03/06/28 12:26
・妄想の果て 壊れた現実
田園風景が広がる北関東の2階建て木造アパート。
昨年8月19日未明、1階の部屋に足を踏み入れた県警の捜査員の口から、
ため息が漏れた。八畳一間の片隅にある6段の本棚は、
アニメビデオや漫画本で埋め尽くされていた。室内にはペットボトルや菓子類、
手つかずのカップめんもころがっている。
生活臭のない、この暗い部屋で若者たちが仮想現実の世界に浸り、妄想を膨らませたのだ。
その果てに、何の罪もない少女が連れ去られた。
だが、こうした異常な事件がなぜ繰り返し起きるのだろう。
やはり何かが壊れている―そう考えると、捜査員はやりきれない思いにとらわれた。
(中略)
田中邦彦被告(22)は昨年8月14日、住宅街の路上で、
共犯者の藤田竜一被告(23)とともに7歳の少女を車で連れ去り、
この部屋に監禁。女児は翌日には解放されたが、2人は逃げた。
(以下略)
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