06/03/07 22:05:11 d9HAFV9e0
あまり話題に出ていないエピだが俺が好きなもの。
「カエルの唄」(12巻)
施設育ちのアキラとマリアの交流と別れを描いた作。
マリアは母に引き取られ、アキラは成人後ブンヤとして活躍するという
一応のハッピーエンディングながら、2人は2度と出会う事はなかったという結末は
最近の甘口の三丁目の夕日には無いものである。
今なら、成人後に再会した2人が結ばれるという糞のような展開になっていたと思われ。
「霜ばしら」(15巻)
若き日に恋人と死別(三河島事故)した男の「今」を描いたラストが心を打つものがある。
出勤時に男が踏む霜柱の「サクッ、サクッ」という音が耳に響いて来るうようだ。
「心残り」(36巻)
三丁目の夕日は、初期に活躍した甘党のネコ、中期に活躍するトラ猫大将、
そしておなじみ吉田家のラッキー等、印象的なレギュラー猫キャラには事欠かない
ものがあるが、自分はノンキャラのこの作品が印象に残っている。
「狼鬼の夜」(40巻)「ビッケ」(44巻)「逢魔が時」(45巻)
三丁目の夕日に登場する犬キャラだと、ドジローことコジロー、炬燵好きなチップが
有名だが、比較的最近の3作(犬に関してはノンキャラ)が印象的であった。
いずれも哀愁に富んだストーリーで読ませる。