【ヘタレ】ロージーたんはエロカワイイ。2【助手】at CCHARA
【ヘタレ】ロージーたんはエロカワイイ。2【助手】 - 暇つぶし2ch204:名無しかわいいよ名無し
05/07/25 21:50:33 7k5AGG6B
>>203 おまいのリクエストを勝手に受け付けました。面白かったら続きも書くぞ。

↓以下↓

第200条 『青いブローチのひみつ』 連載200回記念巻頭カラー!!! 煽り:青いブローチに隠されたロージーの切ない過去

ここまでのあらすじ:ついに裁判官に昇進したロージー。しかし、ウキウキ気分で依頼を受けた裁判官としての初仕事は、エンチューがムヒョに仕向けた強力な悪霊の罠であった。
悪戦苦闘しながらも、なんとか2人だけで悪霊を対処するが、ようやくヨイチやビコが応援に駆けつけた束の間、一匹だけ残っていた悪霊が不意打ちにムヒョを狙う。
ロージーはとっさにムヒョを庇い、地獄の鉄槌で突き飛ばされるが・・・その時、ロージーの青いブローチが光って・・・!?

―回想―
窓辺で海を見ながら、寂しそうに本を読んでいる幼いロージー。海はざーん・・・ざーん…と規則正しく波を打っていた。
「次郎、私と海に行かないかい?」
「・・・僕、大伯母さまと海に行きたいです。でも、僕は病気だから、外に出ては行けないんです」
「・・・次郎、おまえは病気ではないんだよ」
「・・・僕は病気なんです・・・。お外に出たら、また、変なモノが見えちゃうんです」
「・・・次郎」
海の近くの、白いしっくいの小さな別荘で、大伯母さまと2人で暮らしているロージー。

数年前、ロージーは名家の末っ子で、大きな屋敷に住んでいた。
「うわぁぁぁぁ!!!!」
「ど、どうしたの次郎!?」
「お、お母さま、助けてー!!! 足元に・・・変なのがへばりついてる!」
「・・・何を言ってるの?何もいないじゃない」
「え・・・」
お母様は、ロージーの足元にへばりついている、狐の霊が見えない。

ロージーは霊感が芽生えてから、学校でもいじめられるようになる。しかし、ロージーはめげずに、霊が見える人が就ける特殊な職業である「魔法律家」を夢見るようになる。
しかし、まだまだ魔法律協会が設立されてから年数が経っていないため、人々にはインチキ商売のような目で見られていた。特に日本は魔法律が広く浸透していないため、霊を信じていない人や地域からは、ひどく差別されていた。
霊感がある者も、同一に差別されていた。
「うわっっっ!!!」
「なんだよ、泣き虫ロージー、また変なのが見えたのか?」
「え?だって、窓に変なのがへばりついてるじゃないか!!!」
「はははは!!! こいつ頭おかしいんじゃねーの!!!」
「霊感あるんじゃねえの? あのインチキの魔法律家とかになれんじゃね?」
「魔法律をバカにするなっ!!!」
「うるせぇ!嘘つきロージー!泣き虫ロージー!」
「ぼ、僕は嘘なんかついてないもんっ!!!」
そこに先生が来る。
「何をやっているのあなたたちは!!! またロージー君をいぢめたんでしょ!!!」
「だってぇ、先生!こいつ、窓になんかへばりついてるとか言って嘘つくんだもん」
「・・・ロージー君、みんなをおどかそうと思って、いたずらしているんでしょうけど、そういうことするとまたいじめられちゃうわよ」
「う、嘘じゃないもんっ!!! 僕、嘘なんかついてないもんっ!!!」
教室を泣きながら飛び出してゆくロージー。

大きなお屋敷で。
「次郎・・・、あなた学校で虐められているそうじゃない」
「・・・」
「窓になんかへばりついてるとか?足に狐やら狸やらのお化けがへばりついているとかって?」
「・・・」
「なんでそんな嘘つくのよ?答えなさい」
「・・・お母さま、僕、嘘なんかついてません。ほんとに・・・見えるんです」
「幽霊だかお化けだかしらないけど、そんなものいるはずないじゃない!!! 家名に傷をつける気!?」
「・・・嘘じゃないもん・・・」
強烈にビンタされるロージー。
「・・・お兄さまや、お姉さまは優秀なのに、末っ子のあんたは本当っにこの家の面汚しだわ!!! 」

ロージーは母親に、精神病院に入れられる。それを、昔からロージーの理解者であった、本家と絶縁していた占い師の大伯母さまが引き取った。




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