05/10/11 18:39:20
木曜のバレ。コンビニにMAINITIがあったので。
フネに首輪とか止めろ、町子。ここ最近PTAにケンカ売りすぎ。
「フフフフ・・・アハハハ、おに・・・おにい・・・」
虚ろな目でカツオを見ながら、言葉にならない声をあげるワカメ。
カツオはそんなワカメを哀しい瞳で見下ろし、その後黒服を睨みつける。
「(今のあいつは修羅だ。近寄れんな)」
黒服の男達は、カツオの危険性を感じその場を去る。
「さて・・・」
カツオはワカメ達に体を向けると、目にも止まらぬ速さでワカメ達のこめかみを狙い腕を振り下ろす。
薬漬けの2人にはこれをかわすことは当然、不可能であった。意識を失う2人。
「すまないな、今は眠っていてくれ」
そう呟くとワカメとタマを両腕に抱え、カードキーをポケットにしまいカツオは研究室を後にする。
「ウググ・・・」
「気が付きましたか、フネさん」
フネが目覚めるとそこは6畳ほどの狭い個室。
部屋の中には、机と筆記用具、そして杭とそれに繋がれた鎖。
鎖はフネにつけられた首輪と繋がっている。
フネは首輪に手刀を当てるが、びくともしない。
「これは・・・」
「その首輪と鎖はマグナムスチールで作られています。この世でもっとも硬い物質。
いかに貴方が優れた体術の持ち主であろうと、破壊する事は不可能ですよ」
フッ、と微かに自嘲するフネ。