04/11/01 21:33:04
いつものバレ氏でないんで文体が違って読みずらいかも
見開き下からの構図で広範囲の会場。波平とアナゴが対峙している。
観客A「来た来たっ!本命カード!」
観客B「俺達はこの試合を待ち望んでいた!」
歩みよる二人。
波平「アナゴ君興奮するのは十分解る」
波平「しかし今は抑えておくのじゃ。'来たるべき時'が来れば全ては白日の下に晒されよう。
無駄に気を病んで試合に集中できんでは元も子もなかろうて」
アナゴ「・・・忠告感謝します。試合は試合。武人としてそこは存分に理解しております」
握手を求めるアナゴ、が波平の手はアナゴの顔面へパンチを繰り出す。
しかしアナゴも瞬時に波平の腕を捕らえる。
アナゴ「やれやれ波平さんも気が早い」
言い終えぬ内に捕まれた腕からデコピンでアナゴの鼻を弾く。
波平「フォッフォッフォ。どうやら出鼻を挫いてしまったかのぅ」
試合開始ッ!
いきなり突撃するアナゴ。波平無言でそれをいなす。
アナゴが突きのラッシュを繰り出すが、波平は全て捌ききる。
軽い攻防が繰り返され、アナゴが不機嫌な顔になる。
アナゴ「私も舐められたものだ」
防御を解き右腕にフンッと力を込めるアナゴ。
次の瞬間、波平の多段技がヒットする。しかしアナゴも波平のガードの上から拳を振り切る。
アナゴ「波平さん、よもや'来たるべき時'の為に力を温存して置こうなんて気じゃあるまいね?
さっきの御言葉そっくりそのままお返ししますよ」
観客席にぶっ飛ぶアナゴ。場内がどよめく。
フネ「また悪い癖がでたね」
波平の足元に血の雫がたれ、鼻が頬骨まで陥没している。
瓦礫から起き上がるアナゴ。
アナゴ「出鼻を挫きましたかねぇ」
次号へ続く