03/06/09 11:09
アスカは最近、シンクロ率が極端に悪化していた。シンジの存在それがすべての
原因であった。シンジはそれを知っている。彼にとってこの世界は2回目......
「アスカ!」
「何よ。あんたなんかと、口聞きたくないのよ。あっちいってなさいよ」
にべもないアスカの発言。しかし、シンジは続ける
「アスカ?僕ね、昔、そう、昔ね大好きだった人が居たんだ」
「はぁ?いきなりなに語り初めてんのよ」
「大好きだったんだ。でもね、僕のせいで、彼女は..... 彼女は.... 死んでしまった。
僕の目の前で 全てを拒絶して、全てに絶望して 助けられなかったんだ」
「それがなんだってーのよ」
「彼女は、プライドが高くって高飛車で勝ち気で、でも寂しがり屋で けれど僕
のせいで、彼女は徐々に追いつめられちゃったみたいなんだ。全てが終わった時に
は、彼女は心を壊してしまった。サードインパクトの後にね」
「!?あ、あんた何いってんのよ?」
「僕はもう一度やり直したいと思った。だから、この世界ではずっとアスカの支えにな
ろうと誓った。でも、今また同じ過ちを犯そうとしている。だから、これはもう、隠して
おけない。」
「な、な、なにを急に言い出すのよ」
「僕が大好きな彼女 僕にとって人生でたった一人大切な人 彼女の名前は...」
「名前は?」
「惣流・アスカ・ラングレーっていうんだ」