06/07/11 04:39:14 NClIa8Hu0
店を出て、少し留渦ちゃんと街をぶらつく。
ブティックのある繁華街を見歩き、テラスで軽く食事をした。
これじゃあ…まるでデートみたいだった。
「ご馳走様でした。ありがとうございます」
「いや、付き合って貰ったし、まるでデートみたいだしね」
冗談がましく言うと微笑んでいた。
「お兄ちゃんが妬いちゃいます」
「あはは。そ…う、かな?」
危うく そうだね と言ってしまうところだった。
留渦ちゃんのお兄さん…つまりは耳雄なんだが
留渦ちゃんは俺らが付き合っていることは知らない…はずなのに
勘なのか、そう見えるのか、認めているのか
侮れないな…。