北斗の拳強さ議論47at CSALOON
北斗の拳強さ議論47 - 暇つぶし2ch156:マロン名無しさん
06/08/27 16:51:10
いまだにラオウ>ケンシロウと言い張る奴がいるのは本当に呆れる。
もちろん自分の好きなキャラを最強と思いたい気持ちは分からなくもないが、議論スレでそれを言い張り続けるのが分からない。
言うまでもなく両者の決着はケンシロウの完勝、ラオウの自殺という形で明白についている。
その部分はいわゆる第一部のクライマックスでもあり、また作中で描かれたラオウの生涯のクライマックスでもあるはずだ。

ラオウ最強を主張する奴の根拠は後半の修羅の国編以降の極端なラオウ神格化、特にケンシロウの「拳では俺を上回るラオウ」発言にあるらしい。
だがそのような発言はラオウがケンシロウに完敗している以上現実の力関係を反映しているはずがなく、単にケンシロウの中でのラオウの存在の大きさの表現と解釈するのが妥当だ。

あるいは「拳では俺を上回るラオウ」を新たに作品に付け加えられた設定と解釈し、それによってそれ以前の描写に対する解釈は変更を受けるという立場に立った読み方もできるかもしれない。
だがそういう読み方をするのなら、ラオウがケンシロウに完敗したという作中の事実は新たな設定と完全に矛盾するため、解釈の変更ではなく無かったことにするしかない。

もちろんそういう読み方をしたければそれはそれで勝手なのだが、その場合自分がどういう読み方をしていることになるのか考えてみるべきだ。
その読み方によるならケンシロウvsラオウの最終戦はラオウが死んだということ以外は無かったこととして修羅の国編以降に語られるわけの分からないラオウ神話に差し替えられることになる。
つまり彼らの中では恐らくは彼らが絶賛してやまない「第一部」のクライマックス中のクライマックスにしてラオウの生涯のクライマックスでもある部分が切り捨てられ、
その部分は彼らが内心では別物として切り捨てたいであろう「第二部」で語られるラオウ神話に置き換わっているのだ。

彼らは一体ラオウの何が好きなのか?
気付いていないかもしれないが彼らは実は「第二部」のラオウが好きなのではないか。
元々は普通のラオウファンだったのだろうが、それが歪んで本来のラオウ(「一部」のラオウ)を切り捨てて、内心ではバカにしているであろう二部の話にすがり付いている様は滑稽に思える。

同様のことは原作者のブロンについても言えることだと思う。


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