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ローマ軍の盾についてはポリュビオスの記述ならびに1900年エジプトのファイ
ユームで発掘された実物(カスル・エル・ハリットの盾)から詳細が知られて
いる。
盾は縦横交互に組まれた薄い木の切片が二重ないし三重に膠で張り合わせられ、
その上をキャンバス(またはフェルト)で覆い、最上部に革を張った。
盾の上下の縁には鉄の縁取りがされ、振り下ろされる武器や地面との接触から
保護するようになっていた。
盾の中央には木製の突起が鉄釘で取り付けられているが、これは盾を握る拳が
納まる場所であり、飛び道具を反らす役割を果たしたようである。この突起か
ら木製の脊柱が盾の上下に向かって取り付けられていた。
参考文献:新紀元社刊 オスプレイ・メン・アト・アームズ
ニック・セカンダ『共和制ローマの軍隊』
マイケル・シムキンズ『ローマ軍 カエサルからトラヤヌスまで』