04/10/19 15:00:48
バレ。今週は増ページでサブVS先生
海平と大会主催者(顔は見えない)の会話。モニターで試合の様子を見ている
「バトルライドスーツ・・・あれを使わせてもいいのかね?」
「ええ。TARAを降臨させるには超レベルの戦闘が不可欠ですからね。許可しました」
「しかし、そうなってはあの先生では到底太刀打ちできまい。一方的な展開になるだけだ」
ニヤリ、と口元を歪ませる主催者。
「なに、彼にもイササカやオカルと同等・・・いえ、それ以上の『施術』を仕込んでいますからね」
「ほぅ」
試合場。サブのフルブースト・コンビネーションを正面から迎撃する先生。
さらに必殺の正拳突きを打ち込む。かろうじてガードするサブ。
互角・・・いや、わずかだが確実に先生が優勢な展開に、一同息を呑む。
「随分と強化したものだな、あの堅物と呼ばれる男を」
「ふふ、彼とて教師でありながら幾度も生徒に不覚を取った人間・・・容易いことです」
「ふむ・・・空しいものだな・・・・」
「・・・何ならあなたもいかがですか、海平さん?」
主催者の言葉を受け、一瞬だけ修羅のような形相を見せる海平。
「私は遠慮しておくよ。それより・・・」
元の柔和な顔に戻って
「成り行きに任せたとはいえ、フイにした中島君との試合以上には楽しませてもらわねばな」
「ハハハ・・・もちろんです、よ・・・」
主催者、笑いながらも声がわずかに震えている。と、
「む・・・波平が来たようだな」