05/01/21 18:50:16 H5+FvNK70
「あの折子供の体内にメスを忘れた屈辱、忘れようとて忘れられぬわ。間黒男が内臓 かっ捌きにしてくれる」
果たして本間医師は正常なのだろうか。かつて手術した相手におう吐をもよおすようなこの執念。
「良医・バカ田大学病院の看板に泥を塗られ申した」
「一刻も早く病巣を突き止めねば まごまごしていると世間が嘲笑いはじめ申す」
「物笑いになってからでは遅い! 一度潰れた面目は二度とは戻りませぬゆえ」
「一応の原因を立てる」
「どこでもよいというわけには参らぬ。それなりに手術の困難な部位でなくては」
「拡張型心筋症、バチスタなどは」
「ふさわしかろう」
切りはじめた黒男は恐るべき事実に気付いた。
「心臓にあらず!」
更に恐るべき事実。
病なのではない。
男は既に死んでいるのだ。