05/01/21 22:56:41 8OmIwDa7
つい、思っていることが素直に出てしまった。食欲を満たしているうちに、性欲を
満たしたくなってきたのかもしれない。Devidはしまったと思った。つい、口が滑ったんだと、
彼は謝った。レイは刺すような冷たい視線で一瞥すると、カートを置いたままで出て行った。
Devidは深く反省した。自身の甘さや若さゆえの出すぎた行為、言葉、それらに反省して
深く恥じた。
ケイトが入れ違いに入ってきた。私服姿だ。先ほどの夢で見たとおりの格好、青いジーンズ
に、黄色いTシャツを着ている。そのカジュアルな服装は、彼女の女性らしい体の線を存分に
生かした格好で、色っぽかった。思わず、胸に目線がいく。そうだ、ケイトはこの缶コーヒーを
買ってくれたのであった。Devidは彼女に声を掛けた。
「ケイト。これ君の奢りだってね。レイから聞いた。ありがとう」
言葉が出ない。沈黙が続く。ケイトは黙ってカートを押して出て行った。
完全に無視された。 Devidは深い絶望を感じた。恐らく、レイと話したの
だろう。いつもは活発で俺に悪態つくのが日課のあのケイトが全く俺を
無視するなんて。 Devidはそのまま深く傷つき、ショックから寝込んで
しまった。自業自得では有るが。