05/06/03 10:30:09 sj4bKVHw0
>>653
横レスですが、私も太平洋戦争当時の日本海軍の12.7cm砲用に徹甲弾が用意されて
いたとは聞いたことがありません。海軍砲術史にもそのような記載は無かったと思いま
す。三年式12.7cm砲(島風のD型含む)の搭載弾種は通常弾(HE)と星弾(照明弾、対
潜弾兼用)の2種類であったと思います。
通常弾の信管は複動信管であり、着発と時限があった模様です(延期があったかどう
かは良く知りません)。
漫画上の描写ならば通常弾を時限で撃った状況なのでしょうが、対潜戦闘局面でその
ような運用が適切なのかどうかはよくわかりません。教則通りなら対潜弾を撃つべきシ
チュエーションであるとは思います。
また歴史群像別冊の一連のシリーズは玉石混合ですが、押しなれて良い資料である
というのか好事家の一般的評価だと思います。特に国本氏の記事は信頼性が高いの
ではないでしょうか。