06/08/22 01:13:38 VyM9qopc0
かつて異彩を放った天主の夢は、光秀の白き理想に塗り替えられる。
しかし、その理想もまた黒き野心の炎の内であった。
焼けただれた志と、とめどなく溢れる侘びの中で、光秀は身を横たえ満足げに微笑む。
「嬉しいのだ私は、最期に民を守れて」
己を滅したものこそが侘びであることも、密かに己の意思が受け継がれたことも、今の光秀には知る由もない。
「月さびや 明智が妻の 咄せむ」
前スレ
[諦めの夏]山田芳裕 へうげもの 第十席[芋茎の涙]
スレリンク(comic板)
へうげもの official blog
URLリンク(hyouge.exblog.jp)