04/06/09 17:13
「きゃああぁぁぁぁ・・・・・・・」
ドタドタドタッ
「ちょっシンジ!来て!」
「なに?」
一体なんの騒ぎだろうか。最近疲れぎみのシンジはかなりめんどくさそうにアスカに聞いた。
「蜂よ蜂!アタシの部屋に蜂がいたのよ!」
「で、僕に退治しろと」
「そうう、早くしてよ。蜂なんかいたら安心して寝れないじゃない」
「はいはい」
恐る恐るアスカの部屋に入っていくシンジ。
「どこ?」
「あそこよ、カーテンのとこ。結構大きかったから、スズメバチかもしんない」
入り口で見守るアスカ。そういうことはもっと早く言うべきだ。
シンジはアスカの言う通りにカーテンに近づいていく。この部屋に入るのは久しぶりだ。見てはいけないようなものが散らかっている。
「ひとのプライバシー見ないでよ馬鹿」
ブツブツと文句を言いながら蜂を探すシンジ。しかしカーテンどころか部屋中探しても蜂は見つからなかった。
「ちょっとそれどういうことよ。失敗じゃない。この馬鹿」
「そういうアスカだって、自分で蜂ぐらい退治できただろう。いつも暴れまくってんだから」
「ぬわんですってぇ。とにかく今日はアンタの部屋つかうわよ。い~いわねぇ」
「なんで僕が、僕はリビングで寝るなんてやだよ。アスカがそうしろよ」
「はぁ、なんでアンタリビングなんかで寝るわけ?アンタ自分の部屋普通に使えんじゃない。自分の部屋で寝りゃあいいじゃない」
「は・・僕の部屋アスカが使うって言ってんじゃな・・・・・・・・・・ん?」
結局蜂はいなかった模様