05/01/29 11:37:30
>>269
ネタモトはこれだろう。
昭和三十八年に彼は、一本五十万円という安価で日本初のテレビアニメ
「鉄腕アトム」を始めました。その前例のおかげで、以来アニメの製作費が
常に安いという弊害が生まれました。
それ自体は不幸なはじまりではあったけれど、日本が経済成長を遂げていく
過程でテレビアニメーションはいつか始まる運命にあったと思います。
引き金を引いたのが、たまたま手塚さんだっただけで。
ただ、あのとき彼がやらなければあと二、三年は遅れたかもしれない。
そしたら、ぼくはもう少し腰を据えて昔のやり方の長編アニメーションの現場で
やることができたと思うんです。
それも、今ではどうでもいいことですけれど。
「出発点」宮崎駿 徳間書店刊『手塚治虫に“神の手”をみた時、ぼくは彼と訣 別した』
まあ、宮崎は本懐をとげたわけだけど、それならコナンもハイジもマルコも
なかったわけだ。