肌、陽を透かした金色の髪は目に眩い。物腰は柔らかく、容貌だけ見れば女性かと勘違いしそうであったが、纏う空気は厳しく、その点で彼はまぎれもなく男性であった。
その柔らかな表情のなかに表れた微かな憂いは、男の存在を希薄にする。
礼奈はそれを理解しない。屈託のない笑顔を男に返し、礼奈は言った。
「この子たちに歌ってあげてるの。ね、僚ちゃんも知ってるでしょう。歌ってあげて。早く会いたいねって。元気に生まれて来るんだよって。ねえ、女の子かな、男の子かな。僚ちゃんはどっちだと思う?」
運んできたティーセットを礼奈のために用意しながら、男は切なげに表情を歪めた。
「さあ、どっちだろう。礼奈はどう思うんだい?」
大きくなった腹部をゆっくりとさすりながら、礼奈は嬉しそうに笑った。

305:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:36 QzryE9NS
「わたしね、僚ちゃん似の男の子じゃないかなって思うの。すごく元気なんだもの。男の子だったらキャッチボールして遊びたいって僚ちゃん言ってたじゃない? 男の子だったら僚ちゃんの夢が叶うね」
男は口を笑みの形にしたまま、やや俯き目を伏せた。額を覆うほどの前髪と長い睫毛に隠された瞳の表情は窺うことは出来ない。
「そうだね。早く、顔が見たいな」
穏やかな声だった。
「うん。早く私たちの子に会いたいね」
礼奈は男に手を伸ばす。男はソファに腰掛け礼奈を抱きしめた。
「いっぱい家族作ろうね。野球チームが作れるくらい」
「ああ、いっぱい作ろう。私たちの家族を」

306:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:37 QzryE9NS
男は答える。叶えられない約束だと知りながら、答える苦悩。
それでも彼女の望みならば、どんなことをしても叶えるつもりでいる。
しばらく男の胸に顔を埋めるようにしていた礼奈が男を見上げた。
「ごめんなさい。少し疲れちゃった。少し休みます。お茶入れてくれたのに、ごめんね、ミカ」
立ち上がった礼奈をミカは制した。
「歩かなくていい。私が連れて行く」
彼女の身体をふわりと抱き上げ、ミカは寝室へと通じるドアを開けた。

307:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:38 QzryE9NS
彼女の精神はまるで砕け散る前のガラスのように危うく脆い。
それが、自分との接触によるのは疑いようのない事実だ。
心をどこかに置き忘れてしまった彼女。
未だかつて出会ったことのない、未知の存在との接触と夫の死は、彼女の心を壊すのに十分な出来事であった。
彼女の夫がどうなろうと知ったことでないが、それが彼女を哀しませているのはひどく辛かった。
ミカ、と呼ばれた男は、眠りこんだ彼女の側に座り、指先で彼女に触れる。
額を滑り、柔らかな頬を撫でる。

308:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:39 QzryE9NS
彼女の側にいるだけで、彼女に名前を呼ばれるだけで、湧き上がるこの充足感。
指先が彼女の唇に触れる。
触れた場所から体内を駆け巡る、この恍惚。
どれほどの確率で出会うことが出来るのか、奇跡としか言いようの無い彼女との出会い。
そして男は見つけた。もう、彼女がいない自分は考えられない。
自らを縛る鎖であり、それのみならず、自らの存在を賭けて守る気高い存在であり、侵さざる掟―聖典を見つけてしまったのだ。

309:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:39 QzryE9NS
彼女は眠りつづける。眠り姫のように。
彼女との接触によってこの姿と名を与えられた。霊的存在<インテリジェンス>はヒトと触れたとき、そのヒトが最も強く思うものに姿が変わるのだ。そして男は聖典の最も強く思うモノの姿になった。それが何故なのか、ミカにはわかっている。
だが、聖典の心はここにない。それは何故だか酷く心をさざめかせていた。
聖典だ、などと、そんな存在を信じたことはなかった。それほど遠い彼方の存在であったものが。出会った奇跡。こんなことが自分の身におきようとは。
彼女との生活は穏やかに過ぎていく。それだけのことが、こんなにも嬉しい。
世界が一変した。彼女によって自分が変わっていく―。

310:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 19:40 QzryE9NS
すみません。ここまでなんですが。宜しくお願いします。

311:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:17 b1kDOD7n
>310
このジャンルを知らないので適切な指摘ではないかもしれませんが
さらっと読んで私なりに感じたことを数点書かせていただきます。

312:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:18 b1kDOD7n
・二重表現

>暖かい陽だまりのような室内に、細く消えそうな旋律が流れる。それは時折途切れそうになりながら、細く弱く流れていた。

「細く消えそうな旋律が流れる」と「細く弱く流れていた」はどちらか一つで十分では?

313:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:19 b1kDOD7n
・「その」「それ」の使い方

>「1その」圧倒的な美貌。出会ったら、誰もが目を奪われるに違いない。一分の狂い無く整った造形と白い肌、陽を透かした金色の髪は
>目に眩い。物腰は柔らかく、容貌だけ見れば女性かと勘違いしそうであったが、纏う空気は厳しく、「2その」点で彼はまぎれもなく男性であった。
>「3その」柔らかな表情のなかに表れた微かな憂いは、男の存在を希薄にする。
>礼奈は「それ」を理解しない。

「1その」は男のことなのか、礼奈のことなのか、判断しにくい。
「女性かと勘違いしそう~」や「彼はまぎれもなく男性で~」の記述が出てくるまで
読者にはどちらのことなのか解らない。
(ジャンル者には「金髪」時点で解るのかもしれませんね)

「1その」~「2その」~「3その」~「それ」と続いて、まどろっこしいです。
「そ~」を使わなくても通じる表現を考えてみてはどうでしょうか。
もしくは、普通に「男の~」でいいのでは?

「礼奈はそれを理解しない」の前に「しかし」や「だが」の逆接接続詞を置いたほうが
わかりやすいかも。

314:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:20 b1kDOD7n
・地文の、「男」、「ミカ」、「ミカと呼ばれた男」、「自分」


冒頭はずっと「男」→容姿等の説明もあり、第三者的(神視点的)表現
>立ち上がった礼奈をミカは制した。→ここで、「男」=「ミカ」と判明
>彼女の身体をふわりと抱き上げ、ミカは寝室へと通じるドアを開けた。 →「ミカ」の行動
>彼女の精神はまるで砕け散る前のガラスのように危うく脆い。→「ミカ」がいだいている彼女の印象
>それが、自分との接触によるのは疑いようのない事実だ。 →「ミカ」の考え
>彼女の夫がどうなろうと知ったことでないが、それが彼女を哀しませているのはひどく辛かった。 →「ミカ」の心情
>ミカ、と呼ばれた男は~ →第三者的(神視点的)表現
その後、「男」の心情~「自分」

この変化がやっぱりくどい印象を与える。

「男」→「ミカ、と呼ばれた男」→「ミカ」→「自分(=ミカ)」 か、
「男」→「ミカ、と呼ばれた男」→「男」→「自分(=男)」 のほうがきれいな流れだと思う。

どちらにしても「ミカ、と呼ばれた男」の記述は、
>立ち上がった礼奈をミカは制した。
の部分に入れるといいと思う。 →ミカ、と呼ばれた男は、立ち上がった礼奈を制した。

315:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:21 b1kDOD7n
・309の聖典の記述に関して
かなり一人よがりな端折った表現ではないかな、と思いました。
ジャンル者なら知っている共通事項なのかもしれませんが、非常に解り難い……。
この辺り↓

>だが、聖典の心はここにない。それは何故だか酷く心をさざめかせていた。
>聖典だ、などと、そんな存在を信じたことはなかった。それほど遠い彼方の存在であったものが。出会った奇跡。こんなことが自分の身におきようとは。

書き手が読み手の注意をひくためにわざと不自然な流れを作ろうとしているのかもしれませんが
文体的に少しくどいので、素直に書いたほうがいいような気がします。

316:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:22 b1kDOD7n
以上です。

私も未熟者ですので、不足分も間違いもあるかもしれませんが
感じたことをまとめさせていただきました。

とてもきれいな文章だと思います。
これからも頑張ってください。

317:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:45 FqZ8dhvL
5年ぶりに同人復活したのですが、
書いても書いても納得いくものが書けません。
いけないのはわかるけど、何がいけないのか自分ではわかりません。

ご批評お願いします。
↓これは、リレー小説の一部として書いたものです。

318:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:46 FqZ8dhvL
鉄男はこのところ毎晩のように同じ夢を見てはうなされていた。
雨の夜。暗い病室。酸素マスクをかけられた白い顔をした男。彼は鉄男のかつての恋人、英明だった。
そして背後から覆い被さる黒い影。暗闇に飲み込まれては息苦しさに眼を覚ます。毎晩のように。

三年前のあの夜、病院のベットに横たわる英明の姿に呆然と立ち尽くす鉄男に、啓二が言った
「君にどうしても話さなければならないことがある。
ここではゆっくりと話ができないから、これからうちに来たまえ」と。

啓二の家には2人を出迎えるものは誰もいないようだった。
静まり返った邸内、廊下の明かりだけを付けて向かったのは啓二の書斎だった。
鉄男はその部屋に入るのは初めてだった。
促されるままのソファに腰を下ろすと、啓二は鉄男の目の前に一枚の写真を差し出した。
それは啓二と英明がベッド裸で抱き合ったポラロイドだった。

「こ、これは?」
鉄男は信じられなかった。写真の中の男が、今目の前で話し掛けていることが。
「きみにはこれが何を意味するかわかっているはずだね」
鉄男は何も答えなかった。自分の答えが正しいとはどうしても思えなかったからだ。
「彼はきみの恋人だったんだってね、彼から聞いたよ」
そのときになって、脈絡なく頭の中に浮かんでいた思考がだんだんと一つにまとまってくるのを鉄男は感じた。
「そしてきみに捨てられたことも」
「す、捨てたわけじゃない!」
鉄男はそれを否定することで、彼との関係を認めてしまった。
「だが今は私の愛人だ」
鉄男は絶句した。

319:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:49 FqZ8dhvL
「私は・・・・・・彼を・・・愛していたんだ!」
啓二が豹変した。
「私たちはね、うまくいっていたんだよ! 愛し合っていた。だが・・・」
「彼はね・・・それでも・・・きみのことが・・・きみが忘れられないと言ったんだよぉー!!」
「彼に言ったよ。私はおまえだけを愛しているとね。だけど!!」
「彼はきみともう一度ヨリを戻したいと言ってね、泣くんだよ・・・」
「なんできみは彼を捨てたんだね! あんなにいい子なのに!」
「そして彼は自殺を図った。幸い、すぐに発見されて命だけは助かったが・・・」
「きみも見てのとおりだ、脳に後遺症がある。いつ目覚めるのかわからない」
「私は彼が目覚めるまで面倒を見るつもりだよ」
「だけどだけど・・・・・・」
鉄男の前を左右に行ったり来たり歩きながら、時に声を荒げ、すぐそのあとに憐れっぽく
眼から溢れる涙を拭うこともせずに啓二は一気に喋った。
鉄男は何も言えなかった。ただ、頭の中には「自殺は俺のせい?」と言う言葉が点滅していた。
「か、彼を・・・・・・愛し・・・・ていたん・・・だ、私は」
啓二は鉄男の前に跪くと、嗚咽混じりにそう言って鉄男の太腿に指を這わせ始めた。
「何をするんですか!」
鉄男がそのいやらしい指を振り払おうとすると、啓二の表情はまた一変して権力者の顔になった。
「きみならわかってくれるよね、私の気持ち」
啓二の顔が目の前に迫り、鉄男が息をのむ。
「彼を失って悲しいのは私もきみもいっしょだ。彼をこのまま死なせたくはないだろう?
彼の入院に掛かる費用は全て私が持つつもりだ。彼が良くなるのをきみも見たいだろう?」
鉄男は彼の髪を弄ぶ啓二の指をもう振り払うことも出来なかった。
「だけど私も寂しいんだよ。彼の変わりにきみが傍にいてくれれば・・・いいね、鉄男くん」
鉄男はついに目を閉じた。そして真っ暗な闇に落ちていった。

320:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/15 23:51 FqZ8dhvL
以上です。
リレーの一部なので中途半端ですが、よろしくお願いします。

321:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 00:11 +UI2CMRT
>>308
何が不満なのかはわからないが、説明の描写だけで、
いわゆるブンガク的な暗示がないから、なんというか微妙に想像するのに味けがない気がする。
もっと描写を細かくネチネチと書いてもいいんじゃないかなぁ、と思うけど、どうかなぁ。

たとえば同じ夢を見てうなされる、というのなら、
夜の闇、病室の描写を、もっとドロっとした雰囲気になるような文を混ぜ込むとか
やってもいいんじゃないのか。

鉄男はこのところ毎晩のように同じ夢を見てはうなされていた。
それは、肌が粘りつくような、じめりとした雨の夜。
闇の向こうが見えない、暗い暗い病室。
そこには酸素マスクをかけられ、生気を無くした無機質な白い顔をした男がいる。
夢の自分は彼の顔をのぞき込む―どれだけ拒否しようとも。
ベッドに横たわっているのは、鉄男のかつての恋人、英明だ。
そして、自分は驚愕し恐怖する。
絶望は彼の顔を見るたび、何度も何度も再現される。
声にならない絶叫、逃げだそうにも動けないもどかしさ。
藻掻く自分に背後から黒い影が覆い被さる。暗闇に飲み込まれる。
うわあああ―!
そこで鉄男は息苦しさに目を覚ます。それも毎晩のように。
そして明け方まで眠れずに、ちりちりと、背中にある神経の先が削れるような感覚に苛まれるのだ。


どうかなぁ微妙かなぁ(;´Д`)

322:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 00:19 +UI2CMRT
レス番号間違えたか。
>>317宛ね

リレーだから、あまり長々と書くと嫌らしいかもしれないけれど、
自分で一本まるまる書いた時もこんな調子だったら、ちょっと物足りない気がする。
普通に流すときはこのままで十分だとは思うけど、自分のこだわる「見せ場」があるのなら、
その部分はネチネチと脂ギッシュに書いた方がいいと思うよ。

>>319とかにしてもそうだけど、会話文だけで会話されても、
どういう表情かも分からないから感情移入できない。
描写が足りなさすぎるんだよね。
入れすぎもクドイから問題なんだけど、入れないと今度は
サラっと読んでしまうだけなんで、物足りなさを感じるんじゃないのかなぁ。
一文でも一語でも入れて彷彿とさせる表現てのもあるから、そこらへんは使い所だと思うけど。

323:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 00:41 +UI2CMRT
細かいところを検討するのなら、>>319

>啓二が豹変した。
これでは素っ気ないよ。どう豹変したかくらいちょろっと入れた方がいいと思うなぁ。
「啓二の表情が豹変した。手をぶるぶると震わせ、こちらを恐ろしい形相で睨む。」
くらい書けば、ずいぶん変わると思うんだけど。
さらに
>「私たちはね、うまくいっていたんだよ! 愛し合っていた。だが・・・」
から
>「だけどだけど・・・・・・」
までの会話文に、情景描写や心理描写が入らないのは惜しすぎると思う。
特に
>「彼はね・・・それでも・・・きみのことが・・・きみが忘れられないと言ったんだよぉー!!」
って、激昂してる部分なんか、まさに心理描写や情景描写の入れ時だと思うんだよね。

それと、この会話部分、すべて啓二のものなら細切れにしないで、
あるていど長文でもいいからカッコの中に入れてしまいなよ。
鉄男の「だけどだけど……」まで、啓二一人で全部語ってるのに、
こんだけブツ切りにしてたら、どこかに鉄男のセリフが入っているのかと思いながら読んでしまったよ。

んで全部読んだのだが、>>318で目を覚ましてるのに
>>319で目を閉じて真っ暗な闇に落ちたのは、どういう事?
嫌な記憶を思い出して、嫌気がさしてもういちど眠りなおしたって事?
それなら「ついに」は物足りない。「もうたくさんだ。思い出したくない記憶をまざまざと甦らせてしまった
鉄男は、ついに目を閉じた。そして真っ暗な闇にすべてを委ねた」
くらいで締めたほうが綺麗だと思うのだけど、そうかな。

324:FqZ8dhvL
04/05/16 01:12 a2/i1A+P
>321-323さん
ご指摘ありがとうございました。
自分でも納得がいかなかった部分を上げて
ご指摘いただいたので、とても納得いたしました。

クドく書くとグダグダになってテンポが悪くなるのでは、など
いろいろ考え込んでしまって、思うように書けなくなっていたようです。
これからもっと細かく書き込めるように努力していきたいと思います。

325:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 01:32 tUDSjyv2
>302
状況を詳しく描写しようとして全部がぼんやりしてる感じ。
男の容姿なんかは具体的だけど
男に感情移入できるような女の描写がないのでいまいち伝わってこない。

評価終わってるけど
>317
BLは最初に表記しといたほうがいいと思う。
啓二の豹変は正に地の文で見せていかないと
だよぉー!!
にちょっとワロた。

326:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 02:42 d4rhhZ3K
>>300
やってみますた。製作時間1時間。
よろしければご批評くださいましm(__)m



327:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 02:45 d4rhhZ3K
 けたたましく鳴り響く目覚まし時計を止めてカーテンを開くと、空は今日も雨模様だった。
 この梅雨時では晴れ間を見る日の方が少ない。それはわかりきっている。ただ、やはり暗雲立ち込める空を見上げ
るのは気分の良いものではないのも確かだ。
 いつもの支度を済ませ、玄関のドアを開ける。昨夜使ったまま引っ掛けてあった折り畳み傘を片手に表へ出た。幸い
雨脚は弱まっている。覗いた腕時計は時間に余裕があることを示していた。こんな天気では、ちょっとでも走ると靴や
ズボンの裾があっという間にびしょ濡れになってしまうだろうが、この時間なら焦らずゆっくり歩いていける。心配があ
るとすれば、傘が小振りなので肩口が塗れてしまうことくらいだった。今日、帰りに大き目の傘でも買うか……そんな
ことを考えながら霧雨の中をバス停へ向けて歩き出した。
 いつも間にか見慣れた風景の中、低めに差した傘の中へ身を隠すようにして進む。この街で暮らすようになって三ヶ
月。美味い定食屋や安い呑み屋、品揃えの良いコンビニと無愛想な店主がいる本屋は覚えることが出来た。だが、そ
れらは生きていく上で必要に迫られた結果得た知識だった。友だちもいないこの街に来て、ついこの間までは鬱積感
さえ感じていた他愛ない生活を懐かしく思う自分がいた。あれほど抜け出したいと思っていたあの頃に戻ってみたいと
考えている自分がいた。
 ……くだらない。そんな懐古趣味に走って何になるというんだ。いま自分が考えなければならないのは今日の午後
出席する会議の発表内容とその要点、それに万が一突っ込まれたときの逃げ口上だろう。どうせ課長がつまらぬ横
槍を入れてくるに決まっている。ぼちぼち反撃でもしない限り、いつまで経ってもこの構図は変わってくれまい。
 でも……課長を言い負かしたところで、どんなに会議がスムーズに終わったところで……それが、何なのだろうか?
給料が増える?……いや、そんなことはない。満足する?……何が満ち足りるというんだ?俺は、何のために、こんな
雨の中で、小さい傘に守ってもらって、湿気臭いバスに揺られて、出かけていくのだろうか……?


328:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 02:47 d4rhhZ3K
 バス停が見えてきた。よかった、雨が強くなる前にたどり着けた……
 そんなことに喜びを感じた自分が、小さくて情けない存在であるような気がしてくる。なんだか、今日の俺は少しおか
しいかもしれないな……そんなことを考えながらバスを待つ列の最後尾に並んだ。時計を見ると、あと三分少々でい
つものバスが来る時刻だった。この天気のおかげか、乗車しようという人数はいつもよりも少ない。今日は座れるだろ
うか……?
 なんとなく、バスを待っている人たちを眺めてみた。自分と同じように会社へと向かうサラリーマンらしき男、気難しい
顔で携帯メールを打つ女子高生。いつもと変わらぬ顔ぶれが並んでいる。俺と同じように、他のみんなもいつもと同じ
一日が始まったところなのだろう。そしていつもの場所で、いつもと同じ事をして、いつもの帰り道を辿っていつもの部
屋へと帰っていくのだ。当たり前のこと、当たり前の日々。至極当然のことなのだ。何のためとかいうことではない。日
常を普通に過ごすことが、当たり前のことなのだから……
 自分の背後に誰かが立つ気配があった。時刻はバス到着一分前、ギリギリセーフってところか。その幸運なヤツの
顔を見てみようと振り返ってみた。


329:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 02:48 d4rhhZ3K
 真っ先に目に飛び込んできたのは、白地に紫陽花のイラストが入った傘だった。なにやら足元を気にしているのか、
幸運の持ち主は傘を差したまま前のめりになっているらしく一体どういう人なのか皆目見当がつかない。だが、その傘
に見覚えがあった。いや……まさか。そんな筈は……第一、傘なんて大量生産品、同じ物を持ってる人がいたってお
かしいことはないさ……いや、でも……まさか……
 紫陽花模様の傘の向こうに、こちらへ向かって近づいてくるバスが見えた。いつもはその到着を待ち遠しく思うのだが、
今はそれどころでは無かった。傘の主はまだ下を向いたままだ。おい……バスが着いちゃうよ。早く、早く顔を上げろよ
……
 バス停にバスが滑り込んできたのと、傘の主が顔を上げたのはほぼ同じタイミングだった。
「あ……!」
 俺の声に、後ろに立っている紫陽花模様の傘の主がこっちを見た。
「え……あ、あぁっ……!」
 忘れようも、見間違えようもなかった。男ってのは、たとえ片思いでも好きになった女の顔を忘れることが出来ないもん
だ、ということを身をもって知った。
 クラクションを鳴らし、バスはドアを閉めて走り去っていった。俺の前に立っていたサラリーマンが、雨の中傘を差して
見詰め合う俺たちをバスの中から不思議そうな目で眺めていたが、そんなことはどうでも良かった。
「久し……ぶりね」
 先に口を開いたのは相手の方だった。
「お、おう……」
 それを答えるのがやっとの俺。
 いつもと違う一日が、始まろうとしていた。

330:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 02:48 d4rhhZ3K
以上でつ。
よろしくお願いいたします。

331:302
04/05/16 10:12 o3ZN5GYD
>>311さん
詳しい批評をありがとうございました。
自分で変だなと思うものの、どこをどうしたらいいのかわからなかったので
色々指摘頂けてとても参考になりました。
萌えた勢いで書き出してしまっていたので
もう一度冷静に見直しながら推敲してみたいと思います。

>>325さん
書き出したい部分だけしか見えていなかったせいかなと思います。
なので全体のバランスが悪くぼんやりしてしまったのかな、と。

批評有り難うございました。とても参考になりました。
頑張って書いていきたいと思います。

332:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 21:29 Op8lRc3x
晒します。
二次創作(デッドマソズQ+ジョ/ジョ4部)で、
冒頭部だけです。

333:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 21:31 Op8lRc3x
「今夜はどこで休もうか……」
ぽつりと独り言をつぶやく。
まだ、午前中だというのに。
ぼんやりと眺めた空は、その半分ぐらいが雲に覆われていた。
太陽は隠れている。風は少々。
それなりに天気は良い方だろう。気分がよくなるほどではないが。
「暇なの?」
空を眺めていると、手に箒を持った女坊主が話し掛けてくる。
滅多に人なんて来ないというのに掃除だけは行き届いているのも、
きっとこの女のおかげなのだろう。
わたしのいるここも掃除するのだろうか。
「見ての通りだ。……どけようか?」
「いえ。そこはもう終わったからいいです」
一体いつから掃除をしているんだ?
「街に出たりはしないの?」
「街に?何をしに?街なんて仕事でいくらでも行ける。
仕事でもないのにわざわざ人の多い場所なんて行きたかないね」
「そう。」
短く返事をして、女坊主はそのまま黙り込んだ。

334:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 21:31 Op8lRc3x
暫く沈黙が続く。掃除は終わったのだろうか。
「なあ。本当に仕事はないのか?」
期待してはいなかったが、一応もう一度聞いてみよう。
『仕事』が無い日にはどうしても暇な時間が出来てしまう。
街に出たりもしないことはないが、今日はどうしても気分が乗らない。
やはり部屋だ。
自分だけの部屋さえあれば、きっと仕事の無い時間を有効に使える筈だ。
例えば時の経つのを忘れるぐらい沢山の本を読んだり、
一晩中好きな音楽を聴いていることもできるんだろう。
「仕事は、ないわ。ただ……他にやることがないならひとつ調べて欲しいことがあります」
「仕事じゃあないんだな。報酬の無い雑用はお断りしたいところだがな」
「報酬、そうね。場合によっては出せるかもしれません。
出せなかったとしても、交通費ぐらいなら負担します」
場合によっては、か。
しかし交通費ということは、やはり街へ行くのだろうか。
そうだとしたらあまり気乗りはしないが、聞くだけ聞いてみるか。
「この写真を見て」
詳細を問うより先に、女坊主が写真を差し出した。
受け取って眺めてみると、一人の男が写っていた。
「この男に見覚えはない?」
「それはいつのことだ?どっちにしろわからんが。……ん?」
いや、そういえばどこかで見たことがあるような気がする。
と言っても会った事があるわけではなくて、この写真を見たことがあるのだ。
「まあ、あるかないかはどちらでもいいです。
その男の名前は、片桐安十郎。通称アンジェロ。脱獄囚よ」
片桐安十郎。アンジェロ。名前は確かに聞いたことがある。
いつだったかは忘れたが、新聞か何かで何度も見た。
「34歳までに20年刑務所に入っていた男。その罪は強姦、殺人、強盗など数知れず。
一度死刑になるもなぜか死なずに生き延び、死刑は延期。その後脱獄した」
そうか、こいつはそんな男なのか。
だったら新聞で顔を見たことがあるのも頷ける。

335:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 21:33 Op8lRc3x
「わかった。経歴はもういい。で、オレはその男の何を調べるんだ?」
「とりあえず最後まで聞いて。
アンジェロは脱獄した翌年の1999年に、S市杜王町に逃げ込んでいるの」
「杜王町に?」
杜王町にはこの体になってからも何度か訪れたことがある。
この体になる前もなのかもしれない。もしかすると、そこで生まれ育ったのかもしれない。
だが、今のわたしにとってはどうでもいいことだ。過去のことは、覚えていることだけで十分だ。
他は何も必要ない。少なくともわたしが望む『幸福』には、何も。
「……で、その男の何を調べればいいんだ?執行しなくてもいいのか?報酬は現金?」
「アンジェロは杜王町に逃げ込んだまま、行方知れず。そのまま何の犯罪も犯していない。
ただ、少なくとも他の場所に行ってないことは確かです」
女坊主はわたしの質問には答えず、話を続けた。
「君が調べることは、その男が生きているのかどうか。期限はなし。
もし生きているのならすみやかに『執行』してください。
その場合は、きちんとそれ相応の報酬を支払います。もちろん現金でね」
「……」
調べる、とは言ってもわたしができることは限られる。
どうやら少なくとも杜王町まで足を運ばなければならないようだ。
少々遠いが、まあいいだろう。
新幹線にでも乗って、窓から景色を楽しむとするか。

336:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 21:34 Op8lRc3x
「交通費は出す、と言ったな」
「ええ」
「わかった。受けよう。ただし、くれぐれも期待はしないことだな」
「おねがいします」
そうと決まったら気が変わる前に早く出発することにしよう。
『仕事』ではないのだから、そう熱心にやることはない。
もとより手がかりがつかめないようならさっさと帰るつもりだ。
わたしは足早に門へと向かった。
「お金は?」
「後払いでいい。あまり持ち歩きたくはない」
「写真もいいんですね?」
「必要ない。顔は覚えた」
そう言い捨てて門を出る。
空にはさっきより少し雲が増えていた。
夜までに一雨降るかもしれない。

337:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 21:38 Op8lRc3x
以上です。
拙い文章ですが、よろしければ色々とアドバイスをいただければ幸いです。
作品を知らない人には少々「?」なところもあるかもしれませんが、
出来る限りそういった部分を無くしていきたいと思っています。

338:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 23:12 90nNHfR5
>333-335
*全般的に感じたこと
自分の頭の中にある展開に盲目で、文章で情報を伝えることに鈍感だなという気がした。

地の文が主人公の考えてることばっかで行為・情景の描写が少なすぎ。
会話だけで話が進んで描写するべき行為・情景がないってんなら
主人公の考えてることの描写は省いて話を一気に進めてしまって
その後で主人公の考えをモノローグ的に集中的に書いた方がわかりやすくていいと思う。
描写すべきものがないわけはなかろうと思うけどね。表情とか声のトーンとか。
例えば最後、「……」のあと主人公はどういう風に仕事を受けるという意思表示をしたの?
うなずいた。溜息をついた。わざと勿体ぶって返事した。
ほら、色々あるじゃん。

それから、とにかく「唐突」という印象を受けた。
「やはり部屋だ」以降とか「この体に~」以降とか。会話のリズムを完全に崩してる。
主人公の思考が会話の流れと別のところに飛びすぎ。
このシーンは
「暇な主人公が仕事とも言い難い雑用を引き受ける羽目になった顛末」+
「主人公がどういう人間かという簡単な説明」
で構成すべき箇所でしょ?(∵導入部だから)
この「説明すべきこと」に対して余計な情報が多すぎる。天気の描写なんかまさにそう。
三行も割くんだったら、天気に関してあれこれ思うことで
主人公はどのような心情でいるのかって情報を多少は絡めて欲しい。


339:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 23:15 90nNHfR5
>333-335
*細かいこと
> まだ、午前中だというのに
「というのに」、なに? 午前中だというのに空が半分くらい雲に覆われてるってのはおかしいよね。
多分、午前中だというのに宿の心配以外することがないぐらい主人公は暇ってことなんだろうけど
この流れでそれを伝えようとするのは厳しい。

> 暫く沈黙が続く。掃除は終わったのだろうか。
二文の間に
「女坊主は掃除を続けるのかと思いきや、私の前を動かなかった」
みたいな描写が欲しい。


340:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/16 23:39 kxnVh91d
>332
おもしろかったです。
始まってすぐに話が動いているので、
先はどうなるのか気になります。
自分は原作(ジョジョ)が好きなので、
贔屓目入ってるかもしれませんが…

と、全体的には好みな印象の上で気になることを。
「この体になる前も」とありますが、
具体的にどんな身体なのか書かれていないのは、
このあとの伏線なのでしょうか?
伏線ならば、その解消の仕方に興味がわきます。
ジョジョらしいやり方で披露してくれるのかな?みたいに。
ただ、原作を知らない人が読むと、すぐには入って行きにくいかも。
体だけでなく、この冒頭には主人公の外側の情報がいっさいなく、
会話している場所のイメージもつかみにくいです。
会話相手の女性は尼さん?で、手に箒を持っているから、
場所はお寺で屋外だろうと想像は出来ますが、なぜ彼がそんな
場所にいるのか、お寺のどこから空を見ているのか。
もう少し背景を書いたほうが、読者には親切だと思う。
あと、女坊主のルックスも。
>332さんに限らず、ここに晒した人はなぜか、
女性キャラのルックスをあまり書かない人が多いようですが、
読者が男性でも女性でも、女性のルックス描写は入れて
損はないと思います。

いろいろ言いましたが、短い中にジョジョジャンルの雰囲気が
出てるのは良かったと思います。がんばってください。

341:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 00:03 rthQ6SFH
327はどうして無視されてるんだw

342:FqZ8dhvL
04/05/17 00:30 oTDtlFRm
>325さん
遅くなりましたが、ご指摘ありがとうございました。

343:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 12:12 /xQ0ZZR9
>>327
文章はいいと思いますが、感想の書きようのない話かな。
つまらないCMを見てしまった気分。

344:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 12:30 PateSnqx
>341
どこからツッコミを入れていいやら分からんからでは…。
ぱっと見でネット環境ということをまったく考慮してないのが分かったんで
内容も独りよがりだろうなぁとスルーしちゃってた。
我慢して最後まで読んでみたけど、やっぱり当たってたけど(;゚Д゚)ツマンネ-

自己満足のオナニー文を書いて満足するんじゃなくて
人に読ませることを意識してから出直してきたほうがいいよ>>327




345:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 12:34 0ZjsmN/l
そうかな?自分はしっかり書かれていて好きだと思ったけれど。
ただ、「……」が多いな、とは感じた。
読後感はサワヤカだったよ。>327

346:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 12:34 U/qW4LgB
急にレスがついてるな…。

>>327
全体的な印象を上げると、だらだらと日常を説明しているだけに見える。
もっと要点を見つけて描写した方がいい。

途中、独白で日頃の鬱屈のようなものが語られているけど、
そこは独白で説明するんじゃなくて、日常の様子から感じさせて欲しかった。
普通の男に、ぐちぐちと語られても面白くないだろう? と。

347:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 12:36 G09iy9IQ
>>341
簡単に言うと評価以前に「読む気が失せる」からじゃないの。
ブラウザや2chビューアで読んでる人のために、適当な所で改行を入れないと
誰も読みもしないよ。

>>327以外の、たまにすごい長文書いてくる人にも言いたいのだけど。
自分もそうなんだが、目を動かしながら頭で解釈していくのは、けっこう大変なんだよ。
適当な所で句読点を打ち、改行を加えてあげることで、読者に「はいここまでで想像してください」
と指定してあげないと、読者は混乱してしまい、
結果、どれだけいい文章でも「何言ってるんだ?」と、理解できなくなる。

もちろん、対象となる読者が長文に耐えられる人間だと特定できるのならまったくOKだけどね。
研究者向けの論文とか、ライト系じゃない、ガチガチの中身が好きだとか。
801でもハードっぽい本ならたまに見かけるよね。そういう人。

348:341
04/05/17 17:25 pIG31Jjv
漏れのくだらない質問に答えてくれた人ありがとう(つД`)

確かに、どこから突っ込んで良いかはわからないかも。
自分が読むときに、327の文章が読みやすい読みにくいは、
あんま意識してなかったが…。
自分が書くときの参考にもなりました。本当にありがとう。

349:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 18:02 3TA+RtS8
梅雨はいやな季節…

350:327
04/05/17 19:04 FloSoYgN
ありがとうございました。
いや、お題で物書くのは初めてだったんですが、やはりまだまだですねぇ。
内容については、お題を盛り込み、かつ短く書くことに集中してしまったんでロクに膨らませなかったのは
確かです。精進します。つまらないCM……確かに(苦笑)
あと改行についてなんですが、2chブラウザ(漏れはjane)の幅で改行入れておいたつもりでしたが
確かに読み辛かったですね。今度上げることがあるとしたら、もっと短く切るようにします。
紙原稿でしか書いたことが無いんで、いまいちネット環境での読み易さという概念がつかみきれていない
んですわ。失礼致しました。


351:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 19:43 GEaW0eIe
>350
その前に、半年ROMってこうぜ!
精進その他はその間にやれば大丈夫!
きっとネットでの読みやすさとかさ、そういのもっとよくわかるようになるよ!
頼むからそんな感じでお願い。



352:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 20:00 jrw0vtQl
苦笑……(・∀・) 
2chで見るとは(w


353:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 20:02 yPCVafZb
最近あちこちで見るよ…<苦笑

354:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 20:04 twbZ2yvj
自分が見かけた(苦笑)使いは漏れなく痛かった。

355:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/17 20:17 c3yc+QpP
(苦笑)は場面さえ選べば別に使ってようが痛くはない。
ただ少しいろんな意味に取れすぎるのが嫌なところだ。
よって、使わない方が無難となっている。

356:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 01:51 ICos8Fkq
URLリンク(pksp.jp)
初めて物書いて、人様に見せることにしました。何かアドバイス等をよろしくお願いします。m(__)m

357:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 03:08 VLGANlER
>358
作品の批評以前に色々言いたい事はあるのだが、Russelを読んで。
・サイトのトップページのアドレス貼られてもどの作品をアドバイスしたらいいのかわからん。
・文中に半角カタカナ使うな。
・奥様の気まぐれの1-3と1-2はリンクミス?
・後半、変なところで改行が少なくて読みづらい。
・周りの状況の説明だけでなく、心情とか人物の表情とかの描写も入れてみては?
・登場人物がどんな性格でお互いををどう思っているのか、何を考えて行動しているのか
が読んでいる人に伝わらない。

兎に角、キャラクターをしっかり作って、心情表現の練習をしてから書いたほうが良いと思う。
個人的に素材は好きなので残念。

358:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 07:45 ICos8Fkq
・サイトのトップページのアドレス貼られてもどの作品をアドバイスしたらいいのかわからん。→作品が一つしかないので書かなくても分かるかな、と思いました。すみません。
・文中に半角カタカナ使うな。→訂正しました。
・奥様の気まぐれの1-3と1-2はリンクミス?→リンクミスです。訂正しました。
・後半、変なところで改行が少なくて読みづらい。→文章を携帯メールからパソコンに送信し、それをコピペした時に変なとこで改行になったと思われます。訂正しました。
・周りの状況の説明だけでなく、心情とか人物の表情とかの描写も入れてみては?→がんばって善処します。
・登場人物がどんな性格でお互いををどう思っているのか、何を考えて行動しているのか が読んでいる人に伝わらない。→追い追いその辺りなどを出す予定でしたが、早めに出すか、加筆修正を加えたいと思います。

アドバイスありがとうございました。m(__)mまた話をUPしたらカキコさしていただくので、その時はまた、よろしくおねがいします。

359:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 13:49 pNKx0VDt
>358
適度なところでの改行を覚えてくれると嬉しいのだが。
ずっと改行せずに文がずらずらと続くと読み辛い。
前半からそうなのでかなり読み辛く途中で何度か読むのやめようかと思いました。
一度書きあがった後出す前に読み辛い箇所はないか?
改行はこれでいいか等チェックしてみると良いかと。
キャラの描写が少なく、何に焦点をあて書いてるのかが良くわかりませんでした。

がんがれ。

360:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 15:49 imm+F8mC
今のお題って、「雨」でよかったっけ?

361:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 16:17 +pu4y0Xu
梅入りのやつ

362:名無しさん@どーでもいいことだが。
04/05/18 23:43 Ue1V6io8
>>356
うーん、携帯用バージョンにすると少しは読めるようになるけど、
やっぱりちと辛い。携帯用とPC用では閲覧ページ別に
創った方がいいんじゃないかとも思うんですが。

あとはやっぱり感情表現が絶対的に不足してるかと。
ただの文章の羅列になってしまってて、登場人物に
魅力がなくなってると思う。


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