05/08/30 18:38:49
バレ投下。いよいよトーナメント編も後半に入ってきた感じ。
闘場中心に立ちつくすサザエ。観客達はまさに声も無い。
早川・カオリもその空気に飲まれているが、サケオ親子は表情を変えない。
やがてサザエが闘場を降りる。
そしてそのままゆらりゆらりと気の抜けたような足取りで、会場を去る。
「遅かったか・・・」「ええ・・・叔父さん、タイコは僕にまかせてサザエさんの所にいってください」
「うむ・・・」(海平はノリスケより遅れて来た筈だが。ここは町子のミスか、伏線のどちらかだろう)
「タイコは奴等に奪還された。そして、我等の内誰もが予測し得ない磯野サザエの勝利。
フ・・・磯野の者共がこれ程までの実力とはな。」
甚六「何でそんなに落ち着いているんですか!納得できません!」
「ではお前に任務を与えよう。目標は磯野波平の身柄確保。」
びっくり顔の甚六「そんな!いくら何でも俺一人じゃ無理です!」
「安心しろ。取っておきの猛者を用意してある。」
「出て来い!浜!」
甚六「浜!!??あの浜ッ!!??」
ゆっくりと現れる影。ベレー帽とパイプの男、浜が姿を見せる。
浜「イササカ家の長男、甚六か・・・ふふっ、皮肉ですね。
「では頼んだぞ」「お任せください・・・」
呆気に取られながらも、甚六は部屋を後にした。