【MAR】少年･肉奴隷への誘惑【20歳未満お断り】

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600:次号ネタバレ
 04/06/10 01:25 UssLVLnm
「強くなって追いついておいで」 
ギンタにそう言って消えたファントムだったが、二人は案外早く再会した。 
実は、折角ナイト全員を集合させたにも関わらず、すぐに解散させたのには 
訳があった。ファントムは昨日から猛烈な下痢に襲われており、 
ギンタらの前に現れた時にはすでにうんこをもらす一歩手前。 
そんなこんなで、彼は一刻も早くトイレに駆け込む必要性があったのだ。 
 
他のナイトの面々と別れると、彼はケツに手を当て、 
レギンレイヴ城唯一のトイレに向かって内股ぎみにダッシュした。 
額には嫌な脂汗が光る。だが、彼はぎりぎりもらす前にトイレに辿り着く事が出来た。 
安堵の吐息を漏らし、一路、大の方のトイレに向かう。 
しかし、一つしかないその大のトイレのドアは固く閉まっており、 
中からはギンタのいきむ声が聞こえてきた。 
こうして彼らは早くも（ドア越しに）再会したのだった。 
 
何故ギンタが自分より早くここに？ 
疑問が脳裏をよぎったが、今はそれどころではない。 
ファントムは焦った。このままではうんこがケツから出ちゃう！ 
トイレのドアをガンガンと叩き、ギンタに早く出るよう催促する。 
「早くしろ、このガキ！」 
「少し待てって～　もうちょっとだからぁ」 
「おい、もう５分は経ってるぞ！！」 
「…はいはい。もう尻を拭くだけだから、あと少し辛抱しろって。 
　ったく、ゾンビでも糞はするんだねぇ…」 
「うっさい！」 
「っと、おや？ペーパーがねぇぞ。…おいファントム、紙がないからよ、 
　お前のその左手の布を少しよこせや」 
「馬鹿言うな！これがなくなったら、自分のケツが拭けねぇじゃねぇか！ 
　いいからお前は手でケツを拭いて早く出て来い！」 
「ケチくせぇ奴だな！少しくらいくれたっていいだろ！」 
「なんだと！」 
 
──その刹那、彼の括約筋の活躍も虚しく、ファントムはうんこをもらした。 
こうして彼は、メルへヴン一臭い人間となった。 
彼は泣いた。ひたすら泣いた。よりにもよって自分が一番臭い人間になってしまった！ 
そしてまた、ギンタも仕方がないのでケツを手で拭いて出てきた。 
悪臭漂うトイレ内で、彼らはお互いの顔をまじまじと見つめあった。 
こうして、積年の恨みをそのお互いのうんこの悪臭で洗い流し、 
代わりに、恥と言う名の友情が彼らの間で芽生えたのだった。 
メルへヴン戦争終結。ＭＡＲ完。 
 
編集煽り：安西信行先生は二度と始動しません。

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