葛城ミサトの日記at EVA
葛城ミサトの日記 - 暇つぶし2ch516:Et
05/05/24 10:40:35
 2015/**/**  19:51

一人になりたくて、新芦ノ湖を見に行きました。
芦ノ湖の辺には碇君が座っていました。

「終わりの日」が来ると、言われました。

碇君は、疲れているように見えました。

芦ノ湖の中に立つ綾波さんが「もういいのね」と訊いていました。

碇君が何と答えたのか、私には聞こえませんでした。

 2015/**/**  19:52

私は「終わりの日」が来るとアスカに教えに行きました。

アスカは、目を閉じたままでした。

「嫌われるのは、いや。
 見捨てられるのも、いや。
 殺されるのは、もっと、いや。

 私を見てと、望むのはいけないこと?」

私がアスカに答えても、アスカが私を見てくれなければ伝わらないのです。

517:Et
05/05/24 10:41:56
 2015/**/**  19:53

花瓶の代わりに使った透明なコップに、白い蝶がとまっているのを見ました。
あの白い蝶にも、飾られていた花の記憶があるのでしょうか。

「100%理解しあうのは不可能なんだよ」

それでも、理解しあえなくても、好きになることはできると思います。

前に加持さんに貰ったカスミソウは、栞にしました。
私の宝物です。

 2015/**/**  19:54

赤木博士の笑顔を、もうずいぶん長く見ていないことに気がつきました。

赤木博士は言っていました。
「今を維持しようとする力と変えようとする力、
 その矛盾する二つの性質を一緒に共有してるのが生き物なのよ」

赤木博士の選んだ道が、痛くないものならいいと思います。
時間の流れの中で、変わっていくものもあれば、
変わらないものもあると思います。

一緒に居たときに感じた気持ちを、私は、忘れないから。


518:Et
05/05/24 10:43:26
 2015/**/**  19:55

碇君が、私に訊きました。 「自分は嫌いですか?」

わからないです。 きらいなような気もします。

「自分が傷つくより、人を傷つけた方が心が痛い?」

はい。

「自分で決めたことは、価値あること?
 ごまかさず、自分にできることを考え、償うこと」

わかりません。

「今の自分が絶対じゃなく、間違いに気付き後悔する。
 ヌカ喜びと、自己嫌悪を重ねて。それでも、前に進む?」

わかりません。

「ミサトさん?」

私には、わかりません。私は強くないです。 碇君が言うような強さは持ってない。
傷つくのは怖いです。 傷つけることも。
私がいい子でいたら、ママを助けられるから。パパに嫌われないですむから。

 だから、いいこで、いたかった。

私は、碇君の知るような『葛城ミサト』ではありません。
傷ついても立ち向かう術を知っていた、あなたの『ミサトさん』じゃない。


519:Et
05/05/24 10:47:06
 2015/**/**  エピローグ

一つの物語の終わりに記すような「気の利いた言葉」を、
残念なことに私は持ち合わせていない。
それにこの日記の最後を締め括るのは、私では、ふさわしくないような気もしている。

長く、短い、この物語は、私自身のものでありながら、
私とは違う可能性を持たされた「かつらぎみさと」という少女のものだから。
これは、全て夢で片付けるにはあまりにリアルで、優しくて、
少し………カナシイ思い出の記録。

明け方に見た夢のように朧気で、ただ頬を伝う涙の感触だけがあるような。
私自身でありながら、何処か、他人の経験を追うような記憶だけがこの胸に残っている。

いまさらここに、多くを書く必要はないと思う。

彼が求め、彼が受け止めたものは、結局、彼自身にしかわからないことなのだから。
彼がいつか目を覚まして、彼の知りえた真実を聞けることを、私は静かに待ちたい。

補完の海にたゆたいながら、人の数よりも多い「可能性の物語」のなかで、
彼が学び、彼が選ぶ結論を。

それまでは、この赤い海の浅瀬で、私も尽きぬ夢を見ていようと思う。
「どこかにある可能性の記録」を、私と言う存在に綴りながら。

いつか、もう一度『人』という存在が、見失った姿を自分の力で取り戻す…、
その時まで。



520:Et 後書き
05/05/24 10:54:04
補完世界で可能性の海をふらふらするシンジ君シリーズの番外編
「葛気ミサトが十四歳だったら… 」はこれで終了です。

碇シンジの言動がアレなのは、彼の潜在意識に明確な理想の成長像がなく、
力をもつ存在のイメージが  ×正義のスーパーヒーロー
                  ○碇ゲンドウ        だったからです。

可能性の分岐で「ミサト」を指定し、後は、父の後姿を追っていました。

追記:レスthanx でした。

521:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/24 12:42:34
>>520
良かったぞ!!
職人!!!
乙マンコ!!!!

522:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/24 13:13:15
乙です

おもしろかったです。

523:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/24 13:33:34
テンポ良く進んで読みやすかったです。
機会があったらまた投下してください。乙でした!!

524:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/24 21:41:06
オッテュ

久々の『日記』FF良作だと思います

525:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/25 18:07:56
GJ

526:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 11:37:25
読みたいと思う組み合わせと、
読みたくないと思う組み合わせがあれば、教えてください。

1・ミサト×加持
2・ミサト×シンジ
3・ミサト×日向
4・ミサト×オリキャラ
5・その他 (例えば、 ミサト&リツコ  友情メインe,t,c)

今後の参考にしますんで、お暇でしたらヨロシク。

527:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 11:52:29
ミサト×シンジはちょっと読みたくないな。
逆にミサト&リツコの友情メインは読んでみたい。


528:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 14:28:14
カップルという意味なら1・ミサト×加持以外はちょっとね・・・
友情とか家族愛だとかなら別でしょうが。

529:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 14:35:23
読みたい2
読みたくない1


530:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 15:08:32
ミサト×シンジで是非

531:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 16:09:38
ミサト×リツコで





貝合わせ

532:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 20:48:15
ミサト×リツコキボンヌ。
ゲヒルン時代の若き日の二人のお話。みたいなカンジで。




貝合わせは…まぁ成り行きで…w

533:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/26 21:45:17
俺もみさしん

534:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/27 01:37:15
昔、名無しさんの書いていた大学時代のミサトの続きを・・・

535:526
05/05/27 12:44:05
527-234 ありがとうございました。

本編より若い時代のミサト… って、オリジナルでネタ無いと読めるものにならないんですよね。
うわー、難しいな。
参考になりました、またそのうち夏休みにでも。






536:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/05/27 23:09:05
昔読んだ、ナオコ×チビレイのヤツが印象的だったから、そんなカンジのミサト×リツコのリクエストしてみますた。
オリジナルのネタでの勝負になるけど、妄想の許容度も高そうで楽しみかなと…

一緒に風呂に入って、『その傷…?』『あぁ、コレね…』みたいな話とか、
幼いころのアスカvsミサト、リツコvsちびレイとか、



つか、夏休みまで放置プレイなのね…


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