03/11/22 23:45 SPfTuQlL
その日の週末、街はもうすぐ来る聖なる日にむけて様子が変わってきてはいたものの、
あたし達は相変わらずいつものようにバイト先から二人で帰宅をしていた。
「あ・・・あのさ西野、今度の月曜日って予定入ってる?終業式の日なんだけど・・・」
不意に彼は真面目な顔をしてそう聞いてきた。
「え、終業式?」
その日はバイトは入ってないし、トモコ達とカラオケへ行く約束も冬休み第一日目。
完全に予定は入っていなかった。
「特に入ってないけど…」
「えっと…じゃあその、学校終わったら渡したい物があると言うか何と言うか…」
「渡したい物?その日じゃないとダメなの?」
「う、うん…できれば…あ、む、無理だったらいいんだ!」
慌てて手を振って彼はそう言った。
いつもオドオドしている彼だけれども、今日はいつもに増してそうだった。