ストーリーを教えてもらうスレ Part14at CSALOON
ストーリーを教えてもらうスレ Part14 - 暇つぶし2ch2:マロン名無しさん
05/10/08 22:16:56
新スレたてました、間違えてたらごめんなさい。

3:てるてる×少年1
05/10/08 22:31:16
てわけでこっちから始めさせていただきやす。
ひとまず前回の人の続きから、コミックス10巻まで。

【9巻(53話)~】

『わたしを裏切ったお前を許すことを―許して―』
しのぶは幼い頃から、自分を庇い、助けるせいで怪我を負う才蔵の姿を見てきた。
自分が才蔵を手放せないせいで、才蔵を傷つけてしまう。
それに気づきながらも、離れられない自分を許してくれと乞うしのぶ。
しのぶの愛情を感じる才蔵だが、彼にはしのぶを裏切ったという罪悪感があった。
『どうして責めてくださらない』言いながらも才蔵は、怪我のせいで再び意識を失ってしまう。

才蔵は昏睡の中、夢を見ていた。しのぶの護衛として送られる前、里で義人達と交わした話の記憶。
そのころ、義人は松子の秘書として働くことが決まった。三島の人間は危険因子なので、
傍に置いて監視をする腹なのだろう。承知でそれを利用すると宣言する義人。
そして、才蔵には護衛としてしのぶに近づくことが命じられる。
それまで、しのぶの警護は秘密裏に御城の忍によって行われていた。
そこに義人が外部から手を向け、きちんとした護衛をつけるように仕向けたのだった。
望達に襲わせ、それを才蔵が助ける。そうしてしのぶの信頼を得、
御城の秘密を暴く鍵、もしくは取引材料を手に入れること。それが才蔵に下された命令だった。

護衛にやって来たのも、敵の襲撃からしのぶを守ってきたのも、全ては仕組まれたことだった。
才蔵はそんな自分の中の罪悪感を、しのぶに裏切りを責められることでどうにか清算したかった。
それを正吾に聞かされるしのぶ。しかし、それで例え才蔵が楽になろうとも、しのぶにはそんなことは出来ない。
どこからが裏切りで、どこまでが本心なのか。
『でも、お前をなじったって しのは救われないわ!』
混乱して部屋を飛び出してしまうしのぶ。残された正吾は、目を覚ました才蔵に
『逃げるな。心の中でまで、しのぶを裏切るな』と喝をいれる。

4:てるてる×少年2
05/10/08 22:33:25
部屋を飛び出したしのぶは、地下座敷の廊下で松子に会う。
泣きじゃくるしのぶに、松子は10ヶ月前にあった才蔵とのやりとりを教えた。
三島と奥の両親が殺された理由、彼らが知ってしまった「何か」を教えてくれと頼む才蔵に、
松子は時間をくれと言う。ただし、一年と待たせることはないだろう、と。
約束された才蔵は、三島の画策を全て松子に明かしたのだった。
明かした上で、才蔵は改めてしのぶの護衛を申し出る。
いつか自分の裏切りが明らかになったとき、三島としのぶ、両方から責められることになっても、
自分の手でしのぶを守ることが出来るなら構わない、と才蔵は話した。
それが、幼い頃に交わしたしのぶとの約束だったから。
『お約束したのです。お側にゆくと、お助けすると約束したのです』

しのぶの心を傷つけたことを謝る才蔵に、もういいのだ、と許すしのぶ。
もういいよ。その言葉こそ、しのぶが才蔵から貰いたかった言葉だった。
お互いに許し合う2人。心は満たされたが、地下屋敷の外には三島の追っ手が迫っていた。


【9巻おしまい、ここから10巻】


にわかに騒がしくなる地下屋敷。どうやら地下迷路に侵入者があったらしい。
負傷した才蔵達を追跡していた三島が、とうとう踏み込んできたのではないか。
屋敷へと通じる迷路の一角で、人影を目撃したしのぶは、母を守るため
才蔵とともに侵入者を捕らえるべく走り出す。
が、折角覚悟を決めてタックルした人影の相手は、三島の末弟・佐介だった。
兄弟の中で一人だけ何も知らされずにいた佐介は、真実を知りたいと
松子を訪ねにきたのだった。(そしてまんまと迷いまくっていた)

5:マロン名無しさん
05/10/08 22:37:34
ともかく佐介を連れ、侵入者騒ぎを収めようとするしのぶ達。
その途中、彼らより少し年下くらいの、着物を着た少女に出会う。
どこかしのぶに似た、明らかにくのいちとは違う雰囲気の少女に戸惑う3人のもとに、
部屋から消えたしのぶ達を探しにきた松子と正吾がやってきた。

部屋から出歩いていたらしい少女に、松子が『何をしているのです、多由耶(たゆや)様』と問う。
多由耶、この少女こそが、地下座敷の姫その人だった。
錯乱している少女は、『虎彦はどこだ』と呟き意識を失ってしまう。
とにかく、5人は多由耶を部屋に戻すことにした。

松子が多由耶の世話をしている間、佐介はしのぶが姫の影武者であり、
御城の本当の子供では無いことを聞かされる。
確かに、先ほどの少女はしのぶに良く似ていた。まるでしのぶの妹のように。
しのぶも、幼い頃に彼女を見たときは自分の姉なのかと思っていた。
だが、年月が流れて再び目の前に現れた彼女は、あの頃と全く変わっていない……

一方、三島はしのぶへの切り札として友人・晴海+α(仲良くなった忍の里のちびっこ)を捕らえていた。
(晴海はくっついて御城まで一緒に来てたんだけど、今回の騒動でしのぶが心配になって出歩く→捕まる)
眠らされている自分の両親を人質にとられ、悪者と三島を責める+α。
しかし、それでは御城の罪は誰が咎めるのかと返すユーリ。
両親を殺された三島同様、ユーリもまた御城に親を奪われたのだった。

6:てるてる×少年4
05/10/08 22:39:58
さて、御城の里には古くから伝えられている御伽噺がある。
『御色草子(おいろぞうし)』と呼ばれるそれは、里の子供たちが必ず寝物語に聞かされる話だった。
それは、恋人の忍に殺されてしまう可哀想なお姫様の話。

時は室町時代……ある山里を納める城に、幼い若君と姫君の兄妹がいた。
仲の良い2人には、お付の忍びが一人つけられる。忍は兄に剣術を教え、
妹はそれを見守りながら日々を過ごした。(ここらへんで忍に恋をしちゃうわけですね)
やがて2人は成長し、兄が城主となったころに妹は隣国へと嫁がされた。
妹は忍を恋しく思いながらも、優しい夫に癒され幸せに暮らすようになる。
しかし、ほどなく二国の間に戦争が起こり、兄は妹の夫を殺してしまう。
生国に戻った妹だが、すでに夫を愛していた彼女のおなかの中には子供がいた。
もう昔のようには戻れない、生まれてきた子供を、兄はきっと殺してしまうだろう。
これ以上兄や忍を憎みたくはない。そうなる前に、殺して欲しい。
そう懇願する妹に、兄は忍に命じて毒を盛らせたのだった。
この話に出る山城こそ、御城のことである。
そして、妹姫のおなかの中の子供が、地下座敷の姫・多由耶であった。
妹姫の墓の下から見付かった赤子を、忍は妹姫への贖罪として城主に内緒で育てていた。
忍が息を引き取るときに、その秘密は息子の虎彦へと渡されたのだ。

7:てるてる×少年5
05/10/08 22:42:35
御色草子の昔から成長せずに生き続ける少女を目の当たりにし、才蔵たちは愕然とする。
しかし思い悩む暇もないまま、松子としのぶには急ぎ用事が出来てしまった。
今や里中で騒ぎになっている、上忍三島家の謀反について、里の一般の忍達に説明をしなくてはいけない。
松子としのぶ、正吾、そして才蔵が御城の屋敷へと向かった。(佐助は三島の人間なので、留守番)
御城の重臣は三島家が殺された理由を、捏造しようとするが、松子がそれを一喝する。
故人を辱めてまで何を守ろうというのか。すでに城の一室に集まっていた里の者達に、松子は口を開いた。
三島の裏切りは両親を殺されたことによるもの。先代の当主が三島、奥両夫婦を殺した。
何故なら、彼らは御城の暗部を知ってしまったから。私には真実を語る準備がある。
困惑する里の大人たちと、狼狽する重臣達。重臣達が松子の話をさえぎろうとするが、
松子は全てを語る前に倒れてしまった。もうずっと長い間、松子は御城の因習を壊すことを望んでいたのだった。

松子も既に御城にとっての危険人物となった今、里の重臣たちはしのぶを手に入れようとした。
多由耶の存在は、御城の闇、そして力を振るうために大事な鍵となっているらしい。
しのぶを連れに来た重臣達をかいくぐり、しのぶは才蔵と松子の私兵であるくのいち達の手を借り屋敷を脱出する。
自分に対して冷たかった母、もうずっと何かを諦めるようだった母。
松子の望んだことの本当の意味が知りたい、としのぶは地下座敷に向かって駆け出した。

一方地下座敷の入り口には、松子達と入れ替えに三島がやってきていた。
しのぶの友人・晴海を人質にとり、地下座敷の奥にあるモノをつきとめにきたのだった。
しかし、迷路から座敷へと通じる扉の鍵は、当主である松子と娘のしのぶにしか
所持を許されていなかった。扉へと駆けつけたしのぶに、晴海を盾に扉を開けるようせまる三島。

こんなごたごたに一人取り残されていた佐介だが、地下屋敷内をうろうろ探索していると
目を覚ました多由耶にどこかへと誘われる。ぶっちゃけ迷ってたので天の助けとばかりについて行く佐介。
三島の兄弟の中で、一人真実を知らされていなかった佐介が、皮肉にも兄たちが知りたがっている
御城の秘密へと近づいていくのだった。

8:てるてる
05/10/08 22:43:44
とりあえずここまでっす。前の人と全然違う形態でごめんなさい orz

9:マロン名無しさん
05/10/08 22:45:21
てるてるの人乙
やまむらはじめの「蒼のサンクトゥス」と「カムナガラ」お願いします

10:マロン名無しさん
05/10/09 04:01:43
スレ立て&てるてる乙。

11:マロン名無しさん
05/10/09 17:27:02
いい加減>>1の容量が450を超えたら、を500にしませんか?
前にも提案したんだけど

12:マロン名無しさん
05/10/09 19:25:42
500を越えたら書き込むことができないので次スレ誘導もできませんが?

13:マロン名無しさん
05/10/09 19:43:27
>>12
500を超えても書き込めます

14:マロン名無しさん
05/10/09 20:01:25
なんで500超えたら書き込めないと思ってるんだろう・・・

15:マロン名無しさん
05/10/09 20:51:36
いや、書き込めないぞ

16:マロン名無しさん
05/10/09 21:33:37
500が上限だろ?
前に変更しようとしたってのは480になったらスレ立てしようってのに変えようとしたんじゃねえの?

17:マロン名無しさん
05/10/09 22:20:56
512KBが上限だよ
500超えても書き込める
単位考えれば分かるだろ

18:マロン名無しさん
05/10/09 22:35:47
>>17
その12kbは、書き込み欄や各種リンクといった「掲示板の書式」に割り当てられてるんだよ。
だからテキスト分は500kb。テキスト部分だけを抽出する2ch専用ブラウザだと
書式分は最初からカットされて「1スレッド=500kb」で表示されている。

19:マロン名無しさん
05/10/09 22:39:36
へー初めて知った
つかIEで見てるから引き算したほうがいいのか

20:マロン名無しさん
05/10/09 22:56:35
レス番だと980こえると勝手に落ちるけど
容量の場合、○KBをこえたら落ちる、っていうのはあるんだろうか

21:マロン名無しさん
05/10/09 22:57:39
480か490を越えて1週間書き込みがないと落ちます。
どっちかは忘れた。

22:マロン名無しさん
05/10/09 23:00:15
>>13-14>>17
とりあえず知ったかぶりはやめろな。

23:マロン名無しさん
05/10/09 23:23:30
?別に間違ってはないだろ

24:マロン名無しさん
05/10/09 23:24:17
専ブラで見たときとIEで見たときの話だから
どちらも間違いじゃないでしょう

25:マロン名無しさん
05/10/09 23:54:55
>>21
484?

26:マロン名無しさん
05/10/10 00:54:44
スレ立てたものです。すみません。誘導だけして前スレに投稿すれば良かったんですね。
Part13の始まり方やらP11の終わり方とか、新しい解説は次のに書けよ
とかの意見だけ見ちゃってたもので、以前の通りにしてしまいました。
(450KBを500に、という案は、11でその後話が続かなかったみたいなんで、とりあえずナシになったのかと)

焦り過ぎた自分が悪いのですが、もう立てちゃったし書いちゃったよ…ということで
前スレの埋めを、今話している次スレの時期の相談に使うというのはどうでしょうか。
もしかしたら大して埋まらないかもとも思いますが、
借りた場所は出来るだけ使うということで、いかがでしょうか。
(すみません…これこそ私が言えた話ではないのですが)

27:マロン名無しさん
05/10/10 02:00:31
IEでも500KBになった時点で書き込めなくなることは同じだよ。

28:マロン名無しさん
05/10/10 02:36:56
>>27
それはテキストが、でしょ。
IEの場合フォーム含めて表示されるから
512まで書き込めるということ。

29:マロン名無しさん
05/10/10 09:48:03 uL/T4KjG
p

30:西の善き魔女(4)
05/10/10 16:22:20
フィリエルとラヴェンナの一騎打ち。
劣勢を強いられるフィリエルだが、ラヴェンナがルーンを利用しようとしている
のを知って頭に血が上り一発逆転。
勝者には花が捧げられる。渡しに来たシザリアは、しかし、やおらフィリエルに
ナイフをふりかざした!
星仙女王に信奉する彼女は、学院を私物化する生徒会を憎み、無駄に生徒達に
騒がれるフィリエルもまた同類だと言った。
ロゼリットの墜落死も彼女の仕業だった。

フィリエルを討ち取ることに失敗したシザリアは勝手に「学院を浄めるいけにえになる」
と言って崖から飛び降りる。
渋々とそれを助けたルーン。だが、全生徒の前で、ラヴェンナに男である事を
ばらされてしまう。
立て続けに起こる醜聞で、大騒ぎのトーラス女学校。そこに現れたのはアデイル。
人気作家のエヴァンジェリンだと生徒達からは歓声があがる(正体不明の
小説家じゃなかったっけ…)
彼女は、学院には陰謀が渦巻いていたこと、そしてその企みは失敗に終わったことを
宣言した。
ルーンは駆けつけたユーシスの馬に飛び乗り逃走。
エヴァンジェリンのBL小説と同じ展開に、学院は総腐女子化で大喜び。
フィリエルは退学させられた。


31:西の善き魔女(4)
05/10/10 16:23:01
トーラスでも手に負えないのならと、フィリエルは王宮にあがることになった。
秋にはアデイルが女王候補としてデビューする。それに付き添うのだ。
ルーンは王宮内の王立学院に入ることになる。
ロウランド伯爵夫人(ユーシスの母、アデイルの義母)はフィリエルを呼び出し
王宮にあがるのならルーンと馴れ合うことを慎めと釘を刺す。
しかし「自分が王宮へあがるのもルーンを守るためだ」と一歩もひかないフィリエル。
フィリエルにかつてのエディリーン姫の面影を見た伯爵夫人は、彼女にバラを
一輪譲った。
アデイルは「フィリエルはお義母様に気に入られたのね、このバラは門外不出の
異端の花よ」と言う。バラが異端…?

詳しく聞く間もなく、ユーシスの友人・ロットが駆け込んできた。
星仙女王の長男・リイズ公爵が王位を狙い、それに動じたレアンドラ陣営が
ロウランドより先に女王候補擁立を宣言したという。
もはや一刻の猶予もない。アデイルは王宮にあがり、女王候補として宣言
しなければならない。女王争いの戦いの火蓋は切って落とされた。

入城するアデイル。しかし可憐な美しさは、レアンドラの強烈な個性の前では
いささか霞んで見えるようだ。
続けて、ルアルゴー伯爵じきじきのエスコートで入城するフィリエル。
謎の美少女の登場で、宮廷人はにわかにアデイル陣営に注目する。
負けじと現れたレアンドラは、リイズ公との婚約の予定を発表。
二つの勢力に統合されては、アデイルの負けは目に見えている…。

陰謀渦巻く宮廷で、高原育ちのフィリエルが傷つきはしまいかと案じるユーシス。
フィリエルを守りたいという気持ちが日増しに強まっていく。
一方でフィリエルは、学院に入ったルーンを心配していた。
予感的中で、寮に入れられたルーンは集団生活に馴染めずトラブルばかり。
ユーシスの推薦で研究所を持つコーネル博士の助手となり、そこから学院に
通うことになった。

32:西の善き魔女(4)
05/10/10 16:24:02
王宮で、アデイルはその人柄で人望を集めていくが、レアンドラは異端の存在
である火薬をブッ放し、タカ派をアピールする。
そんな中、フィリエルとユーシスの婚約話がもちあがる。
「ロウランド伯爵夫人になれば、星仙女王(おばあさま)に会える身分も手に
入る」とアデイルもすっかりその気だが、フィリエルはこんな噂がルーンに
どう思われるかと気が気ではない。

連日のパーティーに疲れ気味のフィリエルにリイズ公爵が忍び寄る。
彼女がエディリーンの娘だと知っているらしい公爵は
「君を王妃にと望んでいる」「異端にまみれた娘」とフィリエルを脅す。
ユーシスの機転によりその場は事もなく済んだが、怯えて泣きじゃくる
フィリエルを守るために、ユーシスも真剣に婚約を提案する。

揺れるフィリエルをルーンは突き放す。
研究者は女性を幸福に出来ないとコーネル博士にも忠告されていた。
ロウランド伯爵夫人はフィリエルを次期伯爵夫人と認める、と言うが
条件として二度と異端に関わらないこと、ルーンにも会わないことを
誓えと迫る。

ブチ切れたフィリエルはルーンと逃げようと決意する。ルーンに会えないなら
王宮にいる必要なんかない。ルーンが好き。だがルーンは、別の覚悟でフィリエル
のもとを訪れていた。
殺しても飽き足らない「蛇の杖(ヘルメス・トリスメギストス)」の首領と
リイズ公が同一人物であることを知り、彼に復讐するためにレアンドラと手を
組んだのだ。
「君の側にいたかったよ。ずっと好きだった」
フィリエルを薬で眠らせて立ち去るルーン。
翌朝、リイズ公が殺害された。容疑者はルーンだという…。(以下次巻)

33:マロン名無しさん
05/10/11 01:30:38
乙。小説版も同じ話なのかなこれ

34:マロン名無しさん
05/10/11 01:53:13
漫画版は小説(原作)よりエピソードを省いたりして構成が簡略化されてます。
でも漫画描いてる人が原作かなりスキーみたいなのでそこらへんは愛でカバー。

35:マロン名無しさん
05/10/11 07:16:15
まとめサイトにあるあらすじはあちらで削除申請すれば削除してもらえるのですかね???

36:マロン名無しさん
05/10/11 09:21:42
自分の書いたやつならそれでいーんじゃない?
つか、自分も直したいところが山ほど・・・

37: ◆ncXKkmcQGA
05/10/11 10:00:20
>>36
理屈ではそうなんだけど、こっち側に「書いた人」と「削除依頼をした人」が同一人物と
判断する材料がないので事実上難しいかと…。

じゃあ追加や修正はどうなのよ? と言われると根は同じなんだけど、+するのと-するのでは
事情が違うと思うのよね。

38:マロン名無しさん
05/10/11 10:05:23
こういう心配はいらないのかもしれないけど・・・本人確認はどうやってするの?
それ以前にせっかく書いたのに削除するなんてもったいない。差し替え希望ってこと?

39:マロン名無しさん
05/10/11 10:53:16
向こうの掲示板初めて見た
向こうで修正願いすればいいのか

40:マロン名無しさん
05/10/11 11:48:27
ひょっとしたら35は漫画板の船戸明里スレでファビョっていた香具師か?
(自分の文章力ではうまくまとめられないので実際に見る事をススメる。
版元にチクって管理人に圧力をかけてもらいまとめサイト丸ごとアボン
してもらおうというのまでいたし)

41:マロン名無しさん
05/10/11 13:32:11
>船戸明里
ダレ?と思ったら『ハニーローズ』の人か。
詳しく書かれてる分、現物を知ってるファンはいろいろ言いたいことがあるんだろう。
でも、サイト閉鎖は困るな。

42:マロン名無しさん
05/10/11 18:30:50
俺は買いたい漫画を探すっていうのもこのスレを見る理由のひとつになってるんだけど、
詳しくストーリー見たからもういいやって人も居るのかもね

43:マロン名無しさん
05/10/11 18:38:32
あらすじが綺麗な文章だと、本作も気になる。
買うこともあるし、漫喫で済ませることもある。
でも中にはあらすじ読んで満足するものもあるな。

んで買ってみてガックリすることもあるw
あらすじの方が遙かに面白い作品もあるからなあ。

44:マロン名無しさん
05/10/11 22:27:25
ハニーローズのスレ読んできた。
漫画もあらすじも読んでないんでどこまで本当かはわからんが
こっちのスレに書かれたあらすじには

・明らかな誤読がある
・漫画に描いてないことをまとめ人が補完して漫画に描いてあるかのように表現している

箇所があるらしい。

45:マロン名無しさん
05/10/11 23:31:18
>>44
まぁまぁ。
ヨソのスレのことはヨソにまかせておこうぜ。

46:マロン名無しさん
05/10/12 01:25:36
修正とかそういう話で思い出したんだけど
まとめサイトの「観葉少女(プランツドール)」の「メランコリィの花冠」
中途半端なトコで終わってる気が…
あれではアンハッピーエンドみたいに見える。
本当はもう少し続きがあって、最終的にハッピーエンドなんだけど。
あのあともう1レスあって、それを収録し忘れてるとか?
そこのログ見られないからわからないんだけど…

47:マロン名無しさん
05/10/12 01:50:04
>46
アレはアレでいいのかも。
興味持って漫画読んだ人に驚きをプレゼント、とか?
まあ萎える人も多そうだが…
でもコミックスと雑誌掲載時とでラストがちょっと違うらしいから、
紹介してくれた人は好きなほうで書いたのかもしれん

48:マロン名無しさん
05/10/12 09:57:20
542 名前: 観用少女(プランツ・ドール) [sage] 投稿日: 2005/07/28(木) 16:23:09 ID:???
ドラ長編、天使禁猟区、上海丐人族乙!!

>>541
ごめんなさい…_| ̄|○
ハニロばっかり書いてたら煮詰まってきちゃったので別のあらすじ投下です。
ヘタレな私を許しておくんなまし。

『観用少女(プランツ・ドール)』加筆です。一番好きなエピソードから。
オチはぼかしたので、これ見てちょっとでも興味持ってくれた人いたら
読んでみてね。短編連作集の形ですが面白いですよ。

543 名前: 観用少女(プランツ・ドール) [sage] 投稿日: 2005/07/28(木) 16:26:05 ID:???
『メランコリィの花冠(ティアラ)』


>>46
……こんな感じ。ちゃんと意図があるみたいよ。
つか、ハニー・ローズと同じ書き手か。こりゃまたすげえ偶然があったもんだ。

49:マロン名無しさん
05/10/12 11:19:44
>>48
はあ、なるほど。意図的にああいう形にしたのか。
奇しくも上で話題になってた書き込みと同じ書き手さんだったとは…
悪いことしちゃったかな。

>>47
個人的にはもしあのあらすじ読んでから原作読んだら萎える方かな…
最初に原作読んだ時も「なんだそりゃ!」と思ったオチだったんで。
確かコミックスと雑誌掲載時はそこの部分は同じハズ。

50:47
05/10/12 15:39:58
でも、ラストは読んでからのお楽しみとかいう書き方をしたのなら、
書き始めもしくは終わり、どちらかの同じレス内に明記したほうが良いかも。
49だけじゃなく、読んだら違ってて萎えたという意見が出てきそう…
ってここはオススメ漫画を紹介するスレとは意味合いが違うか

51:マロン名無しさん
05/10/12 16:21:30
鋼の錬金術師の外伝
「盲目の錬金術師」「師匠物語」お願いします。

52:マロン名無しさん
05/10/12 17:25:27
一条ゆかりの漫画、
「デザイナー」
「正しい恋愛のススメ」

大まかなあらすじと、特に結末を知りたいです。

53:マロン名無しさん
05/10/12 18:31:18
>>50
それは管理人氏が次のまとめのときに>>46-48を『観用少女』の項に入れればいいんじゃない。

54:マロン名無しさん
05/10/12 19:08:02
>>52
よし、書きますか!
ところで余計なことかもしれないけど
今放映中の昼ドラ2本立ての原作なんだけど
それが終わるまで待たなくていいの。
ドラマ視聴者・・・だよね?この時期にリクエストってことは。

55:52
05/10/12 19:57:11 uxEqZhvU
>>54
お願いします!
「正しい~」は、大島さと子の濃ゆい演技に負けて、最初の一週間でギブでした。
デザイナーは、ドラマになってんの知らんかった。
中村うさぎだか誰だかが、「さすが一条ゆかり!という結末」と書いているのを以前読んだことがあって、一条ゆかり繋がりで思い出したのです。

56:52
05/10/12 19:58:42
す、すみません、あげちゃった…。

57:キャットストリート
05/10/12 22:50:21
16歳のケイトは小学生の時から引きこもりつづけ、今は無職。
時々外を徘徊すると見知らぬ人々に「あれってケイトじゃね?」と言われ煩わしい。
かつてケイトは子役だった。両親の期待を一身に、小学校もろくに行かずに働いた。
仕事の合間に通う学校には友達は一人もおらず陰口を叩かれていたが、
自分が有名になる事で両親が胸をはれるのなら良いと思った。
やがてケイトは大きな劇に立つ事になった。ダブルキャストでもう一人は無名の奈子。
子役として注目されているケイトと比べ、奈子は演技も踊りもいまいち。
叱られては落ち込む奈子を慰めるケイト。やがて二人に友情が生まれる。
ケイトは奈子の苦手な〝泣き〟の演技のアドバイスをしたりと、奈子に協力していく。
舞台は二部構成で一部は奈子が担当する。
その数日前から奈子はケイトを無視するようになっていた。
初めての友達の奈子の突然の態度に怯えるケイト。練習に身が入らなくなる。
本番の日。生き生きとした奈子の演技が完全に自分のコピーである事にケイトは気づいた。
そして、奈子の事で悩んでいる間にとっくに実力を追い抜かされた事にも。
一部が終わり戻ってきた奈子は、笑いながらケイトに言った。
「あんたにいいところなんてあげないから。友達一人もいないなんて気味が悪い人」
呆然としながら舞台にたったケイトは、三千人の観客の前で
しゃべる事も身動きする事もできなかった。ケイトにとっての人生はそこで終わった。
子役とはいえケイトはプロだ。その事は散々マスコミに叩かれた。
芸能界にはもういられない。今更学校にも行けなかった。
引きこもるようになったケイトの横で両親は毎日喧嘩した。
そんな中で育った妹はケイトをうとむようになった。

いつものように行くあてもなく街を徘徊するケイト。
謎の男性に声をかけられついていった先には『エル・リストン』というフリー・スクールがあった。
様々な事情で普通の高校に行けなかった人々が学びにくる場所だという。
こんなわけのわからないところに居られるかとケイトは一度は拒絶するが、
エル・リストンに通う生徒たちがそれぞれ懸命にがんばっている姿を見て考えを改める。
友人をつくり少しずつ前向きになって行くケイトの成長物語

58:マロン名無しさん
05/10/13 00:12:17
ハイティーンブギをお願いします。
最初から最後までのあらすじをさらっとでいいです。

59:マロン名無しさん
05/10/13 19:07:35
>>57
ガラ亀思い出した。
大人しい田舎娘(実は美少女)が主人公の演技をコピーして立場を乗っ取るって話し。

60:ハニーローズおよび観用少女
05/10/14 19:37:43
上記作品の投下者です。あらすじ投下者の皆さん乙です。

最近少し忙しくて投下をストップしていたのですが、久しぶりに見に来た所
私が過去に投下した作品で問題を引き込んでしまったようで……。
本当にすみませんでした!

観用少女に関してはできれば一文添えていただけると助かります。
(オチをぼかしている旨)

ハニーローズに関しては、自分では漫画に書いてある通り書いたつもりなのですが
絵に描いてあるそのままを上手く文で表現できなかったので、もしかしたら
その辺りかもしれません。(違うじゃないか、という)
また、誤読に関しては自分では本当にどこの部分か分からないので該当スレを
覗いて、その部分を教えていただこうと思います。
修正なり追加なりはそれ以降行おうと思います。

お騒がせして申し訳なかったです。

61:ハニーローズおよび観用少女
05/10/14 19:41:08
上手く文で表現できなかった → 上手く文で表現しきれなかったのかもしれない

すみません、直す前の文章をコピペしました…。


62:マロン名無しさん
05/10/14 20:05:41
>>60
>また、誤読に関しては自分では本当にどこの部分か分からないので該当スレを
>覗いて、その部分を教えていただこうと思います。

「覗く」だけならいいけど、もしかして「質問し」ようとか考えてる?
だったら思い止まった方がいい。あんたがいくと荒れるかもよ。
そもそもそのスレには具体的に「ココ違うんじゃな~い」なんて書かれてるの?

てか、ひとりで書いてんだから主観や思い込みが入るのは仕方ないよ。
じゃなきゃ、なんのためのフォロー歓迎なのってことになる。

63:マロン名無しさん
05/10/14 20:21:13
>>60
つ【ヨソはヨソ】

64:マロン名無しさん
05/10/14 20:28:44
>>62
同意。一人で書いてんだ。しゃーないって。
あ、なんかもう聞きに行ってしまった模様。

>>60
…ま、なるようになるさ。気にすんな。
気に病んじゃうくらいなら新しいあらすじ投下してくれ!
もちろん暇になってからでいいからw

他のあらすじ投下もワクテカで待つとするか


65:マロン名無しさん
05/10/14 20:56:34
>51 予約しまっす。
とりあえず盲目の錬金術師だけ。
上手くまとめられなかったらごめん。

66:マロン名無しさん
05/10/14 21:04:49
>盲目の
あれは良い短編だったな。
がんがってください!

67:マロン名無しさん
05/10/15 02:04:44
>>66
それって別巻?
1~11の中に載ってないよ、ね?

68:Honey Rose訂正
05/10/16 16:22:57
間違いの訂正部分です。

ディック・スタンリーを登場人物紹介の部分でもあらすじ内でも(こっちは多分)議員と
書いていましたがそれは間違いでした。長兄アルバートに同行しているだけで彼は議員ではありません。

一番の間違いは、最後の部分でフィオナの髪=はちみつ色としている部分でした。
彼女の髪の色は灰色です。(お母さんがハニーブロンドなので似たような色かと……)
父親と思しき男性(彼女の父親は作品内では断定されていません)の髪の色と同じ色です。

また、エピローグにて『』でかこったアーサー・ロウランド伯爵からローズ・ロザリンドに
宛てられた手紙に『君の髪と同じ色のばらが咲く』とありますが、あれはローズに向けた
言葉という事で書いていましたが、私がぶちかました前後の文章からフィオナに向けた文章と
とれなくもありません。ですが、伯爵が『君の髪と同じ色』と言ったのはフィオナの母、ローズです。
すみませんでした!!

何か物凄い勘違いかましまくってて、こっ恥ずかしいです_| ̄|○
他にも間違いあるかもしれません。。。既読の方いらっしゃいましたらフォロー頂けると幸いです。

69:Honey Rose訂正
05/10/16 16:24:15
>>67
多分盲目の錬金術師って『鋼の錬金術師パーフェクトガイドブック』に
載ってたやつだと思います。

70:マロン名無しさん
05/10/16 17:03:41
「マテリアル・パズル」を希望します。

71:マロン名無しさん
05/10/16 19:48:49
「マルクスガール」をリクした者ですが借りて読んだのでリクを取り下げます。
まとめサイト管理人さんよろしくおねがいします。

72:マロン名無しさん
05/10/17 10:58:54 4qBim2rP
9

73:マロン名無しさん
05/10/18 02:42:16
福本の「アカギ」のあらすじと「天」の続きをよろしくお願いします。
あとカイジ、銀と金のもうちょっと詳しいやつも…。

74:マロン名無しさん
05/10/18 12:37:57
>>70
予約します。かなり長くなりますのでご勘弁を。

75:マテリアル・パズル1巻1/2
05/10/18 16:50:11
ド辺境のド田舎、ミルホット村に山ほどの大きさの巨大毒キノコが寄生。
残り1ヶ月で毒の胞子を撒き散らし、村は壊滅を免れない。
長老に依頼され、少年御風(以下ミカゼ)が
100年を生きるという3人の魔法使いに力を借りる為旅に出る。

魔法使いが住む断崖絶壁の山を登りきるとアクアと名乗る少女が一人。
斧でも割れないゴーラの実を割ればついて行っても良いと言われ
四苦八苦の後、蹴り技が得意なミカゼは見事実を蹴り割る。

山を下りる前にミカゼは逃げたり裏切ったりしない様に
アクアに変なお面をかぶせられる(以後、ミカゼのお面は何度も変わるが素顔は出なくなる)
アクアは不老不死の魔法使いであるが故に賞金首をかけられていたが
ミカゼが守るまでも無く魔法(マテリアル・パズル)『スパイシードロップ』で
賞金稼ぎを全く寄せ付けない強さを見せる。
ところが、足を草で切った際に入ってしまった毒でアクアが倒れ、
村まであと1日のところで死んでしまう…。

76:マテリアル・パズル1巻2/2
05/10/18 16:52:16
一方その頃アクアが住んでいた山に
不死の力を手に入れようと企む『女神の三十指』の阿白(アビャク)とアダラパタが現れる。
3人の不在に憮然としていたアダラパタの持つ魂を感知する携帯電話型の魔法アイテムが急遽反応を示す。
  「存在変換が行われている!! 見つけたぞ!! 西だ!!」

再び場面は戻り突如アクアの身体がパズルのピース状に分解、再び人の形に変わっていく(これが存在変換)
アクアと入れ替わって現れた少年ティトォと共にミカゼは村に辿り着く。
が、そこで見たのは巨大キノコを食べまくる村人たち(毒は無いらしい)
そしてミルホット村は巨大キノコ見たさに観光客が訪れる陽気なきのこ村になっていた。
―マテリアル・パズル きのこ編・完―

する事も無くなったティトォは村の少年たちにのんびりとある話を物語る。
  「ある国にある3人の人間がいました。その3人は傷つき今にも死にそうでした。
  でも3人はまだ死ぬわけにはいきません。
  彼らは死んでも償えない程の罪を犯した罪人だったのです。
  でももう彼らにはこの大地に存在できる力が残っていません。
  3人合わせてやっと一人分しか――
  そこで3人は ひとつの身体に 自分たち3つの魂を入れました。
  しかし今度は逆に死ぬ事ができなくなりました。まるで呪いのように―。
  解けない魔法にかかった3人は今もその消えない罪を胸に静かに暮らしています」

  『残念ながらもう安息の日々が訪れる事は無い』

―忍び寄る女神の三十指の気配。

<1巻終>

77:マテリアル・パズル2巻
05/10/18 16:54:17
断崖絶壁を登れないティトォの為に(と同時にキツネのお面を取ってもらう為に)
ミカゼは共に行く為村の入り口でティトォが来るのを待っていた。
そこにアビャクが現れ「ティトォ、アクア、プリセラの3人(以下TAP)を捜している」と告げる。

ミカゼはTAPに対し明らかに敵意を持つアビャクと戦闘開始。
しかし水の力を操る『ブルーリングス』の前に倒れる。そこにティトォ登場。
自らの持つ回復・強化の魔法『ホワイトホワイトフレア』(以下WWF)をミカゼにかける。
不死身の身体を持つティトォだが魔法の攻撃の前には不死の魔法の鎖も切れてしまう。
ミカゼと共にアビャクを追い詰めるものの、力と視界を奪う霧の結界を張られ絶体絶命のピンチ。

水の刃でミカゼの首が切られる直前にティトォのもう一つの能力「仙里算総眼図」が完成。
これまでの言動の断片から完璧に相手の行動を先読み出来るその能力と
WWFをかけ操作出来る状態にあったミカゼの蹴りでアビャクを撃破する。

その数日後ティトォは村を離れ世界の中心、魔法王国メモリアへ行くため港にいた。

一方魔法のアイテムをティトォに奪われ魔法が使えなくなったアビャクは
アダラパタの魂を操る『極楽連鞭』で魂を引き裂かれ死亡。
アダラパタはその遺体を海に捨てた後、三十指の更に上に位置する「三大神器」の一人ブライクブロイドと通信、
ティトォが向かうアルカナ大陸の三十指の指揮権を得る。

船はアルカナ大陸へ出港、ミカゼは「置いていかれた…!」と唸る。

<2巻終>

78:マテリアル・パズル3巻1/2
05/10/18 16:55:40
一時は村に帰ろうかと悩むミカゼだったが
「強くなりたい!!」と心に決め、海に飛び込む…ものの岩礁に頭を強打、気絶したまま漂流…。

その頃港に着いたティトォは評判の行列の出来るパン屋さんへ寄る。
そこの店長の少女・リュシカもまた女神の三十指の一人だった―
が、彼女は仕事に忙しく「すっかり忘れてましたー」
足止めを頼んでいたアダラパタは役立たずだと幻滅し、
極楽連鞭で処分しようとした所にティトォがパン代の差額を払うために戻ってくる。

アダラパタはリュシカの魂を操作、
操り人形状態のリュシカはあらゆるものに羽を与えて操作する『エンゼルフェザー』を駆使し襲い掛かる。
操られているだけのリュシカにティトォは戦うのをためらうが、
攻撃を避けた際看板の角に頭を強打、その衝撃で中身だけアクアと存在変換する。
不完全な状態にも関わらずアクアの『スパイシードロップ』はリュシカを一撃で吹き飛ばす。
(ついでにリュシカの店も全壊させてしまう)


79:マテリアル・パズル3巻2/2
05/10/18 16:57:10
1000年前、大地の底から現れ、世界を滅ぼした大魔王デュデュマ。
その大魔王を倒し30人の魔法使いを従えた女神の伝説。

100年前の惨劇。それに関わり罰としてこの世で最も大切なもの―存在を司る力―を
永遠に守るため死を許されなくなったTAP。
同じく惨劇を生き延び、現代に女神として現れたグリ・ムリ・ア。
TAPの使命は女神グリ・ムリ・アを倒す事―。

ティトォはリュシカの保護も兼ねて共にメモリアへ発つ事に。
最初リュシカはTAPは女神の敵とアダラパタに吹き込まれていた為渋るが
極楽連鞭で操られていた恐怖を思い出し、
またメモリアがパン職人憧れの地であるため喜んで了承する。

その頃海を漂っていたミカゼは珍奇愛好家の冒険家・ネクバーパに拾われる。
五大石という宝捜しに付き合わされたりお面を改造されたり尻尾をつけられたり散々な目に。
船を降り再び泳いでティトォを追いかける。

ネクバーパが入手した五大石は人から人の手を渡り三十指の月丸・太陽丸姉弟の元へ。
三十指の使命は資金集め、五大石の収集、伝説の最強剣『命七乱月(いのちななつみだれづき)』の発見。
  「そしてあの3人の身体に秘められた力を奪う事 手段は選ぶな…!」

一方アルカナ大陸の三十指の一人にして盗賊団のクライムがある富豪の家を襲撃(被害額はガラス代と約10円)
魔法使いの犯罪は魔法使いの管轄―アルカナ特別捜査隊のジール・ボーイに連絡が飛ぶ。
そのジール・ボーイは職場には居らず岩場の修行場にいた。そこにはアダラパタの姿も。
三十指のトップクラス「五本の指」の一人であるジール・ボーイが動けば片がつく。
しかしジール・ボーイは修行の邪魔だと拒否、その咆哮は雲を全部吹き飛ばす程であった。

<3巻終>

80:マテリアル・パズル4巻
05/10/18 16:58:16
ティトォとリュシカは同じ三十指に命を狙われていると言うクライムに会いに行く。
話を聞く耳持たないクライムと戦闘、『マスターキィ』を胸を差し込まれるものの
得意の頭脳戦で双方に傷をつけることなく勝利。
クライムは三十指の力を悪用し、教団を立て人々から金を巻き上げているガシャロと戦う計画中だった。
その頃アダラパタもガシャロと接触、TAP殺害を命令する。

2人を連れ、教団近くの砂地で作戦を練ろうとしていた所にガシャロ急襲。
引力・斥力を操る『叫星魔渦』に不意打ちを喰らいティトォは吹き飛ばされ、
WWFを使う間もなく止めを刺されかけたところにミカゼが現れる。
  「ミカゼ どうして…僕らについてきた?」
  「………強く…」
  「強くなりたい?」
  「いや! 強く生きたい!!」
再びWWFの光に包まれて戦うティトォたちだが足場の悪さと叫星魔渦の強さにてこずる。

そして度重なる戦闘で蓄積されたダメージが限界に達し遂にティトォ吐血。
WWFの効果が切れ更に劣勢に追いやられる。
ティトォはアクアに後を託し、自らの胸にナイフを突き立て存在変換、高笑いと共にアクア登場。
敵味方関係なく爆撃攻撃するアクアにガシャロも近づけない。アクアもまた近距離攻撃が主体。にらみ合う両者。
埒が明かず、アクアはスパイシードロップ遠距離攻撃のブラックブラックジャベリンズを構築。
構築には時間がかかり、ガシャロは巨大な砂嵐を作り逃走を計るが
クライムのマスターキィにより砂嵐に大きな鍵穴を開けられる。
アクアのジャベリンズが炸裂、しかしガシャロには直撃させずその巨大な力は遥か後方へ。
  「あたしが倒すべき奴はあんたじゃない あんたの後ろにいる奴だ グリ・ムリ・ア……!!」

遥か彼方の地でその力を敏感に感じ取った仮面の人物。
そしてその隣には女神グリ・ムリ・アの姿が…。

<4巻終>

81:マテリアル・パズル5巻1/2
05/10/18 16:59:22
ジャベリンズの力を前に敗れたガシャロからアクアは魔法器具を奪い破壊する。
そこに教団の信者のポンタックが現れる。盾にとって逃亡を図ろうとするガシャロの眉間に銃口が突きつけられる。
ポンタックはアルカナ特捜隊員でジール・ボーイの命令でガシャロを捜査していたのだった。
ガシャロはポンタック―本名ボラバートンに連行され馬車の中で徐々に目を覚まして行く。
  「やり直したい…やり直したいんだ また人生を…俺は…やり直したい…」
しかしいつの間にか後ろに座っていたアダラパタに魂を捕らわれる。
そしてガシャロがかつて失った財産はグリ・ムリ・アの命令によって失った事を知らされる。
三十指は皆そうやってグリ・ムリ・アによって大切なものを奪われ、
その空っぽになった所をつけ込まれていたのだった。
信奉する女神の事実を知り絶叫するガシャロの魂は引き裂かれて消えていった…。

ガシャロ戦を遠方より監視していた三十指の黒魔(コクマ)とドルチルが動き出す。
ドサクサに紛れてアクアの首元に小さな針を埋め込み、
24時間ロックオンすることによって発動する霊磁砲の準備にかかる。
霊磁砲は壁も人間も水も空気もすり抜け他の魔法にも干渉されない究極のエネルギー波動。
しかし一定の距離を離れるとロックが解除される為2人はこっそりと尾行する。

尾行されてるとも知らずアクア、ミカゼ、リュシカの3人は小さな町に立ち寄る。
(クライムはガシャロ教団の金を搾取されていた人に戻す為離脱)
そこの宿屋の客引きで歌を歌う少女チェリーに対してアクアは
普段下僕以下の扱いを受けているミカゼとリュシカが偽者ではと驚く程の優しさを見せる。
それは100年前の惨劇で失った妹アロアの思い出。
  「あいつも歌が好きだった……」

82:マテリアル・パズル5巻2/2
05/10/18 17:01:21
チェリーと遊んだりTAPと世界の情勢を調査する来徒(ライト)と出会ったり
そうこうしている内に霊磁砲のタイムリミットが近づく。
そこにかつてコクマらと同じ組織(非三十指)にいた男たちが
ミカゼに魔法で狙われている事、それから逃れる為に距離をとれと警告。
3人は慌ててリュシカの魔法で飛んで逃げるが、何故かドルチル(onコクマ)が飛んできて追いつかれてしまう。

ジャベリンズでまとめて倒そうとするがドルチルの魔法『パイナップルフラッシュ』の必殺技
「マジベコみ」(「お前は母ちゃんにそっくりだ!!」と悪口を言いテンションと同時に周辺の温度も下げる荒業)が発動。
一気に体温を奪われ体の自由が利かなくなってしまう。

そして目の前で霊磁砲が完成。鎌を持った霊がアクアの体を引き裂いた…!
…かに見えたが霊はすり抜けただけ。急激な体温変化で中身だけティトォと存在変換していたのだった。
そこでコクマはドルチルに「本当は父ちゃん(美形)のほうに似ているぞ!」と叫び
ドルチルはテンションアップと同時に復活。強烈なジェット噴射で突っ込んだ瞬間、
ジール・ボーイの魔法拳の一つ『飛燕』がドルチルを吹き飛ばした。

<5巻終>

83:マテリアル・パズル6巻1/2
05/10/18 17:03:41
ジール・ボーイは女神に操られるわけではなくその正体を突き止めるために
コクマの魔法アイテムを破壊、この場にいる全員を連行すると宣言。
しかしアダラパタの一方的な通信の勧告により、再びTAPの前に現れる事を言い残して引き下がる。
避けては通れない圧倒的な力との対決を前に焦るティトォ、
そしてプリセラ(まだシルエット)が自分の出番が近いと呟く…。

コクマは自分の魔法アイテムを失った為、石に宿る精霊を操る男サンと接触。
しかしサンはかつてTAPに押し掛け弟子入りしており、
破壊王アクアと出会い「俺を殺す気か!」とコクマ、ドルチルを追い払う。
アクアに協力を頼まれるが相手がジール・ボーイと知ると断り去ってゆく。
引きとめようとするアクアをティトォは黙って制止する。
「俺達がいるから大丈夫!」と言うミカゼをアクアは戦力外だ、いるだけ邪魔だ、あたしだけで戦うと突き放す。

残されたリュシカは女神が人を操る工程を思い返す。
かつて大切な人を失った事…それが女神の仕業だとしたら…。
意を決し、リュシカは決戦の地へ飛び立つ。
ミカゼは町でゴーラの実を斧で割る賭け事を見掛ける。
実を手に取り思い切り拳を叩きつける。それは僅かながらヒビが入っていた。
血が吹き出る拳を握りしめ、ミカゼもまた走り出す。

84:マテリアル・パズル6巻2/2
05/10/18 17:05:00
そして遂にジール・ボーイとの決戦の時。
アクアのスパイシードロップもジール・ボーイの高い防御力の前に効果がない。
次々に技を繰り出すもジール・ボーイの魔法『三獅村祭』に撃ち砕かれる。
そこにミカゼ、リュシカが到着。アクアは呆れつつもジャベリンズで決着をつけるため時間稼ぎを要求。
しかしミカゼは魔法拳『士熊』の一撃で気絶、リュシカは羽を吹き飛ばされ戦意喪失。
アクアを守りに現れたサンの精霊も次々と倒されていく。

3人の助力の甲斐有りジャベリンズ完成。降伏勧告するもジール・ボーイは
『飛燕』+『士熊』の合成魔法拳『彗龍一本髪』でジャベリンズを跳ね返す。
最強の技であるジャベリンズを腕一本で跳ね返されアクアは「勝てない…」とへたり込む。
そのアクアにプリセラが語りかける。
  「力に力で対抗するなんてバカのする事だよ 私に換われ」
アクアは換わる事を躊躇うが仲間を助けてほしい…と崖から飛び降り、存在変換。
遂にプリセラが登場。2人をサンに託し再びジール・ボーイの元へ。

そのジール・ボーイは女子供相手に戦っている自分に疑問を抱き、
もうTAPには干渉しない、女神の元には自分で辿り着くと言う。
しかし仲間を傷つけられたプリセラの怒りは収まらない。
  「殴りたいなら好きなだけ殴れ、そしてさっさと俺の前から消えろ」
ジール・ボーイがそう吐き捨てた瞬間、プリセラの拳が顔にめり込む。
そのまま弾き飛ばされ、地面に叩きつけられ、ジール・ボーイは愕然とする。
プリセラに向けて撃った『飛燕』は軽くいなされる。
  「力に力で対抗するなんてバカのする事だよ
  でもね 私はバカだからそれしか能が無いんだよ!」

<6巻終>

85:マテリアル・パズル7巻1/3
05/10/18 17:06:10
プリセラは魔法が使えない。才能が無かったのだ。
その分を埋めるためただひたすら100年間己の体を鍛え上げた末に驚異的な身体能力を手に入れた。
ジール・ボーイの『飛燕』『牛輪』『士熊』はどれもプリセラにダメージを与えられず
逆にプリセラの圧倒的な力に追い詰められていく。

サンはプリセラの事を2人に語る。繊細なのか豪快なのかわからない性格。
月の光の下で悲しげに踊る姿。腹に書かれた「檻」の文字。
ティトォが女神から大地を守るため、故に魔法も人を守る事に特出したものを編み出した。
アクアはアロアを奪った女神と無力な自分を許せない故に、単純に壊すだけの魔法を編み出した。
でもプリセラの闘う目的は少し違う…と(※12巻にて判明)

ジール・ボーイはフルパワーでプリセラに当たるが
3つの合成魔法拳『彗龍一本髪』『八ツ首卍龍』『華龍三ツ眼』…
全てプリセラに通じない。逸らされ避けられ受け止められる。
そして「100年以上生きてる私には一生かかっても追いつけない、
でも才能があれば可能性はあるよ」と戦うだけ無駄だとプリセラに切り捨てられる。

86:マテリアル・パズル7巻2/3
05/10/18 17:07:25
何でも出来て、だから何でも簡単に捨てた兄エル・ボーイ。
楽器に興味を持っていた少年ジール・ボーイ。
兄があっさりその楽器を捨てた時の事を思い出し、ジール・ボーイの中の何かが弾ける。
未完成の完全合成魔法拳『神薙神無(かんなかんな)』を構築する為に
防御を捨て3つの魔法を合成し続ける。その身体は崩れ始めプリセラはその腕を止める。
  「俺は…誰よりも強くならなくてはいけないんだ!!!」
  「私は誰よりも強く生きなければならないんだ!!!」
プリセラはメロディを口ずさむ。
  「どんなだったっけ…だだをこねる子供を落ち着かせる…子守歌のダンス」
そのリズムに合わせてジール・ボーイを完全に撃破する。

プリセラは倒れたジール・ボーイに共に女神の元へ行こう、仲間になろうと持ちかける。
そこに戦闘を(時には巻き込まれながら)静観していたアダラパタが登場。
その横には操られたジール・ボーイの部下メッツの姿が。
アダラパタはメッツを人質にジール・ボーイの右の拳の魂を奪い、更に左をも奪おうとする。
メッツはその間際自らの銃で胸を打ち抜き、ジール・ボーイに詫びて息を引き取る。
激昂したジール・ボーイがアダラパタに襲いかかろうとした瞬間時空に門が開き、
三大神器の一人ブライクブロイドが現れる。
近づくだけで体中の傷口から血が噴き出る力にプリセラも動けない。
ブライクブロイドは一瞥をくれるとアダラパタを連れて門の向こうに消えていった。

87:マテリアル・パズル7巻3/3
05/10/18 17:08:25
ティトォの回想―。100年前、ドーマローラという国で起きた大惨事。
咆哮するシルエットは大魔王デュデュマのそれで町は燃え人が焼けていた。
瀕死のティトォ達の前に差し出された誰かの手が持つのはまるで木の実。
  「生き延びたいと願うなら…委ねるがいい お前達の魂を…」
これこそが大地の生み出す究極の力の結晶体。
この世で最も清い力。この世で最も強い力。
この世で最も素晴らしい事。わたしが あなたが ここに存在するという事…。
それはこの世の法則さえ捻じ曲げる禁断の力。失われた存在さえ蘇らせる力。
―星のたまご―

その頃どこかの城でオバハンが機械の修理をしていた。
そこに仮面の人物(クゥ)がブライクブロイドとアダラパタの帰還を報告する。
この丸々としたオバハンこそがグリ・ムリ・アであった。

謁見の間に揃う三大神器―ブライクブロイド、クゥ、舞響大天。
グリ・ムリ・アお手製のケーキを囲んでの報告会は
三十指全滅、星のたまご奪取失敗という有様であった。
ケーキを食べながらアダラパタは提案する。
  「五本の指残り4人の指揮権を是非ボクに―!!
  奴等のバックのメモリア王国ごと潰します」

<7巻終>

88:マテリアル・パズル8巻1/3
05/10/18 17:09:03
TAPと世界の情勢を調査しているライトのメモ。
TAPとジール・ボーイの戦闘と顛末。
メモリア王国のグリン王子の異変。
五大石を祀る民族が三十指と思われる魔法使いに皆殺しにされたという話。

その五大石を祀るシャラカ族の少年シャルロックはその一族の使命―五大石を守る事―を疎ましく思っていた。
  「こんなもんさえなければ…」
  「誰かかっさらっちまえばいいのに…」
そこに月丸が侵入。彼女の魔法、炎と氷を交互に操る『夜叉水晶』の前に
一族の戦士たちは次々と惨殺されていく。
希少種エンペルドラゴンの乗り手・シャンもまた太陽丸の『修羅万華鏡』の幻影に捕らわれ死亡。
隠れていた子供たちも「これで寂しくなかろう」と斬り殺される。
そこに茫然自失のシャルがフラフラと姿を現す。
強大な魔力を感じ取った姉弟は新たな三十指に使えると連れて行こうとするが、
その前にエンペルドラゴンがシャルを連れ去ってゆく。
2つ目の五大石を手にしたグリ・ムリ・アはアダラパタのメモリア侵攻作戦を許可する。

89:マテリアル・パズル8巻2/3
05/10/18 17:10:24
メモリア王国へ行くための空港に近い町で男たちの壮絶な戦いが繰り広げられていた。
そこに飛び入りで参戦したプリセラはここでもまたその実力を如何無く発揮する(笑)
その頃リュシカのパン屋を再建したクライムの前にティトォが現れる。
一緒にメモリアに行こうと手を差し伸べられ驚くクライム。
しかしそれは氷を纏って姿を変えていた、クライムを粛清に来た月丸だった。
胸を刺された傷をマスターキィで閉じ、逆に月丸の右足を「開いて」反撃。
太陽丸が月丸を止め2人は消えていき、クライムはメモリアに思いを馳せる。
ジール・ボーイもまた一人メモリアへ向かい歩みだす。

パラディア空港に到着、飛行機を見上げすっかりおのぼりさん気分で楽しんでいた
プリセラ、ミカゼ、リュシカの3人の前に突如ブライクブロイドと舞響大天が出現。
舞響大天はプリセラに魔力をぶつけ、強制的にアクアに存在変換させる。
「何の用だい、オバさん?」と苛々するアクアに対し舞響大天は昔語りをする。
逃げた小鳥。大切にしていた小鳥。イタチに食べられた小鳥。
叫ぶだけのアクア。怒るだけのアクア。
本当は自分がいけないのに。
自分が籠を開けっ放しにしたのに。
自分が窓を開けっぱなしにしたのに。

…自分が手を離したのに…

ゆっくりと舞響大天の頭の鐘が浮き顔が露になる。アクアの表情が凍りつく。

  「…………………………アロア」
  「ひ さ し ぶ り だ ね ♪ お 姉 ち ゃ ん♪」


90:マテリアル・パズル8巻3/3
05/10/18 17:12:12
舞響大天の鐘が鳴り響く。空港の一般人たちは次々に昏倒する。
  「どうしたの?お姉ちゃん お姉ちゃん」
  「…だまれ」
  「ほらお姉ちゃん 忘れちゃったの? アロア アロアよ妹のアロア アロア」
  「出鱈目を言うなァアアアアアア!!!!!」
アクアの放ったスパイシードロップは明後日の方向に飛んでいく。
舞響大天は最初泣き出すが、それは徐々に哄笑に変わる。
神器『ヘルキルデスベル』が作動するのをブライクブロイドが同じ神器『真紅虎龍牙』で牽制する。
そこに神器『マザー』で2人を押さえつけるクゥとグリ・ムリ・アが降臨。
無理矢理の変換で不安定だったアクアはティトォに換わる。
ブライクブロイドはプリセラに、舞響大天はアクアに
そしてクゥはティトォにそれぞれメッセージを残し消えて行く。

完全に傀儡のグリ・ムリ・アの形式上の命令を受け、アダラパタのメモリア攻略に
夜馬(ヨマ)、影鬼(エイキ)、ボブリッツ、ダークアイ・Q、メイプルソン
カイザート、コモレビ、ピィゲル、メルチナが召集される。
その頃テンションの上がったドルチルに乗ってコクマもメモリアへ飛ぶ。

飛行機内でTAPは改めて真なる最大の敵を悟る。

  『あの3人と闘うとき―それがぼくらの100年の旅が終わるときだ』

舞台はメモリアへ―

第一章~大陸の魔法使いた達~ 終

<8巻終>

91:マロン名無しさん
05/10/18 17:13:35
取り敢えず第1章(1~8巻)まで。
第2章(9~13巻、なおも継続中)はまた後ほど。

92:マロン名無しさん
05/10/18 17:14:21
×第一章~大陸の魔法使いた達~
○第一章~大陸の魔法使い達~

('A`)


93:マロン名無しさん
05/10/18 17:51:38
まとめサイト無くなってる?

94:マロン名無しさん
05/10/18 21:59:18
船戸シンパがチクりやがったから。

95:マロン名無しさん
05/10/18 22:10:10
>>90
>夜馬(ヨマ)、影鬼(エイキ)、ボブリッツ、ダークアイ・Q、メイプルソン
>カイザート、コモレビ、ピィゲル、メルチナが召集される。

+チョー

96:マロン名無しさん
05/10/18 23:29:11
>>94
ん?そうなの?
つか、まとめサイトなくなったらどうすればいいんだろ・・・

97:マロン名無しさん
05/10/19 00:36:26
マテリアルパズル乙です

98: ◆ncXKkmcQGA
05/10/19 00:44:16
ftpでもログインできないから削除されったぽい。
どっかヨソ探しますわ。いいとこあったら教えてplz

99:マロン名無しさん
05/10/19 00:49:05
無料のとこすか
うーん・・・インフォシークとかどうですかね

100:マロン名無しさん
05/10/19 02:20:42
マテパ希望したものです。詳しく書いてくれてありがとう。2巻くらいまで読んだんだけど続きが気になってた。
いつかちゃんと読む。

101: ◆ncXKkmcQGA
05/10/19 02:37:46
・ジオ→容量少なすぎ
・isweb→登録に時間かかる(一応したけど)
・fc2→微妙に重い。登録して、アップロードするとファイルは上がってる動作はするけどなぜか空

レン鯖板やリンク集もみてるけどコレダ!てのがないなぁ。

102:マロン名無しさん
05/10/19 02:43:01
>>101
ブログ借りるとかどう?
編集大変かもしれないけど…。

103: ◆ncXKkmcQGA
05/10/19 03:19:12
できた

URLリンク(web.hpt.jp)

んじゃ寝るノシ

104:マロン名無しさん
05/10/19 03:27:06
まとめさん乙!

誰か「最強伝説黒沢」「無頼伝涯」のあらすじよろしくお願いします。

105:マロン名無しさん
05/10/19 05:27:47
「死刑囚042」できますが書いちゃっていいんですかね?
途中まで書いた人の最終レスは1年前なんですけど。

106:マロン名無しさん
05/10/19 12:42:46
>105
是非!お願いします

107:マロン名無しさん
05/10/19 17:28:39
>>103
何が原因で前のサイトが削除されたのかは通知とかされてないんでしょうか。
>>94が言ってるような事情があるなら、ただ移転してもすぐ同種の事態が起きるような…。

108:マロン名無しさん
05/10/19 18:10:15
最強伝説黒沢予約します
詳しくと簡潔とどちらがいいでしょう

109:マロン名無しさん
05/10/19 18:44:41
>>108
黒沢リクした者です。
詳しくと完結の間ぐらいでよろしくお願いいたします。
太郎の話までは読んだんですが、そのあとが気になって…。
でも基本的に108さんにおまかせいたします。

110:マロン名無しさん
05/10/19 20:50:15
サイト改めて見た。乙です管理人氏。

で、改めて未解決リスト見たんだが、「現神姫」やれるよ。リクした人まだいるのかな。
最近6巻全部集めて雑誌でも購読してるから結構詳しくやれるけど。

111:マロン名無しさん
05/10/19 21:46:35 dU6D0mYq
>>94
船戸シンパとは何者だ?


112:マロン名無しさん
05/10/19 21:47:53
すまんあげちまった・・・・orz

113:マロン名無しさん
05/10/19 22:52:44
ageを謝る前にログを嫁

114:マロン名無しさん
05/10/19 23:03:09
>>106
じゃあ「死刑囚042」予約します。

115:ガッチャガチャ 第一部 1/5
05/10/19 23:29:27
愛に生きる女子高生・室井友里は、11人目の男に12回目の浮気をされ13回目にしてフラれてし
まった。その現場を隣のクラスの美少女・神楽坂素子に見られ口止めしようとした矢先、素子が
告白されている現場に遭遇。しかし告白する男を尻目に、素子の目はブルマ姿の女子を追いか
けていた。それに気付いた友里は素子に目をつけられてしまう。
日本人離れした容姿。勉強も運動もでき、完璧で近寄りがたい存在だった素子。詩集を読み、
クラシックしか聞かず、野菜しか食べないのではという噂とは裏腹に、彼女は女子のブルマ姿が
大好きでスポーツ新聞を片手に魚肉ソーセージを食べながらオマリーの六甲おろしを聞く、まる
でオッサンのような女の子だったのだ。
もし人に話したら、以前見た友里の修羅場を脚色して言いふらすと脅され、踏んだり蹴ったりだと
思っていた帰り道。大勢の男に追いかけられていた金髪不精髭の男・矢部に友里は助けられ、
一目惚れ。(ちなみに追いかけられていたのは男達の彼女を寝取ったから)
制服から同じ学校の生徒だと分かり、早速友里は彼を探し回る。

友里が先日別れた彼氏は、病的な浮気症だった。その前の彼氏は金遣いの荒い自称パチプロ。
その前は薬物系暴力男。友里に言わせると皆優しくいいところはあったのだが…。
それでもめげることなく、すぐ次の恋を見つけて走る友里。
そういうのよく思わない人がいるだろう、と言う素子に友里は零す。
「…幸せになりたいだけなんだけどなぁ。なるべく早く…」
素子は、矢部のことを友里に教えた。ロクでもない男だけど頑張ってみれば?と。
しかし矢部は教師に追い掛け回されていて捕まらず。そこへ10人目の元彼が友里に会いに来た。
また借金を作ってしまってから助けてほしいと。お人好しの友里は放っておけず、彼の借金を返す
ために仕事をすることに。しかしその仕事がAVだと分かり逃げ出そうとしたところ、借金取りに
殴られ、助けを求めるも友達にも逃げられて、青くなる友里。
絶体絶命の友里を助けたのは素子だった。借金取りに飛び蹴りをかまし、必要以上に殴り蹴り
半殺しにしてしまった。友里は元彼を許し別れを告げる。

116:ガッチャガチャ 第一部 2/5
05/10/19 23:46:22
先日の一件で素子の黒い噂が広まり、友里は自分のせいだと申し訳なく思う。
そんな折、彼女(の一人)亜紀に追い掛け回されている矢部を見つけ(原因は浮気)、無事
制服を返した友里。「男に騙されやすい」と見抜かれる友里だが、そういうのも可愛いと言われ、
友里はときめく。素子のことをよく知っている素振りの矢部だが…。
素子の置き忘れた手帳の中から、友里は美少女の写真を見つける。
素子と同じ中学出身の関根によると、写真の少女は素子の亡くなった妹・可菜子。病弱のためか、
素子を束縛していた彼女は、その日も出がけの素子を引き止め、業を煮やした素子は彼女を引っ
ぱたいた。帰りの遅くなった素子を迎えに出た可菜子は、道で発作を起こしそのまま亡くなったのだ。
そして素子は、彼女の遺体を見つけるまで雪の中を何時間と探し続けた…。
関根の話を聞き、女の子達をいつも見ているのは妹の面影を探しているのではと思う友里。
前に自分を助けてくれたことも、女は殴らないと言っていたことも、納得がいく。
「女の子ってさ、すーぐ壊れちゃうんだよなぁ」そう素子は言っていた。

友里が矢部に手を出したと誤解され、修羅場になってしまう。友里は告白もしてないと否定するが、
タレコミがあった、と亜紀は聞き入れない。素子の悪口まで言われ、友里は激怒。可菜子のことを
公衆の面前で口にしてしまう。
黒い噂が消え、素子は喜ぶ。単に可愛い女の子を愛でるのが好きなだけなのに、レズと勘違いされ
困っていた、と。変だなと思う友里。矢部は素子に関根を使って亜紀に嘘を吹き込んだだろうと怒る。
「それになー、お前に妹なんかいないだろっ!」
全ては素子の仕掛けだったのだ。写真の少女は素子の「姉」なのだが、そんなこと友里は知らない。

117:ガッチャガチャ 第一部 3/5
05/10/20 00:01:42
友里が矢部に入れあげてることが、校内で広まっていた。
中学時代の親友・香代子に嫌味を言われた友里。2年前、友里と香代子は同じ人に初恋をして
いた。消極的な香代子に相反して、友里はなんなく彼の恋人になり、半年後あっさり別れた。
それ以来、友里の恋人は次々と変わっている。
「男が絡むと女の友情ってすぐ壊れるよな」と意味深に言う素子。

生徒会長の平尾は、文武両道で顔も良く長身でモテるが女の子と接するのが下手。言葉足らず
でついキツイことを言ってしまうため、女嫌いだと噂されている。しかし、彼は友里を以前から知っ
ており、気がある様子。それに気付いた素子は面白がり友里に探りを入れるが、友里は平尾が
生徒会長ということさえ知らず、矢部しか見えていない。

友里が素子との関係を尋ねに矢部に会いに来た教室で、平尾と話しているところを香代子に見られ、
嫌がらせは激化する。香代子の今の想い人は平尾だったのだ。遂には友里の名前で何人もの男子
にラブレターが送られ友里はピンチに。
いつも小奇麗にし、好かれてもらう努力を惜しまない友里。遊んでいると言われるがいつも真剣だ。
平尾は以前、女の子に告白され初めてデートしたとき、上手く話せず相手に嫌われていると誤解され
別れた。そのとき、携帯で軽い口調で別れ話をしている友里を見て平尾は苛立ったが、見るとその
目には涙が溢れていた。
「大丈夫、あたし図太いから。気にしないで」

そのときから平尾はずっと友里のことが気になっていたのだ。
素子から友里の窮地を聞きつけた平尾は彼女を助けるが、矢野と間違われて告白され、意気消沈。
嫌がらせをした香代子(とその友達)は素子に〆られる。
「半端な努力で現状に甘んじてるクズが頑張ってる奴を妬むな」と。
香代子は自分が努力もせず先に諦めてしまったのだと認めるが、最後に友里に言った。

「でもあんただって今は私と同じ。矢部先輩の大本命は神楽坂素子なんだって―」

118:ガッチャガチャ 第一部 4/5
05/10/20 00:13:38
素子は矢野に以前からしつこく「俺の女になれ」と言われているらしい。

友里に「もし自分が矢部を好きだと言ったらどうする?」と訊く素子。
関根は友人試すようなことはやめるよう窘める。
「室井さんは可菜子さんみたいに怖い人じゃないでしょう?」
「――どうかな、女なんて大概似たようなもんだ」

平尾は放課後、買い物袋の破れた友里を送ることになり、友里の家族の話を聞く。友里の母は
二つ下の弟達を産んだ後、すぐ亡くなった。残された母の手紙を見て、後悔しない生き方をしようと
決意したのだと友里は言う。そこに彼女の柔らかな強さの源を見た気がした平尾。
友里は素子に訊いた。諦める気はないけれど、もし素子が矢部を好きなら自分の告白は裏切りで、
知らないじゃ済まされないから、好きなのかどうか教えてほしいと。
素子は矢部なんて好きじゃないから告白してこいと笑った。

矢部に告白しようとする友里に、矢部は一年前に女に刺されたという腹の刺し傷を見せ、自分は
ろくでもない男だからとやんわり拒絶する。
なぜ素子ならいいのかと尋ねる友里に、アイツは猛禽類の目をしているから、と矢部は答えた。
「あれくらい凶々しい女が多分俺には丁度いい」
それって本当に素子を好きなんだろうか、と納得しかねる友里だった。

119:ガッチャガチャ 第一部 5/5
05/10/20 00:32:29
矢部にフラれた友里は、反面、素子との仲が壊れなかったことにほっとしていた。しかし、矢部の口
にした理由には納得できない。素子は、矢部の傷が、矢部が物凄く惚れていた女につけられたもの
だと言う。素子の知る限り、その女は史上最悪な女。でも矢部は今も彼女を好きなのかもしれない。
「その証拠にあいつ、タチの悪い女とばかり付き合ってるだろ?」

藤田正実には、痴情のもつれで男を刺したという噂があった。放課後、中学時代付き合っていた矢部
と偶然会うが、懐く矢部に正実は素っ気無い態度をとる。荒れている生活の端を聞き、まともな子と付
き合う気はないのかと訊くと、一人まともな子に告白されそうになったけど予防線を張ったとのこと。
情に厚くて騙されやすくて、流石に手が出せないと矢部は笑う。今まで断ったことなんてなかったのに
と正実は驚く。

今度は平尾のファンに苛められる友里。自分のせいだと謝る平尾は友里に過干渉気味。
友里は自分のことが好きなのかと訊くが、平尾はつい思いきり否定してしまう。

そんな光景を楽しく眺める素子に、関根は友里に誰を選んでほしいのかと尋ねる。
「あたしだって矢部がヤバイことくらい分かってるよ。平穏な日常を送りたいなら生徒会長だろ?
でもあいつ、ダメ女だからなぁ」

正実が現れ、矢部と本当につき合いたいのなら友里を試したいと言ってくる。正実が矢部を刺した
女だと思い込んだ友里は、勝負で正実に勝つが、正実は自分は矢部を刺した女じゃないと否定。
全ては素子が知っていると言う。

正実は、昔の矢部のほうがかっこよかった、と矢部を振る。しかし友里は「今の先輩が好きだ」と
諦めないと宣言。馬鹿につける薬はないと思う素子だった。

120:ガッチャガチャ 主要登場人物
05/10/20 00:42:21
室井 友里(むろい・ゆうり)
高1。愛に生きる男運の悪い少女。情に厚く柔らかい性格で尽くすタイプ。振られてもただで
は起きず、男の特殊技能をちゃっかり習得。可愛い容姿だが、遊んでいると周りに思われ、
嫌がらせを度々受けている。矢部を好き。母親がおらず家事の一切を切り盛りしている。

神楽坂 素子(かぐらざか・もとこ)
高1。長身で色白、ストレートロングヘア。日本人離れした容姿の美少女だが、男以上に漢ら
しい超絶武闘派。オッサンのような嗜好の持ち主。レズではないらしい。口が悪く出羽亀でト
ラブルを煽り引っ掻き回すのが好き。女への暴力には過敏で、人助けもする一面も。

矢部 鷹弘(やべ・たかひろ)
高2。女にだらしのない金髪で無精髭、耳にはピアスのチャラいダメ男。いつも追い掛け回され
ているか寝ているかケンカしている。以前は真面目で剣道全国1位、入試では首席だったが、
一年前女に刺されて激変。神楽坂家とは以前から家族ぐるみの付き合い。

平尾 匠(ひらお・たくみ)
高2。現生徒会長で剣道部員。容姿端麗で品行方正。やればなんでもできる矢野にコンプレッ
クスを持っている。女嫌いと思われているが、友里に片思いしている。自分の気持ちを表すの
が下手で中々告白できないヘタレ。

関根 智春(せきね・ともはる)
高1。素子のパシリ。男だが眼鏡を外すと美少女のような容姿でいつも男に狙われているため、
素子に助けてもらう代わりとしてパシリ契約をしている。素子に惚れているが、いつもいい様に
使われているだけ。思考回路も乙女のような男。

神楽坂 可菜子(かぐらざか・かなこ)
素子とは異母姉妹で二つ上の姉。心臓が弱い。母親を亡くし、父親が去って以降、孤独だった
ところ素子に出会う。素子を好きで異常なまでに執着し、矢部を刺したと言われているが…。
一年前に亡くなっている。

121:ガッチャガチャ 第二部 1/2
05/10/20 01:04:16
平尾が友里のことを好きだと気付いた矢部は、平尾をからかう。真剣に怒り、友里を渡さないと
言う平尾を見て、昔の自分を思い出した矢部は謝る。素子は平尾をけしかけるが、まだ平尾は
友里に上手く接することもできない。日に日に友里と仲良くなっていく矢部。矢部本人も友里に
慕われて悪い気はしないと言う。「揺らぐよ。あそこまで慕われると」
素子を好きなんじゃないのかと尋ねるが、矢部はどっちらけな答え。しかし友里にアプローチさえ
できない自分にそれを責める資格はないと思い、告白しようと決意する。

捻挫した素子を誰が送るかという話になり、素子は矢部にうちには来れないだろうと笑った。
友里は素子の言葉に引っかかりを覚える。結局、矢部に唆された平尾と友里が送ることに。
平尾は矢部が自分を後押ししているのかと不思議に思う。少しだけ友里に思ったことを言える
ようになった平尾だが、告白は未遂に終わる。

矢部は神楽坂邸で起こったことを思い出していた。
色々ありすぎて、今でも腹の傷がうずく。
神楽坂邸はメイド(ただし皆老けている)もいる豪邸だった。
そこで昔の矢部の写真を見つけた友里は、写真の中に以前見た「可菜子」を見つけ驚く。
可菜子は素子の妹ではなく姉で、亡くなる前矢部と付き合っていたらしい。
矢部を刺し、矢部が今でも想っている女は素子の姉・可菜子だったのだ。

素子は話す。
「憎まれながら刺されたんだ。」
「あの女の中に矢部への愛情はこれっぽっちもなかったよ。あいつは死ぬほど可菜子を好きだっ
たのに、それをあの女は利用したんだ。」

「あの女は…可菜子はずっとあたしを好きだったんだ。」

122:ガッチャガチャ 第二部 2/2
05/10/20 01:48:00
三人の間に何があったのか。姉妹としての愛情とは違うのかと友里は考え込む。

矢部が寝言で可菜子の名前を呼ぶのを友里と平尾は聞く。
落ち込む友里を励まそうと思う平尾だが、友里がまた嫌がらせを受けていると知る。
素子は言う。
「色恋が絡んだ女は良くも悪くも何でもやるよ。誰を傷つけようが構わないんだ」
"愛してるわ 素ちゃん"
「誰を騙そうが、誰を刺そうが、目的のためには何でもする」
"――おまえのしてることはムチャクチャだ。あいつは本気でお前を好きなんだぞ"
「時には、自分の命をかけもする」
"罰よ だってあの男、あたしの素ちゃんに近づくんだもの"
素子の前で、友里は顔面に肘鉄を食らい、キレた素子は女を壁に叩きつけ殴りかかった。
"あんな男、どうなろうと私の知ったことじゃないわ"
矢部は素子が女を殴れないと話す。初めて姉を殴った日に、死んでしまったではないか。
女を殴ると吐いてしまうのだ。友里は止めに入り、自分が彼女達を引っ叩くことでケリをつけた。
その姿に矢部は「友里カッケー」と微笑み、平尾は自分に残された時間が少ないことに改めて気付く。
早く告白しないと――。

素子は姉のことを語った。
加菜子は自分近づく全ての人間に手ひどい嫌がらせをして排除してきた。
けれど、矢部だけは駄目だった。矢部は巻き込まれただけだ。可菜子のあたしに対する執着心に。
自分勝手なあいつのわがままに。
…だから、可菜子がこの世からいなくなったと思った時…
         心の底から、ほっとしたよ

「あたしはおまえの思うような人間じゃない」
「…な…んか、上手くいかないねぇ。皆…幸せになりたいだけなのにねぇ」
友里は泣きながらそう言った。慰めも癒しの言葉さえ見つけられないことを、もどかしく思いながら。

平尾は友里に告白するが伝わらず、混乱して素子が好きなのだと言ってしまう。

123:マロン名無しさん
05/10/20 03:05:13
高田エミさんの「ジェニファー」お願いします。

124: ◆ncXKkmcQGA
05/10/20 06:19:46
>>107
なんも来てないですねぇ。

125:マロン名無しさん
05/10/20 12:39:14
岡崎京子「ヘルタースケルター」お願いします

126:ガッチャガチャ 第三部 1/4
05/10/20 19:15:38
平尾の恋を応援しようと頑張る友里。四人でWデートがしたいらしい。てめえのために自分を
ダシに使うなと怒る素子。そもそも平尾は相手を間違っている。
「平尾先輩は相手を間違えて告るほど馬鹿じゃないわよ」
「あいつマジで馬鹿なんだよっ!」
素子は平尾が友里を好きなのだと言おうとするが、平尾に邪魔される。関根は平尾に、素子は
誰とも付き合わないと泣いて怒るが、素子に「パシリのお前には関係ない」と言われてしまう。

関根は眼鏡を外すと女の子と見紛うほどの可愛い容姿で、中学一年のときに男に襲われそうに
なっているところを、当時少年のような風貌だった素子に助けられた。「自分は正義の味方じゃな
いから、パシリになると約束したらこれからも助けてやる」と言った素子を関根は好きになった。

素子は毎週水曜日は、関根を自宅まで送り届ける。なんで二人はいつも水曜日に一緒に帰るん
だろうと友里は不思議に思う。

素子は関根を送る途中、男に角材で頭を殴られてしまった。その男・軍司こそ、関根を長年狙い
続けているホモなのだ。彼は喫茶店を経営しており、その定休日が水曜日なのである。
血まみれで意識を取り戻した素子は「今度こそホモ野郎のピ――(伏字)をぶっ潰してやる!」
とマジギレ。平尾医院で応急処置をすると、軍司の経営する喫茶店から関根の居場所を割り出し、
関根が襲われそうになっているところを助け出した。
「あたしのパシリにホモふぜいがちょっかい出すんじゃねぇよ、あぁ?」
泣いて素子に抱きつく関根。友里と平尾は「吊り橋上の恋」ではないかと思うのだった。

※ちなみに、素子は額を割ったが脅威の回復力で二日で完治した。

127:ガッチャガチャ 第三部 2/4
05/10/20 19:32:17
授業中、寝惚けて先生に「別れないで」と泣きついた友里は罰として校庭を走らされていた。
矢部が走るのに付き合ってくれて(授業中です)、その優しさに友里は惚れ直す。
熱烈に告白する友里に、矢部は過去を思い出す。
「あたし絶対に矢部先輩のこと幸せにしますよっ」
"最初から傷つけるつもりだったわ"
「あたしは矢部先輩を大好きだしっ 絶対に傷つけたりなんかしないよっ」
"あなたのことなんて一度も好きになったことない"大嫌いよ"大嫌いっ"
矢部はつい「重いよ」と言い、友里を泣かせてしまう。
それはいつも全力疾走でタフな友里の弁慶の泣き所だった。過去の幾人もの友里の彼氏も
同じことを口にしてきたのだ。素子は矢部を「誰よりも重い恋愛をしていたおまえが」と笑った。

矢部は電話で友里に謝った。問題は友里にではなく、もうそんな恋愛ができない自分にある。
そんな矢部に友里は、自分は可菜子ではないと言う。必要なときだけでも頼ってくれたらなん

でもするし、かけつけるからと。
――腹の傷がふさがらない。どうしても、可菜子とのことを思い出してしまう。
ボンヤリと「じゃあ今すぐ来て」と言った矢部の言葉を友里は快諾し、矢部は驚く。しばらくして
高校生くらいの女の子が跳ねられたと聞き、青くなる矢部。
"…矢部…可菜子が死んだよ"

友里は軽症だった。
「ちゃんと来たでしょ」と笑う友里を、矢部は笑いながら抱きしめるのだった。

128:ガッチャガチャ 第三部 3/4
05/10/20 19:45:49
可菜子はいつも孤独だった。メイドには病気のせいで親に見捨てられたのだと囁かれていた。
だが、手を差し伸べてくれた手足の長い「少年」が現れ、彼女は恋をした。

素子は教師のパソコンに勝手にメイドのエロゲームをインストールして遊んでいた。
神楽坂邸のメイドも以前は若かったのだが、素子が懐くのが気に食わない可菜子にやめさせ
らてしまったらしい。

矢部は女関係を整理し始めていた。ちゃんとするから友里に付き合ってほしいと言おうとした
矢先、素子は友里を拉致。可菜子のことをふっきったのなら家に来れる筈だと矢部に言う。
矢部の告白に落ち込む平尾に、素子は矢部の動向に関わらず友里を奪えと言ってくる。
平尾には素子の心理が分からない。

可菜子と素子は異母姉妹で、可菜子の母親が死んで父親が素子の母親と駆け落ち同然で
出て行ったのだという。病気の可菜子を残して。しかしそれは祖父が医療費を盾にとったから
でもあった。祖父は素子の両親の結婚を認めなかった。素子の両親が亡くなって屋敷に引き
取られるまで、可菜子は素子の存在を知らなかった。
だから最初は、可菜子は素子を男の子だと思っていたのだ。

矢部と可菜子が出会ったのは、素子が屋敷に来て初めての夜桜の会に出席したとき。
素子が、可菜子にちょっかいを出した男を相手に暴れまわっているところを矢部が止めたのだ。
素子は以前、矢部にケンカを売ったことがあり、知り合いだった。
素子と親しげな矢部を見て、可菜子はおかしくなっていった。

矢部は可菜子に惚れ、二人は付き合い始めた。素子と遊ぶのを名目によく訪れていた矢部。
しかし矢部は可菜子が素子を好きだと言うことに少しずつ気付いていく。
矢部は素子に、一人称を「オレ」から「あたし」に変えて髪を伸ばし始めた理由を聞く。素子は
矢部が気付いているのか図りきれない。練習にも身が入らず、疲れた顔をする矢部に、
正実は今の彼女とは別れたほうがいいと言うが、矢部に別れる気はなかった。
素子の寝込みを襲おうとした可菜子を見て、ますますドツボに嵌っていく。

129:ガッチャガチャ 第三部 4/4
05/10/20 20:10:03
普段は気丈だが、素子にだけは甘える可菜子。素子は好きでもない男とヤるなと忠告する。
――身体の繋がりなんて大した意味はない
――この世で一番好きな人に抱かれることは永遠にないのだから
素子はなにも言えなくなった。
それから素子は可菜子と顔を合わせなくなった。口をきいたのは、それから半月後。
その日は可菜子の心臓手術が決まった日、そして可菜子が矢部を刺した日でもあった。
可菜子は自分は手術なんてしてもどうせ死ぬし、死んだら矢部に素子を取られる。
それは許せない、と。素子は可菜子を引っ叩き、その後…。

矢部は刺されて意識が朦朧としながらも、可菜子を庇った。そして未だに引き摺っている。
そんな矢部を受け止めることが出来るのかと問う素子。素子は矢部と友里が付き合うことに
反対しているのだ。友里は自分で迎えに行くと、屋敷を出て行こうとする。
平尾が友里に告白しようとしたところ、矢部が神楽坂邸に現れ友里は飛びついた。
矢部はまだ可菜子のことを吹っ切ったわけではない。けれど、友里が傍にいてくれたらなんとか
マシな男になれそうだから、と友里に告白するのだった。友里は泣いて喜んだ。

『―え?可菜子がまだ帰ってない?―だ…って、もう3時間にもなるんだろ?』
素子はあの日、腹を立てながら雪の中を探し続けていた。
『見つけたらまたひっぱたいてやるっ!』
"ごめ…ごめん…なさい"
脳裏に泣きながら何度も何度も謝っていた可菜子が素子の頭を掠める。
"ひとりぼっちにしないでっ"
『あたしにどうしろって言うんだよっ!!!』
息を切らして、よくやく見つけ出した可菜子は、雪の中に倒れていた。
『ホント…―馬鹿な、女…』
――どうもできやしない
あたし達は女同士で、姉妹なんだから……

――だけどまだ終わってない

終わってないんだ

130: ◆ncXKkmcQGA
05/10/20 21:12:06
ちょこちょこ発言ついでに要望かいちゃお

解説書いてくださる人はお手数ですが「作者名」と
「現在も連載中か完結しているか(コミックス全何巻まではいらないです)」をわかる範囲で
書いて頂けるとありがたいです。

131:マロン名無しさん
05/10/20 21:38:00
ガッチャガチャ 乙です

それにしても最近感謝の言葉が少ないと思う。
自分が依頼した作品じゃなくてもこのスレ利用してるわけだし
乙ぐらい言ったほうがいいとオモ。

132:マロン名無しさん
05/10/20 22:35:04
ガッチャガチャ乙です

>>110
リク主じゃないけど読みたいです

133:マロン名無しさん
05/10/21 02:22:05
>>131
それはしょうがないんじゃないの。
興味なけりゃ読まずにスルーだしね。
レスがつかない=スルーが多いんだろう。
はにろはかなり感謝レス多かったけど、
あれは読んでる人が多かったからだろう。
時間が経つと依頼人もいなくなるだろうしねえ。
見なくなる前に、依頼取り下げすればそう言う事も減るだろうけど。

134:マロン名無しさん
05/10/21 02:44:03
スルーが多いとか言われたらその後投下しにくいorz

135:マロン名無しさん
05/10/21 02:45:12
>>133
そうそう、はじめだけ読んでみて特に琴線に触れなかったらスルーするわな。
ハニーローズはすごかったね、夏休みだったのもあるけど。
あらすじ投下→乙、乙、ワクテカ、乙→あらすじ投下→乙、乙、ワクテカ、ワクテカ……
って感じだった。
傍から見てて「オマイラ、気持ちはわかるけどとりあえず最後まで投下されてから
まとめて乙したらどうよ」とか思ってたよ。

136:「現神姫」
05/10/21 03:41:48
とりあえず詳しくやってみる。
一気に書くのは無理だったから1日1章ペースでやります。
作者は天乃咲耶。エニの少女漫画雑誌ステンシル連載。廃刊後、Gファンタジーに移籍。
現在6巻まで刊行。順調に連載中。

※注意※
この話は現世と前世の話が乱れ飛んだり、
登場人物が他の人に真実を隠してたりするために
「読者は知っていてもこのキャラは自分の秘密を知らない」
「自分は知ってても他の人に知られないように隠している」
「いや、隠してるつもりだけど結局相手に知られている」
「つーか黒幕です」
…と言う風に結構ややこしい話です。頑張って把握して下さい。
出来るだけ詳しく書きますが、多分単行本読んだ方がいいです。

137:「現神姫」第1章「大江山草子」
05/10/21 03:42:40
 蘇芳千姫(すおう かずき)は十五歳の女子中学生で、両親を早くに亡くして兄の真咲(まさき)と一緒に暮らしている。
 ある日、真咲の友人で千姫とも付き合いが長い久我圭介が「付き合いでチケット貰ったから」と、能の舞台にふたりを誘う。その際、千姫は演者の酒呑童子と妙に視線が合うような気がした。
 舞台後、裏で久我はその酒呑童子の演者の少年と話していた。実は久我はこの少年からチケットを貰ったのだ。彼らは千姫について、そして彼女が持つ刀について語り合う。
 千姫は実は亡者を見る事が出来る。それを久我は知っている。しかし真咲に対しては「こんなの普通じゃないから、兄さんには知られたくないから黙ってて」と久我に頼んでいた。
 その夜。蘇芳の家には真咲は不在で千姫とペットの狐である雪姫(きら)のみがいた。そこに少年が刀を盗むために(能面つけて)忍び込む。久我はそれを森の中から眺めていたが、足元に現れた魑魅魍魎を普通に調伏する。
"そこにおわすは姫神ぞ 我らに実体をお与えくださる あやかりたい あやかりたい…"
 様子がおかしい事に彼は気付いた。森の木を見ると、何らかの札にバツがつけられていた。
「あのバカ!!結界解きやがった!」と久我は走る。
 一方、夜這い状態の少年は、千姫の寝床にある刀を狙う。―ここにいる少女は俺の名を決して呼ばない。それでいい 忘れる事がこの人にとって幸せなら…
 が、刀を取った瞬間、光が走って彼の能面が割れる。千姫も目覚める。
 千姫は刀を抜いて少年を「いい度胸だなこの強姦魔」みたいな事を言ったりして喧嘩。が、彼女の後ろからこれまた能面被った魍魎が出現。千姫を守るためにペットの雪姫が魍魎に襲い掛かるが、攻撃を受けて致命傷を追ってしまう。
 ショックを受ける千姫だが、とりあえず刀置いてふたりでとんずら。無事助かるまで強姦魔だか刀泥棒だかの件は保留として、千姫は彼の名前を聞く。彼は「司狼」と名乗った。
 司狼の中では、千姫と誰かの姿が被っていた。
 ―お前、名前がないのか?なら俺が名づけてやる お前は―
 あなたが俺を呼んで初めて、「司狼」は生まれて来れたんだ。

138:「現神姫」第1章「大江山草子」
05/10/21 03:45:54
 逃げる千姫と司狼に久我が合流する。久我は術で雑魚魍魎を調伏。司狼は千姫を久我に預けて刀を取りに戻る。が、刀はまたしても司狼に対して威嚇めいた光を放って弾くわ、握っても推定100キロのために持てやしない。
「俺が男だからか?テメーの女取られるとでも思ってんのかよ?」
 とかやってるうちに千姫と久我も合流。千姫だと軽々と刀を持てる。が、さっきの能面つけた魍魎(蛇のような姿)が千姫を襲う。久我が途中まで術を使うが逃げられたため、三人も逃げる。
 気絶したままの千姫。久我は司狼に彼女が魍魎に狙われる理由を話す。
「人間が子供を生み出すように 神だろうが鬼だろうがその魂を宿し育み―あらゆる命を生み出せる選ばれた母体だ。その血肉にあやかるだけでも効力は絶大よ」
「そうなった原因は刀だろ?刀を壊せば終わるんじゃないのか?普通に戻れるんじゃ」
「その目的のためだけに女に生まれたんだぞ?元から普通の女じゃねーよ」
 
 これは暁生丸が生前自分で飲んだ条件だ。お前は昔の「司狼」を捨ててまったく別の人生を歩めるが、千姫の運命は変えられない。

 そして久我は司狼に「もうお前は降りろ」と告げる。「今のお前には何の力もないだろう?お前まで手が回らないんだよ」
 しかし司狼は刀に対して「お前の女を守ってやるから力を貸せ」と告げ、待ち伏せて、刀を振るって蛇面の魍魎を斬って捨てる。気絶したままの千姫。司狼も魍魎を倒して気を失う。

 司狼の夢の中。
 千姫にそっくりな剣士が傷付いた鬼を見下ろしている。彼は鬼に対して、人形を与えるから人の子として俺に仕えろと持ちかける。
「お前 名は何と言う?名がないのか?じゃあ俺が名付けてやる。そうだな―司狼はどうだ?金色の…狼のようなキレイな目をしているから」

 現実では真咲が森の中に姿を現し、久我と出会っていた。どうやら真咲は一部始終を見ていたようで、しかも全く動じていない。
「お前がいなくて結界が外れればこうなる事はわかってんだろ?」
「鬼を誘い出したんだよ」
 真咲の腕の中には瀕死の雪姫がいた。折角あげたのにざーんねんと苦笑する真咲を見て、久我はまた何か企んでやがると苦々しく思っていた。

「大江山草子」了

139:マロン名無しさん
05/10/21 04:48:28
自分が読まなくても書いてくれた人には
なんか一言ぐらいかけるもんだと思うけどな。

ということで>>136

140:マロン名無しさん
05/10/21 06:17:22
そこらへんはもはや感覚の問題だな~。
個人的に読んでないのに乙は書かない。
そのかわり書くときは一言感想もつけてる。
自分が書き手だったとき、感想があると嬉しかったからね。
「ああ読んでもらえたんだ」って分かって。


141:マロン名無しさん
05/10/21 08:39:46
つか、スレの進みからいって夏休みとかに比べると人少ないしなぁ
書き手としては特に大量のレスは期待してないよ別に

142:マロン名無しさん
05/10/21 09:06:32
読まなきゃ乙は言わないし読んでも感想書くことほとんどない
でも感謝して読んでるよ
現神姫乙

143:死刑囚042
05/10/21 13:31:03
だんだん人間らしさを取り戻していく042号だったが
ある日いきなり実験の終了が告げられた。
042号のデータは十分に集まったので刑務所に戻し
実験の新たな責任者・九能と、新しい死刑囚が学校にやってくる事になった。
042号に対し、すでに調査対象以上の思いを持つようになっていた
実験チームの面々はそれに猛反対する。
その会話を偶然聞いてしまった042号。
「自分はあの箱の中で死ぬ方が相応しい」と思いながらながらも、涙を流す。

実験チームの人達は、042号が学校での実験終了後も実験を続けられるよう
新たな実験の場を探し出していた。
そして椎名も、新たな死刑囚を学校に置くのは
もうしばらく待ってからにした方がいいと九能を言いくるめ
042号の実験期間を少しだけ延長することに成功した。
体育祭、文化祭と、042号や生徒達の楽しく穏やかな時間が過ぎていく。
冬にはあやのさんが無事赤ちゃんを出産した。

そして3度目の春、新たな実験体053号が学校にやってきた。
053号は幼い少女を3人も殺した快楽殺人犯だ。
これから一ヶ月は引継ぎの期間となり、042号が053号に仕事を教えなければいけない。
心の無い、まるでロボットのような053号に対し
やりづらさを感じる042号だが、自分も昔はそんな感じだったと椎名に指摘される。
そして今の自分があるのは、ゆめちゃんやあやのさんのおかげだと感謝する。


144:死刑囚042
05/10/21 13:33:50
最後の一ヶ月が終わり、042号は学校を去った。
新しい実験場所は老人介護施設。そこで雑用や点訳のボランティアをしながら
042号と椎名達は実験を続けていた。
それなりに楽しい環境だが、ここにはゆめちゃんやあやのさんがいない。
少し寂しそうな042号を見て、椎名はサプライズ結婚式を計画する。
何も知らない042号が会場にやってくると
そこには式に招待されたゆめちゃんやあやのさんが。
久しぶりに二人に会えた042号は喜び、そして式はなごやかにすすむ。
042号も、実験チームの人達も、椎名夫妻も、ゆめちゃん達もとても幸せそうだった。
それが最後の幸せな彼の姿になった。

終わりは突然やってきた。
053号がチップの誤作動により死亡し、それに伴い042号の実験中止が決定する。
政府の方針に憤りを感じるも椎名は何もできない。
その夜椎名は夢を見た。誘拐され6年後に発見された、傷だらけの幼い042号だ。
ボロボロの042号に椎名は涙をこぼした。
「そんなキズを負わせて、助けてあげられなくて、ごめんよ」



145:死刑囚042
05/10/21 13:34:57
次の日、椎名は実験の中止を042号に告げる。
落ち着きを見せる042号だが、最後に話しておきたいことがあると言い出した。
それは誘拐されていたあの6年間のこと。
8歳の頃、042号は鬼のような男に誘拐され、
同じように誘拐された数人の子供たちとともに山小屋に監禁された。
男の気まぐれで子供はなぶり殺され、その死体の処理を彼は何度も手伝わされた。
そして自分が最後の一人となった時、彼はその男を殺して逃げたのだった。

その後042号は刑務所に戻り、半年後死刑が執行された。
死刑のことは椎名達にも知らされておらず、彼らが042号の死を知ったのは
その二日後。葬式には042号が今まで出会ってきた人達が駆けつけた。
そしてしばらくして椎名の元に本庁から一枚の写真が届いた。
それは本来写真に撮ってはいけないはずの042号の写真。
あの結婚式の時の、楽しそうな彼の姿だった。

彼は今、緑豊かな自然の中で眠っている

146:死刑囚042
05/10/21 13:36:05
「死刑囚042」小手川ゆあ  全5巻
でした。

147:マロン名無しさん
05/10/21 15:03:15
乙~。
おしにはいいよね。泣けるよね・゚・(つД`)・゚・

148:マロン名無しさん
05/10/21 18:28:38
>>139
じゃあ頑張って乙レスつけてくれ。

私もときどき投下するけどさ、義務的に乙と言って欲しくて投下してんじゃない。
このスレで面白いあらすじ読んで興味持った漫画があるから
同じように誰かが興味持ってくれないかと恩返しで投下している。
誰か一人でも興味持ってくれればいいかなって。

逆に、あらすじに興味もないのに乙乙言われてもなあ・・・
それよか、後からでもまとめを読んで作品に興味を持ってくれたら本望だ。
まとめさんにも多大な感謝をしている。

あと自己満足ねw
好きな作品は出来る限り魅力を伝えたいと渾身の思いで綴るw

149:マロン名無しさん
05/10/21 19:00:42
一言でも感想付きは嬉しいだろうね。あと「あらすじ読んで漫画のほうも読みたくなった」とか。
それにしてもまとめサイトがどんどん充実していくのを眺めるのはいいもんだわ。

150:マロン名無しさん
05/10/21 19:06:29
うん。まぁ感想もらえたら嬉しいけど、強制じゃあアレだし
投下して数日で読む人なんて限られてるだろうから
別にレスなくてもそのうちリクした人が読むだろー程度しか思ってない

151:ランダム・ウォーク
05/10/21 19:47:19
恋多き父から「たくさん恋をしてイイ女になれ」という言葉を聞かされ育った
女子高生の優架。

久しぶりに元義兄の十和(父親の二人目の妻の連れ子。父はその女性と離婚済みなので現在は他人)
と会うことになったが、自分は義兄に嫌われていると思ったため気が乗らない。
しかし昔と違い、普通に接してくる兄にホッとする。

親友の塔子と出かけたある日、街中で二人の男性にナンパされた優架は
片方の男性・望に惹かれる。
彼が自分と同じ高校生に通う先輩で、父親同士が友人など偶然が続いたことから
ますます気持ちを募らせていく優架。
告白もOKされ、周りからも祝福された交際は順調。
しかし望は図書館で知り合った他校の女子高生と恋に落ちてしまう。

望からフラれ沈む優架だったが、読者モデルのバイトをした際に出会った
モデルの海斗から強引にアプローチされるうちに、いつしか海斗のことを好きになってしまう。
彼の気持ちを受け入れ交際がスタートするものの
海斗が憧れの先輩の恋人であることを知ってしまう。
悩む優架とは対照的に、当の先輩は優架が自分の彼氏と付き合ってると知っても平然な態度を取る。
彼女がよると、海斗が自分以外の女性と付き合うのは珍しいことではなく
もう慣れっこになってしまったという。
先輩の懐の大きさ、海斗との絆の深さを実感した優架は自分から海斗に別れを告げる。

152:ランダム・ウォーク
05/10/21 19:48:01
立て続けに失恋した優架の前に、中学時代の同級生で
初めての彼氏でもある輝が現れ、やり直したいと言われる。
嫌いになって別れたわけでなく、元々気が合うのもあり輝とやり直すことになったが
輝の元彼女が病気で入院。自分にすがりつく彼女を放っておけず、輝は元彼女の元へ戻った。

私って男運ないのかな…と十和に愚痴ってる最中
十和が昔から自分を意識してると知り、いい雰囲気になるふたり。
そして優架は最終的に十和とくっつく。END

以上が主人公優架の話。この本編とは別に、
優架の友達・桂と教育実習生の恋話に2話くらい使ってたと思う。

153:マロン名無しさん
05/10/21 19:51:26
自分と同じ高校生→自分と同じ高校
彼女がよると→彼女によると

誤字多くてスマヌ

154:マロン名無しさん
05/10/21 20:07:49
ランダムウォーク、乙。
りぼんに似つかわしくない話だなー

155:マロン名無しさん
05/10/21 20:29:05
乙。これがいつかこのスレでも話題に出てた「ランダムウォーク」か。
吉住渉はなんぞりぼんに新しい風でも吹かそうとしたのかね。

で、前に話が出た時はタイトルの意味を「目移りしがちでオトコを渡り歩くから」って邪推したら
作者が否定してたってレスがあったけど、本当の意味とかあるのかな。

156:マロン名無しさん
05/10/21 21:52:48
>新しい風

最初の彼氏と別れた原因、彼氏が家庭教師に誘惑されてエチーしちゃった
で驚いた。りぼんにしては生々しいなと

157:マロン名無しさん
05/10/21 22:38:28
りぼんは、昭和の頃はターゲットの平均年齢が結構
高かったからね…。

高校生や大学生が主役なのが普通で、三角関係だので
ドロドロした話もあった。
突き抜けたH話もそれなりに。

一条ゆかり御大の「デザイナー」や「砂の城」、あと同期の
レギュラーに弓月光氏なんかもいた時代で。

158:マテリアル・パズル9巻1/2
05/10/21 23:03:32
メモリアの王子・グリンは2つの魔法が使える。
一つは禁断の魔法、使うと時の呪いに縛られ眠ってしまう。またその間には歳を取らない。
(そのためグリンは本来還暦が近いが大体15歳の時点で停まっている)
30年の眠りから目を覚ましたグリンは城を抜け出し、文明化の進んだ城下町を散策。

しかし、会いに行った友人は過去の無礼を詫びてグリンの前に平伏し、
ほのかな恋心を寄せた上品なお姉さんは下品なオバサンに変貌を遂げ、
30年の年月に一人取り残されたグリンは深く傷つく。
そんな折、グリンは50年ぶりにティトォと再会。
変わらない友情を示すティトォに、グリンは泣き出してしまう。

王子の教育係兼護衛係のハワードがグリンを強引に城へ連れ戻しに現れるが
グリン達が目を離した隙に三十指の一人メイプルソンに襲われる。
メイプルソンの魔法『ディシーヴワールド』は噛んだガムに魔力を込め、別の形の皮を被せるもの。
皮に包まれたハワードは豚の姿に変えられ、メイプルソンは指紋も声紋もハワードにすりかわりグリン達と合流。
しかし僅かな身体のバランスの違いをティトォに見破られ正体を現す。

159:マテリアル・パズル9巻2/2
05/10/21 23:04:43
グリン、ミカゼ、リュシカも豚に変えられ(サンもその場にいたが即行で逃走)
メイプルソンはティトォ相手に様々な小細工を弄して仕掛けてくるが
ティトォのWWFを使った妙技に押される。
しかし後一歩のところでグリンが人質に取られ大ピンチ。
そこに教育係兼護衛係の一人シュダンが『穿印(うがちのいん/槌状の武器)』をグリンに授け反撃。
(この時グリンを覆っていた魔法が解ける)
メイプルソンの必殺技『妙獄魔陰包』をも突き破り『天紫点精穿印』が炸裂、メイプルソンを打ち破る。

魔法アイテムを奪われ、グリンやリュシカに顔を落書きされ放心状態のメイプルソンの前に
6人(メルチナ、カイザート、チョー、ダークアイ・Q、コモレビ、ピィゲル)の三十指を従えたアダラパタが現れ、
メイプルソンの引渡しを要求。ティトォは断固拒絶する。
一触即発の雰囲気を察知し、ジール・ボーイ登場。ティトォと固く握手を交わす。
その五本の指ジール・ボーイに対し、イマリ国の勇者カイザートが決闘を申し込む…
が、カイザートがジャンプした瞬間飛んできたドルチルに撥ねられおじゃんに。
アダラパタは近いうちの再会を言い残し撤収。

その頃メモリアから離れた遠い国では、五本の指ヨマが殺戮を繰り広げていた―。

<9巻終>

160:マテリアル・パズル10巻1/3
05/10/21 23:05:31
ハワードに伴われ一行はメモリア王城へ。
しかし現在城の権限を握るジンナが余計なトラブルを好まない為
グリン王子の教育係になる為の面接という表向きで別館へ。
5人の教育係対ティトォ一行で3勝すれば入城を許可される事に。
教育係も魔力を打撃力に変換する魔法武具『ハートオブメモリア』を手に本気の構え。

初戦ミカゼ対ハイロゥ。
ハイロゥに散々田舎者とバカにされ、頭に血の上ったミカゼは苦戦する。
しかし首を極められつつもハイロゥを吹き飛ばし、ハイロゥは降参。
興奮状態のミカゼはハイロゥをボコボコにする…。

リュシカ対パンナケトル。
リュシカはこの戦いを期に自分の力を計ろうとする。
弱い自分がTAPについて行っても足手まといになる、
だから負けたら大人しくメモリアに残ってパンを焼こう、と。
弱気になりつつもミカゼの激励を受け、二人で特訓した必殺技の構築に入るが
発動する直前にパンナケトルの『ハートオブメモリア』を喉元に突きつけられ敗退。
しかしこの技は途中で停める事が出来ない、クシャミと共に放出された小規模な嵐はパンナケトルを吹き飛ばす。

サン対ハワード。
サンは強大なカイアナイトの精霊を呼び出す。
  「さあお前の目の前にいるでかい口を叩く割には実力の無い役立たずをぶっ飛ばせ!!」
カイアナイトの精は命令通りサンをぶっ飛ばす…。

ジール・ボーイ対ブラウリー。
メモリア軍の武道指南役のブラウリーだが、ジール・ボーイに左腕一本で瞬殺される。合掌。

161:マテリアル・パズル10巻2/3
05/10/21 23:06:22
2勝2敗でティトォ対シュダン。
シュダンはTAPの力になりたいと戦う仲間達に合格点を出す。
そして自らティトォの力を確かめる為『ハートオブメモリア』を構えた時、メモリア国王バレットが現れる。
すっかり「メシはまだかい」状態のバレットだったが、
シュダンから『ハートオブメモリア』を受け取るとティトォに峻烈な一撃を与える。
ティトォの左腕は折れ、壁に激しく打ち付けられる…。

気を失ったティトォはバレットの出会いからメモリアにいた頃を回想する。
そしてメモリアを離れる日、ティトォはバレットと一つの約束を交わす。
  『もしまた会う事が出来たら思いっきり僕をぶっ飛ばしてくれないかな
   君の一撃を喰らっても平気なくらい強くなってみせるから』
  『わかったぜ約束だ!絶対にぶっ飛ばしてやる!!』

ティトォは左腕を押さえながらも立ち上がる。「立ったよ バレット」
バレットはその頭を抱き寄せる。「おかえり ティトォ」
ここに晴れてTAPの帰還が認められる。

162:マテリアル・パズル10巻3/3
05/10/21 23:07:35
その頃、ある国の城を攻撃中のヨマの前にブライクブロイドがメモリアに向かわせる為に現れる。
メモリア城は100番目の標的、今はまだ97番目を落とす所だから行けないと
城に固執するヨマの眼前でブライクブロイドは『真紅虎龍牙』で城を吹き飛ばしヨマは激怒、
魔法『アデルバ』が発動し、ブライクブロイドは肉体が四散し敗北する。
(血が鎖状に変化、肉体が繋がりまた元に戻るが…)
ヨマは手下のエイキ、ボブリッツと共に再び97番目の城を手に入れる為消えて行く。

グリンは母メルルシアの墓参りへ。魔法を使い、眠っている間に母を失っていた事に一人悔やむ。
ミカゼもまたTAPをメモリアに連れて来た事で、自分の役目はもう終わったのではと悩む。
そんな折、ふとした事でメイドのリィに頼まれ入った物置で奇妙なお面を発見、
そのお面に取り付いていた何者(獣面/シシメ)かがミカゼを襲い、そのお面に憑依される。
ティトォはM・P(マジック・パイル)の研究に入り、サンはメモリア城のどこかにあるという五大石を探索。
リュシカはパンを焼く腕を上げ、ジール・ボーイは失踪中の兄と母を捜索する。

ミカゼの目的の一つ、メモリア王国魔法大会が開催。
魔法大会と言っても実質はただの一芸大会。
第一試合のリュシカ対カイザートではリュシカの極上パンの前にカイザートは大袈裟に吹き飛び敗北。
テレビで観戦していたグリンもげんなり。「メモリア魔法陣を開きたいな」と笑みを浮かべる。
会場で観戦していたコモレビが呟く。
  「楽しいねー …あたし達闘わなくちゃいけないのかな…」
  「できたらこのまま…」

<10巻終>

163:マテリアル・パズル11巻1/3
05/10/21 23:09:17
魔法大会も佳境。
この大会は人材の発掘を兼ねており、参加者の一人剣士カミッツがグリンの目に留まる。
大会の様子を街頭の大型テレビで見ていたライトは
メモリア城下町で頻発している切り裂き魔事件を思い出し、彼もまたカミッツを注視する。

ジール・ボーイの出番になり、失踪中の兄と母に届けと歌を歌うと宣言。
グィタァ(かつて気になっていたギターに似た楽器)を掻き鳴らす…筈が弦を全て切り敗退。
ティトォはダークアイ・Qとの数学問題集の勝負に敗北。
ミカゼは対戦相手の料理人の至高の料理ラーメンの前に敗れ3人はトボトボと帰る…。

翌日ホテルに仲良く滞在中の三十指の前にヨマが現れる。
メモリア城と町への攻撃をエイキとボブリッツに指示するヨマにカイザートは激怒。
しかし魔法を使う間もなくヨマの一撃がその胸を貫く。
ヨマは魔法『アデルバ』を発動し無差別攻撃を開始、混乱に乗じてエイキとボブリッツが城を強襲。
ヨマには同じ五本の指のジール・ボーイが、城の二人にはミカゼとリュシカが応戦、
負傷者が出ているたティトォは変換せずWWFで城の現場に急行する。
グリンもまた戦おうとするが護衛たちに止められしまう。

ヨマの予定外の暴走にアダラパタも困惑。現場へ向かう途中、極楽連鞭で通信を入れる。
  「もしもし、切り裂き魔さんですか?」

164:マテリアル・パズル11巻2/3
05/10/21 23:10:26
街での戦いは利き腕が使えないながらもジール・ボーイが僅かに押し気味。
しかしヨマの魔法の効果で与えた傷が次々と塞がっていく。

城の戦いではティトォも参戦、またミカゼのお面に取り憑いたシシメの助言で優位に立つ。
しかしまたティトォの体調に不穏な兆しが…。
現在の城での権限を持つジンナがTAPが来た所為で三十指が城を襲撃した、
何故あんな連中を国に招きいれたのかと詰め寄る。
そんなジンナにバレットはTAPとの出会いを語る。

ティトォからドーマローラの出来事を聞いたバレットは共に戦うことを決意、
自らも強力な魔法使いである彼はグリ・ムリ・アとの戦いに備えTAPに魔法を仕込む。
才能のありすぐにスパイシードロップを取得したアクアに対し、
全く才能の無かったプリセラ、そして「炎の攻撃魔法」の構築に苦戦するティトォ。

そんなある日、バレットの妻メルルシアの出産が近づくが非常に難産となり、
遂にはメルルシアの心臓が停止、母子共に危険な状態に―。
プリセラの「せめて子供だけでも助けてあげたい」の想いにティトォの魔法WWFが完成、
メルルシアは蘇生、グリンも無事に誕生するのだった。
バレットにとってティトォは恩人であり、TAPもまたこのメモリアが唯一の帰るべき家なのだ。

165:マテリアル・パズル11巻3/3
05/10/21 23:11:31
ティトォの体調は益々悪化、WWFも弱くなっていく。
エイキの『妖老裸骨蛇』、ボブリッツの『ウィンクルディレクター』に押されていく。
ウィンクルディレクターの直撃を浴びリュシカが倒れ、
グリンは父親、大切な友人、城の人間達を守るために護衛たちを振り切り穿印を手に取る。
その頃城の中枢部・魔法を封じ込める結界装置の配線が何者かに切断されていた。
  「まったくアダラパタ ボクの正体がバレたらどうするのさ」
それは切り裂き魔(腕しか見えない)の仕業であった…。

眠っていた間に更に魔力を蓄えていたグリンは2人を圧倒。
しかしエイキが折りボブリッツが弾丸へと変えた尖塔からティトォを庇い負傷、
更にWWFをかける前にミカゼとのコンビネーションで『天紫点精穿印』をボブリッツに叩きつける。
ティトォが駆け寄るとグリンは怯えて震えていた。

ティトォがメモリアを旅立ってしばらくしたグリンの誕生日、
グリンは城の祝賀会を蹴って街の友達の誕生会へ行っていた。
しかし友達が皆で作ってくれた工作物のプレゼントを誤って落として壊してしまう。
友達は怒り、呆れ、グリンの元を去ってしまう。
小さい頃よりバレットに「何よりも友達を大切にしろ」と言われていたグリンは
友達を失いたくない一心で禁断五大魔の一つ『ゴッドマシン』を無意識に発動。
グリンはプレゼントを受け取る直前に時間を戻し安堵するが時の呪いに縛られ眠ってしまう。
目を覚ました時には4年の月日に取り残されもう友達はいなかった―。

それを幾度か繰り返し、グリンは大切な人を失う事を極度に怯えていた。
普段の明るさも強さもその怯えを振り払う為のもの…。
ティトォは震えるグリンの頭を抱きとめる。
  「そんなに震えないでくれ……」

<11巻終>


166:マテリアル・パズル12巻1/3
05/10/21 23:12:39
グリンが戦意喪失している隙を突いて『妖老裸骨蛇』+『ウィンクルディレクター』の
合体攻撃がティトォたちに放たれる。が、それをミカゼが右腕一本で受け止める(※後述)
エイキ、ボブリッツは撤退を決意、グリンは穿印を構えて阻止しようとするが
穿印の尖端を何者(※切り裂き魔)かに切り落とされてしまう。
2人は撤退、代わりに迫り来るヨマの気配を察知しティトォは毒のカプセルをあおってプリセラに存在変換。
遠くからでもはっきりと判るプリセラの強さに
ミカゼは何故ティトォやアクアがプリセラに変換するのを躊躇うのか疑問を抱く。
その疑問にバレットは「妊娠してるからしょうがない」とさらりと返答。

プリセラは100年前、恋人マギの子を宿したまま不老不死の姿に。
同時に100年前から自分も子供も時間が停止してしまっていた。
彼女はメモリア城に伝わる魔法の筆で「檻」の文字―19画のそれは本来魔獣を縛る多重結界―を施してもらい、
胎児を守る代償に力を大幅に削がれる結果に。
プリセラの願いはただ一つ、不死の呪いを解いて元の姿に戻り、100年間胎内に眠っている子供を産む事…。

その頃、五大石を探していたサンは城内で不審なカミッツの姿を目撃する。


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