05/08/21 01:51:23 YxHU1rit
しかし、そんな幸せな家庭も長くは続きませんでした。
ある日、ﾊﾟﾊﾟﾝとﾏﾏﾝの乗った車が、ある日原因不明の事故に合い、ﾊﾟﾊﾟﾝとﾏﾏﾝは死んでしまいました。
事故でﾍﾟｼｬﾝｺになった車には、ロージーの誕生日プレゼントが見つかりました。
誕生日の日、葬式を終えたﾛｼﾞﾀﾝは、ｸﾞｼｬｸﾞｼｬになったプレゼントの箱を開けました。
すると…
手紙と一緒に、ﾗﾋﾟｽﾗｽﾞﾘのブローチの付いた蒼いリボンが入っていました。
ﾛｼﾞﾀﾝは、手紙を広げました。
【俺たちの可愛い次郎へ…】突然だけど、次郎に言わなければならないことがあります。母さんと父さんは、近いうちに次郎と離れ離れになるでしょう…。
次郎とずっと一緒に居たいけれど、次郎を危険な目に合わせることはできません。
次郎に隠していることがたくさんあるけれど、今は言えない。時期が来たら、きっと全てを話すから、許して欲しい…。
だからせめて、次郎の９歳の誕生日だけは、みんなで一緒に過ごそう!
次郎…ほんとに大きくなったね…
ﾛｼﾞﾀﾝ「お誕…生日…おめ…でと…ﾋｯｸ…。父さん…母さん…なんで…ｳｳ…」
涙で染みてインクが溶け出す…。手紙を持つ手を震わせながら、ﾛｼﾞﾀﾝはふと、手紙の裏に小さなメモに気づいた。
＜魔法律家になったら六氷を訪ねろ＞
「…六氷…？」
数年後、ﾛｼﾞﾀﾝはムヒョに会うことになる…。六氷と草野家の関わりと、草野夫妻の秘密とはいったい…？