ストーリーを教えてもらうスレ Part15at CSALOON
ストーリーを教えてもらうスレ Part15 - 暇つぶし2ch300:マシュマロ通信
06/04/13 23:03:28

マシュマロ通信(タイムス) 山本ルンルン
2005年6月時点で9巻まで発刊

マシュマロタウンの学校に通っている新聞部の少年少女達の話。
サ○エさんみたいに一話完結モノで年を取らない永遠の学生。
『ポップでキュート』という言葉を絵に描いた様な
可愛らしいイラストのフルカラーコミック。
何でもかんでもネタになってるので、主要な人物の紹介だけということで。

・サンディ・
新聞部の部長で人形・ぬいぐるみ集めが趣味

・クラウド・
お菓子の抽選で当たるぬいぐるみ。の、はずなのに
何故か生きているヒツジぬいぐるみ。サンディが執念で当選してゲットした

・ジャスミン・
素顔に秘密がある高飛車な美少女

・シナモン・
メルヘン大好きで、占いに全てをゆだねる占いマニアな少女

・ライム・
女の子にモテモテな美少年だが、
実はいいように扱われてるだけという事に気づいていない

・クローブ・
音楽マニアでパソコンに詳しいメガネくん

301:マロン名無しさん
06/04/13 23:13:25
>299
しかしこの後これらの作品に対する希望が来たら
またいちいち説明しなきゃならんのか?だったら
最初からテンプレとまとめサイトのトップに
デカデカと「船戸明里作品はご遠慮下さい」と
書いておくか297の言うようにスレ、レス番号を明記
するかどっちかにしておいた方がいいと思う。
常々このスレの存在を苦々しく思っている他の
作家がこれ幸いと同じ事をするという事態にも
なりかねん。

因みに自分は297に賛成。これなら鯖屋でも
おいそれと手は出せない。

302:マロン名無しさん
06/04/14 02:27:56
>>300
乙です
あのヒツジそうだったんだ・・・弟か何かだと思ってた

「神恭一郎事件簿」をどなたか教えてください

303:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:03:29
清原なつの「花岡ちゃんの夏休み」シリーズ投下します。

最初に。
「花岡ちゃん」は5本の短編集です。
タイトルは順に
「花岡ちゃんの夏休み」
「早春物語」
「アップルグリーンのカラーインクで」
「青葉若葉のにおう中」
「なだれのイエス」
です。

このうち、「アップルグリーンのカラーインクで」は花岡ちゃんが脇役の話。
「青葉若葉のにおう中」は花岡ちゃんにそっくりなキャラが登場する話です。
以下コミックス等収録順にあらすじを投下します。

304:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:04:52
「早春物語」

前作の続編。ゆるゆると付き合いが続いている蓑島と花岡ちゃん。
その蓑島に美人で才女の笹川華子が目を付けた。華子は蓑島にアプローチをかける一方、
花岡ちゃんをけん制する。
いつも恋ばかり追っているようにみえる華子に、花岡ちゃんは「人生の意義を考える事は
ないのか」と質問。華子は落ち着いて答える。
「その問の答えは……ないわよ」
「何のために生きるか課題が与えられていたら
 あなたはその通りに生きるつもりなの?」
格の違いを見せつけらた花岡ちゃん。多大な葛藤の末、蓑島から身を引くことを決意する。

花岡ちゃんに身を引くことを告げられ、彼女の葛藤をほぼ正確に推察した蓑島。
どう慰めてやろうと考えるが、そこで華子と偶然出会い、つい華子を優先させてしまう。
しかし楽しいはずの美女との会話にも身の入らない蓑島。結局華子をフッて花岡ちゃんの
元へ。

その頃花岡ちゃんは、公園で1人雪だるまを作っていた。
心の中で、彼女を急き立てるように浮かび続ける「なぜ」という疑問。本当は1人で
答えを探すのに疲れた。蓑島の助けが欲しい。でも言えない。
そんな気持ちを抱えつつ、蓑島に背を向け延々と雪だるまを作り続ける花岡ちゃん。
蓑島は両手を広げて言う。
「くやしかったらここまでおいで」
花岡ちゃんはその胸に飛び込んでいった。

305:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:06:31
「アップルグリーンのカラーインクで」

花岡ちゃんの友達の美登利と、その幼なじみのおぎちゃんの話。
美登利は芸大1回生。おぎちゃんの通う大学には入れなかった。

ある日美登利は、同じ大学の笹川華子がおぎちゃんに言い寄っているのを知る。
しかし美登利は「おぎちゃんはおぎちゃんで好きな人を見つけ 恋を語ればいい」と
強がる。本当は塩と砂糖を取り違えるくらい動揺しているのに。
気分転換に部屋の模様替えをする美登利。荷物の奥から、昔おぎちゃんに貰った蝶の標本を
見つける。幼い頃、おぎちゃんはアフリカに蝶を取りに行くことを夢見ていたのだ。

おぎちゃんの誕生日の日。おぎちゃんは笹川華子と喫茶店にいた。
華子に「時々遠くを見ているような顔をする」と指摘されたおぎちゃんは、昔アフリカに
蝶を採りに行きたかったと語る。今からでもお金を貯めて行けばいいと言われ、
今の自分の望みが昔とは微妙にずれていることを自覚する。
話が白け、喫茶店を出る2人。その姿を美登利が見てしまった。美登利はおぎちゃんから
逃げるように去る。

美登利への仕打ちを花岡ちゃんに責められたおぎちゃんは、昔を思いながら考えた。
昔、おぎちゃんの夢を知った美登利はアフリカに一緒に行きたがった。もしライオンに
襲われたら死んだふりをすればいいと信じていた。
考えた末、おぎちゃんは、もし美登利が喰われそうになったら、わが身にコショウを
ふってライオンの前に飛び出そう、と決めた。そうしたら神様が蝶の大群を遣わせ、
ライオンの目鼻を隠し、そしてサバンナを導いてくれるだろうと。

翌日。華子に「僕は今日アフリカに行くよ」と宣言するおぎちゃん。
その夜大荷物を抱えて美登利の部屋に忍び込む。荷物の中身は、かつておぎちゃんが
集めていた蝶の標本だった。それらを前に当時の思い出を語る2人。
おぎちゃんが今欲していたのはアフリカ行きの切符ではなく、
過去を優しく語り合う時間だったのだ。

306:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:07:28
「青葉若葉のにおう中」

花岡ちゃんにそっくりな容姿の宮嶋桃子が登場する話。

金之助の通う大学に、高校の後輩だった聖子が入学してきた。金之助にとって聖子は、
ずっと大切に慈しんできた存在。また、聖子も金之助を「金さま」と呼んで慕っていた。
その聖子に片思いを寄せる人物が現れた。聖子と同じ学部に入学した宮田玲。
宮田はすさまじい美少年だったが、聖子は歯牙にもかけなかった。そして昔と同じように
日々金之助と仲睦まじく過ごす。

ある日、悪友の宮嶋桃子が金之助の下宿に押しかけた。15回目の失恋のショックを
ぶちまけにきたのだ。収まらない桃子を、金之助は呑みに連れ出す。
呑み屋で、桃子は金之助と聖子の関係を問いただした。金之助は「好きだよ」と答える。
「たぶん最初に出会ったとき、彼女は僕の心の中に芽を出した
 そして今でもみずみずしい双葉のままで僕の中にいる」
「もうお互いに子供じゃないのよ」と桃子に返されるが、金之助は「いつまでも
あのままでいてほしい」と聞く耳を持たない。

やがて酔い潰れた桃子を、金之助は仕方なく自分の下宿に泊めてやる。もちろん何も
なかったのだが、翌朝金之助の下宿を訪ねてきた聖子に桃子を見られてしまった。
走り去る聖子。金之助は後を追わなかった。聖子の中の金之助像を壊してしまったのが
分かったからだ。「聖子をただ慈しむだけの金之助」という虚像を。

たまたま走り去る桃子に行き会った宮田は、金之助に会い、それを悟る。
そして聖子を訪ね「たぶんあの人とは違う意味で」愛してると告白する。

季節はめぐる。
再び出会った聖子の隣には宮田がいた。聖子は昔と同じように微笑み、「金さま」と
呼んだ。だが、金之助は昔と同じ微笑みを聖子に返さなかった。
”君はもう僕の城には住めない 僕はつみ木の城をこわしてしまったんだ”
今、春はさかり、緑が目にしみる。

307:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:08:22
「なだれのイエス」

花岡ちゃんシリーズ最終話。
ある冬の夜、花岡ちゃんの家に蓑島の友人の遠野から電話が入る。蓑島が学内で雪崩に
会い、遭難したというのだ。
花岡ちゃん達の通う大学には「みやもり坂」という急な坂があり、毎年冬になると
怪我人が出ていた。そこで雪崩が起き、蓑島が巻き込まれたという。
現場に駆けつけた花岡ちゃんは、雪の中から蓑島愛用のカツラを発見する。しかし
蓑島自身は発見できず、絶望的な状況。花岡ちゃんはショックで気を失ってしまう。

深夜、遠野はその蓑島からの電話を受けた。雪の中で2時間ほど気絶していたというのだ。
さらに、頭がしもやけになったので四国の実家で療養するという蓑島。
その時、遠野の頭にある計略が浮かんだ。蓑島には長期の休養を進め、さらに「誰にも
連絡を取るな」と言う。うかうかと計略に乗った蓑島は、花岡ちゃんにも連絡を取らず
里帰りしてしまう。

邪魔者を遠ざけた遠野は、花岡ちゃんに「みやもり坂の犠牲になった蓑島のことを映画に
しよう」と持ちかけた。遠野は映研所属なのだ。花岡ちゃんはそれを了承。蓑島のカツラを
かぶり、悲劇のヒロインを演じることに。

映画の内容は、花岡ちゃんが雪の中からカツラを見つけるシーンから始まり、やがて
『みやもり坂にリフトを設置しよう』と学生運動を起こす、というもの。
「この映画作りはキナ臭い」との笹川華子の忠告も聞かず、与えられた役を無心に演じる
花岡ちゃん。アジテーションのシーンを撮り終え、ふと周囲を見渡すと、リフトの話を
真に受けた学生達が本当に学生運動を起こしていた。その熱気に押され、花岡ちゃんは
さらに扇動役を演じ続ける。

308:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:08:57

そんな時、蓑島が実家から戻ってきた。蓑島の姿を見つけた花岡ちゃんは役を放り出し、
なぜか蓑島から逃げ出す。その花岡ちゃんを華子が捕まえた。花岡ちゃんは蓑島が
生きていたというわりに暗い顔をしていた。
花岡ちゃん「この場合どんな顔をしたらいいかわかんないの!」
華子「いちおうハッピーエンドじゃないの。うれしい顔なさいよ」
花岡ちゃんは素直にうなずき、追いかけてきた蓑島を笑顔で迎える。いちゃつきだした
2人に華子はあきれ気味。

一方、死んだはずの蓑島を見てとまどう学生達。すべては遠野の策略であったことを知り、
遠野に詰め寄る。当然学生運動は瓦解した。
実は、遠野もかつてみやもり坂で怪我をした1人だった。高校時代有望なスプリンター
だった遠野は、怪我のために夢を諦めざるをえなかった。だからこれ以上怪我人を
出さないようリフトを作りたかったのだ。

学生運動は瓦解したが、映画は最終カットまで撮った。
最終カットは、蓑島のカツラをかぶってアジテーション中の花岡ちゃんの銅像だった。

309:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:10:16
以上です

310:花岡ちゃんの夏休み
06/04/14 21:16:33
すいません! すっとぼけて最初の1話を投下し忘れました!

「花岡ちゃんの夏休み」

花岡ちゃんは才女と評判のメガネの女子大生。
夏休み、花岡ちゃんはある本を探していたことをきっかけに、蓑島(みのしま)という
ロンゲ男と知り合う。蓑島は花岡ちゃんと同じ大学で「悪魔のように頭が切れる」と
評判の男だった。
友人のおぎちゃんは「関わらない方がいい」と忠告するが、蓑島との会話が楽しく、
花岡ちゃんは蓑島がよくいる公園に押しかけては議論を仕掛けるようになった。

そんなある日、花岡ちゃんに見合い話が持ち上がった。相手は東大卒のエリート。
友達の美登利に「蓑島のことが好きじゃないのか」と問われるが、「蓑島さんとは
そういう関係じゃないから関係ない」と花岡ちゃんは馬耳東風。見合いを決行する。
しかし見合いの席でも蓑島が気になって身の入らない花岡ちゃん。結局中座して蓑島に
会いに行ってしまう。驚くが、快く迎える蓑島。なんとなくいい雰囲気に。

そこへ突風が吹いた。そして蓑島の麦藁帽とカツラが飛んでいった。実は蓑島には
もう一つ、「ハゲ」という噂があったのだ。ハゲが大嫌いな花岡ちゃんは、蓑島に別れを
告げる。
しかし蓑島を諦めきれない花岡ちゃん。泣き暮らす彼女に、美登利が「花岡ちゃんが
好きになったのは蓑島さんの髪だったの?」と聞く。それをきっかけに、花岡ちゃんは
改めて蓑島の何に惹かれたのか考える。
”好きになったのは 理由なんて分かりません”
”ただいっしょにいたいだけ いっしょにいるとたのしいだけ……”

次の日、花岡ちゃんはまた蓑島に会いに行った。
”人生の意義はまだわからないけれど”、蓑島と一緒にいたいと思ったから。

今度こそ終わりです。

311:マロン名無しさん
06/04/14 22:09:13
詳しく書いてもらえてうれしいです。
ありがとうございます!

312:マロン名無しさん
06/04/14 23:34:44
>>303-310
乙です。

最初の一話を最後に持ってきたのは大正解だ。
臭いセリフの多い恋愛話しか。フーンと読んでいたけど
>雪の中から蓑島愛用のカツラを発見する。
え?カツラ?カツラって何さ?ヒーローはヅラなのか?と俄然興味が沸いた。
最後に最初に一話を読んでツボにきたw
探してみようかな・・・

313:マロン名無しさん
06/04/16 14:55:55
椎野鳥子「天使に聞いて」のストーリー教えてください

314:マロン名無しさん
06/04/17 12:28:01
西原理恵子「うつくしいのはら」お願い致します。

>>280
依頼主ではないけど「7SEEDS」気になってたので残念
冬チームは解凍失敗やら自殺やらで全滅状態だったような。


315:マロン名無しさん
06/04/17 17:00:48
まとめサイトにある「ひみつの階段」をもっと詳しく教えてほしいです

316:マロン名無しさん
06/04/19 01:14:17
エニックス系でやってたカムイって漫画お願いします。
七海なんとかさんって人が連載してたやつ。

317:マロン名無しさん
06/04/19 01:24:42
なんかあいまいだね
検索してはっきりさせてから依頼したほうがいいんじゃね?

318:マロン名無しさん
06/04/19 12:16:41 ey+l9eyw
ヘルシング

319:マロン名無しさん
06/04/20 21:37:50 nQhw7Xem
実験人間ダミーオスカーお願いします。

320:マロン名無しさん
06/04/20 21:53:52
>>319
後で暇ができたら詳細書くよ。
どうでもいいが出来るだけsageる事を心掛けるンだ。

321:マロン名無しさん
06/04/20 23:32:47 VjoyOllC
ギミックお願いします

322:マロン名無しさん
06/04/21 22:18:23
諸星大二郎の「生命の木」を教えてください。

323:マロン名無しさん
06/04/22 01:37:05
>>322
妖怪ハンターの「生命の木」の事なら書くよ

324:マロン名無しさん
06/04/22 04:48:33
諸星作品全部読んだ訳じゃないから、確実な事は言えないが
妖怪ハンターの「生命の木」のことだろうと思って投下。


「妖怪ハンター」こと「稗田礼次郎のフィールドノート」
シリーズについて

異様な事例や奇怪な事柄ばかりに手を出すがために、
学会から異端視扱いされ、マスコミには「妖怪ハンター」
という渾名まで付けられた考古学者・稗田礼次郎の調査
ノートから、彼が関わった事件を紹介していくという
体裁。そのため、稗田はお手紙紹介係なだけで本編には
まったく出てこないという話も有り。
現在、集英社より文庫版が三巻(地の巻・天の巻・水の巻)
講談社より単行本「魔障ヶ岳」発売中。
「生命の木」は集英社文庫の「地の巻」に収録されている。



325:マロン名無しさん
06/04/22 04:51:22
超簡易版

東北に「アダムの他に”じゅすへる”って人間がいた」と
書いてある聖書異伝を信仰してる隠れキリシタンがいると
聞いた青年が、その村を訪れたら殺人事件が起こってた。
死んだのは隠れキリシタンがいる”はなれ”の住人、善次。
カソリックの神父さんに案内されて青年が”はなれ”に
行ってみたら、重太という爺さんと、たまたま調査に来てた
稗田しかいなかった。”はなれ”の住人全員池沼なので、
重太に話を聞いても意味不明。三人で色々考えてたところへ、
善次の死体が消えたという知らせが。それを聞いた重太逃亡。
重太を追っかけていった先の洞窟には、深い穴でうごめいてる
たくさんの池沼が。
稗田と青年は”はなれ”の住人は生命の実を食った
”じゅすへるの”の子孫で、善次は”じゅすへる”のキリ
スト、重太は”じゅすへる”のユダじゃないかと言ってたら
キリストとして復活した善次登場。
「主を冒涜するな」と激昂して攻撃してきた神父をあぼーん
した善次は「おらといっしょにぱらいそさいくだ」と言って
”じゅすへる”の子孫と一緒にでっかい光の十字架となって
消え、「おらもつれていってくだせ」と泣いていた重太は
おいてけぼりになって、神父と一緒に崩れた洞窟の下敷きに。
稗田と青年はかろうじて脱出。
”じゅすへる”の子孫はぱらいそに行けたのかな?って話。



詳しく書いてみたら、結構長くなってしまった上、
あの雰囲気を上手く紹介できないことに気付いてしまったので
簡易版のみ。必要なら詳細版も投下します。

326:322
06/04/23 06:17:22
ありがとうございました。この簡易版で十分です。

327:マロン名無しさん
06/04/23 08:13:01 JRdAZPZt
「ドラえもん+」の5巻に収録されているという「45年後…」という作品のストーリーを教えてください。
できれば台詞も含めて詳細に教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

328:マロン名無しさん
06/04/23 17:57:17
さべあのま「モト子せんせいの場合」をお願いします。

329:マロン名無しさん
06/04/24 01:48:04 x5dNFUXP
ぼくらの、ってまとめにもリクにものってないんですけど、需要ありますか?

あるなら好きな作品やし、単行本の範囲で書いてみようとおもうんやけども・・・。

330:マロン名無しさん
06/04/24 02:25:21
>>329
>まとめにもリクにものってない
…のなら今のトコ需要はないけど、今後誰かがそれをリクする可能性はあるから
そん時はぜひ書いてもらいたい。

331:マロン名無しさん
06/04/24 12:20:13
>>329
それじゃ自分がリクエストさせていただきます。


332:マロン名無しさん
06/04/24 12:24:50
出番がキタ

333:マロン名無しさん
06/04/24 12:53:34
荒川アンダーザブリッジをお願いします

334:荒川アンダーザブリッジ
06/04/24 17:00:41
>>333

大企業の御曹司一ノ宮行は、エキセントリックな小学生にズボンを鉄塔に引っ掛けられ、パンツ姿で橋の上にいた。
人に借りをつくるなという家訓に従い、今まで一度足りとも他人に借りをつくらなかった行は、
同じく橋の上で釣りをしていた少女の力を借りずにズボンを取ろうとするも、鉄塔もろとも川に落ちてしまう。
命の恩人というヘビーウェイトな借りを、命を救ってくれたホームレスの少女に返そうとするも、家は必要ないという。
自ら金星人を名乗った少女の願い、「恋をさせてくれないか」を叶え借りを返すため、橋の下で暮らすようになった行。

他にも人がいると分かり、電波でない人の存在を期待するも、
河童の格好をし、自分は河童だと言い張る村長を始め、どいつもこいつも電波ばかり。

掟に従いリクルートと名付けられた行と、恋人であるニノ。
ニノに惚れていてやたらとリクルートに絡む星型のカブリモノをした星。
自称エスパーの鉄仮面兄弟に、白線の上しか歩かない白。
どう見ても男なシスターと、シスターが惚れてる毒舌牧場主マリアなど、個性豊かなキャラたちが橋の下で笑い有り涙有りの物語を繰り広げる。

ちなみに、リクルートとニノの仲は青年誌にも関わらずデートをした程度で、ほとんど進展していない

335:マロン名無しさん
06/04/24 18:18:31
初めて知ったが面白そうだなw
読んでみたくなった

336:ドラえもん+ 「45年後…」
06/04/24 20:22:49
年に二度か三度の、のび太大反省の日がやってきた!
将来りっぱな社会人になるため生活を改めようと決意したのび太だったが
ジャイアンやスネ夫に「またいつものあれだ」「今度の決心は何日続くかな」と笑われやる気をなくす。
いつも通り、漫画読んでおやつ食べて昼寝しようと家に帰ってくると
愛用の座布団や読みかけの漫画が放り出されていたり、おやつが既に食べられていたりと変なことばかり。
イライラして、お気に入りの裏山へくつろぎに行くと、そこには見慣れない中年男性が。
「どうだい、しっかり勉強してるかい?…そうか、きみが勉強してるわけないか。バカなこときいた」
君をよく知ってると言わんばかりの態度に、のび太が相手の名前を尋ねると
男は「わからない?四十五年後のきみだよ」と答える。
「うそだァ、ぼくがそんなオジンになるなんて!」「なにをいうか、だれだって年をとるんだぞ」
そこへドラえもんがやって来た。ドラえもんと老のび太との間ではもう話がついているらしく
22世紀から取ってきた「入れかえロープ」で、のび太と入れ替わって子供時代を体験したいという。
「そうね、なんていえばいいか…遠い昔によんだ本をもう一度よみ返してみたい…そんな気持ちかな」
のび太にも別に断る理由はなく、入れ替わって山を降りるのび太と老のび太。
「なつかしいなあ。なにもかも昔のままだ!」「あたり前でしょ、昔だもの。」
歩きながら、自分が将来ちゃんとやっていけるのか、その不安と疑問を老のび太にぶつけたくなる
のび太だが、「やっぱりいい、聞くのがこわい」と自分で遮ってしまう。
一方の老のび太は、ジャイアンとスネ夫に誘われた野球でエラーして怒鳴りつけられたり
しずちゃんに「ぼくらの息子のノビスケがスペースシャトルで月にハネムーンに行って…」と話しかけて驚かれたりする。
家に帰れば、宿題をしていないことを怒るママを見て嬉し涙を流し、パパやママと一緒に食卓を囲んで大はしゃぎ。
帰り際、一日楽しんだお礼に宿題でも手伝おうかと言う老のび太に「自分でやるから」と断るのび太。
老のび太は「さすがはぼくだ!」と喜んだ後、「一つだけ教えておこう」と切り出す。
「きみはこれからも何度もつまづく。でもそのたびに立ち直る強さももってるんだよ」
その言葉に自信を得たのび太は、笑顔で机に向かうのだった。

337:マロン名無しさん
06/04/24 20:30:46
リク主です。ありがとうございます!すっきりしました

338:マロン名無しさん
06/04/24 21:57:59
>ドラえもん
リク主じゃないけど、いい話読ませてもらったよ
ありがとぉー

339:ぼくらの 1
06/04/24 22:02:42
<<はじまり>>
ある夏、学習交流自然学校に参加していた中学一年生の15人の少年少女たちは、
興味本位から海辺の洞窟に足を踏み入れる。

その洞窟の奥でであったココペリと名乗る男に、地球を敵から守るゲームをしないか、と誘われる。
面白半分に、次々とそのゲームと「契約」していく少年たち。

そして少年たちは現実に地球を守るための戦いの巻き込まれていくのだった・・・。


<<主な登場人物>>
・切江 洋介(キリエ) 口数が少なく、内向的な性格。
・宇白 順(ウシロ) カナの兄。自己中でカナをいじめている。
・門司 邦彦(モジ) 冷静沈着。勘や読みが鋭い。
・吉川 寛治(カンジ) ウシロと同じ学校に通っている。
・小高 勝(コダマ) 父を尊敬している。やや自己中。
・矢村 大一(ダイチ) 兄弟を一人で養っている。正義感が強い。
・加古 功(カコ) 少年たちの中で1番の臆病者。
・和久 隆(ワク) サッカー少年。
・宇白 可奈(カナ) ウシロの妹。小4。ゲームには参加していない。
・阿野 万記(マキ) 軍事オタク。もうすぐ弟が生まれる。
・古茂田 孝美(コモ) マキと同じ学校。年齢の割りに大人びている。
・本田 千鶴(チズ) 正統派お嬢様タイプの女の子。
・町 洋子(マチ) そばかす少女。
・往住 愛子(アンコ) 父はニュースキャスター。
・半井 摩子(ナカマ) 人一倍正義感が強い。

・ココペリ 少年たちをゲームに誘った人物。地球の人間ではないが、人間ではあるらしい。
・コエムシ 少年たちのサポート役。外見はかわいいが、非道な性格。

340:ぼくらの 2
06/04/24 22:19:42
<<ココペリ>>

気がつくと少年たちはもといた海辺に戻ってきていた。
ココペリと「契約」した洞窟も、途中でふさがっており、誰もが洞窟の中でのことは夢だったんだと思っていた。

・・・しかし、そんな考えは目の前に現れた巨大な黒いロボットによりかき消される事となった。
戸惑う少年たちの前にコエムシを名乗るぬいぐるみ(のようなもの)が現れる。
コエムシによると、やはり少年たちがこの黒いロボットに乗って戦わなくてはならない事になっているようだった。

突然コエムシによってロボットのコックピットに飛ばされる少年たち。
そこではココペリが敵の怪獣と戦っていた。
この戦闘はココペリがロボットを操縦することになっているらしい。

決死の戦闘の末、怪獣の「コア」を破壊して勝利するココペリ。
この次の戦闘からは少年たちの中からランダムで一人、操縦者が選ばれるらしい。(敵は全部で15体)

その後、少年たちは、もといた場所に戻ってきていた。
ココペリはどこにも見当たらなかった。コエムシも消えてしまった。呼べばいつでも出てくるらしい。

少年たちは、この不思議な出来事を自分たちだけの秘密にしようと約束したのだった。

341:マロン名無しさん
06/04/26 21:01:38
「魔神探偵脳噛ネウロ」 をお願いします

342:マロン名無しさん
06/04/27 21:58:44
残酷な神が支配する、解決してるよね?>未解決リスト

343:マロン名無しさん
06/04/28 01:57:56
絶対彼氏。も未解決欄にあるけど解決してる

344:ぼくらの 3
06/04/28 02:03:32
<<和久 隆>>

ワクは小学校の頃から、サッカーのクラブチームに所属していた。
県下でも強豪チームで選抜大会等にも出場して、ワク自身、将来はプロ選手になるものだと思っていた。

しかし、中学に入学して、ワクはサッカーをやめた。
ワクの父親も、子供の頃はサッカーで全国選抜に選ばれるほどの選手だったことを知ってしまったのだ。
そんな父親も、今ではただのサラリーマン。
自分と父は違うと思いながらも、自分の将来に不安を抱くワク。
本当にサッカーが好きなのか、目立ちたかっただけなのか、挫折するのがこわいのか、悩む日々が続いた。


―ココペリの戦闘からしばらくたったある夜、ワクは「声」を受ける。
すぐさま目の前にコエムシが現れ、少年たちは再びロボットのコックピットに飛ばされる。
コックピットには自らの想像する「椅子(操縦席)」があった。
みんなで話し合った末、ロボットの名前を「ジアース(The earthのもじり)」とする少年たち。
「声」を受けたものが操縦者、今回の操縦者はワクだ。

ワクはこの状況を楽しんでいた。自分は地球を守る隠されたヒーローなのだ。
敵との激しい戦闘の中、今の状況を楽しめばいい、サッカーで挫折し様とどうしようと、
そうなったらその状況を楽しめばいいことだ、と悩みを吹っ切るワク。
父がなぜサッカーをやめたか、そんな時がいつか自分にも来るかもしれないが今は考えても仕方ないことなのだ。


戦闘が終わったあと、外(ジアースの肩部分)に出る少年たち。
ワクは今までの悩みを完全に吹っ切って夜の海に向かって叫んだ。
そんなワクを見て、恥ずかしいんだよ、とワクの背中を押すウシロ。
次の瞬間、ワクの体は傾き、海に向かってまっさかさまに落ちていった。

345:ぼくらの 4
06/04/28 02:26:10
<<小高 勝>>

自然学校は期間途中で閉校し、少年たちはそれぞれの地元へと戻った。
ワクはロボットの戦いと海辺に見に行って波にさらわれた事にした。
傍から見るとウシロがワクを突き落としたように見えたが、実際はそんなに強く押してないらしい。(ウシロ談)


―小高勝は生命は使い捨てられるものだと考えていた。
勝者の糧となるための人間がいる、つまり弱肉強食。ワクの死もその程度に捕らえていた。

コダマの父は成り上がりの土建屋だった。
ブランド物を愛し、他人を見下し、社会のルールも守らないような人物だ。
そんな父親を、コダマの2人の兄は軽蔑し、優秀ながらも父のあとを継ぐことは考えなかった。
しかし、コダマは父のことを尊敬していた。
父は選ばれた人間なのだ。何をしてもいいのだ。強者の立場にあるのだ・・・。

そしてコダマは今ロボットに乗っている。今回「声」を受けたのはコダマだ。
自分も選ばれた人間なのだ。父と同じように。

ジアースに乗っての街中での敵との戦いでも、人々の避難などは考えずに動き回るコダマ。
この程度で死ぬやつは所詮そういう運命なのだ、選ばれないやつなんだ…。

しかし、その戦闘中コダマは父を踏み潰してしまう。
なぜ選ばれていたはずの父が?困惑するコダマ。
無事敵は倒したものの、コダマは父がこんなところで死んでしまったことに動揺していた。
父は選ばれていたんじゃなっかのか、じゃぁジアースに乗っている僕は・・・。

―突然コダマが倒れた。すでに死んでいた。
困惑する少年らにコエムシからジアースに関する新たな情報が告げられる。
ジアースは人間の生命力で動く。1戦闘駆動する代わりに操縦者の命を奪うのだ、と。

346:マロン名無しさん
06/04/28 20:29:48
藤子F不二雄「超兵器ガ壱號」「鉄人をひろったよ」「ミラクルマン」をお願いします。

347:超兵器ガ壱號
06/04/28 23:17:17
うろ覚えだからセリフは微妙に違うかもしれないけど筋は大丈夫とオモ

 舞台は太平洋戦争の時代。軍人の主人公はある特別な任務を受けて南方の島に呼ばれた。
そこにはガリバー物語のような巨人が地面に貼り付けられていた。ある日空から降ってきたのを
捕獲されたらしい。主人公は外国語ができるため、この巨人と意思疎通を図る任務を受けたのだ。
巨人はガ壱號と名づけられていた。

 どうもポリネシアの言葉に近い、ということがわかってからはほぼ会話が成立する
ようになってきた。
主人公から日本の話を聞いたガ壱號は日本の為に戦うことを決意。その巨体を持って連合国の艦隊を
撃沈など、連戦連勝。そして新聞には「超巨大兵器大活躍」「巨人の偉大なる戦果」などの活字が舞い躍る。
ガ壱號は日本語が読めないため、主人公に読み聞かせられると大喜びするのだった。
 広島と長崎に飛来したB29はガ壱号によって捕まえられ、搭載していた新型爆弾は2発ともガ壱号によって
カリフォルニアに落とされた。連合国は降伏し、ニューヨークに旭日旗が舞った。

 ここで新たな問題が生じた。戦争に勝ったはいいが、まだまだ復興には時間がかかる。ガ壱號に与える
食料で何万人の国民が救えるかわからない。またガ壱號が日本を裏切らないとも限らない。結局ガ壱號を
処分することに決定し、毒の入った食料を主人公に持っていかせることになった。憤る主人公だが、軍人は
命令に逆らえない。主人公は食料を持っていくが、ガ壱号が食べる寸前に泣きながらすべてを話す。
ガ壱號はすべてを聞いた上で「ソレガ オクニノタメナラバ」と食べようとする。

そこに一台の宇宙船が飛来。中からガ壱号の仲間と思われる3人の巨人が現れた。
「オーイ コンナトコニ イタノカ チビ」
「サガシタゾ チビ」
「ジャア カエルカ チビ」



348:346
06/04/29 00:12:01
乙です。
ケロロ軍曹で「ガ一號涙唄」見てから気になってたんです。
ありがとうございます。

349:マロン名無しさん
06/04/29 17:38:49
>>347
落ちにワロタw
乙。

350:マロン名無しさん
06/04/30 12:01:04 OWVeynbr
キーリ

351:マロン名無しさん
06/05/01 23:34:30
「鉄鍋のジャン!」のストーリーをお願いします。

352:マロン名無しさん
06/05/02 01:28:10
俺の出番が来たようだな、後で投下するわ。

353:マロン名無しさん
06/05/02 01:29:44
妙にカッコイイなお前

354:マロン名無しさん
06/05/02 02:01:17
「カミヨミ」ご存知の方いたら、是非お願いします

355:マロン名無しさん
06/05/02 23:06:13
「魔神探偵脳噛ネウロ」予約したいのですが、
連載中の作品ですが私は単行本派なので、
最新刊(現在5巻)までとかいうのでもよろしいでしょうか。

356:マロン名無しさん
06/05/02 23:18:43
>>355
問題梨

357:マロン名無しさん
06/05/03 01:15:53
>>355
歓迎

358:355
06/05/03 01:53:07
ありがとうございます。さっそく投下。
ネウロは、奇妙な構図やデフォルメで視覚的に訴える部分も大きいので
(彼が天井からにょ~んとぶら下がっているところとか)
拙い文ではとてもおもしろさを表現仕切れませんが、ご容赦ください。
あと、第一話が長くなりすぎてしまいましたが、第二話以降はもっと縮めます。


359:魔神探偵脳噛ネウロ 1-1/2
06/05/03 02:01:09
女子高生・桂木弥子の父は、何者かに殺害された。
葬儀がとり行われているなかにも、刑事が聞き込みに来ている。
母親の遥に少し休むようにいわれ、お手伝いの美和子さんからは好物のケーキを
貰うが、食欲もなくひとり部屋で涙ぐむ。
そこに突如生えてきたかのように現れた男。彼はいう。
「貴様は泣くのではなく笑うべきだ」「至近距離に美味しそうな『謎』があるのだぞ」
混乱する弥子に彼は名乗った。
「我が輩の名はネウロ。“脳噛”ネウロ」男の顔がブレて、
牙の生えたくちばし、節のある角、ギョロ目に変わる。
「『謎』を喰って生きている…魔界の生物だ」
弥子は相手が人間ではないと確信する。
ネウロは魔界から地上に出て、弥子の父殺害事件の『謎』の気配にひかれてやってきた。
その前に、近くにある別の小さな『謎』を前菜として喰いたいから手伝えと弥子に強制する。
「事情があって我が輩は下手に地上で目立てない。そこで1人 人間の奴隷にんぎょ…
もとい、良き協力者がいると心強いのだ」
弥子「え いま明らかに奴隷人形って言おうと」
ネウロ「おお急がねば 時間がない」


360:魔神探偵脳噛ネウロ 1-2/2
06/05/03 02:02:15
弥子はネウロに、とある喫茶店に連れて行かれた。
「もうすぐこの店内で…殺人が起きるぞ」ネウロの言葉に、飲んでいたものを吹く弥子。
次の瞬間、客のひとりの男がマーライオンのように盛大に血を吐いてテーブルに突っ伏す。
嬉しげによだれを垂らすネウロ。
彼は、『謎』を解き明かすことにより引き出される『エネルギー』を主食にしているのだ。
弥子の父の事件を調べていた刑事の武田と笹塚がこちらにもやってきた。
ソファの隙間から毒薬の瓶が発見されて、同席していた被害者の部下が疑われる。
ネウロはくちばしから、昆虫のような脚が生えたいくつもの目玉の塊を吐き出した。
魔界777ツ道具、『魔界の凝視虫(イビルフライデー)』である。
目玉虫たちは、うじゃうじゃあたりをはい回って、ネウロの目となって情報収集する。
やがてネウロは刑事や店内の人々に、弥子“先生”が事件を解決したと告げる。
ネウロの力で、意志とは関係なく無理矢理弥子の手は動かされ、
「は…犯人はお前だ!!」指さした先にはひとりの女がいた。
ネウロが弥子の推理だとして解説した内容は、
その女はトイレの近くの席につき、男女共用のトイレに被害者が入ったのを見すまして
トイレのノブに毒物をぬり、被害者の指に付着させ、直後に拭き取る。
被害者はその手でサンドウィッチを食べて死亡、というもの。
さらにネウロは店員に聞いて、女が、喫煙席なのに毎日同じ席に座り、
しかもタバコを吸わなかったということも指摘した。チャンスを待っていたのだ。
(男が吐いた血のしずくが自分の顔まで飛び散ったのを、ほほえみながら指でなぞる女)
うろたえる女のバッグからネウロが毒薬の瓶を取り出す。
敗北を認めた女から立ち上る『エネルギー』をバクッと食らうネウロ。
そしてもはや彼の関心は消え失せた。
「待たせたなヤコよ。さあ貴様の家の『謎』の番だ」


361:最終兵器彼女
06/05/03 16:25:22
眼鏡っ子のシュウジの彼女のチセはドジでのろまでチビっ子だが可愛い。
交際をはじめた二人はすれ違いの末に別れようとしたりもしたが、仲直りしてキスをする。

シュウジは友人たちと共に札幌に遊びに行く。
そこに現れた飛行機が突然街を砲撃してきた。逃げ惑う人々。
死体と破壊された建物の間で、シュウジは光る小さな何かが飛行機を墜落させたのを見た。
何かを予感しながら走ると、瓦礫の中に、背中に機械的な羽を生やしたチセがいた。
「あたしこんな体になっちゃった」
チセがいうには、日本は今どこかの国と戦争をしているのだという。
日本はほぼ壊滅状態で、東京もとっくになくなった。
チセはある日の帰り道に自衛隊に連れていかれ、
敵に対抗するための最終兵器として改造されたのだった。
チセからはもう心臓の音がしなかった。

はじめの頃は札幌空襲についてテレビで騒がれたが、すぐにテレビは映らなくなった。
街角で戦争反対運動をしていた人たちもいつのまにか見えなくなった。
季節は冬のはずなのに異様に暖かくタンポポが咲いていたりした。

チセは戦闘を経験するごとに進化していく。
シュウジといる時も常に敵の気配を感じ、敵を倒す事ばかり考えていた。
地震が起きた時に誤作動を起こして誤爆してしまう事もあった。
そんなチセにどう接すればいいかわからず、
シュウジは始めての相手であるふゆみ先輩といい感じになる。
ふゆみは自衛隊に所属する夫・テツの身を案じる不安を打ち払うようにシュウジを欲する。
自衛隊に属して戦うチセは、兵器である自分を女性として見てくれるテツに惹かれていく。
戦いの中で死亡するテツ。兵器として進化するうちに生命体としては「死んだ」状態になりながらも
チセはまたシュウジと恋しあう。

戦争の果てに崩壊する地球
宇宙船のような状態に変態したチセは唯一生存したシュウジを保護する
既に食物を必要としなくなったチセは、シュウジのための食糧を持ってくるのを忘れていた
「チセらしい」とシュウジは笑った

362:マロン名無しさん
06/05/03 21:28:12
ネウロ乙です。続き期待。

363:マロン名無しさん
06/05/03 22:25:52
厳密なことを言えば板違いになるのだろうけど、あえて言う。
長谷川裕一の「大外伝」をリクエスト。

364:マロン名無しさん
06/05/03 23:04:24
誰か100点コミックスのミラクルボンバーをしっている人いませんか?

365:魔神探偵脳噛ネウロ 2~3
06/05/04 00:39:40
喫茶店の殺人事件を解決し、帰宅した弥子とネウロ。
ネウロは刑事の竹田と笹塚に、30分もあれば先生(弥子)が、
彼女の父親の密室殺人の謎を解いてみせるといっている、と告げる。
弥子の部屋でネウロは、魔界777能力(どうぐ)『異次元の侵略者(イビルスクリプト)』に変えた右手を
パソコンに突っ込んで、警視庁のパソコンのセキュリティを握りつぶしてハッキング。
「フハハハ。食事を始めるぞ、ヤコ。この『謎』ももはや我が輩の舌の上だ」

呼び集められた家人と関係者、刑事たち。
弥子の指をネウロが動かす。「犯人はッ…おまえだッ!!」
指し示されたのは、刑事の竹田だった。
先生(弥子)の推理と称して、ネウロが解説する。
密室のトリックは、開けた窓に定規を立てかけて、外に出てから窓を閉めると
定規が倒れてつっかえ棒のようになり、開けられなくなる。
わざわざ密室と思わせた理由は、刑事の立場を利用して真っ先に「殺人現場」に入りたかったから。
なぜなら、竹田は犯行時にコンタクトレンズを片方落としてしまったから。
現場検証のフリをしてそれを回収するためだった。
ネウロの手には、血が付いたコンタクトレンズがあった。
竹田刑事から、解かれた『謎』のエネルギーがドロロロ…とあふれる。
「魔界変異種の我が輩にとってこれこそが」「何物にも代えがたい食料なのだ!」
いただきます…ゴクン。満足してにこにこ顔のネウロ。

竹田は告白した。人のネガティブな表情を見ることにこの上ない喜びを感じると。
ファミレスで見かけた弥子親子の笑顔を「加工」して変えたいと思ったと。
唖然とする弥子の表情を、なおも楽しもうとする竹田。
その顔はもはや今までの温厚なものではなく、目をむきだし長く舌を突きだした変質者そのものだった。
その時ネウロが彼にだけ、タコのような吸盤のあるおぞましい化け物の姿を見せる。
「喰わないでくれェェェエ」錯乱し恐怖におびえながら、竹田は笹塚に連行されていった。

その夜、あれこれ物思いにふけりながら眠ろうとしていた弥子の部屋を
いきなり窓から逆さにぶら下がったネウロがのぞき込む。
これからも食料のために、どんどん事件を解決させまくるつもりのようだ。

366:魔神探偵脳噛ネウロ 4~6 -1/2
06/05/04 00:49:56
学校帰り、弥子はネウロに呼びつけられ、『謎』の気配が感じられる方へと連れて行かれる。
たどり着いたのは、食事をした者に「成功を呼ぶ」と超人気のフレンチレストラン「シュープリームS」
そこで出くわしたのはあの笹塚刑事と石垣刑事。
店に脅迫状が届いたというので、調べにきたのだ。
捜査を手伝うと称して、強引についていくネウロ。
オーナーシェフの至郎田に事情聴取をしていると厨房で物音がし、
行ってみるとチーフ・シェフの海野が倒れて死んでいた。

厨房にはできあがった『成功を呼ぶ料理』が並べられていたが、
一口食べた弥子が「おいしい…けど」「料理じゃ…ない」とつぶやくと
至郎田は異常に逆上して自分用の厨房にこもってしまう。
「あの料理は幸せな気持ちになれなかった」と弥子。
ネウロは腕を巨大な鎌のような形に変化させる。
魔界777能力(どうぐ)『断面への投擲(イビルジャベリン)』である。
物質を切断する刃ではなく、「通過した物質の原材料を解析するのだ」
至郎田の料理の材料には、ドラッグと筋肉増強剤が多量に含まれていた。



367:魔神探偵脳噛ネウロ 4~6 -2/2
06/05/04 00:51:01
「犯人は……おまえだ!!」ネウロの力で動く弥子の指が指したのはもちろん至郎田。
弥子の推理ということでネウロが語る。
海野を殴り殺した至郎田は、2本のひもを凍ったトマトを通してつなげ、
海野をひっかけて立たせておく。
時間が経ってトマトが溶けて引き裂け、死体が倒れた時には、
他の所にいた至郎田のアリバイは成立する、と。

至郎田は自分のすばらしいドラッグ入り究極料理を批判する海野が許せなかったので殺したという。
そして、注射器を取り出し、スープ皿のコンソメスープを自らの腕に注射した。
「これが…長年にわたる研究の結果たどりついた…俺の究極の料理!!」
みるみる至郎田の体は筋肉でふくれあがり、血管が浮き上がり、化け物と化した。
「ドーピングコンソメスープだ…」
そんな料理をネウロはこともなげに生ゴミ呼ばわりし、
怒った至郎田は両手でゴシカァンとネウロを床にたたきつけた、
と思われたが、ネウロは片手の指でなんなく相手の攻撃を止めていた。
触手のような髪の毛を至郎田の頭に差し込み、『謎』を喰らうネウロ。
骨と皮になって倒れる至郎田。

「食物の価値は、美味いか不味いか、多いか少ないか、それだけでいいのだ」
「ヤコ、そこに違いはないはずだ、物質を喰う貴様も、『謎』を喰う我が輩もな」
うそぶくネウロだった。



368:マロン名無しさん
06/05/04 03:53:18

奴隷人形ってエロゲーみたいなフレーズですね
ヤコって人は何でネウロに協力してるの?怖いから?

369:マロン名無しさん
06/05/04 07:24:12
これがドーピングコンソメスープか

370:マロン名無しさん
06/05/04 07:28:55
かなりマイナーな作品なんですが、かずはしとも先生の読みきり漫画「そらのまひる」をお願いします。
タイトルと、凄く感動したことは覚えてるのに内容が思い出せません。
ジャンルは少女ホラー。確か、戦争ものだった気がするのですが…
かずはしともさんは戦争ものを沢山描いているので、それとごっちゃになっていて実際は全く別の話かもしれません。
それを確かめるためにも、台詞込みの詳しい内容をお願いします。

371:マロン名無しさん
06/05/04 11:47:47
漫画:馬場民雄/原作:山崎貴のジュブナイル―映画原作をお願いします

372:マロン名無しさん
06/05/04 23:34:09
進行中リストの不良債務から、最古参の「天空の覇者Z」と
「コミックマスターJ」を投下します。
「Z]は、いちおうまとめサイトにあげられている1巻の粗筋から繋ぐ形で5レス。
「J」は、基本的に一話完結型なのですが、伏線が改修される最後のあたりの粗筋を2レスで。
…まあ、前の書き手も依頼者も、もうこのスレ見てない可能性が高いですが債務処理ってことで。

373:天空の覇者Z 1/5
06/05/04 23:34:59
飛行戦艦Zを奪った反乱軍のリーダー、祖国を捨て「ネモ」を名乗る男ハルトマンの指揮によって
天馬たちはドイツを抜け、反乱軍の基地があるイタリアへと向かう。
これに対し、ナチスはアルプスを根城とする空賊にZの襲撃とアンジェリーナ誘拐を依頼。
首尾よくアンジェリーナを攫い、ナチスに引き渡した空賊だったが、ナチスが空賊の壊滅を図っていたことを知り
空賊の首領「J」は、天馬と共にスイス国境のナチス研究所を襲撃し、アンジェリーナを奪回。
J、そしてナチスの人体実験に反対していた看護婦エリカがZのメンバーに加わる。
一方、ヒトラーの勅命でZを追う女大佐ベイルマンは、猛将クブリック提督を擁する空中戦艦「G」でZを追撃。
アルプス上空での巨大飛行戦艦同士の戦いは、一手先を読んだネモが勝ちを制しGに痛打を与えた。
あくまでZ奪還が目的のベイルマンは乱戦を避けて退き、Zはアルプス越えを果たす。
この戦いの中で、ナチスがアンジェリーナを追う理由も見えてくる。人間を変容させ、戦闘力を高める「獣性細胞」。
それに感染しながら肉体変容を起こさないアンジェリーナは、獣性細胞を制御する力を秘めているのだ。

ティレニア海の秘密基地に潜伏したZは、燃料となるT鉱を求め、イタリア軍の要塞を狙う。
天馬をはじめとした隠密部隊が伊軍の要塞島に潜入し、そこに隠されたT鉱を奪うという計画だった。
だが、そこではナチス軍と、ヒトラー配下の獣人が彼らを待ち受けていた。
実はこの待ち伏せはネモの意図するところであった。T鉱奪取計画をわざとリークし
それに応じて移送されるT鉱を確実に押さえる。それが計画の真相だったのである。
辛うじて要塞島を脱し、Zに帰還する天馬。だがネモを問い詰める間もなく、ベイルマン率いる新たな敵
高機動飛行戦艦「聖なる道(ヴィア・サクラ)」が襲い掛かる。
もともとZとの共闘を想定していた「聖なる道」には、Zとの合体機能があり、ベイルマンはこれを利用して
自爆によりZを完全爆破しようとする。それはヒトラーを敬愛するあまり、彼が執心するアンジェリーナに嫉妬した
ベイルマンの暴走行為であった。
だが、「聖なる道」の自爆直前、Zはこれを振りほどき、動力炉を暴走させた「聖なる道」は急上昇して爆発。
Zは戦いを生き延び、逆にベイルマン大佐を捕虜とした。

374:天空の覇者Z 2/5
06/05/04 23:35:39
戦いを切り抜けたZに新たな敵が現れる。他人の姿を写し取る暗殺獣人ドッペルと
あらゆる生き物を食い尽くす巨大粘菌型生物兵器「ジェネシス」の艦内侵入。
任務に失敗したベイルマンの粛清と、反乱軍の掃討を兼ねたジェネシスの攻撃に、Z艦内は震撼する。
だが、天馬とJは暗殺者ドッペルを退け、ウェルナーはジェネシスが密閉空間では共食いして自壊することを見抜き
艦内に巣食う生物兵器を一掃することができた。
この事件で得たサンプルと、過去にナチスから奪った資料を総合することで、ある事実が判明する。
獣性細胞は、かつてツングースに落ちたT鉱隕石に付着して地球に飛来した地球外物質であること。
そして、獣性細胞研究の基礎を築いたのは、今は亡き天馬の両親、竜崎一馬・良子夫妻であった。
天馬を含む全ての運命は、ツングースで獣性細胞を得て超人となったヒトラーを中心に回っていたのだ。
だが、天馬がヒトラーと己の因縁に悩む間もなく、アンジェリーナが獣性細胞の暴走で人事不省に陥る。
ネモはそれを予期していたかのように、Zの進路をツングースに向けていた。

ツングースへ向かう進路上、カラクーム砂漠を越えようとしたZの前に、改修された戦艦G─
「ゴグマゴグ」が立ちはだかる。指揮官はクブリック提督、そして艦載機を駆るのは
かつてドイツで天馬と空中戦を繰り広げた“レッドバロン”リヒトホーフェン率いる「ヴァルキュリア戦隊」。
ヒトラーから獣性細胞を授かった超人で構成されるヴァルキュリアに、Zの航空兵は次々と撃ち落されていく。
逆転を狙って放たれたZ砲を、Gの反重力ガス砲で弾き返すクブリック。だが、それもネモは読んでいた。
弾かれたZ砲がヴァルキュリアを打ち、同時に地に落ちたG砲の反重力球は
砂漠の砂を巻き上げ、地下に眠っていた古代遺跡と巨大隕石を露にした。
その時、巨大な力に引かれるように、天馬とアンジェリーナは奇怪な異次元に放り出される。
「因果の外側」、かつてヒトラーが踏み込み異能を得た場所であった。
己の運命を脅かすものの存在を知り、ベルリンにいたヒトラーも空間を越えてこの場に現れる。
因果の王の座を賭けて戦う天馬とヒトラー。激闘の果て、天馬はヒトラーに重傷を負わせるも
切り札となる愛刀“流星の剣”を折られてしまう。

375:天空の覇者Z 3/5
06/05/04 23:36:12
辛うじてGを退けたZ。だが損害は大きかった。Zは大破し、ネモ艦長は奇怪な発作で倒れる。
かつてヒトラーの盟友として獣性細胞を受け、その力で死を乗り越えた彼だったが
ヒトラーの野望を知って離反した今、彼の命は失われつつあった。
勝敗を決する鍵、ツングース爆心地に眠る「純獣性細胞」を抑えるべく、皆がZの再建に奔走する中
天馬はネモの許可を得て、流星の剣の修復と、己の過去に向き合うためZを離れ、日本を目指す。
一方ドイツでも、ヒトラーが意識不明の重態となったために、彼の影武者が権力掌握に動き始める。
(註:本作のヒトラーは外見年齢が若すぎるため、いわゆる『チョビヒゲの小男』を表舞台に立てている)

日本に着いた天馬を待つのは過酷な現実。かつて流星の剣を受け継ぐ試練として、己の師を斬った天馬だったが
その後、門派は壊滅、師の娘で天馬の婚約者でもあった華奈子は記憶障害を起こし、天馬を忘れていた。
過去の重みにおののく天馬に、日本を訪れていたヴァルキュリア部隊が日本軍と共に襲い掛かる。
流星の剣の素材となるT鉱インゴットを巡る戦いの後、剣を打つ刀匠を求めて富士山へ向かう天馬。
刀匠の所在を知るという華奈子の導きで、ついに刀匠・石堂の元にたどり着き、流星の剣の鍛錬が始まる。
そこに現れる日本軍の追撃。ナチスからの技術供与で完成した飛行戦艦「Y(イプシロン)」改め「YAMATO」も出撃し
天馬達を追い詰める。だが、石堂刀匠と華奈子の命を懸けた作業により、ついに流星の剣は復活。
時を同じくして、改修を終えたZが援軍に駆けつける。Gの砲塔を装備して武装強化されたZの前にYは撃破された。
天馬は戦いを通して過去を乗り越え、彼の決意を察した華奈子は、記憶が回復していながらそれを隠し彼を見送る。

日本での冒険を追え、オホーツク経由でツングースを目指すZ。だが、そこに危機が迫る。
ヒトラー本人が、忽然とZ艦内に現れたのだ。ヒトラーはネモに襲い掛かり、彼の命を支える獣性細胞を奪う。
己もろともヒトラーを殺そうとしたネモの策も「時を巻き戻す」力を得たヒトラーには通じない。
この戦いの中で、アンジェリーナもヒトラーに呼応するように新たな姿へと進化。
異形となった彼女は、己の意思でヒトラーと共にZを去っていった。

376:天空の覇者Z 4/5
06/05/04 23:36:47
獣性細胞の加護を失い倒れるネモ艦長。彼が新艦長として指名したのは、なんと捕虜のベイルマンだった。
今なおヒトラーを敬愛する彼女だが、ヒトラーの暴走を見過ごせぬゆえに、Z艦長の席に就く。
一方、独自にツングースに向かっていたヒトラー近衛隊を、影武者が率いる最強戦艦「M(ミレニアム)」が襲う。
Mの砲撃で本物のヒトラーの命脈を絶とうとする影武者。だが、少年の姿で忽然と現れたヒトラーにより
影武者の軍隊は全滅し、Mはヒトラーの手に落ちる。

そして、ZとMはほぼ時を同じくしてツングース爆心地の地下「レーベンスボルン」へたどり着く。
そこは、広い海に生命豊かな島々が点在する、脅威の地下世界であった。
純獣性細胞を狙うヒトラーと、細胞廃絶を期すZクルー、そこへヴァルキュリア隊やレッドバロンも独自に駆けつけ
壮絶な空中戦が展開される。
戦火を潜り抜け、純獣性細胞の眠る氷河に迫るヒトラー。己の「時を巻き戻す力」の暴走により
純獣性細胞を得て力を補充しなければ、彼は自分自身を退行消滅させてしまうのだ。
だが、そこにあったのは殻の残骸。純獣性細胞は氷河に押しつぶされ、既に流出してしまっていた。
期待していた純獣性細胞を得られず、これまで彼を支えていたアンジェリーナも彼を抑える側に回る。
アンジェリーナの真意は、あくまで天馬を勝たせるため、ヒトラーの懐に入り込むことにあったのだ。
しかし、全てを失ったヒトラーが瀕死で地底の海に落ちた直後、突如として彼は復活する。
皆が海と思っていたものこそ、液化した巨大な純獣性細胞だった。
天馬は流星の剣でヒトラーを斬るが、レーベンスボルンそのものと一体化したヒトラーにはその一撃も
毛一筋ほどの傷でしかなく、逆に反撃を受けて心臓を粉砕されてしまう。
Jは天馬を抱えて辛うじてZに帰還するも、自らも致命傷を受けて死亡。
そして天馬は、ネモの体にわずかに残っていた純獣性細胞を移植されて蘇生を遂げた。

377:天空の覇者Z 5/5
06/05/04 23:37:28
レーベンスボルンと一体化したヒトラーは、自らを苗床に獣性細胞胞子の散布を目論む。
全生命を獣性細胞によって溶解・融合させることで理想の世界を生み出す計画だ。
それを止めるべく最後の戦いに飛び立つ天馬の前に、レッドバロンが立ちはだかった。
ヒトラーの力を授かり、側近として戦う彼だが、その真の目的は好敵手・天馬との戦いによる高揚─
生命の実感を得ることにあった。エース同士の激突は天馬の勝利に終わり、レッドバロンは爆死する。
そして、最終作戦「重力の嵐」の決行。それは、放棄されたMと、Zの反重力砲をぶつけ合い
レーベンスボルン内のT鉱とも干渉する重力弾の嵐によって、人為的に因果の外側への扉を開き
天馬とアンジェリーナ、そしてヒトラーをこの世界から分離するというものだった。
レーベンスボルンから強制的に切り離され、力を限定されたヒトラーとのラストバトルが始まる。
己が手による全世界の融合こそ正義と唱えるヒトラーに、別々の命が引かれあうことに意味があると反論する天馬。
白熱の一戦は、天馬の流星の剣による一撃によって決する。致命傷を負い、獣性細胞の体が崩れ始めるヒトラー。
最期の瞬間、ヒトラーは天馬の肉体と融合し、彼を飲み込んで蘇生しようとする。
だが、天馬はヒトラーの野望が、かつての親友ハルトマンや竜崎夫妻との良き時間を永遠としたいという
素朴な願いに起因していることを理解し、ヒトラーを己の中に受け入れ勝利した。
ヒトラーの敗北により、新たに因果律の王となった天馬が望んだのは「ツングース隕石の落ちなかった世界」。
この運命改変で、これまでの因果全てが修正される。それは、天馬とアンジェリーナの出会いもまた
無かったことになるという意味でもあった…

そして、1933年のパリ。新たに紡がれた運命の中で、竜崎天馬は両親とその親友ハルトマンや
画家のアドルフ・ヒトラーに囲まれ、平和な生活を謳歌していた。
その天馬を陰から見守るアンジェリーナ。彼女だけは、前の因果を知る「運命の女」として
ひとりZの戦いを記憶していた。だが、ささいな事件からふたたび天馬とアンジェリーナは出会い
新たな冒険に乗り出していくのだった。

378:コミックマスターJ 1/2
06/05/04 23:38:22
卓越した技術を持ちながら、自作品を発表せずアシスタントに徹し続けるコミックマスターJ。
その理由について、彼はある時は「自分の漫画を描くための戦い」と称し
またある時は「世界を滅ぼす組織『CLUB』を追うため」と称する。
実は彼は、この世界を造った「神」によって、未来の世界を見せられたことがあった。
その未来では、Jが発表した偉大な漫画「ジャッジス」が、漫画のみならずあらゆる文化を打ちのめし
急速に社会を衰退させ、滅亡に至らしめていたのである。
「神」がJに未来を見せたのは、「神」の狭量と嫉妬によるものであった。
「神」の想定外の傑作である「ジャッジス」を、「神」は見ることができず、それゆえに「神」はJを憎み
彼に「自分の漫画で人類が滅ぶ未来」を見せて、精神的に追い詰め屈服させようとしたのだ。
だが、Jはそれで筆を折るどころか、スーパーアシスタントとして活動し、漫画文化そのものの向上を図る。
「ジャッジス」に匹敵する傑作が増え、「ジャッジス」が凡作となれば、彼は自作品の威力を恐れることなく
自由な創作と作品発表が可能になる。それがJの願いであった。

そしてある日、世界が震撼する。ついにJが「ジャッジス」を書き上げたのだ。
彼のために創刊された「少年CLUB」誌を通じて世界に広まった「ジャッジス」は、文芸だけでなく
哲学、政治、宗教すら圧倒し、国家崩壊や大規模テロが頻発、ついに狂信的テロリストによって
全世界に細菌兵器が撒かれ、人類の90%が死滅する。

379:コミックマスターJ 2/2
06/05/04 23:39:13
そして3年後、荒廃した東京では、漫画撲滅を唱え、漫画に触れるものを皆殺しにする武装新興宗教に対し
地下活動として細々と漫画誌の刊行を続ける「少年CLUB」の抵抗が続いていた。
Jの親友だった漫画編集者の山下と、少女漫画家の木乃花一葉は、CLUBリーダーのコミックマスターに対面する。
しかしそれはJではなく、かつてJを騙った詐欺で服役していた漫画家志望の少年、小林信也だった。
漫画への憧れを捨てがたく、独自に腕を磨き、Jを追っていた彼は
今や、Jに匹敵する技量と不屈の信念を獲得していたのである。
コミックマスターJを名乗り、戦い続ける小林の元に集まってくる人々。
Jの活動によって奮い立ち、この荒廃した世界ですら漫画なしには生きられぬ、愛すべき漫画バカ達であった。
各地から集う漫画家、そしてそれを期待する読者たちに対し、圧倒された狂信者たちは
離反と粛清を繰り返し数を減らしていった。そして、CLUBは勝利したのである。
この戦いの間、Jは決して姿を現さなかった。彼は、自分が鍛えた漫画家たちを信じ、その信頼は報われたのだ。

そして十数年後、急速に復興する東京の少年CLUB編集部に、一本の投稿作品が届いた。
「ジャッジス」をも上回る完成度のそれは、しかし現行のCLUB連載陣に比べれば突出した出来というわけでもなく
ごく普通に受理されたのであった。

380:マロン名無しさん
06/05/05 00:53:44
みんな超乙

381:マロン名無しさん
06/05/05 05:55:23
ZとJすごく乙!
読んでておもしろかったよ。

Jはそんなとんでもない話になるのか・・・

382:マロン名無しさん
06/05/05 13:41:45
>>363
書けることは書けるが…いいのかな?
これ同人誌だから、この板で扱っていいのか微妙だけど。

383:マロン名無しさん
06/05/05 16:39:04
著名な作家の同人ならOKかなって気もするけど、
歯止めが効かなくなって同人キボンで溢れそうな気がする・・・
作者に同人で補完されてる作品もいくつかあるし手に入らないものも多いんだが難しいな。

384:マロン名無しさん
06/05/05 16:54:47
>>363で本人も板違いだと言ってるんだからやめといたら


385:マロン名無しさん
06/05/06 00:00:26
亀井樹里の「まんがライフMOMO」に載った読み切り「サラシナ戯曲」をお願いします。

386:マロン名無しさん
06/05/06 01:00:04
同人板にはストーリーを教えてもらう系のスレは無いのか?

387:マロン名無しさん
06/05/06 01:42:14
基本的に、作家や作品を特定できる話題は禁止だから>同人板

388:マロン名無しさん
06/05/06 08:28:29
どなたかDグレイマンをお願いします!

389:マロン名無しさん
06/05/06 15:15:08
「涼宮ハルヒの憂鬱」を、できれば詳しく教えてください!

390:マロン名無しさん
06/05/06 15:17:45
あっ二種類あるみたいですが「ツガノガク」という人が作画している方をお願いします。

391:マロン名無しさん
06/05/06 15:41:28
山崎さやかの「マイナス」と言う漫画の、人肉を食べるエピソードだったために騒ぎになって
通常版の単行本に未収録になってしまった回をお願いします。

392:マロン名無しさん
06/05/06 16:18:52
うろ覚えだけど、
生徒数人とピクニックに行って遭難、
事故で重体の女の子を発見するが主人公が手当てするのを制止して死ぬまで放置。
飢えをしのぐため死んだ女の子を焼いて食った後、
あっさり横道が見つかって表参道に出られましたみたいなオチだった。

393:マロン名無しさん
06/05/06 16:55:57
なんで手当てを制止したんですか?

394:マロン名無しさん
06/05/06 20:26:24
>>393
仲間の飢えをしのぐためじゃないの?

395:マロン名無しさん
06/05/06 21:39:35
天使になるもんっ!をお願いします。

396:マロン名無しさん
06/05/07 03:42:05
まとめサイトの.hack//黄昏の腕輪伝説のストーリー読んで、面白そうだったから漫画買って読んでみました
おもしろいです。まとめた人&まとめサイト管理人さんトンクス
レナのブラコンっぽさが(・∀・)イイ

397:魔神探偵脳噛ネウロ 7~10
06/05/07 19:39:32
ネウロは謎をもっと呼び込むために、弥子の知名度を上げようと目論んでいた。
サイトを作り、探偵事務所を開こうというのだ。
そんな時ネウロはあるビルの一室から謎の気配を感じ取る。
そこは悪徳金融会社の事務所で、社長が首を切断され殺されていた。
ネウロは弥子先生が事件を解決する代わりに、事務所を明け渡すようにともちかける。
5人の社員は全員、危ない人間の屑臭プンプンの連中だった。
中でも吾代忍は暴力的で凶悪。
だが会話を交わすうちに弥子は、吾代が彼なりに
自分を拾ってくれた故人に恩義を感じていたらしいことを察する。

社長を殺したのは、社員のひとり、鷲尾だった。
鷲尾はいつも「巣の中心」にいなくては気が済まなかったのだ。
そのために、じゃまな社長を排除したのだ。
社長はネウロに幻覚を見せられ、謎エネルギーを喰われて、逃げ去った。

事件が解決し、出ていくようにいわれた社員たちはいきり立ったが
ネウロにぼこぼこにされてしまう。
ここに、桂木弥子探偵事務所が開かれた。


398:魔神探偵脳噛ネウロ 11~15
06/05/07 19:40:34
探偵事務所の部屋では、前の住人がアレなだけに、
「片栗粉」(とろんとする)の袋がどっさりあったり、
壁の人型のふくらみの頭部あたりから、
三つ編みのおさげ髪が垂れ下がっているのが見つかった。

依頼人第一号は、なんと世界中の大勢の人を虜にする歌姫、アヤ・エイジアだった。
彼女のプロデューサーとマネージャーが首つり自殺をした件を調査して欲しいとのこと。

アヤの歌は「わたしは世界でひとりきり」と真に感じている人の脳を揺さぶる音楽。
アヤがそういった人たちを魅了できるのは、彼女自身もそう感じているから。
そして、自殺に見せかけて二人を殺したのはアヤだった。
TVの生放送のアヤのステージで謎を暴くネウロと弥子。

初めてアヤを理解してくれたプロデューサー、
つらいときも支えてくれたマネージャー、
彼らの温かい友情のせいで、孤独感が癒されたアヤの歌は力が弱まった。
アヤは自分をひとりきりの暗闇へ戻すために、二人を手に掛けた。
そしてその贖罪のために自ら、探偵に調査を依頼したのだった。

ネウロは謎以外にも、自分が持っていないがアヤや弥子にはある
「人間として人間の心を捕らえる力」に関心を持ったようだ。
そして、名推理を全国ネットで中継されてしまった弥子は一躍有名に。


399:魔神探偵脳噛ネウロ 16~23
06/05/07 19:41:42
事務所の壁からはみ出ていたおさげ三つ編みは意志を持っていた。
名前は「あかね」というらしく、探偵事務所の秘書をやることになった。

有名になった弥子につきまとうマスコミ対策として、
ネウロはコンビニでバイトしていた吾代を用心棒として使うことにした。
キレる吾代を、ネウロはジャンプに500円玉をはさんで
クレープみたいにぺらぺらにつぶして脅したのだ。

ネウロと弥子は、明という少年の素行調査を引き受けた。
夜に家を抜け出す明を尾行して廃ビルに入る。
その一室には、いくつもの檻に入れられた動物たち。
床は血塗れ、そして謎のガラスの箱。

通報でやって来た警部補の筒井は
数年前から活動していた「怪盗X(サイ)」の仕業ではという。
Xは犯行時にさらった人間をこなごなにして、きっちりガラスの立方体の箱に詰めて返す。
だが明は彼に憧れてまねをしだけで、ほんもののXは明の祖母に姿を変えていたのだ。
正体を現して少年の姿になったXは明を殺害。
筒井に連行されるも、途中で警官たちを殺して逃走。
弥子に化けてネウロの元に現れる。

Xは昔の記憶が無く、自分が誰だかも分からない。
姿を自由に変えられるが、今の姿も本当の自分かどうか分からない。
中身を「観察」するために「赤い箱」を作るのだと彼は言う。
ネウロに興味をもったXは、殺そうとしていたのをやめて姿を消す。

Xのような恐ろしい人間を理解できず落ち込む弥子だったが、
ネウロに人間の「進化の可能性」について聞かされ
少しは元気が出たようだった。


400:魔神探偵脳噛ネウロ 34~30
06/05/07 19:42:37
刑事の笹塚は、素人で女子高生の弥子に次々事件を解決されたことで
同期だがキャリアで上司の笛吹(うすい)に叱責される。

ファーストフードで爆発事件が起き、現場に残されたカードから
連続爆弾魔「ヒステリア」の仕業と判明。
謎に引かれてやってきたネウロと弥子はそこで
笛吹、筑紫(部下、キャリア組)、笹塚、石垣ら刑事に会う。
弥子たちに敵意を燃やす笛吹の自身まんまんな推理を覆すネウロ。
ネウロの予想では、爆弾魔の次のターゲットは高層ビルのホテル。
ネウロを信じてホテルに向かう笹塚と、怒る笛吹。

平凡でまじめそうな4人の容疑者たちの中からネウロが示した
ヒステリアの正体は、よき妻、母親の顔を装う反動で
破壊衝動を抑えきれなくなった女、安由美だった。
ネウロは牙をむき出す「本能に忠実な犬」安由美を、おとなしい犬に変えてしまう。
届かない高所に仕掛けられた時限装置を銃で撃ち抜いて壊す笹塚。
笹塚は事件の解決に免じて、弥子たちを追求しないで欲しいと笛吹に頼む。

つねに自分を押さえて、感情を表さない笹塚。
筑紫の話では、かつては笛吹ともライバル関係にあった
笹塚がこうなったのは、家族全員をXに惨殺されてからだということだった。
殺された妹は年格好や雰囲気が弥子に似ていたらしく、
そのため弥子を気に掛けていたのだと。


401:魔神探偵脳噛ネウロ 31~35
06/05/07 19:43:29
母親から温泉旅館無料招待券を貰ってウキウキの弥子。
ところが、ネウロが自分が一緒に行くといいだす。
三つ編みおさげのあかねちゃんも、携帯につないで連れて行く。
ネウロの下僕と化した吾代は、むりやり事務所の留守番に。

旅先で知り合った大学のゼミ仲間グループ。
外国人のデイビッドに日本の文化を説明したりして楽しそうだ。
そのなかのひとり、露木さくらが自室でガス自殺をした。
彼女は最近何物かにつきまとわれて嫌がらせをされ落ちこんでいた。

だが、実は嫌がらせも、さくらを殺したのもデイビッドだった。
ネウロに正体を暴かれて開き直るデイビッド。
人は自分より格下と思う人間を見下し、優越感を感じることに快感を覚えると。
デイビッドにとって異文化交流とは、そのための手段だった。
日本人や日本文化を見下して楽しんでいた。
しとやかで控えめなさくらに告白してやったが断られ、
プライドを傷つけられたので殺した。
ネウロはデイビッドの胃に魔界の虫を仕込み、嫌いな納豆だけしか食べられなくする。

弥子はようやくあかねちゃんと露天風呂に向かうが、
ネウロが放した奇怪な魔界魚が湯に浸かっていて入れずじまいなのだった。


402:魔神探偵脳噛ネウロ 36~43-1/2
06/05/07 19:44:24
ネウロと弥子が温泉に言っている間、探偵事務所で留守番の吾代。
そこにやってきた暴力のにおいがする男たち。
機嫌の悪い吾代は男たちをボコるが、ユキという若い男に一瞬で倒される。
取り立て屋時代の凶暴な吾代を見たことがあるというユキは
「今のあんたずいぶん寒いよ」「冷えきってる」という。
吾代は弥子たちと知り合ったことで「心が広くなってしまった」自分に
いらついて、事務所を出ていってしまう。

ユキのボスは、民間調査機関の社長の望月。
望月は、話題の女子高生探偵・弥子を広告宣伝に使いたいと申し出る。
そのかわり、自社の情報網で得た事件のネタも提供すると。
総務部長の早坂はユキの兄で、彼らは裏で会社のためにいろいろ手を汚している。
吾代はユキの「トラブル処理班」に適材ということで雇われる。

深夜、ネウロと弥子が望月に指定された倉庫で待っていると、
いきなり麻薬の密売取引が始まった。
そのうえあの笛吹警視が指揮する大勢の警察官に取り囲まれてしまった。
はめられたと知ったネウロは1人で情報収集にいく。
隠れていた弥子に迫る早坂兄弟の追っ手、そして吾代に発見されてしまう。
だが吾代は、早坂たちの手駒扱いにされるよりは弥子の雑用のほうがましという。
弥子を連れて逃げた吾代とネウロと合流し、別の倉庫へ向かう。


403:魔神探偵脳噛ネウロ 36~43-2/2
06/05/07 19:45:47
そこでは別の麻薬取引が行われていた。
望月は最初の麻薬取引ネタをわざと警察に漏らし、
首謀は女子高生探偵弥子であったという情報を入手したことを自社の宣伝にし
なおかつその逮捕騒ぎの陰でこっそり自分たちの麻薬取引をしようとしたのだ。
ところがその望月を、早坂は裏切り、同時に大量の銃器の密売を企てた。

早川はすべてを暴いたネウロを殺そうとするが、そこは魔界生物、
機銃掃射でも堪えるはずはなく、逆に部下をたたきのめされ、倉庫は爆破炎上。
その時、吾代はユキとのタイマン勝負で雪辱を果たし、
幼い頃雪崩で両親を亡くした弟ユキの親代わりだった早川のことを聞かされていた。
燃える倉庫に兄が残っていると知ったユキは火の中に飛び込み、兄を救い出す。
いずこともなく立ち去るふたり。

ネウロは望月を脅して、吾代を雇うという名目で
調査会社を乗っ取らせた。
ネウロはこのために、彼好みの謎もない事件なのに
相手の策略に載っていたのだった。


404:魔神探偵脳噛ネウロ 人物紹介
06/05/07 19:46:51
主な登場人(?)物

☆脳噛ネウロ(のうがみねうろ)
魔神。通常は人間の男の姿をしているが、
実体はくちばしやかぎ爪のある奇怪な姿で、肉体の形状も自由に変形させられる。
魔界でも変種中の変種で、「謎」を解いたときに放出される「エネルギー」を主食にしているが、
魔界の謎を食い尽くしたために人間界にやってきた。
桂木弥子に探偵事務所を開かせてその助手になりすまし、実質彼が事件を解決する。

☆桂木弥子(かつらぎやこ)
大食いだが脚は細い女子高生。
ネウロに探偵に仕立て上げられ、実質、下僕扱いでひっぱり回されている。
父親が殺された事件でネウロと出会った。

☆吾代忍(ごだいしのぶ)
元・悪徳金融会社社員。会社のあった部屋をネウロに乗っ取られ、
おまけに今は桂木探偵事務所でこき使われている。
本来は暴力上等・流血大好き男。

☆あかねちゃん(あかねちゃん)
意志のある三つ編みおさげ。
事務所の壁に塗り込められていた死体の、おさげだけがはみ出していた。
探偵事務所の秘書となる。

☆笹塚衛士(ささづかえいし)
刑事。弥子の父親の殺害事件を担当した。

☆石垣筍(いしがきじゅん)
刑事。笹塚とコンビを組んでいる。

☆笛吹直大(うすいなおひろ)
笹塚の同期で上司。笹塚に屈折したライバル意識?を持っている

405:ネウロ のあらすじを書いた者
06/05/07 19:49:29
以上で既刊5巻分終了しました。
お目汚し失礼しました。

406:マロン名無しさん
06/05/07 23:27:23
乙です。あかねちゃんはおさげだけぷかぷか浮いてるんですか?

407:マロン名無しさん
06/05/08 01:12:02
>391>392  0465 31

408:マロン名無しさん
06/05/08 09:33:15
ネウロの人乙です。

勝手に補足しますと
あかねちゃんはネウロの力の影響で動けるようになりました。犯人は悪徳金融会社とは関係ないようですが詳細は不明。
基本的に死体の位置に固定され、髪が伸び縮みして雑用をこなしてます。
外出するときはおさげだけ切り離してヤコの携帯にストラップみたくなって外出。
ただあまり長時間だとそこらからエネルギーをとる(ヤコの携帯のメモリーをとっていた)

409:マロン名無しさん
06/05/08 11:55:33
D.Gray-manやってみよーか…既刊分だけ。
あげられる内容にならなかったら取り止めます。

410:マロン名無しさん
06/05/08 18:08:47
>>408
疑問に答えてくれてthx

411:マロン名無しさん
06/05/08 22:22:34
>409
頑張ってください。期待してます。

412:マロン名無しさん
06/05/10 12:39:35
「Ordinaly±」と「ヨルムンガンド」をお願いします。

413:マロン名無しさん
06/05/10 12:44:37 xD3vbgGn
ダメ人間です

414:マロン名無しさん
06/05/11 01:37:56
Dーグレ!Dーグレ!

415:マロン名無しさん
06/05/11 17:04:36
D.Gray-manもうちょい待ってくれ…
リアで避けようのないイベントと重なったのであります…

416:マロン名無しさん
06/05/11 17:38:53
>>415 Mjk
待ってるからイベント頑張ってこい!

417:マロン名無しさん
06/05/12 18:44:20 skjx3uNI
「練馬大根ブラザーズ」を教えてくだされ

418:マロン名無しさん
06/05/14 02:49:43
「エクセルサーガ」と前田真宏の「巌窟王」をお願いします。

419:マロン名無しさん
06/05/14 12:26:12
蒼のサンクトゥスのストーリーを教えてください。
よろしくお願いします。

420:マロン名無しさん
06/05/14 20:33:52
笑う吸血鬼、お願いします。
絵柄が恐いから読めない…

421:マロン名無しさん
06/05/15 02:59:07
多くて申し訳ないのですが、
神崎将臣の「ストリートファイターII -RYU vs. よみがえる藤原京」と
中平正彦の
「スーパーストリートファイターII キャミィ外伝」
「ストリートファイターZERO」
「さくらがんばる!」
を持っている方、ストーリーを教えていただけないでしょうか。
どうかお願いします。

422:マロン名無しさん
06/05/15 12:25:27
あのね
「○○連載中」っていう遊びスレがこの板たくさんあるよね
これ。スレリンク(csaloon板)l50
そこって毎回あらすじのまとめが載っていくよね
未解決リストとか途中放置になってる奴の作品の連載中スレがあったら
それをここに転載させてもらうってのどうかな

423:マロン名無しさん
06/05/15 12:54:33
あすこの一住人の俺としては
あらすじ目当てに住み着いて、「他の名無しレスイラネ」とか文句言う奴もいたので、
あらすじのみもってかれてしまうのは好ましくない。

424:マロン名無しさん
06/05/15 19:36:47
>>422
一瞬、浜崎あゆみの作詞法スレに迷い混んだのかと思った…

425:マロン名無しさん
06/05/16 00:14:57
>>422
○○連載中ってのは確かに良く出来たあらすじではあるけど
あんまりにも細かすぎるし(毎号の詳細なわけだから)
それにこことは無関係に書かれたものだから、転載はいかんのでは

426:マロン名無しさん
06/05/16 11:48:30
終了してから転載してもいいですか?と楽屋裏スレに書き込んで
OKしてくれた書き手さんのだけ転載すれば。

427:マロン名無しさん
06/05/16 14:22:29
長すぎるからいい。
更にそれをまとめるってのならまだしも

それなら普通に連載中のスレ読めばいいことだ
過去ログもにくちゃんねるで読めるだろう

428:マロン名無しさん
06/05/16 16:24:21
D.Gray-manをどーのと言っていた者です…
予定表を見てから予約入れるんだった。じゃなくて、ディスプレイがぶっ壊れました。
さすがに携帯から七巻分書くのは無理そう…台詞を並べるだけだったら時間かければ出来るだろうけど、それじゃあ味気ないしな…
と言うことで予約取り消し( つД`)楽しみにしてくださっていた方、申し訳ない…
怨むなら二度も壊れる我が家のディスプレイに(ry

429:マロン名無しさん
06/05/17 02:40:21
カワイソス

MUSASHI-GUN道-でも見たのか?

430:マロン名無しさん
06/05/18 02:17:24
「ウッディケーン」をラストまで教えてください。

431:マロン名無しさん
06/05/18 17:56:40
「いちご実験室」と「愛は惜しみなく奪うモノ」をお願いします。

432:愛は惜しみなく奪うモノ
06/05/19 01:49:21
エルフの美少年(自称)チェナムは、幼なじみのエルフの少女パレットに片思い中。
ある日パレットに想いを告白しようとしたチェナムだが、
魔法の練習をしていたパレットの練習台にさせられ、猫の姿にさせられる。
しかもパレットの魔法は未熟なため、元に戻すことができない。
責任を取れとばかりにパレットと共に暮らすことになったチェナムだが、
自己中でわがままなパレットには邪険にされたりこき使われたりするばかり。
でも好きな女の子との同棲生活の魅力にはあらがえず、
すっかり猫としての生活も日に日に板についてくるチェナム。(キャットフード食ってるし)
しかし美少年(自称)であるエルフの姿に戻ることを諦めたわけではない。
最終回では、やっとエルフに戻れることになったチェナム…かと思いきや、やっぱりオチがついて猫のままでしたとさ。

おしまい。

ちなみにチェナムの本当の姿は一切出てこず、最初から最後までずっと猫のままでした。
基本的にギャグです。


※当時の雑誌を持ってないのでうろ覚えです。(未コミックス化なので)
 間違いがあったり補完できる人は遠慮なく訂正して下さい。

433:マロン名無しさん
06/05/19 13:19:59 kiPzKKO2
意志を持っていた

434:マロン名無しさん
06/05/20 05:41:54 4IE54LAH
て テニスの王子様って全部読んでる方いますか??
掻い摘んでザッと話を教えていただきたいです…。
青学に天才的なチビッ子来たりてテニス部員達の度胆抜く。あたりまでは覚えているのですが。
何だか名付きの必殺技が出てきて今やドラゴンボール状態ってのは本当なのでしょうか?

435:マロン名無しさん
06/05/20 16:25:55
>>434

本当です


436:マロン名無しさん
06/05/20 19:17:52
清原なつの 「金色のシルバーバック」
をお願いします

437:マロン名無しさん
06/05/20 23:37:46
わかんねーよ

438:マロン名無しさん
06/05/21 12:07:53
天野シロ「聖剣伝説レジェンドオブマナ」を全巻分。
台詞込み、情景込み、の小説風で。
コミックスが絶版になってて入手むずいんでどうかお願いします。

439:清原なつの・金色のシルバーバック
06/05/21 16:33:46
>>436
アフリカ育ちのフランス人・ニコラは12歳の頃に祖母にフランスに連れ戻されたが、
どうしてもフランスの生活に馴染むことが出来ず、
16歳になって両親のいるアフリカへ戻ることにした。
しかし着いた早々に政情不安なアフリカの小国でゲリラ戦に巻き込まれ、両親と離れ離れに。
彼女を救い出したのは人語を喋るゴリラ。彼は「シルバーバック」と名乗る。
シルバーバックは密林の中の秘密の実験施設で実験動物として知能を高められ、
今は人の引き払ったその施設で一人暮らしていたのだった。
ゴリラの雄は大人になると背中の毛が銀色に変化するが、
シルバーバックは実験の後遺症で赤茶けた金色のまま。
彼は高い知能と金色の毛のせいでゴリラ社会に馴染めず、
何とかゴリラの群れに戻ろうと本やビデオでゴリラの研究をしていた。
ニコラとシルバーバックはお互いに共感し、心通わせる。
やがてニュースで両親の死を知ったニコラは
施設に残ってシルバーバックとともに一生暮らしたいと言うが、
シルバーバックはニコラを人間社会に戻そうとする。
やがてシルバーバックの通報でニコラを探しに来たレンジャー達が現れる。
ニコラが逃げ出そうとした時、シルバーバックがレンジャー達に襲いかかり
レンジャー達は発砲。ニコラは連れ戻される。

フランスに連れ戻されたニコラは、シルバーバックのことを書き始める。
突然シルバーバックが人間に襲い掛かったのは
自分を人間の世界に戻そうとした彼のお芝居だったのだとニコラは思う。
そして、ニュースで流れた両親の死が誤報で二人ともぴんぴんしていたように、
きっとシルバーバックも生きていると彼女は信じているのだった。

やがてニコラの書いたシルバーバックの本が発売され、彼女は作家になり
取材旅行のために再びアフリカを訪れる。
かつて二人で暮らしたあの施設の場所へ行ってみたが、既に建物は無かった。
しかし、そこに取材の写真用にと連れて来られた飼育ゴリラは何とシルバーバックであった。
そして、二人は森の中で仲良く暮らしましたとさ

440:マロン名無しさん
06/05/21 17:03:12
管理人さんいつも乙です。過去予約リストの中から
グラビテーション(04/03/11)を消しといて下さい。
昔のだからリク権消えてるだろうと思ってこないだ書いて終わらせてるので。

ついでにリク取りやめになってるDグレの予約をしますノシ

441:マロン名無しさん
06/05/21 17:03:43
おつ

442:マロン名無しさん
06/05/21 17:57:15
>>439
リク主じゃないけど乙

443:マロン名無しさん
06/05/21 19:18:30
>>439
リクエストしてすぐに書いてくれて驚きました。
ありがとうございました


444:D.Gray-man
06/05/21 20:04:01
D.Gray-man(ディー・グレイマン)星野 桂(ほしのかつら)
2006年1月の時点で7巻まで発刊・週間少年ジャンプで連載

◆アレン・ウォーカー
主役の少年。基本的に敬語で喋る。相棒のマスコットキャラみたいな位置に
師匠のゴーレム・ティムキャンピー(針ポタの金のスニッチに激似)がいる。
左手に、寄生型の対AKUMA武器がある。生まれた時からそうだった。
過去に養父のマナ・ウォーカーが死に、彼を蘇らせたいという気持ちを
千年伯爵につけこまれ、マナをAKUMAとして復活させかけたが
その時に初めて体内の対AKUMA武器が反応し、勝手に彼を殺害。
そして師匠に拾われ、AKUMAを倒すエクソシストになる道を歩む。

◆エクソシスト
AKUMAを破壊する黒の聖職者(クラーヂマン)の総称。
各々が対AKUMA武器を持っている。彼らの総本部を『黒の教団』と呼ぶ。

◆千年伯爵
ものすごく端的に言うと、世界を暗黒の時代にするのじゃー
というような思想でAKUMAを作り出している悪者。

◆AKUMA(アクマ)
千年伯爵がつくってる・・・人造人間?みたいな敵。
Aさん(故人)とBさん(Aさんとラブラブな関係)の人がいました。
BさんはAさんの死を受け入れたくなくて、どうしても復活してほしいと思いました。
すると千年伯爵が現れ、Bさんの呼び声によってAさんの魂を呼び出し、
人骨模型みたいなボディにAさんの魂を定着させました。
その後、Aさんの魂が宿った骨はBさんの体にゴリゴリボギッと入り込んで
Bさんの皮をかぶります。それで完成です。
そしてBさんに成りすまして人々を襲います。
強力な力を使って戦う時には、醜い体へと変化します。
基本的にレベル1状態ですが、人を沢山殺すとレベル2、3と強くなっていきます。

445:D.Gray-man2
06/05/21 20:05:23
◆イノセンス
古代から伝えられているレアな物体で、
それを加工して対AKUMA武器を作ることが出来る。
イノセンスは自分で『適合者』を選ぶ。その選ばれた者がエクソシスト。
全部で109個あり、世界中に散らばっていて、
伯爵とエクソシスト達のイノセンス争奪戦になっている。
1巻の時点で、19個が黒の教団のエクソシストの下にある。

◆コムイ・リー
黒の教団科学班班長。
ここでいう科学というのは、錬金術みたいなもので
エクソシストやAKUMA武器のの治療をしたり実験をしたりする。
妹のリナリーを溺愛している。

◆リナリー・リー
コムイの妹でエクソシスト。
ロングブーツ型の対AKUMA武器・黒の靴を使う。

◆神田ユウ
ロン毛のエクソシスト。物語をサラ読みしてる人からは
女と思われていたりするが、ロン毛の男。かなり短期。
日本刀型の対AKUMA武器・六幻を使う。


『説明編』『アレンの過去編』(1巻収録)
アレンは旅先でティムと一緒に師匠に置いてかれてしまったので、
正式にエクソシストとして登録するため、本部・黒の教団へと向かって行く話。
物語の大まかな説明と、アレンの過去のマナの話。

446:D.Gray-man3
06/05/21 20:07:08
『黒の教団編』(1巻収録)
アレンが教団に辿りついてエクソシストとして登録され、色んな説明を受ける話。
黒の教団側のメインメンバーがここで初登場。


『土翁と空夜のアリア編』(2巻収録)
黒の教団からの指令で、アレンと神田が
イノセンスと思われる『亡霊』の調査をしに行く話。
『亡霊』と呼ばれる人形がイノセンスと関わりがあるかもしれないとの事。
現地に着いた彼らだが、レベル2に進化したAKUMAが
人形と先に着いていた(黒の教団の)探索部隊を攻撃していた。
探索部隊はエクソシストと違って対AKUMA武器を持っていないので押され気味。
なんとか窮地を脱し、一時撤退。
現地に居たのは、ララと名乗る超美少女と、
焼け爛れたような顔のグゾルという男。
神田はグゾルに向かって『今すぐお前の中のイノセンスを渡せ。
デカイ人形の形のままだとレベル2のAKUMAから逃げ切れない』と言うが
ララが必死で止めて何とかふり切る。そして語る。

それは昔話。
ある子供が町中の人間から迫害され、亡霊がいるという廃墟に捨てられた。
そこに住み付く毛むくじゃらの獣のような人形。
『にんげん・・・』
それは作り手が居なくなって500年間も子守唄を歌い続けた、哀れな快楽人形。
人間の為に歌うのが存在理由。でも皆、このボロボロの体を見て逃げてしまう。
『にんげん・・・』
この子供で6人目の子供だ。
5人目は声をかけた途端、『化け物!』と叫び、この体を叩きのめした。
『歌はいかが?』ボロボロの人形は、子供に声をかける。
『・・・うた?うたを歌ってくれるの?
 誰もそんな事してくれなかった・・・歌って亡霊さん。』
一人と一体はずっと一緒に居る事になった。

447:D.Gray-man4
06/05/21 20:09:31
そして今、AKUMAの攻撃を受けて死にそうな状態になる人形とアレン達。
人形は叫ぶ。『この人がいなくなったら、もうどうだっていい。
体の中にあるイノセンスを譲るから。だから最後まで一緒に居させてほしい。』と。
しかし神田は、レベル2のAKUMAに追い詰められた状態で
人形の主が死ぬまで待てない、人形の中からさっさとイノセンスを取り出せと言う。
それは人形の死。猛反対するアレン。
だがそこにAKUMAの追撃が迫り、なんとか撃退するも
人形の主は重傷を負い、人形の中からは無理矢理イノセンスが取り出されていた。
急いで人形の中にイノセンスを戻すアレン。
しかし起動した人形は、ただの人形に戻っていた。

『人間サマ・・・歌はイかが・・・?』
それはボロボロの人形。その、本来の姿。
ついさっきまで、美しい顔と、髪と、声で笑っていたララの。
彼女の結一の主であり、瀕死のグゾルの元へと歩み寄るララ。
『人間サマ・・・私は人形・・・歌いマスわ・・・人間サマ・・・』

 ホラ!こんなにキレイになったよ!ララ
ララって?
 亡霊さんの名前。そう、呼んでもいい?


『ぼくのために、うたを歌ってくれるの?
 ララ・・・・・・大好きだよ』
『・・・・眠るのデスか?じゃあ子守唄を』

醒めない眠りについたグゾルを膝に抱き、ボロボロの人形は唄を歌い続ける。
『辛いなら人形止めてこい。あれはもうララじゃないんだろ』
『ダメです。ララを壊すのはグゾルさんじゃないと。それが2人の約束だから。』
『甘いなお前。俺達は破壊者だ。救済者じゃないんだ』
『・・・わかってますよ。』

448:D.Gray-man5
06/05/21 20:12:45

そしてグゾルが死んでから三日目の夜、唄が止まった。
悲愴な面持ちでその時を待っていたアレンの傍を
美しいララの亡霊が流れていく。
『ありがとう。壊れるまで歌わせてくれて。これで約束が守れたわ』
そして人形は、崩れ落ちて壊れた。
『神田・・・それでも僕は、誰かを救える破壊者になりたいです。』
人形の名前はララ。それは、歌姫の名前。


(わかりにくいと思うので、端的に説明)
・ボロボロのグゾルを見て神田は彼が人形だと思うが、
 実は彼は人間で美少女のララの方が人形だった。
 ララも本当はボロ人形状態だが、まぁ何と言うか、陳腐な言葉だが
 二人の愛の力みたいなもので美くしい少女になっていたのだ。
 しかし多大な攻撃とグゾルの死によって、ただの人形に戻るララ。
 アレンはグゾルとララの為に、人形をずっと歌わせる。
 そしてようやく止まる人形。ララは最後の最後に、ララとしての記憶を持ち
 アレンに感謝をして消えて行った。


『黒の教団壊滅(未遂)事件』(3巻収録)
初めての指令をこなして、黒の教団へと戻るアレン。
しかし教団では、科学班室長・コムイのちょっとしてミスで
彼のロボが暴走。そこに遭遇してピンチに陥る科学班+アレンだが、
コムイの妹であり、エクソシストの一人でもあるリナリーがロボを撃退。
孤児だった過去を持つアレンは、教団の皆から『おかえり、アレン』と迎えられ
照れながらも『ただいま』と返し、ホームの暖かさを知るお話でした。


(できれば既刊分全部やりたいと思います。
 とりあえず今日はここまでということで。)

449:マロン名無しさん
06/05/21 21:10:45
乙です。
人形の話は最初わかりにくかったけど説明でよくわかったです。

450:マロン名無しさん
06/05/22 15:37:21

悲しいけど余韻のある話だね

451:マロン名無しさん
06/05/23 20:17:19
「DEATH NOTE」をお願いします。
読み切り版ではなく連載の方を。

452:マロン名無しさん
06/05/24 12:45:29 tLK23FkK
味わいつくし

453:マロン名無しさん
06/05/24 12:50:15 PUhzky6k
セイントセイヤお願いします。

454:マロン名無しさん
06/05/24 16:28:26
>>453
まとめサイトにある

455:D.Gray-man6
06/05/24 20:22:06
『巻き戻しの街編』(3巻収録)
ある街に奇妙な事が起こり、その調査に赴くアレンとリナリー。
その街は1日だけを繰り返し続けていた。
原因はイノセンスにあると目星をつけ、
繰り返される1日の異常に唯一気づいている街人
『不幸の女』ミランダ・ロットーを協力者にして真相を探る。
が、実はそのミランダが無意識のイノセンス適合者であった。
100回目の失業をした日に『前向き?何それ・・・ふふ・・・
明日なんてこなくていいわ・・・』という彼女の言葉に反応して、
置時計のイノセンスが街の時間を繰り返し、明日を来なくさせたのだ。
『てきごうしゃ?何それ・・・私ホントに何も知らないの!
 あなた達すごい力を持ってる人なんでしょ?!
 私は何もできないの!だからあなた達がこの街を助けてよ!』
狂乱する彼女に、優しくアレンは微笑む。
『はい。助けます。でもそのためには、ミランダさんの助けがいるんです。
 僕達に手を貸してください。 明日に戻りましょう。』

ミランダの強い絶望感にイノセンスが反応したという結論に達し、
それなら彼女を再就職させて幸せにさせれば、発動を解除できるのでは?
という事で、彼女の就職を手伝うアレン達。
もう少しで正社員になれるかも、という所でミランダがスリにあって売上金を紛失。
アレンとリナリーがスリを追いかけるが、残ったミランダは従業員達に
『役立たず』と言い捨てられ、やっぱり私には無理なんだ。
何で私なんかが適合者なんだろうと泣き崩れる。
そこに伯爵サイドの『ノアの一族』と名乗るロード・キャメロットという少女が現れ、
ミランダとイノセンスの時計をさらってアレンとリナリーをおびき寄せる。
ロードの手下の大量のAKUMAの前にボロボロになるアレン達。
アレンのおかげで一旦は逃げ出せたミランダだが
自分の体を盾にしてミランダを守って瀕死になってもまだ『だ・・・大丈夫』と
笑顔を返すアレンを見て、とうとう駆け出す。力が無くても彼を守る為に。
その時、初めて彼女の思いに呼応して、イノセンスの時計が発動した。

456:D.Gray-man7
06/05/24 20:28:57
ミランダのイノセンス能力は『一定範囲内の時間の巻き戻し』。
彼女と彼女のイノセンスの周辺にある全てのモノは、どんな攻撃を受けていても
万全の状態にまで回復(巻き戻し)することが可能だった。
そのおかげで体勢を整えて反撃を開始するアレンとリナリー。
『あなたのイノセンスのおかげで助かりました。ありがとうミランダさん!』
次々とAKUMAを破壊していくエクソシストの二人。
だが結局、人間なんだけどただのダメ人間と違い太古の一族の血を引く
というロードを、憎みながらも殺せずに見逃すアレン。
『また遊ぼぉアレン。今度は千年公のシナリオの中でね。』
全てが終わったと思ったが、今度はミランダの様子がおかしい。
訓練を受けていない一般人なのに、イノセンスの力を発動させすぎて
彼女の体力が限界に近づいたからだ。
発動を止めて、というアレン達だが、この能力を停止させたら
『元の状態』である瀕死の体に戻ってしまう。
自分が死にそうになりながらも、泣きながら停止を拒否するミランダ。
『いやよぉ・・・せっかく初めて『ありがとう』って言ってもらえたのに、
これじゃあ意味がないじゃない・・・!』
『発動を停めて。ミランダさん。あなたがいたから、今、僕らはここにいられる。
それだけで十分ですよ。自分の傷は自分で負います。生きてれば傷は癒えるんですから。』

そして発動を停止させ、急いで医者を呼ぶミランダ。全ては終わったのだ。
アレンとリナリーが目を覚ます前に、マンションを引き払って出て行くミランダ。
ロードの襲撃の際に汚れた部屋の壁紙。その修理代はココに請求して下さい、
と管理人にメモを渡す。『ほほぅ。どこだね?』
『再就職先です。』そこには、不幸の影など微塵も見えない、笑顔のミランダがいた。

補足
この話の中で、リナリーとコムイ兄妹のなかなかに感動的な
昔話エピソードもあるので、興味がある人は是非。
コムイはいつもはバカだけどほんのごくたまに凄く優しくかっこいいお兄さんになります。
『すごいなぁコムイさん!いつもはアレだけど。』
『うん。アレだけどね・・・。 だから私は兄さんのために戦うの。』

457:マロン名無しさん
06/05/24 20:57:38
>>453-454
聖闘士星矢ってあんなストーリーだったのか・・・

458:マロン名無しさん
06/05/24 21:30:06
>>457
まあまとめサイトの文章も大概だが
少年ジャンプ黄金期の漫画にどんなストーリーを期待していたんだ?

459:ニート
06/05/24 21:53:49
>>455-456
('A`)

460:マロン名無しさん
06/05/24 22:36:23
>>458
もっと短いのかと思っていたよ。
意外と長かったんだな。
現役読者のはずだが、おまるを頭につけてるのと、
ブラコンと、サド女王様くらいしか記憶に残っていない。
つか、まとめはかなり面白かったと思うぞ?w

461:マロン名無しさん
06/05/24 23:22:39
「機神兵団」を教えてください。

462:マロン名無しさん
06/05/25 01:23:08
まとめサイトがずっと見れないのだけどなぜ?

463:マロン名無しさん
06/05/25 01:52:26
>>462
粘着が潰しにかかってるから。

新まとめはスレ内検索。

464:マロン名無しさん
06/05/25 23:51:03
>>455-456
ミランダさんの名台詞を忘れてるぞー
簡略あらすじとはいえこれだけは入れてくれ。

『どうせ何やってもだめなら やらなきゃいいのにね』
『馬鹿よね…』

465:マロン名無しさん
06/05/26 01:04:26
「忘却の旋律」お願いします。
アニメは見ていましたが、漫画は全然違うとか。

466:マロン名無しさん
06/05/26 19:58:39 yrKykXhM
恐怖新聞お願いします

467:マロン名無しさん
06/05/29 02:50:05
AGE

468:マロン名無しさん
06/05/29 12:04:34
まとめサイトのなかで、事故を起こした償いのために一生懸命働く父と
その事故の被害者の立場にあぐらをかいてる最低な男の命の価値は同じかと問われて
泣きながら「同じだと 俺は思う」だって父がそう信じているのだから、
と答える女の子の漫画があったと思うんだけど
どの漫画だったかタイトル忘れてしまった。誰か教えてください。

Googleで「site:URLリンク(malon.my.land.to) 同じだと」で検索してもヒットしないんだよなぁ・・・

469:マロン名無しさん
06/05/29 14:40:13
>>468
少年怪奇シリーズの中の「ディープフリーズ」だな。

470:マロン名無しさん
06/05/30 00:27:21
>>469
ありがとう!

471:マロン名無しさん
06/05/30 03:01:59
うしだゆうじ「ガルフォース」をお願いします。

472:マロン名無しさん
06/06/01 01:52:20
未解決に、セカチューあるけど漫画版でいいんだよね?
コミックなら手元にあるんで、こういうの初めてだけど予約します。

473:マロン名無しさん
06/06/01 13:02:47
>>472
期待してます

474:マロン名無しさん
06/06/02 14:21:51
樹なつみ「八雲立つ」をお願いします。

475:八雲立つ1
06/06/02 18:59:08
>>474
超霊感少年闇己は父(潮)の実子ではない。
超ファザコンの闇己はそれを負い目に感じており、ひねくれている。
父に恥を欠かせないように人前ではイイコちゃんだが、本性は皮肉屋だ。
超金持ちの闇己の家は代々の地主だ。神官も兼ねている。

今の神官は潮だ。だが潮は闇己に神官を譲るつもりだった。
もうすぐ49才になるからだ。神官は49才を過ぎると神の子から人間の子に戻る。
その前に次代の神官に位を引き継ぐ。

神官の引継ぎは次代の神官が前代の神官を殺す事で儀式が終了する。
つまり闇己は父親を殺さなくてはならない。
超ファザコン闇己は拒否するが、やむなく父を殺す。
病に冒されて長くなく、人の子として余生を過ごすより神の子として死にたいと頼まれたからだ。
それは闇己の重しとなる。超自己否定の塊の闇己は父の望みを果たすまでは生きる決意をする。
代々家に伝わっていてた神剣を集め、土地に根付いている悪霊(のようなもの)を退治することになった。

476:八雲立つ2
06/06/02 19:00:57
神剣は7本ある。1本は闇己が持っている。もう1本は超お人好しの七地が持っていた。
七地は闇己が父を殺すところを目撃して殺されそうになるが、何とか闇己を宥めて難を逃れた。
超世話焼きの七地は闇己を放置できず、神剣探しを手伝う事になる。
超とんがり坊やの闇己も、気性が父にそっくりな七地によく懐く。

七地の妹の夕香が神剣を扱う霊能者だと判明したり、
闇己の従兄弟の嵩が夕香に惚れちゃったり、
勘違い電波ちゃんに粘着されたり、
一服もられて闇己の身体を神のよりしろにしようと計られたり、
爽やか美人と思っていた寧子(闇己の姉)が実は弟の闇己に粘着に懸想していたり、
闇己の実父は潮の弟であり、母親が兄弟どんぶりっていた事がわかったり、
眞前(闇己の実父)は破滅型のサディストだったり、
潮そっくりの新興宗教団体の代表者に闇己が懐いちゃったり、
実はその団体は麻薬を多用して信者を狂わせてる危ない宗教だったり、
眞前はその宗教団体を利用して悪霊を解放し世界を滅ぼそうと企んでたり、
そんなこんなで神剣が7本集まる。

477:八雲立つ3
06/06/02 19:01:41
神剣が7本、神剣を扱う霊能者も7人。何とか集まった。
が、神剣も霊能者7人も全く役に立たないまま出番終了。
闇己一人で悪霊と立ち向かい、悪霊全部を闇己の体内に取り込む。
その状態で闇己が死ねば悪霊も消える。
七地は闇己の頼みを聞いて、闇己を殺す。
悪霊は浄化し、闇己は死んだ。

それから10年後。友人を殺した七地は引きこもりになっていた。
夕香は嵩と結婚して子供が出来ていた。
子供は成長し、闇己の魂と記憶がそっくり入り込んでしまった。
闇己が転生した事に驚き喜んでエンド。

これが本編。他に過去編がある。
何で闇己の家が49才で死ぬかって言うと、闇己の先祖のマナシが
死んだ七地の先祖のミカチヒコを蘇らせる代わりに子孫の命を捧げたからだ。
その呪いによって闇己の家は早死にの家になってしまった。呪いは悪霊を退治すると解ける仕組み。

478:八雲立つ4
06/06/02 19:07:03
八雲立つ
作者 樹なつみ
全19巻。
雑誌LaLaにて掲載。
白泉社から発売。

479:マロン名無しさん
06/06/02 21:59:55
リク主じゃないけど八雲乙!
有名なタイトルだけど中身知らないので読めてよかった。
ところで『八雲』って何の意味?あと闇己って何て読むの?あんみ?

480:マロン名無しさん
06/06/03 00:15:04
あずきちゃんを詳しくお願いします

481:マロン名無しさん
06/06/03 07:14:22
「アーケードゲーマーふぶき」をお願いします

482:マロン名無しさん
06/06/03 10:03:10
>>479
私も八雲書いた人じゃないけど(書いた人乙です。ワロタw)、
「闇己」は「くらき」と読む。
「八雲」は、万葉集だったか古事記だったかに載ってた和歌の引用かと。

『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を』ってやつ。
コピって来ただけなので、意味は聞くんじゃない。心で読め。

483:マロン名無しさん
06/06/03 11:02:24 bj7woAtB
何とか集まった。

484:マロン名無しさん
06/06/03 14:34:49 4myiMqxf
ゲームのサイレントヒルのストーリーを教えてください

485:マロン名無しさん
06/06/03 14:39:35 4myiMqxf
すいませんスレ間違えました

486:マロン名無しさん
06/06/03 14:52:27
どなたか悪魔狩りお願いしまんす。

487:マロン名無しさん
06/06/03 22:44:14
私も書いた人ではないが、>482に追加

もともとの意味は
出雲に追放されたスサノオがヤマタノオロチを退治後、結婚した時の歌
(新居の周りに雲が広がってる。自分たちの為に八重の雲の垣根が
できてるようだ)

しかし作中では出雲族の怨念(スサノオがきっかけで具現化)
(王朝を倒すその時まで、出雲で意志を継ぐ子孫を残していく。
それまで、決して破られぬ八重の結界をつくりあげよう)
その結界の中にできあがったのが、巨大な「念」=悪霊(のようなもの)

488:マロン名無しさん
06/06/04 00:12:28
「ルパン三世Y」「ルパン三世M」を教えてください

489:マロン名無しさん
06/06/04 00:27:06
結賀さとる先生の「ラズ・メリディアン」のストーリーを教えてください。

490:7SEEDS1 概要
06/06/04 13:47:27
7SEEDS

作者 田村 由美
1~8巻刊行。
月刊flowersで連載中。

短くまとめ
強制的に人類最後の生き残りにされた40名ほどの子供と若者、
数名の大人が、激変した日本でサバイバる話。
死人が何人も出て、ゴキブリや巨大昆虫がたくさん出る少女漫画にあるまじき漫画。
が、画力のおかげ?で気持ち悪さは少ない。

491:7SEEDS2 1章
06/06/04 13:48:00
天ぷら、ヒレカツ、ポテトサラダ、大根の煮物にパスタ。
今日の晩ご飯はナツ(女子高生、引きこもり)の大好きなものばかり。
お腹いっぱい食べて眠りにつき、目が覚めたら暗闇の中だった。

激しい物音と揺れる床。電気を付けようとしてもスイッチが見つからない。
知らない女性(牡丹、警察官)が叫ぶ。「早く逃げて!ここは沈む!」
何が何だからわからないナツが起きあがると洋服を着ていた。足下はおニューのスニーカー。
―パジャマを着てたのに?ベッドで寝ていたのに?いつ着替えた?―
訳がわからないまま外に出たナツの目に飛び込んできたのは、荒れ狂う夜の海。

状況が把握できないまま、ナツはその場にいた3名と一緒にボートで避難する。
翌朝、嵐は収まった。だが事態は変わらない。
ここはどこなのか。なぜここにいるのか。何もわからない。
他の3名、牡丹、嵐(男子高校生、真面目)、蝉丸(男性高校生、いじめっこ)も同じだった。
船に乗った覚えも飛行機の乗った覚えもない。いつも通りに眠りにつき、気が付いたらここにいた。

492:7SEEDS3 1章
06/06/04 13:48:50
いつまでもこうはしていられない。4人は手近の島に上陸する。そこは猫のような形の島だった。
水を確保しようと、一行は二手に分かれて水場を探した。牡丹は蝉丸と、ナツは嵐と。
嵐はどんどんナツに話しかける。「どう思う?俺達は誘拐されたのか?遭難したのか?ここはどこだろう?」
話しかけられてもナツは答えられない。―ここがどこなのか誘拐されたのか、そんな事わからない―

黙っているナツを見て、嵐は感心する。「石清水さんてすごいね。俺の彼女なら今ごろ泣きわめいて大変だよ」
ナツは黙ったまま考える。
―泣いたり怒ったりは自己主張できる人でないと難しいんです。あたしはそういうのが苦手なんです―
水場を見つけた嵐は下へ降りる道を探しに行く。ナツは水場が見つかったと伝えるように頼まれた。
大声で呼べば聞こえるからと。ナツは二人の姿を見つけた。ドキドキしながら声を出す。
―歌のテストは嫌いだった。カラオケも嫌いだった。大声なんて出した事ない―
「おーい!水場が見つかりましたー!」必死で大声を出したら、声がひっくり返って心臓がバクバクした。

水を汲むための水筒は荷物の中にあった。水筒だけではない。
今の状況に必要な物は揃っていた。ナイフ、ロープ、懐中電灯、シート、着替えなど。
しかしあって然るべき物はどこにもない。財布、携帯電話、時計。それはなぜだ?

493:7SEEDS4 1章
06/06/04 13:49:50
救助隊に向けたメッセージを作り、食糧を探すことになる。
みんながテキパキ動いてるのを見て、ナツは落ち込んでしまう。
何も出来ないだけじゃない、こんな時にトイレに行きたくなったからだ。

一行は食糧を探して移動する。歩いてる時にナツは背中の違和感に気づいた。何だかチクチクする。
でも言い出せない。みんなに迷惑を掛けてしまう。足手まといだと思われたくない。
―気づいて欲しい。辛そうな顔してるから。声を掛けてくれたら言えるから…―
嵐が気づいた。「石清水さん、大丈夫?」
ナツはホッして背中の違和感について話した。背中にはヒルがついていた。
ヒルを見て慌てる嵐と蝉丸を尻目に、牡丹は冷静にライターでヒルを取り除いた。
その瞬間、上から大量のヒルが落ちてくる。慌てて走り出して林の中を抜け出した。

嵐は不審に思う。「島の奥に進んでいいのか?救助が来ても気づけないじゃないか。元の場所に戻ろう」
牡丹は反対する。「いつ救助が来るかわからないわ。島の周りに陸地は見えないし
舟影も飛行機も見えなかった。当てのない救助を待つよりも、生きる手段を整えるべきよ」
話を聞いていた蝉丸がニヤつく。「そうじゃないだろう。救助は来ないと思ってるんだろ?」

494:7SEEDS5 1章
06/06/04 13:50:21
洞窟を後にした一行は、食糧を探しはじめる。機嫌が悪い蝉丸はナツに木の枝を割くように命令する。
「どうして?」と反駁するが、「どうでもいいからやれ。いじめられたくないならな」と押しきられる。
それ以上言い返せなかった。ぼんやり木を裂いてるナツに、牡丹が気づく。
「何してるの?食糧を探そうって言わなかったかしら?」「頼まれたから…」
「それは何?何のためにやってるの?」「わかりません…」
「わからないのにやってるの?貴方ばかなの?どうして考えないの?
ここは学校でも家でもないの。親も先生も助けてくれないの。自分で考えて生きていかなきゃいけないの。
目を見て話を聞きなさい!だから舐められるのよ!」

夏はその場から逃げ出した。ここは学校じゃないのに。初めて会った人達なのに。
私はここでも同じだ。居場所がない。学校でも居場所がなかった。
「石清水?そんな子いたっけ?」「あーあの子、暗いよね」「石清水さんと一緒の班は嫌だ。暗いの移りそうだもん」
考えるって何を考えるの?食べ物を探すの?
でも虫に襲われるかもしれない。道に迷うかも知れない。お願いだから早く助けに来て。誰か助けて。
…でも今ここに助けはいない…とにかく迷子にならないように目印を付けよう。
リュックに入っていたガイドブックを見て食べる物を探そう…

495:7SEEDS6 1章
06/06/04 13:51:35
嵐が集めたバナナや山菜、ナツが採ってきたキノコで一行は食事をとる。
キノコは危ないから食べるなと言われたが、「せっかく採ってきてくれたんだから」と嵐は口にする。
その夜、嵐は吐き気が止まらず倒れた。
―あたしのせいだ!―泣きながら謝るナツに、嵐は笑いかける。
「石清水さんのせいじゃないよ。それにいいこともあった。ここはわからないことだらけだけど、
あのキノコは食べちゃ駄目だってわかった。そうやって一つずつ確認していこう」
彼女に連絡を取りたいと呟く嵐に、ナツはガッカリしながら納得する。
―こんなに素敵な人、彼女がいるに決まってる―

翌日、牡丹が誘拐犯の一味ではないかと疑ったナツと嵐は逃げ出す。
蝉丸は放って逃げようとするが、ナツが反対する。「でも仲間じゃないみたいだし…」
―ほんとうは嫌だ。麻井さん(蝉丸)が来るのは嫌だ。一緒にいきたくないけど「いい子」になってしまう―
蝉丸を誘ったが断られる。そしてナツに言う。「お前そういうところが嫌われるんだよ。なに考えてるかわかんねえ」

逃げ出した二人は食虫植物に襲われて動けなくなるが、間一髪のところを見知らぬ男(百舌)が助けに入った。
救助隊かと喜ぶ二人だが、男は違うという。自分も同じ立場だと。目を覚ました時、男の姿は消えていた。
島の中を進む二人だが、結局牡丹と蝉丸と合流する。4人で小高い丘に登り島の周りを確認した。
そこには絶望的な風景が広がっていた。四方のどこにも島影が見えない。陸地もない。飛行機も船もない。
「数日経っているのに、なぜ誰も探しに来ないんだ!」苛立った嵐が怒鳴りつける。
「俺は早く帰りたいんだ…」―彼女のところに―


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